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『家郷の訓』 ~子供の遊びについてしつもーん~


この本、もともと昭和18年に出された本です。
岩波文庫になったのは、1984年。

宮本氏の地元の生活が事細かにつづられています。
なんというか、彼の地元への愛情が、文章からにじみ出ていて、
感動します。

家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)
宮本 常一
岩波書店

詳細

ところで、この本の133ページに、こんな一文がある。
「子供の遊び」という章にある、小さな子供の遊びに関する記述。

「時たまに男の子の鬼ごと遊びの仲間に入れてもらうと、カワラケと言って鬼につかまえられても鬼にならない存在として、ただ見習風に参加するにすぎない。それでも嬉しくて、ヨチヨチと走りまわるのである。」

これ、私の小さな時にも、このルール(?)ありました。
宮本氏は「カワラケ」と呼んでますが、違う呼び名でした。

なんていうのか、忘れちゃった。
「おみそ」「みそっかす」「おまめ」・・・
うーん、どれも違うような。

大阪出身の夫に聞くと「ごまめって言ってたかな~」とのこと。

この話、以前会社で何かの雑談の折に話が出たので、
その場の数人に聞いてみました。

そんなルールすらなかったという人もいて、
この風習の地理的分布、年代的分布に興味を持ちました。

それが、また、この本の中にも書かれていたので、さらに興味が湧いています。

おそらく、同年代の子供とだけ遊ぶような社会になっていると、
自分より小さい子を、そういう「カワラケ」やら「ごまめ」扱いにしてでも、
一緒に遊ぶと言う工夫は不要になるものでしょう。

今の子供たちには、そういうのあるのかな?

皆さんの育ったところでは、この風習ありましたか?
そして、それを何と呼んでいましたか?


とおもっていたら・・・
もうすでに調査してる人がいました。
おもしろい!

http://we.freeml.com/chousa/umeboshi.html

ここによると、九州は「みそっかす」「おみそ」みたいですけども。
なんか違ってたような気がする。

母に聞いてみましたが、よく覚えていないという返事。
しかたないですね。私が忘れてるんだもんね。

(私が忘れちゃったのは、住む場所と話す言葉が違ったからのような気がします。特に10歳までいた熊本県南とそれから18歳までいた県北、で言葉が違っていたのが大きい。子供の頃使ってた言葉の語彙が真っ二つにされちゃったからね~)

5 thoughts on “『家郷の訓』 ~子供の遊びについてしつもーん~

  1. オリ

    ごまめに2票!!
    東部大阪(いわゆるカワチ)もごまめでした!
    ドッジボールの時、ボールが当たっても、外に出なくていいんです。

    返信
  2. YOKO

    ごまめ
    踏台さん、オリちゃん。
    (チェブラスターズお揃いで~ごめんね、ライブ行けません。台湾に拉致ラレル予定)

    やっぱりごまめですね。
    で、その習慣あったんですね~。
    今の職場で、40代のひとでも
    「そんなルール無かった」とかいうヒトいるのです。
    同じ歳の子とばかり遊んでたのかな??
    踏台さんのお嬢さんとかだと、もうそんな言葉使ってないですか?

    返信
  3. 踏台

    田作り
     小燕子に訊いてみると、ごまめなんて知らないとのことでした。小さい子を入れても同じルールで遊んでいたとのことでした。いつ頃からなくなったんでしょうかね。

     ライブはけっこうですよ。レネ嬢と勝負して勝ち目はありませんもの。

    返信
  4. YOKO

    今の子供たち
    やっぱり、今の子供は知らないのかな~。
    今日会社で、ちょっと聞いてみました。

    30代後半(埼玉)→まめ
    20代後半(東京)→まめ
    40代前半(東京)知らない
    20代前半(埼玉)知らない

    となりました。
    関東は「まめ」と言ったようですね。

    レネよりちぇぶらに行きたい気持ちはあるのですが・・・ゴメンナサイ

    返信

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