コンテンツへスキップ

ファーストネームで呼び合う意味

川村学園女子大学のホームページにシャーロックについてのコラムが載っています。

これ
↓↓↓

国際英語学科NEWS
【えいごコラム23】 ジョンとシャーロック

シャーロックたちがファーストネームで呼び合うことや、ハリーポッターの中での名前の扱われ方の話などから、英語文化における人との距離について考察しているコラムです。
大変面白く読みました。

私自身は21世紀版ホームズ物語の「シャーロック」でジョン、シャーロックがファーストネームで呼び合うのがいかにも「現代版!」という感じで、最初に見たときに衝撃を受けたのですが、その意味についてはあまり深く考えていませんでした。

先日のこと、ツイッターで見かけた話題に、「ヴィクトリア時代のホームズとワトスンを下宿させたハドスン夫人は胆が据わっている、なぜならその時代同性同士の同居は、同性愛が疑われて警察の捜査対象になっていたから。」と言うのがありました。

「え~まさか~?!」と思ったのですが、
そもそもイギリスの文化、風俗には全く疎い私なので、反論する根拠もなく。
ただ、同時代にロンドン留学していた夏目漱石が下宿を何箇所も変わっているのですが、そのなかで同じ日本人留学生と同居していたという話を読んだような気もしたし、正典の中ではマイクロフトの下宿にもギリシャ人通訳のメラスさんが住んでいたし。

ホームズ物語を読んだことで、当時のイギリスでは下宿のシェアは普通のことなんだろうと思い込んでいましたが、そうでもないのかも。

これは研究してみると面白そうなテーマですね。
実際研究した人もいそう。

4 thoughts on “ファーストネームで呼び合う意味

  1. しましま

    年齢もある?
    YOKOさーん!こんにちは!
    こちらの記事、ツイッターでリンクしてくださったのも読みました。
    ありがとうございます。
    久しぶりに訳を読んでコメント書かせてもらおうと思ってきたのですが、
    ついまたこちらの方も気になって。

    同性の同居ですが、特にドイル原作では、年齢が上ということもあるのでは?
    21世紀版はまだ30代で、独身でもまだゲイを疑われる可能性は低いけど
    さすがに40~50代で独身だと、まわりの「なぜ?」という疑問が増え、
    しかもそんな男ふたりが同居ですからね、
    可能性のひとつとしてゲイ疑惑が持ち上がったのかもです。

    呼び方は、シャーロックでは基本ファーストネームで、
    レストラードは職業から知り合ってるから苗字、
    モリアーティも敵だから苗字、モリーちゃんの彼だった時だけ
    ファースト・ネームでしたね。

    私の少ない経験で言うと、現代イギリスでも、その場の雰囲気によります。
    例えば娘がカトリックの学校だった時は(そこは決してお金持ち校ではない)
    先生にはミスター&ミセスをつけていましたが、無宗教の学校では
    担任の先生もファーストネームで呼んでましたよ。
    夫の会社は伝統的な古いイギリスの会社だったけれど、
    同僚はもちろん、上司や役員の息子もファーストネームでした。

    返信
  2. しましま

    年齢もある?
    YOKOさーん!こんにちは!
    こちらの記事、ツイッターでリンクしてくださったのも読みました。
    ありがとうございます。
    久しぶりに訳を読んでコメント書かせてもらおうと思ってきたのですが、
    ついまたこちらの方も気になって。

    同性の同居ですが、特にドイル原作では、年齢が上ということもあるのでは?
    21世紀版はまだ30代で、独身でもまだゲイを疑われる可能性は低いけど
    さすがに40~50代で独身だと、まわりの「なぜ?」という疑問が増え、
    しかもそんな男ふたりが同居ですからね、
    可能性のひとつとしてゲイ疑惑が持ち上がったのかもです。

    呼び方は、シャーロックでは基本ファーストネームで、
    レストラードは職業から知り合ってるから苗字、
    モリアーティも敵だから苗字、モリーちゃんの彼だった時だけ
    ファースト・ネームでしたね。

    私の少ない経験で言うと、現代イギリスでも、その場の雰囲気によります。
    例えば娘がカトリックの学校だった時は(そこは決してお金持ち校ではない)
    先生にはミスター&ミセスをつけていましたが、無宗教の学校では
    担任の先生もファーストネームで呼んでましたよ。
    夫の会社は伝統的な古いイギリスの会社だったけれど、
    同僚はもちろん、上司や役員の息子もファーストネームでした。

    返信
  3. YOKO

    疑惑の払拭
    しましまさん、コメントありがとうございます。
    この話、元はツイッターでたけさんとお話していたんですよ。
    で、結構衝撃を受けたのでした。そしたら、またこんなコラムがあったので、面白いなぁ~と思いまして。

    そうですね。
    年齢もあるかもしれません。
    ただ、原作「緋色の研究」の二人の同居は、実は21世紀版よりも若いころから始まってるんです。
    ワトスン29歳、ホームズ27歳。
    もちろん、当時のドイル先生がそこまで細かく設定して書いたかは分かりません。(この年齢も読者の推測です)
    ヴィクトリア時代の20代後半は、21世紀よりももっと成熟してたはずですけどね。

    でもそうやって考えると、途中でワトスンを結婚させたのは、疑惑の払拭が目的だったのかもしれないですね。
    わ~目からウロコです。

    ファーストネームで呼ぶかどうかは、やはり社会的な近しさを表してるんですね。
    でも、学校の先生への呼びかけが、ファーストネームとはびっくりです。
    日本人からするとイメージしにくいですね。

    学校単位、会社単位、あるいは家族単位で、呼び方の暗黙の決まりのようなものがあるのかな?

    たとえば、日本の会社でも名前に役職をつけて呼ぶのが慣習のところもあれば、上から下まで「○○さん」で通してるところもあるみたいに?
    役職で呼ぶの私は苦手ですけどね~。

    返信
  4. YOKO

    疑惑の払拭
    しましまさん、コメントありがとうございます。
    この話、元はツイッターでたけさんとお話していたんですよ。
    で、結構衝撃を受けたのでした。そしたら、またこんなコラムがあったので、面白いなぁ~と思いまして。

    そうですね。
    年齢もあるかもしれません。
    ただ、原作「緋色の研究」の二人の同居は、実は21世紀版よりも若いころから始まってるんです。
    ワトスン29歳、ホームズ27歳。
    もちろん、当時のドイル先生がそこまで細かく設定して書いたかは分かりません。(この年齢も読者の推測です)
    ヴィクトリア時代の20代後半は、21世紀よりももっと成熟してたはずですけどね。

    でもそうやって考えると、途中でワトスンを結婚させたのは、疑惑の払拭が目的だったのかもしれないですね。
    わ~目からウロコです。

    ファーストネームで呼ぶかどうかは、やはり社会的な近しさを表してるんですね。
    でも、学校の先生への呼びかけが、ファーストネームとはびっくりです。
    日本人からするとイメージしにくいですね。

    学校単位、会社単位、あるいは家族単位で、呼び方の暗黙の決まりのようなものがあるのかな?

    たとえば、日本の会社でも名前に役職をつけて呼ぶのが慣習のところもあれば、上から下まで「○○さん」で通してるところもあるみたいに?
    役職で呼ぶの私は苦手ですけどね~。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA