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「我的少女時代」2015年台湾


台湾からの帰りの飛行機で見ました。
日本語の字幕がなかったので、全部は理解してないけど、面白かった。
この映画も台湾でかなりヒット(台湾映画として歴代5位の興行収入!)したそうですが、わかるな~。

「あの頃、君を追いかけた」と同じ時代背景、1994年の高校生の物語。
「あの頃~」が男性側からの視点なのに対して、こちらは女の子の立場で描いてるので、やはりこちらの方が相当面白かった。全てがいちいち身に覚えあるようなないような。
「わかる~!」って話ばかり出てきた。

話は「マンガ」です。(原作が漫画という意味ではなく)
可愛くもなくてドジでのろまで、でもいろいろ一生懸命って言う女の子が主人公で、学園の優等生とケンカっ早いちょっとワルな男の子二人に大事にされるという、少女漫画王道のシチュエーション。表現も漫画っぽくて、声に出して笑うシーンが多かった。

「あの頃~」の感想にも書いたけど、台湾の90年代の学生生活って、日本人の私の80年代の学生生活ともわりにかぶってて(それとも、どの場所でもここ数十年の学生生活ってあんな感じなのかしら?)、懐かしさハンパなかった。

・スカート丈まで厳しい校則
・体罰
・厳しすぎる生活指導に反抗する生徒
・仲良しグループ(あるいはクラスメート)でキャンプ
・個人の電話はなくて、家にかかってきた電話に親が出る
・同級生と放課後勉強、一緒に勉強するのがデート。

私は、高校生の頃にアイドルに夢中になったりはしてなかったし、
サイン帳みたいなものは小学生の時しかやらなかったケド。
台湾の学校の購買部って、食堂も併設なんだな~。
(これは学校によるのかも)

時代を感じるキーワードがいろいろちりばめられています。
・小虎隊の蘇有朋が活動停止とか
・ヘルメットかぶらずに(ノーヘルって言葉いま通じる?)バイクに乗るとか
・憧れのデパート「新光三越」とか
・好きな女の子のタイプは内田有紀か酒井法子とか

極めつけは・・・・
・不幸の手紙!!!
  中国語では「幸運の手紙」ていうんですね。
  でも中身やシステムはほとんど同じだった。

仕事や恋愛やいろいろなことに疲れた大人の女性たちに、一時のお伽話を提供する映画ですね。
ヒットするのもわかるなー。
今の30代が見たらきっと泣くよね!(30代じゃないけど泣きました)
「何で私たち、こんなに疲れているのかしら?」って、見た人きっと思うと思う。

それと、主人公が大ファンである香港のスター「アンディラウ」の存在が活きてたな~。
30年間スターの座に君臨し続けているアンディじゃないとできない話だったかも。

朝ドラの「あまちゃん」で80年代のアイドルの写真やレコードなどを部屋にいっぱい飾ってるの出てくるけど、主人公の部屋が全く同じテイストだった。
日本だと高校生でアイドルにはまる人はあまりいなかったような。
中学生の頃は多かったけど。
そして今日本でアイドルの追っかけみたいな人は皆いい大人なのが面白いですね。

8 thoughts on “「我的少女時代」2015年台湾

  1. Lucy

    Unknown
    なんだか読んでるだけで泣いてしまいそうでしたw
    私も80年代に青春を過ごしたクチなのでいちいちうなずいてしまいましたよ!
    韓国でもここ数年、「応答せよ19××」シリーズのドラマが大受けで、
    97年、94年、88年とさかのぼっているんですけど、
    日本ではなかなか社会現象になるほどのドラマとかないのがつまらないですね。
    それでもCMやラジオで80年代の曲がよく流れるのは懐かしい~。

    返信
  2. YOKO

    Lucyさん
    韓国のことには疎いですが、この映画は韓国でもかなりヒットしているらしいですね。
    台湾の場合で言うと、こういうノスタルジックな映画やアイデンティティーを追求していくような映画がこのところのトレンドのような気がします(台湾映画のこともよくわかってないですけど)

    私たちの時代でもそうなのかもしれませんが、台湾で言うとこの20年の変化はめまぐるしくて、一層振り返りたくなるのかもしれないですね。
    韓国でもそうなのかもしれませんね。

    その「応答せよ19××」シリーズって、イスンファンがらみでちょっと見かけるんですが、ドラマですか?日本で見られるのかしら?イスンファンがどう関係しているのかわからないのですが「応答せよ イスンファン」とかっていうキーワードで時々このブログにやってくる方がいるようなんです。「応答せよ」のことは書いてないんですけどね。

    台湾と韓国、ともに80年代後半に民主化を達成したこの二つの国の歩みは似てるかもしれませんね。

    返信
  3. Lucy

    Unknown
    応答せよシリーズはドラマです。
    それぞれの時代の(やや典型的な)青春を描いて全て大ヒットしました。
    実は私、見てないんですが(^^;)、BGMに当該年(+-1~2年)にヒットした歌謡曲がたんまりと流れてるんです。で、イ・スンファンの曲も全てで当然沢山流れまして、それで見て検索してくる方が多いのではないかな?と思います。

    返信
  4. YOKO

    Lucyさん
    ありがとうございます。
    面白いですね~。韓国でも台湾でも似たようなブームがやってきてるんですね。日本ではそういうのパッと思い浮かびませんけど。
    人々の心の中に眠るノスタルジーをくすぐるんでしょうね。

    見てみたいと思いました。94,97あたりは私いも懐かしいかも。いや88も懐かしいか。ちょうど大学で朝鮮語やってた頃だし。

    返信
  5. 台湾初心者

    そうそう!
    はじめまして、最近田馥甄さんのファンになってしまて、小幸運からこの映画を知り、ブルーレイを買って観ました。YOKOさんの記事を、そうそう!と思いながら拝見しました。ラストシーンはいいですね、アンディラウさんも初めて知りましたが格好良かったし。字幕を変えながら何回か見ました。

    返信
  6. YOKO

    台湾初心者さんへ
    コメントありがとうございます。
    この映画いいですよね~~~。ラストシーンはまるでおとぎ話でしたね。
    田馥甄さんが主題歌を歌ってるのですか(よく知りませんでした)。色々な入口から出会いがありますね。
    ところで、台湾についての初心者さんなのですか?良かったらまたお話しましょう♪

    返信
  7. 台湾初心者

    お返事ありがとうございます
    そうなんです、今年台湾に仕事で滞在して、すっかり台湾のファンになってしまったんです。こちらこそよろしくお願いします。
    あのラストシーンでバックに流れるのが田馥甄さんの小幸運なんですよ。

    返信
  8. YOKO

    台湾初心者さんへ
    お仕事で台湾に滞在されたんですか!
    どのくらいいらしたのでしょう?
    台湾ってはまってしまうともう抜けられませんよ^^ふふふ。

    返信

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