<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。
FRANKLAND: Hello. Again.
やあ、また会ったね。
CPL LYONS: Uh, Major, this is…
あ、少佐、これは・・・
BARRYMORE: Bloody outrageous! Why wasn’t I told?
言語道断だ!なぜ私に報告が来なかった?
outrageous:言語道断、けしからん
JW:Major Barrymore, is it? Yes. Well. Good. Very good. We’re very impressed. Aren’t we, Mr Holmes?
バリモア少佐ですね?そう。けっこうですね。大変結構です。我々は感銘を受けました。そうでしょう?ホームズさん?
SH:Deeply. Hugely.
深くね。非常に。
(TEXT MESSAGE) What’s going on Sherlock? M
(メール)何が起こっている?シャーロック?M
BARRYMORE: The whole point of Baskerville was to eliminate this kind of bureaucratic nonsense!
バスカヴィルのあらゆる場所(点)は、この種の官僚的なナンセンスを排除していた!
eliminate:除く,除去する.
bureaucratic:官僚政治の; 官僚的な.
SH:I’m so sorry, Major.
それは残念だな、少佐。
BARRYMORE: Inspections…
査察なぞ・・・
SH:New policy. You can’t remain unmonitored forever. Goodness knows what you’d get up to. Keep walking.
新しい方針だ。永遠に監視を受けないままでなどいられはしないのだ。何に到達するかは誰にも分からない。(ジョンに)歩き続けろ。
Goodness knows:神のみぞ知る
※ここのget up toの意味するものは??
CPL LYONS: Sir! ID unauthorized, sir!
あの!IDが承認されません!
BARRYMORE: What?
何だと?
CPL LYONS: I’ve just had the call.
たった今知らせを受けました。
BARRYMORE: Is that right? Who are you?
本当か?お前たち何者だ?
JW:Look, there’s obviously been some kind of mistake.
ちょっとまて。何か明らかに間違いが起こっている。
BARRYMORE: Clearly not Mycroft Holmes.
マイクロフトホームズではないのは明白だ。
JW:Computer error, Major. It’ll all have to go in the report.
コンピューターエラーだ、少佐。これもすべて報告書に含めておくことになる。
BARRYMORE: What the hell’s going on!
いったい何が起こっているんだ!
FRANKLAND: It’s all right, Major. I know exactly who these gentlemen are.
大丈夫だ、少佐。私は厳密にこの紳士たちが誰かを知っている。
BARRYMORE: You do?
あなたが?
FRANKLAND: Yeah, I’m getting a little slow on faces, but Mr Holmes here isn’t someone I expected to show up in this place.
そうだ。最近人の顔をおぼえるのが衰えてきているが、しかしここにいるホームズさんは、私がこの場所であうだろうと期待していた人物ではない=まさか、ホームズさんにここで会うとは思わなかった。
SH:Ah, well…
あーどうも。
FRANKLAND: Good to see you again, Mycroft. I had the honour of meeting Mr Holmes at the WHO conference in…Brussels, was it?
また会えて嬉しいよ、マイクロフト。私はホームズさんとお目にかかったんだ、WHOの会議でね。あれはブリュッセルだったかな?
SH:Vienna.
ウィーンです。
FRANKLAND: Vienna. That’s it. This is Mr Mycroft Holmes, Major. There’s obviously been a mistake.
ウィーンだ。そうそう。こちらはマイクロフトホームズさんだよ、少佐。あきらかに何か間違いがあったな。
BARRYMORE: On your head be it, Dr Frankland.
全ての責任は取っていただきますよ。フランクランド博士。
On your head be it:used to tell someone that they will have to take full responsibility for what they plan to do
FRANKLAND: I’ll show them out, Corporal.
私が外までお見送りするよ、伍長。
CPL LYONS: Very well, sir.
かしこまりました。博士。
SH:Thank you.
ありがとう。
FRANKLAND: This is about Henry Knight, isn’t it? I thought so. I knew he wanted help but…I didn’t realise he was going to contact Sherlock Holmes. Don’t worry, I know who you really are. I’m never off your website. Thought you’d be wearing that hat, though.
これはヘンリーナイトの件ですよね?そう思ったんだ。彼が助けを必要としていたのを知ってたんだでも・・・シャーロックホームズさんを訪ねるつもりだったとは思っていなかった。心配しないで。私は君たちが本当に何者なのかを知っているから。いつもサイトを見てますよ。でもあの帽子をかぶっていると思ってましたよ。
SH:That wasn’t my hat.
あれは僕の帽子じゃない。
FRANKLAND: I hardly recognise him without the hat.
