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死を呼ぶ暗号で英語-22 「チャリティーでも?」

BBCドラマ「SHERLOCK~シャーロック」 S1E2 The blind banker 「死を呼ぶ暗号」の台詞を読みながら、ちょっと苦手な英語も勉強しちゃおう~という企画です。


今年もマイペースで、シャーロックの英語台詞の日本語訳に取り組みたいと思います。正月三が日にNHK-BSで再放送された第二シリーズに到達するのはいつになるか分かりませんが・・・。マイペースで^^
噂によると第3シリーズが見られるのはかなり先のようですので、それまでのんびりとやって行きます。


(221B)
MrsH:Sorry, are we collecting for charity, Sherlock?
ごめんなさい、わたしたち何かチャリティー用のもの集めてたかしら?シャーロック?

SH:What?

何ですか?

MrsH:A young man’s outside with crates of books.

若い人がおもてに何ケースも本を持ってきてるわ。

crates:梱包用木枠(実際はプラスチックだったけど)コンテナ

(本が運び込まれる)

SH:So. The numbers are references.
そういう訳で、数字は照会先を表してるんだ。

JW:To books.
本のだな。

SH:To specific pages. And specific words on those pages.

特定のページと、そのページの特定の単語へのね。

specific:特定の 固有の

JW:Right. So... ‘15’ and ‘1’. That means…?
そうだな。じゃあ...15と1は、どういう意味になる?

SH:Turn to page 15 and it’s the first word that you read.
15ページを開け、そしてその1番目の単語を読んでみろ。(直訳:君が読むのはその一番目の単語だ)

JW:OK. So, what’s the message?
わかった。で、メッセージは何だ?

SH:Depends on the book. That’s the cunning of a book code. It has to be one that they both own.

それは本によって変わる。それは狡猾な本の暗号だ。二人ともに持っている本であるはずだ。

cunning:ずるい、狡猾さ

JW:OK, fine. This shouldn’t take too long, should it?

OK,わかった。そんなに長くはかからないだろう、そうだよな?

※本の山を前にして、この皮肉です!何日もかかりそうです。この後の彼らの捜査?の方法は頭のいいシャーロックには考えられないほどの杜撰さです。「二人が共通して持ってる本のはずだ」といいながら、手当たりしだいに15ページの1番目の単語を読んでいってます。
まず二人の本をABC順にそれぞれ並べていって、二人がダブって持っている本を探し、そこに絞って15ページをめくればいいのでは?ここなんだか納得いかない。


D:We found these. At the museum. Is this your writing?

(ディモック警部)これを見つけた。博物館で。これ君の字か?

JW:Er, we hoped Soo Lin could decipher it for us. Ta.

ええと...スーリンに暗号が解けないかと思ってたんです。ありがとう。

※Ta はありがとうの意味だと聞いたのですが、ジョンは Ta という場面と、Thank youといったりThanksといったりいろいろしています。シャーロックは6エピソード中多分一度もTaとは言ってません。Ta というのはどういう感じなんでしょうね?

D:Anything else I can do? To assist you, I mean.
なにか他に私にできることはないか?つまり手伝いたいんだが。

SH:Some silence right now would be marvellous.
(‘IAIN BANKS’) Cigarette. (‘FREAK ECONOMICS’) Imagine.

沈黙がまさに今は大変素晴らしいだろうな。
(IAIN BANKSの本)タバコ。(FREAK ECONOMICSという本)想像

JW:Oh…

はぁ・・

6 thoughts on “死を呼ぶ暗号で英語-22 「チャリティーでも?」

  1. しましま

    Unknown
    はい、二時限目。

    * Turn to page 15 and it’s the first word that you read.
     「15ページを開いて、それ(specific word)は君が読む1番目の単語だ。」
     あれ?YOKOさんの訳と同じなのかな?なんだかわからなくなってきた。。。

    *That's the cunning of a book code. 「それが本の暗号の嫌な巧妙さだな。」
     cunningをうまく日本語にし難いですね!
     英英だと Cunning is the ability to achieve things in a clever way, often by deceiving other people.
    とあるので、そこから訳してみました。

    *Ta 幼児語、またはカジュアルな表現、ということで「ど~も」くらいでしょうか。
     相手に合わせて、さすがジョン。
     
    確かに、大量の本を片端から開くなんて変ですよね。
    私達だってしないかも。
    だけど、それをYOKOさんに言われるまで疑問に思いませんでした。探し方がはっきりわかってなかったのかな、私自身。だからただ漫然と見てました。
    ひとつひとつちゃんとわかって見ると確かに変。
    まあ、お話だから、と開き直ってる部分もあります。。。。

    返信
  2. YOKO

    本探し
    * Turn to page 15 and it’s the first word that you read.
     「15ページを開いて、それ(specific word)は君が読む1番目の単語だ。」
     あれ?YOKOさんの訳と同じなのかな?なんだかわからなくなってきた。。。

    あ、しましまさんに指摘されて気がつきました。私の直訳、間違ってます。。
    「それは一番目の単語だ。その単語を君は読む」かな?
    なんか日本語とは論理の展開が違ってて、簡単な文章なのにややこしくなりますね。

    *That's the cunning of a book code. 「それが本の暗号の嫌な巧妙さだな。」
     cunningをうまく日本語にし難いですね!
     英英だと Cunning is the ability to achieve things in a clever way, often by deceiving other people.
    とあるので、そこから訳してみました。

    ずるさ=嫌な巧妙さ ですね!
    なるほど~。

    *Ta 幼児語、またはカジュアルな表現、ということで「ど~も」くらいでしょうか。
     相手に合わせて、さすがジョン。

    相手に合わせてるのですね。
    Taって簡単でいいですよね。
    これですむなら済ませたいところですが、相手を選ばなきゃいけないわけですね。
    初学者は使わない方が無難でしょうか?

