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「本来・・・・的説」 @のだめで中国語


「のだめカンタービレ」を中国語でパラパラ読んでいます。
その中で、良くわからない表現があったので、台湾人の友達に読んでもらいました。

3巻で谷岡先生が指揮科に転科したいという千秋に言った台詞。

  「我本來很高興,看到你的鋼琴越來越進步的說。」

アニメで見た感じだと、ここの台詞はピアノ科から転科したいと言う千秋を惜しむ場面のはず。
        「君のピアノが変わっていくの見るの結構楽しみだったんだけどね~」

ここの「的說」が分からない。
時々、チャットや掲示板でも見かけてはいたのだけど・・・。
どういう語感なのかしら?

友人によると「もともとは楽しみにしていたのに、だめになって残念」
という気持ちが現れる文だとのこと。
日本語で言えば「××してたのに・・・」
と訳すことができる場面ですね。

「本来」が前についているので、推測しやすいですが、この前半部が省略されていても「的説。」で終わっていれば、残念に思う気持ちが表れるそうです。
なるほど。

もう一言。
「これを外国人が使いこなせたら、台湾人はびっくりするよ!がんばって!」とのこと。

10 thoughts on “「本来・・・・的説」 @のだめで中国語

  1. いく

    的説
    この表現は日本語の「~です」から来た言葉だそう。残念な意味合いがあるかは、ちょっと疑問ですが… 開心的説(うれしいです~)みたいな使い方も見かけるので。

    ただ、これは香港でも使わないし、大陸でも使わないと思います。台湾の若い子がネットなんかの砕けた書き込みでは、結構見かけます。

    返信
  2. YOKO

    なるほど~!
    いくさん
    コメントありがとうございます。
    これは台湾の若者言葉なのですね。
    じゃ、絶対試験には出ませんね。
    実は、通ってる中国語教室の先生にも見せたんです。
    が、「これは間違ってるから参考にしないように」的な答えだったのですよ。

    しかも、漫画を訳してるのは学生のアルバイトが多くて、翻訳の能力はもちろん、国語力すら怪しい人も多いそうで・・。
    こうやって多角的に情報がもらえるので、ブログに書いてよかったです。
    これからもよろしくお願いいたします。

    返信
  3. YOKO

    ネットで中国語
    コメントありがとうございます。
    ご紹介のサイト拝見しました。
    画像も音声もクリアでよくわかりますね!
    ありがとうございます!!

    ドラえもんの漫画、ドラえもんのポケットから出てくる道具の名前が興味あります。
    (勉強にはならないか?)
    タケコプターとか何って言うんでしょうねぇ?

    返信
  4. さんでー

    ~的説
    Yokoさんの中国語日記、
    だんだんレベルの高い内容になってきましたね!すごい!

    >「・・・的説」
    私が関西訛りに訳すなら「~やけどな」です^^

    私ものだめ全巻持ってますが、谷岡先生が生徒に対して「~的説」のような若者言葉は使わないと思いますよ~

    返信
  5. YOKO

    さんでーちゃん
    実は、レベルの高さは良くわからないのです。
    簡単なことも難しいことも、全部「分からないこと」なんだもんね、今の私のレベルでは。

    不管是簡單的還是難的,對我來說,都是不懂的的說、、、

    あは、間違ってる?

    さんでーちゃんものだめ好きなんだね!
    日本語のを大人買いするか迷ったんだけど、中国語で正解だったと思います。安かったし、勉強になるし。

    上の写真にも載ってる

      「我打算今天交出去」

    とかも、『交』は書類を「提出」するときに使うんだな~。
    とか何気に勉強になってます。
    方向補語の「出去」がつくんだ~とかね。

    谷岡先生が「的説」使うのはおかしいのですね。
    なるほど~。
    解説感謝!感謝!

    返信
  6. 研究員B

    中国語ジャーナル
    はじめまして、台湾好きで中国語初心者のものです。ときどき貴ブログ拝見しています。

    『中国語ジャーナル』という雑誌の今年の3月号(レイニー・ヤンが表紙の号)で、「台湾華語入門」という10ページほどの特集が載っているのですが、そこにこの「~的説」について書いてあります(p.25)。もしかすると既にご存じかも??とも思いましたが、ご参考までにお知らせします。
    それによると、文末に「(的)説」をつけるのは、20代の若者を中心にはやっている言い回しだそうで、「肯定の気持ち、あるいは予期に反するという気持ちを表し、日本語の「だよ」「のに」などに相当する」とあります。だから、YOKOさんが最初に書いた「のに」でやっぱりOKみたいです。
    この中国語ジャーナルの特集、中国語の心得が多少ある台湾好きの人にはそれなりに興味深いもののようです(私は本当に初心者なので、びみょーですが)。

    返信
  7. YOKO

    研究員Bさま
    コメントありがとうございます。
    中国語ジャーナルと言う雑誌は読んだことがないので、全然知りませんでした!ありがとうございます。
    3月号だともうどこにもおいてないですよねぇ。残念。
    「的説」の表現は皆様のおかげでかなり研究が深まりました。
    若者言葉ですね。私も若作り(爆)で使ってみようかな??

    ブログ拝見しました。
    ご夫婦で共同執筆されてるのでしょうか?ステキですね!
    まだチラッとしか読んでおりませんが、ひとつひとつの情報が掘り下げてあって、役立ちますね。
    わたしのブログは情報部分がいい加減なので、見習いたいと思います。
    台湾好きのよしみで、今後ともよろしくお願いいたします。

    返信
  8. 研究員B

    Unknown
    中国語ジャーナル、語学コーナーが大きい書店だと、バックナンバーがあることも(たまに)ありますよ。あと、少々特殊ですが、日本語教育関係が専門の書店「凡人社麹町店」(http://www.bonjinsha.com/kojimachi/)には置いてありました(職場の近くなのです)。
    あと公立図書館でも置いてあるところはあるのでは。以上ご参考まで。

    また、ブログ読んでくださりありがとうございます。おっしゃるとおり、共同執筆でやっています。どちらもややオタク的にあれこれ調べるタイプなのでああなっていますが、「掘り下げる」などという上品な言葉で形容してくださり、感謝いたします! こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    返信
  9. YOKO

    研究員Bさま2
    色々詳しい情報ありがとうございます!
    もしかして通ってる中国語教室にあるかもしれない!と思いました。今度レッスンのときに聞いてみます。
    図書館もありそうですね。

    私も、調べるときはオタク的に神経症かと思うほど調べつくしちゃうタイプです。似てますかしら?でもブログに書くのは疲れちゃってだめなんです~。

    貴ブログもしっかりお気に入りに入れました。
    更新楽しみにしております。

    返信

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