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ランニングといえば思い出すこと


子供のころから走るの嫌いだったと書きましたが、ひとつだけ例外がありました。

あれは高校3年の冬。
大学入試の本番真っ盛りのころで、授業もあらかた終わり自習続きになってた季節でした。体育の時間は、先生から「お~いお前たち、1時間好きなことやっていいぞ」というお達しが出て、なぜか私は嫌いなはずの「グランドを走る」という選択をしたのでした。志望大学も同じで、当時仲良くしていた同じクラスのTちゃんに誘われたのかもしれません。覚えてないけど。

体操着に着替えて準備運動をしたらひたすら走る。Tちゃんと何かおしゃべりしたのかな?ただ黙って走ってたような気がします。冬の冷たい空気の中、受験勉強で煮詰まった頭がそれでほぐれたのかもしれません。部活は夏までに終わってたし、体力有り余ってたでしょうね、きっと。走って行くうちにだんだん楽しくなって、体も軽くなって、すっきりしたような気がしました。だから次の体育の時間も走る。その繰り返し…。

思えばあれが「ランナーズハイ」だったのかもしれませんね。

先生に強制されるわけでもなく、自分から走ったというのもよかったんだと思います。嫌になればいつでもやめていい、そんな気楽さがよかったんでしょう。あのランは楽しかったな。一か月くらい走ってそれっきりでしたけど。18歳のあのころと今では体力が全く違いますが、自ら進んで走るのは同じだし、またあんな気分になれたらいいなぁ。

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