     
    確かに、大量の本を片端から開くなんて変ですよね。
    私達だってしないかも。
    だけど、それをYOKOさんに言われるまで疑問に思いませんでした。探し方がはっきりわかってなかったのかな、私自身。だからただ漫然と見てました。
    ひとつひとつちゃんとわかって見ると確かに変。
    まあ、お話だから、と開き直ってる部分もあります。。。。

    確かに、お話なんで、あまり目くじらを立てるのもどうかと思うのですが、
    本が欲しいといった段階で、シャーロックには本を使った操作方法が分かってたはずなのに、なぜそれを実践しないのか不思議だったんですよ。
    今回私年賀状を書く際に、前の年に来た年賀状をあいうえお順に並べて、今年来た欠礼はがきと対応させて~とかやってました。
    たくさんのものからダブってるものを照会する方法としては原始的だけど、一番確実だと思うのですけどね。
    この脚本の人、考えなかったのかな?それとも、「次のデートの定義」の話を書きたくて、捜査を行き詰らせたかった???
    あ、それかもしれないですね。

    返信
  3. しましま

    Unknown
    最近ツイッターのTL眺めて気づいたことなんですけど、
    やはり、同じドラマを見てるのに皆それぞれ気になるところが違うんですよね!
    私はどちらかと言うと、つじつまが合わないとかは気にならないタイプ。
    YOKOさんもどちらかと言うとそうかと思うんですけど、きっと、皆自分の基準では考えられない時に
    「これは変である!!」と言いたくなるのでしょうねー。
    0101のタクシーチェイスなんかも、
    あのSOHOの地理にすごく詳しかったら、シャーロックの
    頭の中の地図のルートよりも近道があるかもしれないし。
    逆に、これから出て来る、Kingswayの地下アジトの推測は、
    私もあのトンネルの入り口を知っていたので、
    ロンドン歩き回っている人には思い浮かぶよね!と
    嬉しくなったり。
    でも私は2回以上繰り返し見たドラマなんてシャーロックが初めてだけど、
    いつも人が指摘するところを見逃してます。
    だからこうやって逐一見て行くのは楽しいです。
    それでも、何回見ても見てる所が同じで見落とすんですが。。。

    返信
  4. YOKO

    違和感
    しましまさん
    そうですね~私も「そもそもこれ全部お話なんだから~」というのが根底にあるので、基本的にはそんなに気にならないのですが、こと、このシャーロックについては、重箱の隅々までつっついて解消したくなってしまい、ついついね~。障子のさんの埃を指先で指摘する姑のようなことに・・・・^^;

    この話ではあと一つ気になるところがあるんですよね。これも話の流れにとっても大きく関係することなんですが、冒頭のシーク教徒との乱闘も、ヴァンクーンの部屋でも、スーリンの部屋でも、なぜかジョンを中に入れようとしなかったシャーロックが、「デート」だけはなぜかジョンと一緒に行きたがり、サーカスでも「I need your help!」って頑なにジョンに手を貸すように言うという・・・ここ大事なところですよね?
    サラとのデートだから邪魔したいのか?
    それともシャーロックなりに前半の一人で処理してしまったものとは違う基準があったのか?

    なんて考えて行きたいんですけど、他の場面でつじつまが合わないお話を書いていることが感じられると、どうせここも適当に書いちゃったのかな~なんて、しらけちゃう恐れがあるんですよね。

    お話だからこそ、緻密に作って観客をしらけさせないようにしないといけないんじゃないかな~と今では思うようになっています。

    そいういう意味で0102はちょっと残念なのではないかと思うのですよね。

    返信
  5. しましま

    Unknown
    YOKOさんの言う事、確かに!
    あんまり疑問点が続くと見てられませんね。
    逆に言えば、いい作品はうまくだましてくれるもの。。。
    このエピソードでジョンを入れてくれなかったり
    強引にデートを邪魔するのは、
    まだ私の中ではシャーロックの気まぐれな部分として受け入れ範囲内です。
    自分が邪魔され宅ない時は人が頭で考えるだけでも煩い、
    でも自分が必要としている時には強引。

    返信
  6. YOKO

    気まぐれシャーロック
    しましまさん、そうですね。シャーロックのきまぐれなのかな?ありましたね、「考えるな!うるさい!」って。何様だ・・・ww

    まえにしましまさんがおっしゃったように、人によって「おや?」と思う部分って違うのですよね。
    他の方々の感想を読むのって、そういう意味でも面白いですね。それにしてもみんなどれだけこのドラマのこと好きなんでしょう^^

    返信

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