字幕無し鑑賞日記。
きれいにまとまったお話でした。
冒頭以外はほぼ原作通り。
グラナダ版ではワトスンは結婚していない設定らしいので、ワトスンの家庭の描写は無く、休暇で田舎で釣りをしているワトスンのところにホームズがやってくるという始まり方。
旅先ーしかも魚釣中ーで、あと35分で汽車が出るよってきつい。
相変わらずのマイペースなホームズ。
目撃者の聞き込みで、お茶を振舞われて、嫌な顔してるホームズ。
「ミルクはいらない」って断ってます。
ホームズはもともとミルクを入れないのでしょうか?
それとも、あそこの農場のミルクの衛生状態に不安を抱いて断ったんでしょうか?
----せっかく淹れてもらったお茶ですが、カップの中を見て「こんなもの飲めるか?」といわんばかりの表情するんですよね。
このときは、ワトスンも同じような顔するので、よっぽどだったんだと思います。
ジェームズの留置所で、希望を捨てるなって励ます一瞬の表情。
あれはよかったですね。
映像化の醍醐味ですよ。
丁寧に作ってあるようで、いろいろと見所がありました。
ホームズとワトスンが滞在している「ボスコムアームズ」というホテルの建物きれいでしたね。チューダー様式。庭も素敵でした。うっとり。
ロケ地はここらしいです。
http://www.gawsworthhall.com/
マンチェスターの近くですね。
そういえば、近所にチューダー様式の外観のおうちあるんですよ。
先日アップした「ノッティングヒルゲート」のプレートの近所です。
この辺何気にちょっとイギリスっぽい。
それから、アリスとジェームズが恋人同士っていう設定は、ドラマの発展的解釈。
原作では、「これからそうなるかもしれないけど・・・」というさりげなさ。
この辺は、好みが別れるところですね。
私は原作の慎ましさが好きですが、ドラマ化の際にはこういうラブシーンもはさみたいかなというのはありますね。