6時頃に一度目が覚めたけど、長い一日になるだろうことを考え、二度寝する。10時前になってやっと起きる、朝ごはんは10時までだった…結局このゲストハウスの人に会えなかったな〜朝ごはんのシステムもよくわからないままになってしまった。洗顔したり荷造りしたりしていると、部屋に私を探しに来た人がいる。宿代の徴収だった。オーナーではなく、頼まれてきた人のよう。この怪しい人に渡していいものか?とも思ったけど、ままよ、と25000ウォン渡す。受取とかはくれないみたい。
身支度を整え、11時に宿を出て地下鉄で仁寺洞を目指す。安国駅に降りるとホンデあたりと違い老人ばかりか目立つ。
仁寺洞はソウルに来るたびにだいたい訪れている地区。書画骨董の並ぶ町並み、伝統家屋を利用した飲食店など趣がある街、今回は土曜日ということもあってか、もの凄い人出。チマチョゴリなど、韓服を着た若い人が大勢いた。あれは何だろ?舞妓さん体験的なものだろうか?あるいはコスプレ撮影会?
これから朝昼兼ねたご飯を食べる。今夜はコンサートだし明日も朝から空港へ行くので、これがソウルで食べる唯一の食事のチャンス。先日知り合った韓流ドラマの吹き替え原稿作ってるという方におすすめされたレストランに行こうと思って来たのだけど、グーグルマップで指し示すエリア一体が工事してる。
20年前にはじめてきたときも、仁寺洞の路地には韓屋が軒をつらね、中には食堂などもひっそりとあったのだが、今はぎっしり飲食店になっている。韓定食が食べられる店が多いみたい。
どこも良さそう。
でも一応リサーチしてみるか。
とネットで調べて出てきたサンパプ(包みごはん)の食べられる店に行ってみる。
ネットの地図を頼りに歩いていくと、あ、ここは、有名な「伝統茶院」のお向かいだ。食後に帰りに寄ろうかな。
ソンドという食堂は路地のどんつきにあり、隣の食堂にはお客が溢れていたがここは無人。お店の人の姿も見えない。やってないのかな?客のこない店なのか??多少不安になりつつも、玄関から声をかけてお店の人を呼んで中に入る。
ここから、今回初めての韓国語を使う場面だ。お店の人には英語も日本語も通じない。
私「食事できますか?」のつもりの「シクサ?」
店(入れの仕草)「そこへどうぞ」
私(メニューを見てサンパプを見つけ)「サンパプチュセヨ」
店「サンパプよ?イリンブンアンデヨ」サンパプですか?一人前ではできません。
私「え?やちぇがもごしつぽよ〜じゃ、ムォガ?」野菜が食べたかったんです。じゃあ何ができるんですかのつもり
店(メニューの写真を指差しつつ)この辺ですね。(そして最後にサンパプを指して)これもやります。(って言った気が…)
私「サンパプててよ?」サンパプできますか?
店「やってあげます」
という訳でサンパプを食べることになりました。山盛りの野菜とおかずが運ばれて来る頃には、お客さんも少しずつ入り始めてホッとしました。おじさんおばさんが多い、観光客いない感じ。
お味はまぁまぁ、以前釜山で食べたときほどの感動はなかったけど、一人分10000ウォンで食べさせてくれてありがとう。他のお客さんはチヂミとか参鶏湯なんかを食べてた。さんパプの人もいた。
この店を出てお向かいの伝統茶院へ。何度も来ている有名店。天気が良かったので、中庭のテーブルで五味子茶を飲む。ここも初韓国のときも来たのだけど、いつの頃からかメニューに日本語も載るようになって頼みやすくなりました。お茶代は7000ウォンで、庭だったからかキャッシュオンデリバリーだった。店員さんに「チグム(今)」と言われてわかった。
時間ないのでギャラリーは覗かずお茶だけして移動。
今度は鍾路サンガ駅から。いつも鐘路に来たら教保文庫に行くけど、もうそんな時間はない。っていうかまだあるのかな?あの本屋さん。
多分韓国でもリアルのCD屋はどんどんなくなってるんだろうなー。結局今回は買い物できず。