先月韓国でコンサートを見てから一ヶ月、イスンファン氏の動静と音楽を追いかけています。
ストーカーなみに。
音楽は通勤時に聴き、帰宅してライブの動画を見て、ニュースを機械翻訳して読んだり、インタビューを解読したり、リアルタイムではイスンファン本人のフェイスブックをフォローして書き込みを読んだり。それについたファンのコメントも何個かずつは読んでみたり。過去のニュースも2年分くらいはダイジェストで読んだかな。
おかげさまで、少しずつ理解が進んできました。
この一ヶ月のあいだに、氏はいろんなことをしているみたい。
10.8 8時間半コンサート。
10.15 本人主催の慈善コンサート「チャガケサルチャ」。
これは、16年目になる彼の続けている慈善イベントで、今年は本人のコンサートと趣旨に賛同する著名人の講演などで構成されたようです。また、彼のファンもこのイベントにあわせ独自の募金活動をしているようです。
10月下旬 インターネット(?)のTV番組に出演
そのあと、年末コンサートの告知や合間に決まったクラブ公演の告知。
そして明るみに出たチェスンシルゲートに対する政治的発言の数々。
フェイスブックに自分の考えを掲載するくらいはまぁやろうと思えばできる話だけど、彼はその間に「朴槿恵は下野せよ!」という垂れ幕を制作して自社ビルの壁に掲示→警察が来て撤去→行政への確認、法律家の助言で更にパワーアップした垂れ幕の掲示。をやって、事務所前はソウルのちょっとした名所になってるらしい。そのためかどうか、監視カメラの増設もしてる。
さらに、音楽仲間と『現政権のめちゃくちゃな政治のために心疲れた人々を癒すため』として、音楽仲間たちと曲を作って(曲を作ったのはイギュホ)録音して、今日公開するらしい。この曲「道端に捨てられる」には、ピンクル(FIN.K.L)のイヒョリ、トゥルグックァ(野菊)のチョンイングォンなども参加。それぞれの場所で録音したものをイスンファンのところに送って、イスンファンがミュージシャンを集めて伴奏を録音して、仕上げたみたい。すべて無料で配信するのだとか。
たった一ヶ月の間にすごい多方面にわたるご活躍って、って感心していたのだけど。
先日、もう一つニュースがあった。
10/15の慈善コンサートの日、氏の可愛がってた愛犬が死んじゃったそう。
私もペットのこととかまで知ってるわけじゃないけど、この人のペットについては歌まで作ってあって(こないだのコンサートでも歌った)、名前も知れ渡ってて、TVにも出て家族だな~と感じていたので、FBでの本人からのお知らせには、こっちまで悲しくなった。この1か月の彼のエネルギーは、そういう悲しみからも出ているのかもしれないなどと、勝手な想像をめぐらせている。
そのペットのことを歌った歌↓
이승환 Lee Seung Hwan - 지구와 달과 나 Jigu, Dal & Me Official M/V
邦題をつけるとしたら「地球(チグ)と月(タル)とボク」かな。
死んじゃったの月(タル)ちゃんだったみたいです。小さい方の犬。
そして、今日発表された曲
길가에 버려지다
曲はMP3で無料ダウンロードできます。
http://media.daum.net/entertain/culture/newsview?newsid=20161111115043578
追記
11/12(土)韓国では、大統領への抗議集会が開かれるそうで、かなりの規模になる模様です。
そこにイスンファンも出かけて行って、他のアーチストたちと一緒に抗議コンサートを開くらしい。どうなるのか見守ります。
Unknown
ペペロデーの投稿でしたね。
ペペロデー?
