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グラナダ版ホームズ『修道院屋敷』

アベ農園  The Abbey Grange

エドワードワトスンになっての2作目。
でも撮影はこのエピソードが一番最初だったそうです。

オーストラリアで自由に育った女性がイギリスの酒乱の金持ちと結婚して、苦労を強いられていたところに強盗が入って、その夫が殺されたという事件。

正典も気に入ってたはなし。
ワインのグラスや、紐の結び目、紐の切り口など、ちょっとした手がかりで謎を解いていくところが好きだったようです。最後に犯人を簡易裁判で見逃してやるのも痛快だったというか。

さて、ドラマに戻ります。
早朝、ワトスンが寝ているところを起こしにくるホームズ。
一回起こされて、また寝ようとするワトスンを、すかさずもう一度起こすホームズ。
この辺、リアリティーありますね、また二人の付き合いの長さをうかがわせて楽しい演出。きっとこれまでもワトスン先生は二度寝の常習犯だったのでは?

アベイグランジの女主人はとってもきれいな女優さんでした。
なんで、あの酒乱男と結婚しちゃったんだろう?
グラナダでは、彼女の父親も酒癖が悪かったとありました。
酒乱って、飲まないときはいい人だって言いますよね。
そのへん、なにかありそうですね。

いいシーンだと思ったのは、最後船長がベーカー街に呼ばれて、種明かしがあり、
ブラッケンスト-ル夫人も呼び出されて、私設裁判のあと、夫人がありがとう!とホームズに抱きつくところですね。
彼女のオーストラリア育ちのおおらかさが表現されている上に、ホームズがどうしたらいいかわからず、弱りきってる表情がよかった。よかった。

さて、人生はやり直せるのでしょうか?
いろいろないきさつはありますが、
自分の夫を死に至らしめた人と、幸せに暮らしていけるんだろうか。
考えちゃいました。

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