彼、あの帽子じゃないと誰かわからないね。
SH:It wasn’t my hat.
僕の帽子じゃないんだ。
FRANKLAND: I love the blog, too, Dr Watson.
あのブログも大好きですよ。ワトスン先生。
JW:Oh, cheers.
あぁ、どうも。
FRANKLAND: The Pink thing! And that one about the Aluminium Crutch!
あのピンクの!それにあれ、アルミニウムの松葉杖!
SH:You know Henry Knight?
ヘンリーナイトを知っているのか?
FRANKLAND: Well, I knew his dad better. He had all sorts of mad theories about this place. Still, he was a good friend. Listen, I can’t really talk now. Here’s my cell number. If I can help, with Henry, give me a call.
そうだね。彼の父親のほうをもっと良く知っていた。彼はあらゆる狂った考えをこの場所について持っていた。それでも、彼はいい友人だった。すみません。今はほんとは話していられない。これは私の携帯番号だ。もし私で役に立つなら、ヘンリーのことで、電話してください。
SH:I never did ask, Dr Frankland. What exactly is it that you do here?
お聞きしていませんでした。フランクランド博士。あなたはここで正確には何をしているのですか?
FRANKLAND: Mr Holmes, I would love to tell you, but then of course I’d have to kill you.
ホームズさん、喜んでお話したいところだが、勿論そうはいってもあんたを殺さなきゃならないくなる。
SH:That would be tremendously ambitious of you. Tell me about Dr Stapleton.
それはあなたの途方もない野心なんでしょうね。ステープルトン博士のことを教えてくれ。
tremendously:途方もなく
FRANKLAND: I never speak ill of a colleague.
同僚の悪口は言わないことにしてる。
SH:But you’d speak well of one, which you’re clearly omitting to do.
でも、その人についてのいい話なら言える。明らかにし忘れていることを。
omit:省く、し忘れる
FRANKLAND: I do seem to be, don’t I?
そのようだね。そうだろ?
※話が見えない・・・
SH:I’ll be in touch.
連絡します。
FRANKLAND: Any time.
いつでもどうぞ。
JW:So?
それで?
SH:So?
それでって?
JW:What was all that about the rabbit? Oh, please. Can we not do this this time?
全てはウサギのためだったのか?たのむよ。今回は俺たちそれをしないでいられるか?
SH:Do what?
何をするって?
JW:You being all mysterious with your… cheekbones, and turning your coat collar up so you look cool.
お前さ、全ての謎をおまえの・・・ほお骨に宿らせて、そしてコートの襟を立ててクールに見せようとしてる。
※ここの文章なんか難しいですね。品詞の組み合わせが変な感じ
SH:I don’t do that.
そんなことしていない。
JW:Yeah, you do.
いや、してるよ。
CAR
JW:So, the email from Kirsty, the missing luminous rabbit…
(車内で)
それで、カースティーからのEメールだ。消えた光るウサギ・・・
SH:Kirsty Stapleton, whose mother specialises in genetic manipulation.
カースティーステープルトンだ。彼女の母親は遺伝子操作の専門家だ。
JW:She made her daughter’s rabbit glow in the dark?
娘のウサギを暗闇で光らせた?
SH:Probably a fluorescent gene. Removed and spliced into the specimen, simple enough these days.
おそらくは、蛍光遺伝子だね。標本へ転移させたり接合したり、最近では簡単なことだ。
fluorescent:蛍光性の
splice:つなぎ合わせる
specimen:標本
JW:So…
だから・・・
SH:So we know that Dr Stapleton performs secret genetic experiments on animals. The question is has she been working on something deadlier than a rabbit?
だから、我々はステープルトン博士が動物の秘密遺伝子実験を大kなっていると知った。問題は彼女がウサギよりももっとひどいものの実験を行なっていたかということだ。
deadlier:deadlyの比較級
JW:To be fair, that is quite a wide field.
公平になるなら、それはずいぶんと広い分野にわたるな。
Can we not. . . ?
"Can we not. . . ?" は、
"Can we just not talk right now?" (今話すのはやめにしない?)
のように、「~はやめようじゃないか」という言い方です。つまりジョンの "Can we not do this this time?" は、「今回だけはこれをやるのをやめとかないか?」と言ってるのです。
シャーロックが "Do what?" (何をやる[のをやめる]だって?)と聞き返します。それに対する
You being all mysterious with your… cheekbones, and turning your coat collar up so you look cool.
