私が好きな歌手に毎年毎年誕生祝カードを送っているって話は、前にも書いたと思います。2年前にはイラストを描いて送ったら、その年の暮れのコンサートの記念Tシャツの図案に採用されたという嬉しい話もありました。もちろん、今年もカードを送りました。
「ファンレターのその後が・・・」 「ファンレターのその後のその後」
さて、その歌手の誕生日から2週間が過ぎた昨日のこと、バックバンドの人からメッセージが入りました。顔見知りではあるものの、個人的なやりとりをした事の無い人だったので、「なんだろ?珍しいなぁ」と思っていたら、その歌手からの伝言と言うか問い合わせでした。
彼が言うには・・・・
一昨日、歌手と食事してたら私の事が話題に上がり、私が台東の図書館で祖父母の情報を見つけたことについて詳しい話を聞いてほしい。と頼まれたのだとか。
へ~歌手さん、なんでそんなこと知ってるんだろう?だれか台湾側の人が、私のブログやフェイスブックに書いた記事を伝えたんだろうか?なんて思ったのですが、よくよく思い出してみると、出どころは自分でした。
今年の誕生カードを送るに当たり、市販のカードを買ってきたものの、何かメッセージの一つも書かないとカッコがつかない。でも、私の中国語力では書けることが限られるし…いろいろ考え、先日の緑島コンサートに行けなかった話を書きました。目の前まで行っておきながら、船が出なかったために会場に辿りつけず、対岸の台東で3日過ごした悔しい気持ち(というか、日本から駆けつけていたんだよ~ということ)は伝えておこうと思って。怨みがましく書いた後、やっぱりこれでは誕生カードとしてどうなんだと思い直し、「それでもコンサートに行けなかったおかげでできた時間で台東の図書館に行って、祖父母のこと調べられて収穫あったんですよ」と言うこともかんたんに書いておきました。
で、自分はすっかりそのことを忘れてしまっていたのでした。ハハハ。
でも、興味を持ってくれたんだなぁ。
嬉しくなりました。
誕生カードをちゃんと読んでくれているってことも分かったし。(でももしかすると、いまどきファンレターなんて出す人いないのかも?!ネット全盛時代ですものね。誕生カードなんかもあまり届かないのか?私みたいなファンは化石級なのかもしれません。)
しかしバックバンドの彼に、状況を伝えるのも一苦労です。
全て中国語ですよ。
誰か日本語のできる友人に翻訳してもらおうかとも思いましたが、単語の羅列と簡単な文章で、何とか状況は説明しました。私の「感受」(感想)も教えてと言われたけど、中国語で気持ちを伝えるのは難しく、事実のみになっちゃっいました。翌日、私のつたない説明を「まとめたから確認して」と連絡が来ました。ちゃんと読める中国語に整理されていました。勉強になるなぁ。私がOKと伝えると「じゃ、歌手に転送する」って返事が来ました。「良かったら彼の感想を教えてね」と言っておきました。何か知らせてくるかもしれません。
私と歌手さんの付き合いももう20年近くになりますが、私からファンレターは何度となく送ってるものの、あちらからは何もなし。会った時には言葉を交わすことはあるけど、何しろ芸術家だし、こっちの緊張してるし、中国語が難しいし。結局、Tシャツのイラストの感想も聞いてない。今度は何か感想が聞けたらいいな。