台東で行った素敵なお店その2。
台東ですっかり私「文青」気分を満喫しました。
「文青」というのは「文学青年」の略だと思うのですが、おしゃれで知的なワードとして最近よく見かけます。
入るとこういう空間です。
真ん中に大きなテーブルがあり、スタンド、電源完備。
まるで図書館の自習室みたい。
窓際にはカウンター席有り。
そして壁一面に本だな。
ここの本は席で自由に読めます。
ただしルールがあります。
それは、「一度本棚から出した本は、自分で棚に戻さないこと」です。
不用意に押し込んで、本が傷むのを防ぐ目的だそうです。
一度手に取った本は棚に平置きします。
もちろん、売り物なので丁寧に扱わないといけません。
ここにも「用書店進行一場文化革命」の横断幕が。何かの活動なんでしょうね。このカウンターの右手にパンの陳列コーナーがあり、さらに奥にはパン焼き工房があります。
人数を告げて席に着いたら、お店の人がメニューを持ってきて、何やら説明が始まりました。
どうもうまく聞き取れないので「??」と言う顔をしていたら「ニホンジンデスカ?」と日本語で話しかけられました。このおにーさん、昔仕事で日本語使っていたらしい。「1~2年ブリ、ニホンゴハナシマシタ」とか。
で、何を説明していたのかと言うと、「今日は3時から講演のイベントがあるので、それまでのご利用になりますが大丈夫ですか?」と言うことでした。この時点で2時過ぎ。じゅうぶんですとも。
そう言う活動も盛んにやってるようです。
さすが、文化革命。
パンとハンドドリップコーヒーを注文しました。
コーヒーは「ブラジル」と「ルワンダ」でした。
ルワンダのはすごく個性的な味がしました。ハンドドリップコーヒーはイタリア式のと違ってとっても私の好みです。台湾にもこういうコーヒー飲める店が増えていてほんとにうれしい限り。
このお店は、小さな空間ですが、お店の人とお客さんとの距離感もほどよく、私が日本人でうまく言葉が通じないと分かると、ほかのお客さんも助け舟を出してくれたり、ものすごく居心地がよかったです。こんな「文青」でおしゃれでとんがった感じがあるのに、居心地がいいなんて台東と言う土地のせいなのかな、すてきでした。(たぶんこういう店が東京にあっても、緊張してしまいそう)
ネット上の情報見ると、ここのお店は食事も美味しいみたい。
機会があれば、またぜひ訪れたいと思います。
台東で一番気に入ったお店でした。
台東市洛陽街265號
食冊café書店
営業時間:朝10時~夜10時 月・火定休
入場料:200NT(うち160元は店内の飲食に使える)
夜はお任せ晩御飯メニューあり。