ですが、 being と turning は動名詞(~すること)です。being の前の You は動名詞の「意味上の主語」となります。 all は副詞で「すっかり、まったく」ほどの意味です。 with は説明しにくいですが、 "with your hands" (手で)と同じように「手段」を表す with の用法だと思います。 so は so that の省略形で「~するように」ということです。これらを当てはめると、
お前がその頬骨を見せびらかしてすっかり秘密めかしたり、クールに見せようとしてコートの襟を立てたりすることだよ!
という感じでしょうか。
動名詞の意味上の主語は本来所有格(この場合なら Your )になるべきなんですが、それが口語表現で主格になっちゃってるのが分かりにくいですね・・・。
動名詞!
NHさん
またまた丁寧なコメントをいただきアリガトウゴザイマス!
Can we not. 。。は否定の提案なのですね。
なるほど~。
それと!
動名詞なのですね。
Youのあとに現在分詞が来てると思ってアワアワしてしまいました。
でもナゼ、ほお骨でミステリアスになれるのかしら??なぞめいたほお骨・・うーん、うーん。
目とか微笑みとかの方がすんなり納得行くんだけど、これがシャーロックなのかもですね。
beingとturningは並列の関係だとは思ったのですが・・・ なんだか全部よくわかってませんでした。
ありがとうございます。
お久しぶりです。
いつもSherlock対訳UPありがとうございます。こちらはしばらくROMさせていただいてました。日々お元気そうで何よりです。
ミステリアスな頬骨…英文学者の田嶋陽子さんは英国人の彼氏に高い頬骨が素敵だと褒められたとか。
かの国の方々には不思議な魅力に溢れたパーツなのでしょうね。私には理解しにくいですが。
YOKOさん、皆さん、今年は色々遊んでくれてありがとう。 皆さんとSherlockやグラナダやホームズや221bのお風呂場のお話が出来て楽しかったです。来年もよろしくお願いします。
などとここでも異常に早い年末のご挨拶させていただきに参りました。
Sherlock3放送に向けてBBCやネットが動き始めました。
あぁ、心拍数が。血圧が。
コレステロール値と中性脂肪が(違)
私も鼻血出そうです~。
軽くネット断ちしてUK版DVD待ちたいと思います。( 無事に届いてね~ )
midoriさん
こんにちは。
ご丁寧にご挨拶いただき恐縮です。
そろそろ、キケンですよね。シャーロック3のいろいろなネタバレ情報がネットに氾濫し始めますよね。ネット絶ちは賢明なご判断かと思います。私は絶つほどの勇気もないので、Blogなどだらだら続けますが、ネタバレ情報には近づかないように注意します。
ナツミさんのところでも 「頬骨」問題が語られてましたが、やはり頬骨って魅力なのですね。
そういえば、ベルグレービアでもアイリーンがシャーロックの頬骨について言及してましたっけ。面白いですね。頬骨が魅力なんて!
私は日本のアマゾンでUK版のDVD取り扱いが始まったら手に入れようと思ってます。皆さんより少し遅れての鑑賞になりそうです。
楽しみですね!
cheekbones
英語辞典にも、
She was very beautiful, with high cheekbones. [コウビルド]
(彼女は頬骨が高く、とても美しかった。)
She was striking to look at--auburn hair, bright-blue eyes, high cheekbones and a great figure. [Oxford Sentence Dictionary]
(彼女はひと目で魅かれるような女性だった――金褐色の髪、澄んだ青い瞳、高い頬骨、そして抜群のスタイル。)
というような例文が出ています。
ただ、いろいろ見てみるとどうも女性が魅力的であることを述べるのにこの "high cheekbones" を使うことが多いようで、その意味ではジョンがシャーロックの頬骨に言及するのは(例によって)けっこう意味深なセリフなのかもしれません (^^;
では、また。
頬骨美人
NHさんありがとうございます。
そっか、欧米人の美人の基準・・・
そして「ムフフ」な台詞でもあるわけですね。
昔、セックスシンボルとされてた女優さんとかも皆頬骨高いかもしれない。
日本人から見たら(少なくとも私の感性だと)そんなに美人に見えない顔なのに、美人だセクシーだともてはやされてるのが不思議だったんですけど、そういうことなのか・・・
マレーネ・ディートリッヒとかデボラハリーとソフィアローレンとか。
オードリーヘプバーンは私もきれいだと思ってますが、そういえば頬骨美人ですね。
化粧のしかたもやたら頬骨強調路線ってのがありますよね。モデルさんとか。
あれも理解できなかったんですけど、関係ありそうですね。
向こうで人気の東洋人も頬骨美人系かも。
オノヨーコさんとか頬骨高いですよね。
今アメリカのドラマでワトスン博士役やってる女優のルーシーリュウも頬骨だけは高い・・・