Windows11パソコンを使うシニアのよくある困りごとの一つに、メールやブラウザなど、使いたいアプリの場所が分からなくなる問題があります。
私の父もパソコンを買い替えたあと、メールを開く場所が分からなくなって困っていました。リモートサポートで、父の使いたいアプリを探し、デスクトップにショートカットを作成することで解決しました。
YOKO作り方は簡単なのに、いざやろうとすると意外と忘れてしまいがちです。よければ一緒に復習していきましょう♪図解も交えてまとめておきます。


Windows11でアプリが見つからない理由と、デスクトップに置くメリット
父から電話がかかってきて、ーーあ、いえ、正しくは最近LINE通話です。
いきなり脱線しますが、父がやっとLINEを覚えてくれたんです。スマホを持ってからずっと、ネットの困りごとがあるたびに普通の電話でかけてきていて、月の通話料金が一万円を超えたこともありました。先日の帰省で、LINEで通話する方法をじっくり教えて、どうにか習得してもらえたところです。この話はまた今度ゆっくり書きますね。
さて、その父からLINEでSOSが届きました。



今パソコンの前におるけん、ちょっとつないでくれんね?
すぐにリモート接続すると父の画面が出てきました。



お父さん、今つないだからね。画面は見えてるよ。どうしたの?



メールを見る時にどこ押せばよかったか分からんごとなった


父の使っているメーラーはOutlookです。
画面を見てみると、スタート画面やタスクバーにはOutlookのアイコンがあるのですが、父にはこの小さい表示がどうにも見つけにくいようで、結局たどり着けないようです。
やっぱりこういう時は、デスクトップにアイコンをどーんと置いてあげるのが一番ですね。
Edgeや一太郎ビューアのアイコンはデスクトップにあって、すぐに分かるようです。父はここにメールソフトのアイコンも並べてほしいと思ってました。
ただ、私自身は普段から全部タスクバーに入れてしまう派(デスクトップはスッキリさせておきたいので)。なので、ショートカットの出し方を忘れていました。



あれ?どうするんだったっけ、と自分でも記憶をたどりながらの作業となりました。
このやり方、意外と忘れてしまっている方も多い気がします。せっかくなので、父と一緒に復習した内容をここにまとめておきますね。
Windows11でデスクトップにショートカットを作る手順(図解)
スタートメニューにある「すべてのアプリ」から、以下の手順で作成するのが確実です。
スタートボタンから「すべてのアプリ」を開く
「スタートボタン」をクリックし、右上の「すべてのアプリ」を選択します。
もし、「ピン留め済み」の中に、該当アプリがあれば、そこからデスクトップに引っ張って離す(ドラッグ&ドロップする)だけでショートカットができます。


目的のアイコンの上で「右クリック」
ここではOutlookを例にしています。
全てのアプリ一覧を開くと、アプリ(プログラム)はABC~五十音順に並んでいますので、そこから探し、アイコンの上で「右クリック」します。
「詳細」 > 「ファイルの場所を開く」をクリックします。


エクスプローラーでファイルの場所を開く
「ファイルの場所を開く」と、エクスプローラーが開きます。開いたフォルダ内のアプリアイコンを再び「右クリック」します。


「ショートカットの作成」を選ぶ
アプリ名の上での右クリックで「ショートカットの作成」が出てこない場合は、「その他のオプションを確認」をクリックすると「ショートカットの作成」が出てきます。
「ショートカットの作成」をクリック!


「ここにショートカットを作成することはできません。デスクトップに作成しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。


このメッセージで「はい」を押すとデスクトップに作成されます
タスクバーにアイコンを入れる方法も復習しておきましょう
タスクバー(画面下の帯)に入れる方法も、ここで一緒に復習しておきましょう。(こちらの方が手順はずっと簡単です)
- スタートメニューを開き、「すべてのアプリ」をクリックします。
- 一覧からタスクバーに置きたいアプリを探し、「右クリック」します。
- 「詳細」 > 「タスクバーにピン留めする」を選択します。
元に戻したい(消したい)時
タスクバー上のアイコンを「右クリック」し、「タスクバーからピン留めを外す」を押すだけで消えます。間違って登録してもすぐ直せるので安心です。
シニアには「タスクバー」と「デスクトップ」どっちがいい?
タスクバーに入れると、クリック一発で開けるので私たち世代にはとても便利です。
しかし、アイコンが小さく並んでしまうという難点があります。
視力が落ちてきたシニアの方や、私の父のようにパソコンに慣れていない人にとっては、小さなアイコンの列から目的のマークを探すのが少し難しく感じられるようです。



「自分はタスクバー派」という方も多いと思いますが、親御さんの場合は「デスクトップに大きく配置する」ほうが、迷わず安心して使ってもらえることが多いと感じています。
まとめ
高齢者の場合、アプリアイコンの視認性が大切です。Windows11でアプリが見つからないと困っている親御さんがいたら、ぜひ今回の手順でデスクトップにショートカットを作ってあげてください。見たらすぐにぱっ見つかるのが大事ですね。アイコンの大きさも変えられるので大き目にしておくのもいいですよ。
これで、父のパソコンのデスクトップには、Edge、Outlook、一太郎、そして昔のパソコンの古いファイルを入れたフォルダ、それとゴミ箱、この5つのアイコンだけを置くことになりました。ごちゃごちゃ置いてしまうと、それだけで迷ってしまうので、シンプルなくらいがちょうど良いです。



これなら分かりやすか。助かったばい
LINEでSOSが届いて、そこからリモートにつなぐという流れが自然にできるようになってきたのも、ちょっとした進歩です。また少し父のパソコン環境が整って、私も安心しました。
この我が家の体験がどなたかのお役に立てば嬉しいです。
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父のパソコンを新しくして、使いやすく整えてきた記事です。





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