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アメリカドライブ旅行入門

今回の旅行で一番心配していたのが運転です。行く前はドライブのことを考えるとちょっと憂鬱になるくらい。もう10年以上日常的に運転してないし、海外の運転はグアムやサイパンでのみ。その時も同乗者いたし、まるっきり一人でのロングドライブなんて大丈夫なのかしら??ガソリンスタンドでセルフ給油も経験ないし。
と、いろいろ不安を抱えたままやってきたわけですが、結果は、何とかなりました。でもかなりの冒険でした。

運転自体は左ハンドルに慣れないのはもちろんです。ワイパーとウインカーを間違うのはしょっちゅう。シートベルトや、ギアの場所もうっかり反対側を探したりしてましたが、これはまだいい方で。

一番怖かったのは、ナビ無しで高速をノンストップで走り続けなきゃいけないことです。どの分岐で降りるのか、全部頭に入れて行かなきゃいけない。一個でも忘れると、車内で地図みるわけにも行かないのでお手上げです。時速100キロ以上出してるところで脇見なんて怖すぎますから。同乗者がいればナビしてもらえたわけですが、一人だったので、これが一番緊張しました。

あともう一つ、最後までなかなか慣れなかったのが左折です。日本での信号のない交差点での右折時は対向車と右からくる車がないことを確認したあと、歩行者や自転車のバイクを確認してまず交差点内に入りますよね。で最後に左を確認して右折するわけですが、この一連の確認動作が全て反対になるのに慣れなくて、前見て左みて歩行者バイクの巻き込み確認して、そして最後にまた左見ちゃうのでした。そこは右を確認しなきゃいけないとこなのに。
こういう体で覚えてる運転動作は、10年以上ブランクがあっても忘れないんですね。

とにかく、初日、レンタカー屋さんから50マイル近くかけて最初のホテルへ行くのは冷や汗ダラダラでした。分岐はひっきりなしにあるし、スピードは出さないと流れに乗れないし、信号ないから地図見られないし!!途中で少し渋滞している箇所があり、なんとか道順を書いた紙をちらっとみるとことが出来ましたが、渋滞してなかったらどうにもならないところでした。そして、チラ見した時には既に遅し、分岐を間違えていました。


二日目の朝、ホテルの駐車場から道に出た時、何も疑問を感じることなく左側走行をしてしまいました。300mくらい走って、気が付き慌てて右へ移りましたが、ゾッとしました。幸い中央分離帯のない道だったのですぐ右へ移れてよかったものの、その後しばらく動悸が止まりませんでした。

あと怖かったのが高速道路での速度。日本でも100キロ出すと体内の危険信号が鳴りまくるので、高速でも85キロくらいで走るのが楽なんですけど、アメリカでは75マイル(120km)が制限速度でみんなそれ以上出してます。流れに乗るためにできるだけスピードを出しましたけど、隣に大きなトレーラーとかあるとものすごく怖いのです。シャイアンへ移動した時は、その緊張に耐えられなくなって、途中で一回高速降りてしまいました。帰りは流石に慣れてきたので、ノンストップでデンバーまで走ることが出来ましたが。時速75マイルなんて、生まれてこの方出したことのないスピードですもん。

あと、日本の高速に比べて路面が悪いのも怖かったデス。無料の道路だからかもですが、ひび割れだらけ、穴ボコだらけです。そこで100キロ以上出すのは危険ですよね。区間によってはキレイな道もありましたけど。

高速の出口は番号表示で、インターステートだと州ごとに1番から始まるようでした。コロラドからワイオミングに入ったら、それまで200番代だった出口が1から始まってました。マイル表示と連動してるみたいでした。土地名も書いてありますが番号のほうがそろそろだなとかわかるので合理的といえますね。

とはいえ、全体的にはやっぱり快適で、同乗者がいればもっと長い旅もしてみたいなーと思いました。大陸横断とか、元気なうちにやってみたいな~。
どうですか、お父さんお母さん行きませんか?

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