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カナダ版ホームズ『バスカヴィル家の犬』

このあいだ、「ボヘミアの醜聞」を見たシリーズの「バスカヴィル」です。

なんと、こちらは割合に原作に忠実です。
ちゃんとモーティマー医師が忘れていったステッキから話が始まります。
いえ、チャールズ卿が門のところで走り出して絶命!のシーンからでした。

モーティマー医師はまだ若くてどうのってステッキから推理したのに、意外と御年のセンセイでしたよ。
その代わり(?)ステープルトンが若かった。
ベリルさんはちょっと好みじゃなかったな~。、もうちょっと美人さんを連れてきてほしかったです。
これは単なる好みですが。

面白かったのは、ワトスン先生が何となく嫌煙家なところです。
なぜそうなってしまったんだろう?確かに、正典でも、ホームズが一日部屋に閉じこもってタバコを吸い続けたところへ帰ってきたワトスン先生が「ひどい空気だね」っていうところありますが。
強いタバコの匂いは気にならないって、緋色の研究でいってませんでしたっけ?

で、で、で、この話で一番言わなきゃいけないのは、ヘンリー卿が好青年でかわいかったことです。
とくに登場からしばらくの間着ている、カナダ帰りの西部劇っぽい服装。
イギリスにくるんだから、新大陸でもちゃんとそれなりの服を買えたと思うのですが・・・そういうことにかまわない感じが出ててよかったですね。

この方です!
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このドラマ、カナダ制作で、俳優さんたちもみんなカナダの人で占められてるので、「カナダ育ち」の設定のヘンリー卿には、思い入れがあったんじゃないでしょうか?
好青年です。
登場シーンの素朴さ、分け隔てしない気さくさ。
バリモア、セルデンがらみの処置の仕方も、正典にはない好青年ぶりだし。
でも、明らかにすごく年上のワトスン先生に対して「ワトスン!」って呼び捨てはどうなんですか?
せめて「ドクターワトスン」じゃないのでしょうか???
年上に敬語って、儒教の精神ですか?カナダではそんな必要ないのかな?

ホームズは沼沢地でなんか変装してます。
変装のせいで、だいじなところで出遅れます(笑)
毎日新しいカラーを届けさせてたんでしょうに。
おかしいぞ。

でもこのホームズさんはなんか飄々としてて憎めないキャラですね。
一歩間違うと「ドジッ子」ホームズですけど・・・。

このバスカヴィル館はきれいな感じでした。
正典から受ける印象より、おどろおどろしさは無かったかな。
イギリスでロケされたようですよね。

ロケ地: Montacute House, Montacute, Somerset, England, UK
となってます。出所は下のリンク。

作品情報(英語)

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