BBCドラマ「SHERLOCK~シャーロック」 S1E2 The blind banker 「死を呼ぶ暗号」の台詞を読みながら、ちょっと苦手な英語も勉強しちゃおう~という企画です。
今回は、ジョンとサラの初デートについてくるシャーロックです。
(サーカスへの路上)
SA:It’s years since anyone took me to the circus.
サーカスに連れて行ってもらうなんて、何年ぶりかしら。(直訳:もう数年になる、誰かにサーカスに連れて行ってもらってから)
JW:Right, yes. A friend recommended it to me. And phoned up.
そうなんだ。友達がすすめてくれたんだ。(予約の)電話もしてくれて。
phone up:電話をかける
SA:Oh. What are they, a touring company or something?
へぇ、どういうものなの?移動サーカス団か何か?
※a touring companyを移動サーカスと訳すと、フェリーニの「道」みたいなイメージになってしまいますね。現代的な感覚なら「世界中で公演するサーカスカンパニー」なんでしょうけど、長ったらしいよ・・・
JW:I don’t know much about it.
あまり詳しく知らないんだ。
SA:I think they’re probably from China.
どうやら、中国のみたいね。
JW:Yes, I think so, yes. There’s a coincidence.
そうだね、僕もそう思う。偶然だな。
(サーカス)
W:That’s wonderful, thank you very much.
素晴らしいわ!ありがとう。
JW:Hi, I have two tickets reserved for tonight.
今夜の分のチケットを2枚予約したえるんですが。
M:And what’s the name?
では、お名前は?
JW:Er, Holmes.
あ~、ホームズです。
M:Actually, I have three in that name.
実は、そのお名前ですと3名様でご予約いただいてます。
JW:No, I don’t think so, we only booked two.
いや、それは違うと思うよ。2枚しか予約してない。
SH:Then I phoned back and got one for myself as well. I’m Sherlock.
そして僕は、電話をかけなおして自分の分を1枚追加したんだ。シャーロックです。
SA:Er… Hi.
あ...どうも。
SH:Hello.
どうも。
JW:You couldn’t let me have just one night off?
たったの一晩も俺のことを解放してくれないのか?
SH:Yellow Dragon Circus, in London for one day. It fits. The Tong sent an assassin to England...
イエロードラゴンサーカス、ロンドンで一夜限りの公演。ぴったりだな。トンがイギリスに送り込んだ殺し屋・・・。
JW:Dressed as a tight-rope walker. Come on, Sherlock. Behave!
綱渡りみたいな衣装だな。頼むよ、シャーロック。おとなしくしてくれよ。
SH:We’re looking for a killer who can climb, who can shin up a rope. Where else would you find that level of dexterity? Exit visas are scarce in China. They’d need a pretty good reason to get out of that country. Now, all I need to do is have a quick little look around the place...
僕たちが探しているのは、よじ登れる奴だ。ロープを伝って上れる奴。他のどこでこのレベルの手腕の奴を見つけられるというんだ?中国では出国ビザは出にくい。彼らはかなりちゃんとした理由がなければ出国できない。では、ここでしなければならないことは、場内を軽く一回りしてこよう。
shin up:伝って上る
dexterity:器用さ、機敏さ
scarce:少ない、まれな
JW:Fine. You do that. I’m going to take Sarah for a pint.
いいね。お前がやれよ。俺はサラをビールのみに連れて行くから。
SH:I need your help.
手伝ってくれよ。
JW:I do have a couple of other things on my mind this evening.
俺にはいくつか他にやろうと思ってることがあるんだよ、今夜は。
SH:Like what?
どんなことだ?
JW:You are kidding?
からかってるのか?
SH:What’s so important?
何がそんなに重要なんだ?
JW:Sherlock, I’m right in the middle of a date. You’re going to chase some killer while I’m trying to...
シャーロック、俺はデートの真っ最中なんだ。お前は殺人犯だかを探しに行けよ。その間、俺はがんばって...
SH:What?
何を?
JW:While I’m trying to get off with Sarah! Hey. Ready?
俺はがんばって、サラをおとしたいんだよ! (サラに)やぁ!準備はいい?
get off:《英口語》〔異性と〕急に(性的に)親しくなる 〈together〉〔with〕.
SA:Yeah.
ええ。
どっちにしても面白い!!
シャーロック!いい子にして!
デートの会話ってかわいいな~~
私もこんなかわいいデートしたいです♡
「中国の」「僕もそう思う、偶然だね」← もう!!誰が見ても中国のなのに!!
そしてシャーロックが現れる瞬間、夫と見ながら大爆笑!
あー、このシーンがこのエピソードのハイライトかとも思える。w
*You couldn't let me have just one night off?
ここは「night off」が休日(day off)という名詞とわかると赤文字でないのでは?
*おとなしくしてくれよ! これ、いいですね!!「いい子にしろ!!」
なにが偶然か?
このデートの部分の台詞、くすぐったくてくすぐったくて・・・いい大人が可愛すぎる。
直視できません。
シャーロック6エピソード中で、一番恥ずかしいシーン、それがこのデートシーンです。いや~子のシーン苦手。(私変ですか?ww)
You couldn't let me have just one night off?
ここ、何で赤文字にしたのか、自分でも分からなくなってきました。offで休みというのは分かってたはずなんです。
れれれ?
そして「偶然」のところなんですが、ここ私しましまさんと解釈違ってるみたいです。
There’s a coincidence.
ここは、ジョンがまだシャーロックに紹介されたサーカスが、暗号捜査に関係があるとは思っていなかったのに、
「あれ?中国?また中国?偶然だな・・・ん?偶然なのか?」
といやな予感がしてるシーンじゃないかと思ったのですけど、いかがでしょうか?
しましまさんがおっしゃるように「いやー僕もそう思ったんだよ~、偶然だね~僕たち気が合うね~」とか言ってるとすると、恥ずかしさ倍増します~、もう一回ちゃんと見返さないと。(恥ずかしいので1~2回しか見てないのです、このシーン)
いい子にしててね
しましまさん。
Behave!
ってこの解釈でいいんですよね。
「おとなしくしててくれよ」「いい子ちゃんでいてね」こんな感じ。
グラナダ版のホームズで、「マスグレーブの儀式」というのがあるのですが、由緒正しい旧家にホームズとワトスンが招待され週末を過ごすのですが(ホームズがそこの当主とご学友)馬車で屋敷に着いたときにホームズがワトスンに「Behave ourselves!」って呼びかけるんです。
DVD見ながら「行儀が悪いの自分だろ!」と突っ込んでしまいましたよ。
中国の偶然
あ!そか!シャーロックもいる会話だから、事件との偶然という意味なんですね~
いやー。自分が恥ずかしい。妄想が暴走。
しましまさん
ふふふ、妄想は時に暴走しますよね。
あ、でもここは、まだシャーロックは登場していないので、「いやな予感」程度かと思うのです。
ちゃんともう一回見直しますね~