aripさん、何のことかわからずに検索してしまいましたよ^^;光棍節ですね。
Unknown
韓国もイ・スンファンも熱くなっていますね。イ・ヒョリも以前から、現政権を非難する発言とかで、芸能活動妨害や、監視対象になっているという噂があったので、イ・スンファンも自分自身に何か感じる事があったのかなと、勝手に想像しています。まぁ工場長は、世代的にも政治に熱い人が多いし、前からいろいろ与党批判をしていた人なので、わかるのですが・・・
私が、熱くなる韓国の人たちを見て思うのは、こういった世論公認で叩ける人に対して本当に容赦なく叩く風潮に怖さを感じます。今もし、彼女たちが暴漢に刺されたとしても、仕方ないとか、下手をすると良くやったみたいな意見も少なくない数出て来そうな気がします。
もちろん、朴大統領のした事は、悪い事だというのは、外国人の私でもわかるのですが、実際私の周りで一番、逐一ニュースをチェックして熱くなっているのは、普段政治にまったく興味もなさそうで、選挙もほとんど行かない人なんですよね。なんか一部の人にとってはただの祭りかなと思っちゃいます。
すみつばめさん
さすが!韓国と身近に接していらっしゃるからこそのコメント、ありがとうございます。私も支持率がどんどん下がっている現状で、更に叩くというのは「弱い者いじめみたいだ」と思ったりしてます。ネットの書き込みで「もうミミズク岩しか残ってない」というのをたくさん見て、すごく嫌な気持ちになりました。すみつばめさんが心配されている状況も十分考えられますよね。これだけの世論が動いているのだから、皆の気持ちが一つということはないでしょうね。軽い気持ちの人もいれば、命がけの人もいるのかもしれないですね。只の祭り好きも多いでしょうね。
韓国と日本とは政治制度も違うし、その辺の感覚も違うのだろうとも思います。日本でこの状況なら辞職ですよね。
だから、あまり韓国のこと知らない自分はあーだこーだいうことはできないなぁと思っています。
でも、実はイスンファンのこういう政治的言動を見ていて、これが日本の有名人だったら、私は批判的な気持ちを持ったと思ってます。反原発の時の坂本教授なんかには実際そう感じました。それあなたの仕事じゃないでしょ・・・って。でも、今回のイスンファンの行動を追いかけていくうちに、歌手だろうと一市民なのだから、意見を表明するのは当然だなと思うようになりました。わたしも会社員ですけど、職業とは関係なく市民としての顔を持っているし・・・。ただ、集会でコンサートをやるっていうのはどうかな?彼のファンたちは「誇りに思う」という反応が大半のようですが、私が韓国人でイスンファンのファンだったら、音楽をそういう風に使って欲しくないと思ったかもしれません。
今回の一連の問題で、私は日本の反安保、反原発のことを考えています。
台湾や香港で去年若者たちが反政府の運動をやって盛り上がりました。そのことには、割と素直に応援する気持ちにもなり、「若者がこんななら未来は明るい」などという感想を持ったりするんですが、日本の場合はそういう風に単純に考えられなくて、色眼鏡というか、いろんなことをごちゃごちゃ考えて、考えがまとまらなくなるんですよね。
イスンファンは自分が80年代に音楽にうつつを抜かして(?)社会活動やらなかったことを少し悔いているんでしょうか。
彼のことは、今後も見守りたいと思います。
Unknown
YOKOさんも、ご覧になったかもしれませんが、先日のデモ集会でのライブで、ダンクシュートの歌詞を変えたのがあって、実はちょっと(かなりかも)複雑でした。
私は、あくまで外国人の一ファンですから、どうこういう立場じゃないですし、彼の曲だから良いんですが、単純にあの曲も好きな歌だったのもあり、う~ん。。。(何が言いたいかわかりませんね^^;)
まだまだ落ち着かなさそうな状況ですが、私も見守りたいと思います。
すみつばめさん
その複雑な気持ちわかる気がします。
11/12は光化門広場のステージの前にクラブ公演があって、そこでも(予行演習のように?)ぱっくねはやはら~♪って歌ってました。歌も彼のものだから替え歌もいいのだけど、お金払って見に行ったライブでそれだったら、どうかな~って思ったり。
前に別の歌手のコンサートで「反原発ソング」があったんです。で、会場もすごく盛り上がってたんですが、私は反原発というわけじゃないので、乗り切れずに冷めてました。一緒になって盛り上がる気もちになれなかった。大好きな歌手なんですけどね。100%すべて同じとはいかないものだから、仕方ないのかな。
イスンファンの場合は「今に始まったことじゃない」というのが納得のいく点かな。ずっと一貫して貫いていてくれたら、やっぱりそれはかっこいいことだと思います。あと音楽に手を抜かないところもすごいですね。見守りましょう^^