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【体験談】アドセンス不合格3回から学んだ「ITサポート特化ブログ」の作り方

AIを活用してアドセンス審査に合格!

【この記事について】
いつもはITサポートの具体的なノウハウをお伝えしていますが、今回は少し視点を変えて、このブログ自体の「育て方」についてお話しします。アドセンス合格を目指した半年間の試行錯誤と、AIを活用した執筆の工夫についてまとめました。ブログ運営に興味のある方の参考になれば幸いです。

ブログ歴20年。旅の記録や映画・本の感想など、気ままになんでも書いてきました。いわゆる日記ですね。2025年の4月。長年書いてきたgooブログが終了すると知り、引越しをせまられました。
そして引越しを機に「自分のブログをもう一度ちゃんと構築しよう」と思いました。
その時の思いは、こちらのブログに書いています。
→ gooブログ終了!WordPressへの引越体験記【失敗と工夫まとめ】

そして、ちゃんと構築しなおすなかで、正直な話、「ブログのサーバ代くらいは、ゆくゆく稼げるようにならないだろうか?」という、スケベ心(笑)もありました。そうして始めたのが、アドセンス挑戦です。

Googleアドセンスとは?
ほら、皆さんが読んでいるこのブログにも、ところどころに広告が表示されていますよね?
これが、Googleアドセンス(Google AdSense)という仕組みです。
ブログやサイトの運営者がGoogleの審査に通ると、ページに自動で広告を表示できるようになります。広告がクリックされたり、一定の表示回数に達したりすると、少しずつ収益が発生する――いわば記事を通してお小遣いを稼ぐような仕組みです。

目次

5月・6月・8月──アドセンス不合格の春夏

STEP
5月

旧ブログの記事の中からテーマがそろったものを選び、少しずつリライトしていきました。 初めてのアドセンス申請。2週間後にもらった結果は「AdSense の利用を開始するには、問題を解決する必要があります」と書かれたメール~つまり不合格です。サブディレクトリに20年分の記事がそのまま残っていたことも影響していたかもしれません。

STEP
6月

2回目の挑戦では、そのサブディレクトリをサブドメインへ移し、メインブログとは切り分けました。記事も約20本に絞り、1本ずつ徹底的にリライト。 それでも結果は、またしても不合格。

STEP
8月

3回目の挑戦では、「認められるには人の役に立つ記事が必要」と感じ、観光情報をよりニッチなものへ。さらにgooブログの引越し体験や、両親のデジタル生活を支えた記録など、今の私に書けることで、人様のお役に立てそうなことを考えて書き加えました。
約30記事弱で挑戦。内容には手応えを感じたものの、観光記事とのバランスがやや中途半端に思えていました。 そして結果は、またも不合格。

YOKO

「アドセンスは気にしなくていいよ」という声もありました。でもアドセンス合格は「ブログの最低要件を満たす」ことのようにも思ってたんですよね。

8月の時点では、けっこうアクセスも伸び始めていました。でも、気づいたんです。アクセスはあってもテーマがバラバラ。何のブログなのか、来た人は戸惑うだろうなぁ‥。観光記事に絞るか、デジタルサポートのに絞るか二者択一なのでは?

当時は観光記事の中の一つがバズり気味で、アクセスも好調。一方で親のスマホをサポートした記事も、少ないながらも毎日検索流入がありました。だからこそテーマをしぼる勇気が出ませんでした。「せっかく読まれているのに、もったいない」と思っていました。

そんな中でも、特に思い出深いのがこちらの記事。誕生日は横浜ランドマークタワーへ行こう!。 自分が毎年お得に誕生日を過ごしていて、「これ意外と知られていない穴場情報かも」と思い、数年分の体験を詰め込んだ記事でした。 「これはきっと喜ばれる」と思って書いたのですが──なんと今年の3月、そのサービスは終了していたみたいです。

転機:アクセスが消えても焦点を絞る

「やはり一本化しよう!」と思ったのは10月。思い切ってITサポート記事にテーマを絞り、観光記事はすべてサブドメインへ移行しました。記事数が一気に五分の一の5記事に減りました。PVは激減しましたが、迷いはありませんでした。ようやく書きたい軸が見えたからです。

このカテゴリで最初のころに書いていたのが、実家の親のスマホを遠隔操作でサポートする!という記事。 この記事も思いのほかよく読まれていて、「この方向で書き進めていこう」と思うきっかけになりました。 さらに、このころから両親からスマホやパソコンの質問がやたらと届くようになってきたことも、一因だったと思います。

グーグルアナリティクスの管理画面で減っていくPVグラフを見ながらも、信じて記事を積み上げました。数字より「誰かひとりの役に立つ記事」を目指して。

そして迎えた4回目。5記事から少しずつ書き足して記事数17本で申請しました。 その翌日──「おめでとうございます!」のメールが届いたのです。

AIと作り上げた、書くための“仕組み”

