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死を呼ぶ暗号で英語-13 「値札で判断」

シャーロックで英語を勉強しようという試み。
よくわからないところは特に赤色にしてありますが、全面的に自信はありません・・^^;コメントお待ちしています。


(銀行)
PA:Flew back from Dalian, Friday. Looks like he had back to back meetings with the sales team.

大連から戻りました、金曜に。どうやら営業のチームと続けてミーティングがあったようです。

back to back:背中合わせに、連続的な

SH:Can you print me up a copy?
コピーをとっていただけますか?

PA:Sure.
もちろん。

SH:What about the day he died? Can you tell me where he was?
彼の死んだ日はどうです?どこにいたかわかりますか?

PA:Sorry, I’ve got a gap. I’ve have all his receipts.
ごめんなさい。空白です。彼の領収証を全部持ってます。

gap:割れ目、隔たり、隙間、空白、ギャップ

(スコットランドヤード)
D:Your friend...
君の友人は・・・

JW:Listen, whatever you say, I’m behind you 100%.
いいですか、あなたが何を言おうとも、私は100%あなたの味方です。

behind:に味方して; …を支持して.

※ここのジョン、人付き合いを知ってるな~。おとなですね^^

D:He’s an arrogant sod.
尊大な奴だよな。

JW:Well, that was mild. People say a lot worse than that.
ああ、それはやわらかいですね。他の人はもっとひどい言い方をしますよ。

D:This is what you wanted, isn’t it? The journalist’s diary.
これだね?君がほしいものは。あのジャーナリストのスケジュール帳。

(銀行)
SH:What kind of a boss was he, Amanda? Appreciative?
彼はどんな上司でしたか?アマンダ。見る目のある人?

appreciative:目の高い、感謝の

※ここの「appreciative」、「目の肥えた」的な意味にとるとこの後のアマンダの返事につながりやすいのだけど、なぜシャーロックはこの時点でこの質問をしたのだろうと言う疑問が残りますね。
まだ美術品の密輸をしてるとは気づいてなかったはず。
吹き替えでは「やさしかった?」と訳されていて、シャーロックはこの時点では漠然と聞いていて、それに対するアマンダの答えで、後の会話がつながるようになっています。
「やさしい」という意味までは辞書に載ってなかったのですが、この時点ではシャーロックは(人事評価的にも)「見る目があるか?」と大きな意味で聞いたのかな?そしてアマンダが正直に、「お金大好き」なエディーの性根を暴露したってことかな。

PA:Em, no. I don’t think that’s the word I’d use. The only things that Eddie appreciated had a big price tag.
ええと、いえ、その言葉はあまりふさわしくなさそうですね。エディーが評価するのは、高価な値札のついたものだけでした。(直訳:エディーが評価する唯一のもの、それには高額の値札がついていました)

SH:Like that hand cream. He bought that for you, didn’t he? Look at this one. Got a taxi from home on the day he died, 18 pounds fifty.
あのハンドクリームみたいに。彼があなたに買ったんじゃないですか?
これを見て。家からタクシーに乗ってます、死んだ日だ。18ポンド50。

PA:That would get him to the office.
オフィスまで乗ったんじゃないでしょうか?

SH:Not rush hour. Check the time. Mid-morning. 18 would get him as far as...
ラッシュアワーじゃない。時間を見て。午前中の遅めの時間だ。18ポンドで行けるところなら、だいたい...

Mid-morning:午前半ば。午前中のオフィスアワーの中の真ん中あたりのことらしいです。9時から仕事なら10時半ごろ。10時から仕事なら11時とか。流動的な感覚のようです。

PA:The West End! I remember him saying.
ウエストエンド!彼がそういったのを覚えています。

SH:Underground. Printed at one in Piccadilly.
地下鉄。ピカデリー駅で1時の刻印。

PA:So he got a tube back to the office. Why would he get a taxi into town and then the tube back?

じゃあ、彼は地下鉄でオフィスに戻ったんですね。なぜタクシーで街に行ったのに帰りは地下鉄だったんでしょう?

SH:Because he was delivering something heavy. You wouldn’t lug a package up the escalator.
なぜなら、何か重たいものを配達したからです。荷物を引きずってエスカレーターに乗らないでしょう?

lug:引きずる、ぐいぐい引く

PA:Delivering?
配達?

SH:To somewhere near Piccadilly Station. Dropped the package, delivered it, and then…stopped on his way. He got peckish.
どこか、ピカデリー駅の近くへ。荷物を降ろして、配達して。それから・・・(カフェのレシートを見て)途中で寄り道を。お腹がすいた。

peckish:お腹がすいてる、怒りっぽい

2 thoughts on “死を呼ぶ暗号で英語-13 「値札で判断」

  1. しましま

    Unknown
    こんばんは~~

    ちょこちょこっと出たり入ったりすみません!
    この講座に来るといつもシャーロックのこと思い出せるし新発見もあっていいです。
    今世の中がホビットとスタートレックになってて(なってないない!!ごく一部のみ)
    シャーロックの写真が懐かしいとさえ感じるスピードです。師走です。

    *Appreciative ふーむ!YOKOさんの考察に納得です!

    私もこれは、上司としての彼を質問しているので、「感謝してくれる(部下に)」の意味だと思いました。
    それは彼女がヴァンクーンの部屋にあった化粧品と同じブランドのハンドクリームを持ってるのに気づいたから
    言ったんだと思うけど。高級ブランドだから、ふたりの関係が密接だと察して!
    そして彼女の返事はこうとりました。
    「うーん、いえ。私はその言葉を彼には選ばないと思います。彼が感謝するものと言ったら高額の値札がついたものだけ。」この台詞、彼女は彼に恋してたけど、自分は充分に愛の見返りをもらってなかった=感謝されてなかった。という含みがあると。
    でも彼女は「価値のわかる」としてとってるとも読めますね!
    このへんの、会話の二重構造みたいの、かなり好き!

    返信
  2. YOKO

    世間から取り残されてます・・・ww
    しましまさん

    >今世の中がホビットとスタートレックになってて

    わかりますぅ。
    私のツイッターのシャーロッククラスタの皆様(100人くらい)のTLもほとんどシャーロックでなくなってますもの^^;
    でも私自身はスタトレにもホビットにも乗り遅れてまして、ここでちまちまシャーロックの和訳です。
    まぁ、こういうファンもいてもいいでしょうということで。

    Appreciative の二つの意味をうまく使った台詞なのかもですね。どっちにも取れるようにしといて、それぞれがそれぞれの思惑で話しているという。
    二重構造いいですよね!
    で、そういうのって、字幕や吹き替え見てても気がつくチャンスがないんで、こういう風に訳してみてよかったと思える瞬間です。

    アマンダの言葉には、やさしくなかった(元)彼氏への恨み節も含まれていますよね。言わなくてもいいことまで言ってしまって、鋭敏な探偵に見抜かれちゃうという、ミステリーではよくある展開ですね。

    返信

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