お誘いを受けて、夏休みの最終日に上野へ行ってきました。
「空海と密教美術展」です。
11時ごろ上野に着き、駅構内のレストランで昼食。
友人の話によると、もともと皇族の皆様がお使いになっていた貴賓室を改装して作られたレストランなのだとか。
早い時間だったので、ガラガラでしたが見る見る満席になりました。
12時前に出ましたが、そのときには店の外に行列もできていました。
ブラッスリー レカン
http://www.lecringinza.co.jp/brasserie/
上野公園は大勢の人出。
そうだ、今動物園にはパンダもいるのでしたね。
空海展は並ばずに入れました。
でも中はそれなりの混雑。
展示は空海の生涯と、空海が唐から持ち帰ったもの。
「請来」=しょうらい という言葉をはじめて知りました。
そして、それらの日本の仏教に与えた影響、と系統だってわかりやすく並んでいました。
が、仏教知識が甚だあいまいな私は、曼荼羅って何?何でこんなにたくさんの種類の仏像があるの?!と頭混乱でした。(毎年お正月に真言宗のお寺に初詣行って護摩木勤行に参加してるのになさけない)
三筆としても有名な空海の書やら、高野山などに伝わる仏具やら、仏像、曼荼羅図などほとんどが国宝、重文だったそうです。
もっと知識があったらな~と思わずにはいられませんでしたが、知識はなくともその美しさや荘厳さ当時どれほど斬新なものだったかなど、いろいろ感じるところがありました。
展示の中でも大阪獅子窟寺の薬師如来像の美しさに感動。
帰りに絵葉書を買いました。
東寺の帝釈天のイケメンぶりにも、目がハートに!
一筆箋を買いました。
ん~商売がうまいゾ!
いつも思いますが、博物館にある仏像は、お線香を上げて拝まれるでもなく、美術品のような立ち位置にあって、なんだか妙な感じです。普段お寺にあっては絶対正面からしか見られないのに、360度いろんな角度から鑑賞できます。いいのかしら?
でもこんな贅沢はなかなかできるものではありませんね。
会期中にもう一回、すこし勉強してから見に行きたいと思いました。
国立博物館では、辛亥革命から100年に当たる今年なので「孫文と梅屋庄吉 100年前の中国と日本」という展覧会もやってました。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1398
こちらは小規模の展示ですが、これまで世に出ていなかった写真が多数展示されており、なかなか興味深いものでした。辛亥革命の成功には、国を超えた支援の輪があったことを改めて感じました。
最後に法隆寺宝物館にも行ってみました。
なぜ法隆寺のものが東京に?
なにはともあれ、宝物館はモダンな建物です。
最近できた建物のようです。
ここの圧巻は2階の飛鳥仏像の間です。(正式名称知りませんが)
とにかく不思議な気持ちになれます。
仏様の魔法(仏様は魔法は使わないか・・・)にかかりそうな空間です。
空いてるので、ゆっくり浸れますよ。
ここは今度ひとりできて、心行くまで浸ってみようかと思いました。
東京国立博物館 - 5.法隆寺宝物館
動画がありました!
帰りに甘味処で蜜まめ。
外はまだまだ暑い上野のお山でした。