この時期、ChatGPTと一緒に自分専用の執筆ツール(カスタムGPT)を作りました。名前は「ブログ執筆マシン」と「リライトマシン」としました。

私の文体やSEOルールをAIに覚えさせ、構成や見出しを自動提案してもらう仕組み。HTMLのタグを整えてくれたり、足りないものを指摘してくれます。AIに書かせるのではなく、自分の文体をAIが整えてくれる。まるで編集パートナーのような存在です。

「これなら合格できそう?」と深夜にAIと相談した日もありました。コードを貼って全文を見せて書き損じを発見してもらったり、構成を添削してもらったり。まるで小さな編集部を自分の中に作ったようでした。

10月、ようやく届いた「AdSense へようこそ。さあ始めましょう」

10月のある朝、メールを開いた瞬間に目に飛び込んできた「AdSense へようこそ。さあ始めましょう」の文字。申請を出した翌日だったので、思わず二度見しました。こんなに早く合格できるなんて!アクセスが減っても信じて書き続けてよかったです。テーマを絞り、古い記事を整理し、AIと文体を磨き直し続けたた半年。やっと報われた気がしました。

技術的にこの半年やってきたこと

ただ記事を書くことだけでなく、技術的な改善にも少しずつ取り組みました。
無料ブログで好きなことを書いて、同好の皆さんとコメントで交流していた時代には全く考えたこともなかったことばかり。
AIにいろいろ教えてもらいながら、一つずつクリアしていきました。これが結果的にアドセンス合格につながったのだと思います。

  • 画像にALTを付ける: すべての画像に意味のある代替テキストを設定。SEOだけでなくアクセシビリティの観点でも重要だと実感しました。
  • 画像ファイル名を最適化: 「DSC001.jpg」ではなく「yokohama-landmark-tower.jpg」のように、内容が伝わる英語名を付けました。
  • 画像サイズの最適化: 初期は手動でリサイズしていましたが、後にプラグインでWebP形式へ一括変換。軽量化で表示速度が改善しました。
  • メタディスクリプションを必ず書く: 以前は空欄でしたが、今は記事ごとに80〜120文字で要約+検索意図を意識して記述。
  • タイトルにSEOキーワードを含める: タイトルの左側に主要キーワードを配置するようにしました。
  • H2・H3構造の明確化: 以前は「ただ長く書く」だけでしたが、見出し階層を意識することで読みやすさとSEOの両方を改善。
  • ページ読み込み速度の改善: モバイル速度が9秒台と遅かったため、不要なプラグインを削除し最適化。最終的に3秒台まで短縮。
  • 内部リンクの整理: 関連記事を積極的に相互リンク。読者が迷わず次の記事へ進めるように意識しました。
  • 語数の基準化: 各記事は1500語以上を維持。情報の深さと滞在時間の安定につながるそうです。
  • 信頼できる情報源を示す: 技術系記事では必ず公式サイトへリンクし、独自の意見は「体験談」として分けて記述。
  • 定期的なサイト監査の実施: Google Search ConsoleとAnalyticsを毎週チェック。404エラーの早期発見や、人気記事の分析を習慣化しました。
  • モバイルファーストの徹底: 全ての記事をスマホ表示で確認。文字サイズや画像の見え方を最優先に考えました。

こうした小さな積み重ねが、ブログ全体の品質を底上げしてくれました。 最初は手探りでしたが、「地味な改善こそ、合格への近道」だと今なら思います。

AIは味方。でも、最後は自分の言葉で!

AIに助けられながらも、書くのは自分。
AIが添削してくれた整った文章に最後の息づかいを吹き込むのは自分の言葉です。

私のやり方はこうです。

  • まず自分で、書きたいテーマについて下書きをします。
  • 次に、それをAIに整えてもらいます。
  • その文章を読んで、今度は自分で加筆修正をします。
  • それをAIにHTML形式に整えてもらいます。
YOKO

AIのおかげで苦手なところは助けてもらいつつも、自分の言葉で書いていくことができるというわけです。

おわりに:数字よりも、信じる力

PVが下がってもテーマを信じる。AIに頼っても、自分の力を信じて書くのは自分。半年で学んだのは「信じる力」でした。

アドセンス合格はゴールではなく通過点。でもこの経験が、これからの執筆を支えてくれるはず。これからも少しずつAIを相棒にして、自分の書きたいテーマを自分の言葉で書き続けていきます。AIの助けがなかったら、ここまで来てないと思います。

AIツール(ブログ執筆マシン)の具体的な作り方については、また別の記事で詳しく解説予定です。お楽しみに!

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