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死を呼ぶ暗号で英語-25 「3人でデート?!」

BBCドラマ「SHERLOCK~シャーロック」 S1E2 The blind banker 「死を呼ぶ暗号」の台詞を読みながら、ちょっと苦手な英語も勉強しちゃおう~という企画です。


今回は、ジョンとサラの初デートについてくるシャーロックです。


(サーカスへの路上)
SA:It’s years since anyone took me to the circus.
サーカスに連れて行ってもらうなんて、何年ぶりかしら。(直訳:もう数年になる、誰かにサーカスに連れて行ってもらってから)

JW:Right, yes. A friend recommended it to me. And phoned up.
そうなんだ。友達がすすめてくれたんだ。(予約の)電話もしてくれて。

phone up:電話をかける

SA:Oh. What are they, a touring company or something?
へぇ、どういうものなの?移動サーカス団か何か?

※a touring companyを移動サーカスと訳すと、フェリーニの「道」みたいなイメージになってしまいますね。現代的な感覚なら「世界中で公演するサーカスカンパニー」なんでしょうけど、長ったらしいよ・・・

JW:I don’t know much about it.
あまり詳しく知らないんだ。

SA:I think they’re probably from China.
どうやら、中国のみたいね。

JW:Yes, I think so, yes. There’s a coincidence.
そうだね、僕もそう思う。偶然だな。

(サーカス)
W:That’s wonderful, thank you very much.
素晴らしいわ!ありがとう。

JW:Hi, I have two tickets reserved for tonight.
今夜の分のチケットを2枚予約したえるんですが。


M:And what’s the name?

では、お名前は?

JW:Er, Holmes.
あ~、ホームズです。


M:Actually, I have three in that name.

実は、そのお名前ですと3名様でご予約いただいてます。

JW:No, I don’t think so, we only booked two.
いや、それは違うと思うよ。2枚しか予約してない。

SH:Then I phoned back and got one for myself as well. I’m Sherlock.
そして僕は、電話をかけなおして自分の分を1枚追加したんだ。シャーロックです。

SA:Er… Hi.
あ...どうも。

SH:Hello.
どうも。

JW:You couldn’t let me have just one night off?
たったの一晩も俺のことを解放してくれないのか?

SH:Yellow Dragon Circus, in London for one day. It fits. The Tong sent an assassin to England...
イエロードラゴンサーカス、ロンドンで一夜限りの公演。ぴったりだな。トンがイギリスに送り込んだ殺し屋・・・。


JW:Dressed as a tight-rope walker. Come on, Sherlock. Behave!

綱渡りみたいな衣装だな。頼むよ、シャーロック。おとなしくしてくれよ。

SH:We’re looking for a killer who can climb, who can shin up a rope. Where else would you find that level of dexterity? Exit visas are scarce in China. They’d need a pretty good reason to get out of that country. Now, all I need to do is have a quick little look around the place...
僕たちが探しているのは、よじ登れる奴だ。ロープを伝って上れる奴。他のどこでこのレベルの手腕の奴を見つけられるというんだ?中国では出国ビザは出にくい。彼らはかなりちゃんとした理由がなければ出国できない。では、ここでしなければならないことは、場内を軽く一回りしてこよう。

shin up:伝って上る
dexterity:器用さ、機敏さ
scarce:少ない、まれな

JW:Fine. You do that. I’m going to take Sarah for a pint.
いいね。お前がやれよ。俺はサラをビールのみに連れて行くから。

SH:I need your help.
手伝ってくれよ。


JW:I do have a couple of other things on my mind this evening.

俺にはいくつか他にやろうと思ってることがあるんだよ、今夜は。

SH:Like what?
どんなことだ?

JW:You are kidding?
からかってるのか?

SH:What’s so important?
何がそんなに重要なんだ?


JW:Sherlock, I’m right in the middle of a date. You’re going to chase some killer while I’m trying to...

シャーロック、俺はデートの真っ最中なんだ。お前は殺人犯だかを探しに行けよ。その間、俺はがんばって...


SH:What?

何を?


JW:While I’m trying to get off with Sarah! Hey. Ready?

俺はがんばって、サラをおとしたいんだよ! (サラに)やぁ!準備はいい?

get off:《英口語》〔異性と〕急に(性的に)親しくなる 〈together〉〔with〕.

SA:Yeah.
ええ。

※シャーロックわざとやってるのか、天然なのか?
 どっちにしても面白い!!

5 thoughts on “死を呼ぶ暗号で英語-25 「3人でデート?!」

  1. しましま

    シャーロック!いい子にして!
    デートの会話ってかわいいな~~
    私もこんなかわいいデートしたいです♡
    「中国の」「僕もそう思う、偶然だね」← もう!!誰が見ても中国のなのに!!
    そしてシャーロックが現れる瞬間、夫と見ながら大爆笑!
    あー、このシーンがこのエピソードのハイライトかとも思える。w

    *You couldn't let me have just one night off?
     ここは「night off」が休日(day off)という名詞とわかると赤文字でないのでは?
     
    *おとなしくしてくれよ! これ、いいですね!!「いい子にしろ!!」

    返信
  2. YOKO

    なにが偶然か?
    このデートの部分の台詞、くすぐったくてくすぐったくて・・・いい大人が可愛すぎる。
    直視できません。
    シャーロック6エピソード中で、一番恥ずかしいシーン、それがこのデートシーンです。いや~子のシーン苦手。(私変ですか?ww)

    You couldn't let me have just one night off?
    ここ、何で赤文字にしたのか、自分でも分からなくなってきました。offで休みというのは分かってたはずなんです。
    れれれ?

    そして「偶然」のところなんですが、ここ私しましまさんと解釈違ってるみたいです。
    There’s a coincidence.
    ここは、ジョンがまだシャーロックに紹介されたサーカスが、暗号捜査に関係があるとは思っていなかったのに、
    「あれ?中国?また中国?偶然だな・・・ん?偶然なのか?」
    といやな予感がしてるシーンじゃないかと思ったのですけど、いかがでしょうか?

    しましまさんがおっしゃるように「いやー僕もそう思ったんだよ~、偶然だね~僕たち気が合うね~」とか言ってるとすると、恥ずかしさ倍増します~、もう一回ちゃんと見返さないと。(恥ずかしいので1~2回しか見てないのです、このシーン)

    返信
  3. YOKO

    いい子にしててね
    しましまさん。

    Behave!

    ってこの解釈でいいんですよね。
    「おとなしくしててくれよ」「いい子ちゃんでいてね」こんな感じ。

    グラナダ版のホームズで、「マスグレーブの儀式」というのがあるのですが、由緒正しい旧家にホームズとワトスンが招待され週末を過ごすのですが(ホームズがそこの当主とご学友)馬車で屋敷に着いたときにホームズがワトスンに「Behave ourselves!」って呼びかけるんです。
    DVD見ながら「行儀が悪いの自分だろ!」と突っ込んでしまいましたよ。

    返信
  4. しましま

    中国の偶然
    あ!そか!シャーロックもいる会話だから、事件との偶然という意味なんですね~
    いやー。自分が恥ずかしい。妄想が暴走。

    返信
  5. YOKO

    しましまさん
    ふふふ、妄想は時に暴走しますよね。

    あ、でもここは、まだシャーロックは登場していないので、「いやな予感」程度かと思うのです。
    ちゃんともう一回見直しますね~

    返信

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