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耳慣れない言葉 慣れた言葉

「かたす」「かどっこ」「しょっぱい」

もともと、私のボキャブラリーになかった言葉。
最近は、なれて、たまには使うようになってます。

「かたす」

はじめて出会ったのは、マンガの台詞。
「かたす」という言葉が片付けるを意味すると知らず、
誤植だと思っていました。

そのうち、片付けることを「かたす」という人々がいると知るようになりました。
たぶん、これ、方言ですよね。
関東地方の?
だんだん全国区になっているのかな。

「かどっこ」

はじめて聞いたのは、仕事をするようになって、客先で。
「すみっこ」「はじっこ」の意味ですね。

「かどっこ」という発音が、とてもかわいく思えて、自分でも使おう・・・
と思いました。
これも方言かな?

「しょっぱい」

これは、有名な言葉ですね。言うまでもないですが、塩辛いことを指すコトバ。
もしかして、すでに共通語かもしれません。
TVなどで聞いたことはありましたが、18歳になるまで使ったことはありませんでした。
おそらく、東京弁~関東弁~東日本弁。

ところで、私の育った九州では「塩辛い」味を指す言葉は「カライ」です。
唐辛子の辛いのも「カライ」。
同じ言葉を使います。
言葉が1つだということは、概念もひとつということで、塩辛いことと唐辛子で辛いこととが、違う味だという認識もなかったのです。

18歳で東日本に移り住んで「しょっぱい=塩辛い」という言葉を知りました。
そして、それと同時に、塩辛いことと唐辛子で辛いことが、違う味だという認識も生まれました。

今は、この二つの味を「カライ」と表現することには大きな抵抗感があります。

実家の親に聞いてみたら、やはり以前の私と同じで、塩で辛いのも味噌で辛いのも、辛子で辛いのもすべて「カライ」。
味の区別も「いちいち区別しない」と言ってました。

面白いですね。

面白いデータ(都道府県別の調査結果です)
http://hougen.atok.com/gachinko/17.html
~塩味は「からい」? 「しょっぱい」?

英語では唐辛子も「HOT」、温度が高いのも「HOT」

冷たいキムチが辛くても、ホットココアが熱過ぎても「HOT」
同じ味に感じてるんでしょうか?
興味があります。

4 thoughts on “耳慣れない言葉 慣れた言葉

  1. MIC


    日本人と結婚して日本に住んでいる台湾人のブログを読んだところなのですが、

    彼曰く、日本語のほうが中国語よりも味を表現する言葉が多いのだそうです。

    ゆえに、日本語の味についての描写を中国語に置き換えるのは難しいということだったのですけど。

    今回のブログ、同じ日本の中でも違うのか、と興味深く拝読しました。

    それにしても、ずいぶんお会いしてませんね。

    お元気ですか?(って私もここに来たのは久しぶりですが)

    返信
  2. MIC


    日本人と結婚して日本に住んでいる台湾人のブログを読んだところなのですが、

    彼曰く、日本語のほうが中国語よりも味を表現する言葉が多いのだそうです。

    ゆえに、日本語の味についての描写を中国語に置き換えるのは難しいということだったのですけど。

    今回のブログ、同じ日本の中でも違うのか、と興味深く拝読しました。

    それにしても、ずいぶんお会いしてませんね。

    お元気ですか?(って私もここに来たのは久しぶりですが)

    返信
  3. 企画部よりMICさんへ


    おひさしぶりです~。

    味の表現って、面白いですね。

    とくに生活や感覚に近い言葉なので、言葉=概念。

    というのがズバリ当てはまるところがさらに面白さに拍車をかけますね。

    元気は元気なのですが・・・

    最近、肩&腕の痛みが激しく、仕事以外のPC操作を控えているところです。

    てなわけで久々のブログ更新になりました。

    MICさんもご自愛のほどを

    返信
  4. 企画部よりMICさんへ


    おひさしぶりです~。

    味の表現って、面白いですね。

    とくに生活や感覚に近い言葉なので、言葉=概念。

    というのがズバリ当てはまるところがさらに面白さに拍車をかけますね。

    元気は元気なのですが・・・

    最近、肩&腕の痛みが激しく、仕事以外のPC操作を控えているところです。

    てなわけで久々のブログ更新になりました。

    MICさんもご自愛のほどを

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