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今日読んだ本 3冊

本日は松本清張デー。
おもしろかった。

Dの複合 (新潮文庫)
松本 清張
新潮社

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民俗学と旅と殺人事件。
民俗学の部分は飛ばし読み。
なぞがなぞを呼び、どんどん訳が分からなくなるのは「Yの悲劇」と同様。
こういうふうに「なんでこんなにすごい偶然が?!」と思う作品には共通性があります。これ以上書くとネタバレなのでやめておきますが・・・。

それにしても、時代が違いますね~。
電話番号や履歴書や戸籍など個人情報をどんどん第三者に教えまくるのがビックリ。昔はこんなだったんですね~。

ゼロの焦点 (新潮文庫)
松本 清張
新潮社

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この小説は背景になる女性たちの人生部分がじーんときて、暗いんだけど好きな小説です。何度読み返したか、わからないくらい。能登の冬の海、見に行ってみたい。寒そうだけど。
Dの複合の場合は、なぜ「D」なのかは途中で分かるのですが、この話はなぜ「ゼロ」なのかな~?どなたか分かる方教えて下さい。

疑惑 (文春文庫 (106‐67))
松本 清張
文芸春秋

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「疑惑」は中篇。
古本屋さんで安くでていたので、先入観無しに買った本。
表紙がいただけない・・・古本じゃなかったら買ってないだろうなぁ。
調べてみると、映画とかドラマとかになってるんですね。
有名な話なのだと知りました。
熊本出身だから「球磨子」って・・・つけるかナ?

6 thoughts on “今日読んだ本 3冊

  1. ひろし

    ゼロの焦点
    小説の「題名」、それによって本の売れ行きに影響するとなれば、作家にとっては頭の痛いところだろう。離れてはいけないし即き過ぎてもいけない。その点で言えば清張は実に巧い。読んで見ようという気を起させるにとどまらず、読後に題名がリフレインするのだ。平凡な題名はひとつもないと言っていい。
    さて、ゼロの焦点のゼロについて・・
    戦後社会はすべてゼロからの出発であった。政治、経済、文化、思想、生活、、、、
    そのゼロの時代におけるひとつの瑕疵、そこに焦点を当ててクローズアツプしたということではないか。このテーマ、戦後を生き抜いてきた世代にはよく分る・・・

    返信
  2. ひろし

    ゼロの焦点
    小説の「題名」、それによって本の売れ行きに影響するとなれば、作家にとっては頭の痛いところだろう。離れてはいけないし即き過ぎてもいけない。その点で言えば清張は実に巧い。読んで見ようという気を起させるにとどまらず、読後に題名がリフレインするのだ。平凡な題名はひとつもないと言っていい。
    さて、ゼロの焦点のゼロについて・・
    戦後社会はすべてゼロからの出発であった。政治、経済、文化、思想、生活、、、、
    そのゼロの時代におけるひとつの瑕疵、そこに焦点を当ててクローズアツプしたということではないか。このテーマ、戦後を生き抜いてきた世代にはよく分る・・・

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  3. ひろし

    ゼロの焦点
    小説の「題名」、それによって本の売れ行きに影響するとなれば、作家にとっては頭の痛いところだろう。離れてはいけないし即き過ぎてもいけない。その点で言えば清張は実に巧い。読んで見ようという気を起させるにとどまらず、読後に題名がリフレインするのだ。平凡な題名はひとつもないと言っていい。
    さて、ゼロの焦点のゼロについて・・
    戦後社会はすべてゼロからの出発であった。政治、経済、文化、思想、生活、、、、
    そのゼロの時代におけるひとつの瑕疵、そこに焦点を当ててクローズアツプしたということではないか。このテーマ、戦後を生き抜いてきた世代にはよく分る・・・

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  4. YOKO

    ひろしさん
    なるほど・・・「ゼロ」というのは戦後社会の出発点ということなんですね。やはり世代の違いというか、そういう時代を実感していないと出てこない視点ではないでしょうか?
    解説ありがとうございます。

    ところで、今朝、ひろしさんの夢を見ました。ひろしさんのお父さんも登場しました。目覚めたら内容は忘れてしまいましたが。で、夕方パソコンを見たらコメントがあったので、ちょっと驚きました。テレパシーでしょうか???

    それにしても清張のタイトルのつけ方は確かにうまいですね。「点と線」とか。

    返信
  5. YOKO

    ひろしさん
    なるほど・・・「ゼロ」というのは戦後社会の出発点ということなんですね。やはり世代の違いというか、そういう時代を実感していないと出てこない視点ではないでしょうか?
    解説ありがとうございます。

    ところで、今朝、ひろしさんの夢を見ました。ひろしさんのお父さんも登場しました。目覚めたら内容は忘れてしまいましたが。で、夕方パソコンを見たらコメントがあったので、ちょっと驚きました。テレパシーでしょうか???

    それにしても清張のタイトルのつけ方は確かにうまいですね。「点と線」とか。

    返信
  6. YOKO

    ひろしさん
    なるほど・・・「ゼロ」というのは戦後社会の出発点ということなんですね。やはり世代の違いというか、そういう時代を実感していないと出てこない視点ではないでしょうか?
    解説ありがとうございます。

    ところで、今朝、ひろしさんの夢を見ました。ひろしさんのお父さんも登場しました。目覚めたら内容は忘れてしまいましたが。で、夕方パソコンを見たらコメントがあったので、ちょっと驚きました。テレパシーでしょうか???

    それにしても清張のタイトルのつけ方は確かにうまいですね。「点と線」とか。

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