先日の料理教室での一幕。
誰かが爽健美茶を飲んでいて、配合されている植物の話になり、
「ハトムギ、玄米、月見草~♪」
と歌ったところで、
「はて、そういえば月見草ってどんな花だろう?」
と誰かが言い出した。
そこにいた人間のうち何人かは知っているようで、「ほら、黄色の花でー」、と説明をはじめる。
だいたいこういうものを知っているのは、地方出身者。
「でも東京では見たことないなー」
「いやいや、あそこのスポーツクラブの横の空き地にびっしりと生えてたよ。でも花はちょっとピンクだったかも。」
すかさず皆がスマホで検索を始める。
「あー、黄色いのは外来種でホントの月見草じゃないって書いてあるよー」
「日本タンポポとセイヨウタンポポみたいなものかなー?」
「月見草とマツヨイグサって違うの?両方で画像検索するとほとんど同じ結果なんだけど」
「正式にはマツヨイグサっていうみたいよ。」
「そういえば宵待草ってのもあるよね。あれは何?」
「宵待草は歌だけだって!」
と、この調子で延々会話が続いていく。
お料理の先生はその会話のテンションにびっくりしてたみたい。
なんでも興味がある物事は徹底的に調べるタイプの私には、とても心地よいペース。
だれも「そんなことどうでもいいじゃん」とは言わない。
知的好奇心が旺盛な人たちばかり。
類は友を呼ぶとはよく言ったものです。
このご近所さんたち(うちも入れて4家族)とは、近所の飲み屋さんで知り合ったのだけど、お互いの家にあそびに行ったり、一緒に海外旅行したり、ここ数年楽しく付き合ってる。
こんな風に感覚が似ている人と知り合えたのはかなり貴重なことだったのかも。