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横溝屋敷@鶴見

横浜市鶴見区にある江戸時代に建てられた豪農の家。
横浜市に寄贈され、保存されています。


バスで向かいました。
バス停の名前は「表谷戸」この辺りがどんな場所か地名でもわかります。
でも行ってみたら、近所に「トレッサ横浜」という大きなショッピングモールができていました。
どんどん変わって行くのかもしれません。


鶴見区に唯一残る水田だそうです。この景色が鶴見にあるとはねー。


立派な長屋門をくぐると、この中庭です。
慶長年間からこの地にあって名主を務めてきた家なんだそうです。
主屋はしっかりとした二階家で、藁ぶき屋根です。二階の障子に絵が描いてありました。きっとイベントか何かがあったのでしょう。
主屋の隣の建てものは「蚕小屋」(さんごや)
養蚕は明治以後に始めたそうです。


一階の間取り。
奥座敷から仏間、広間と3間続きの大宴会もできたでしょうね。
主屋二階でも蚕を育ててたそうです。
土蔵も2棟立ってました。(文庫と穀蔵)


二階に上がると、民具の展示あり。
さすが村の中心の名主さんの家です。食器なんかもたくさんたくさん保管されていたそうです。


和算の教科書。


百万遍の数珠入れの箱。
数珠も見てみたかった。


いい雰囲気。


白壁の「穀蔵」の軒下に干し柿がちょうど吊るされたところでした。
いいですねー。


庭の柿の葉。
秋ですね。

移築され手入れされている古民家はいくつも見たことがありますが、この横溝屋敷は、家も庭も周りの環境も含めて保存管理されているのが素晴らしいと思いました。昭和の終わりまでは実際に横溝家の方がお住まいだったのではないでしょうか?

0 thoughts on “横溝屋敷@鶴見

  1. Lucy

    母の実家
    15年くらい前に今風の平屋に立て替えてしまいましたが、母の実家(農家)がまさに同じような間取りでした!
    ただしここまで広くはなくて、平屋な上に奥座敷と納戸の部分がないくらいでした。
    母の兄弟だけでも7人なのに、子供たちはどこに?と思い出せば、みかんとお茶の農家なので、1階が貯蔵庫、2階が部屋という建物が2軒離れとしてあって、玄関を入ってすぐの土間に小部屋を増築してあったりもして、案外部屋数が多い家だったなと懐かしく思います。
    長野で何度かお世話になった農家民宿さんが、やはり同じような造りで、こちらはとても立派でこの横溝屋敷と同等ではないかと思います。
    でももしや、居間や仏間の並び順って…もしかして全国で普遍的なもの??

    私の非常に個人的な古民家の印象では、中庭があるのは農家じゃなくて町家、ですw
    農家は家の中心に向かって部屋が固まっている印象が強いんですね。

    返信
  2. Lucy

    母の実家
    15年くらい前に今風の平屋に立て替えてしまいましたが、母の実家(農家)がまさに同じような間取りでした!
    ただしここまで広くはなくて、平屋な上に奥座敷と納戸の部分がないくらいでした。
    母の兄弟だけでも7人なのに、子供たちはどこに?と思い出せば、みかんとお茶の農家なので、1階が貯蔵庫、2階が部屋という建物が2軒離れとしてあって、玄関を入ってすぐの土間に小部屋を増築してあったりもして、案外部屋数が多い家だったなと懐かしく思います。
    長野で何度かお世話になった農家民宿さんが、やはり同じような造りで、こちらはとても立派でこの横溝屋敷と同等ではないかと思います。
    でももしや、居間や仏間の並び順って…もしかして全国で普遍的なもの??

    私の非常に個人的な古民家の印象では、中庭があるのは農家じゃなくて町家、ですw
    農家は家の中心に向かって部屋が固まっている印象が強いんですね。

    返信
  3. YOKO

    Lucyさん
    コメントありがとうございます!
    ぜひどこかに間取り図アップお願いします。

    民家の間取りはわりと共通するようですよ。西日本と東日本でちょっと違ったりするようですが。
    今でもファミリータイプのマンションの間取りやワンルームマンションの間取り、似通ってますよね~。
    建材の規格とかの要素もあるでしょうし、大工さんたちのノウハウのもの問題もあって、似たような家をつくる方が便利なのでしょうね。

    民家については、以前からうっすらと興味があるものの、ちゃんと勉強した事はないので適当なことを書いてますが、日本の民家の基本の形は「田の字」の間取りでしょうね。Lucy さんのお母様のご実家の間取りも田の字のようですね。それに土間がついてて、あと小部屋がついてたり。バリエーションはありますよね。

    新しいエントリでうちの母の実家の間取りも記憶を頼りにのっけてみました。

    「ニワ」というのはひろい土間のことのつもりで書きました。たいてい玄関の隣にあって、普通の人はそこから出入りする。広めの空間です。道具なんか置いてあったり。その奥に台所がある感じです。

    京都なんかにある細長い町屋はこれまた独特ですよね!細長い土間の通路があって、途中に中庭があって。採光のためにそうしてあったのでしょうね。南中国の建築でもそうじゃないですか?台湾の古い商店街なんかも細長くて途中に中庭があります。

    これも調べていくと楽しそうなテーマですね。

    返信
  4. YOKO

    Lucyさん
    コメントありがとうございます!
    ぜひどこかに間取り図アップお願いします。

    民家の間取りはわりと共通するようですよ。西日本と東日本でちょっと違ったりするようですが。
    今でもファミリータイプのマンションの間取りやワンルームマンションの間取り、似通ってますよね~。
    建材の規格とかの要素もあるでしょうし、大工さんたちのノウハウのもの問題もあって、似たような家をつくる方が便利なのでしょうね。

    民家については、以前からうっすらと興味があるものの、ちゃんと勉強した事はないので適当なことを書いてますが、日本の民家の基本の形は「田の字」の間取りでしょうね。Lucy さんのお母様のご実家の間取りも田の字のようですね。それに土間がついてて、あと小部屋がついてたり。バリエーションはありますよね。

    新しいエントリでうちの母の実家の間取りも記憶を頼りにのっけてみました。

    「ニワ」というのはひろい土間のことのつもりで書きました。たいてい玄関の隣にあって、普通の人はそこから出入りする。広めの空間です。道具なんか置いてあったり。その奥に台所がある感じです。

    京都なんかにある細長い町屋はこれまた独特ですよね!細長い土間の通路があって、途中に中庭があって。採光のためにそうしてあったのでしょうね。南中国の建築でもそうじゃないですか?台湾の古い商店街なんかも細長くて途中に中庭があります。

    これも調べていくと楽しそうなテーマですね。

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