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宮本常一祭りも、この本で暫く休憩。

この本は、エッセイ集のようなつくりで、いろいろな本から、読みやすいいい話を抄録してあります。

「海をひらいた人々」や「維新のあとさき」はとても面白かったし、
生後50日で夭折した我が子へささげた「萩の花」はじーんとしました。

この本を読み終わった後、図書館へ返しに行き、
そのまま宮田登氏の本を借りてきました。

『「心なおし」はなぜ流行る』
くらい。
暗すぎる・・

今一生懸命読んでるところでしけど、
犯罪の話が多いので(それはそういうテーマの本だからだけど)
ズン、と気持ちが沈みます。

宮本さんの本は、救いがちりばめられてて、その点がはまった理由かも。

ところで、宮田登先生は、私の大学の先生でした。
とても近いところで講義をされていて、私の友人の指導教官だったような気がします。

が、「妖怪の先生」という印象が強く、
一度も講義をとったことがありませんでした。
だって、妖怪とか・・・こわいんだもーん。

民俗学の近くにいながら、民俗学に手を出さなかったのは、
宮田先生の妖怪学にあったんでは?
といまさらながら思ったりします。

うちの近所の図書館には宮田先生の著作集が開架されています。
すごい先生だったのでは?
身近にいながら教えを請わなかったのがもったいなかったかな。

これから少しずつよんでみようとおもいまする。

この本のあとは、米山俊直さんの本も読もうと思います。

宮本常一 (ちくま日本文学全集)
宮本 常一
筑摩書房

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8

昭和54年(1979年)9月

9/10 朝 羽田発→桃園空港 台北へ(美麗華大飯店泊)
9/11 台北→(飛行機)→台東 同行者の知人を訪ねてプユマ族の南王村へ。台東泊
9/12 台東→(飛行機)→蘭嶼 観光バスで島内一周 紅頭村のヤミ族の家を訪ねて話を聞く ホテル泊
9/13 蘭嶼 紅頭村→(徒歩)→野銀社 船を作る話を聞く 午後バスで紅頭村までもどり、夜また近所の人たちに話を聞く
9/14 蘭嶼→(飛行機)→台東 台東市内の同行者の知人宅に泊まる
9/15 台東→(汽車)→玉里→楽合→(バス)→瑞穂 ホテル泊
9/16 瑞穂→(車)奇美村途中まで→瑞穂→(汽車)→光復→(バス)→豊浜→(徒歩)→八里湾 地元の人の家に泊まる(その場で交渉した?)
9/17 豪雨のため、八里湾でいろいろの話を聞き、地元の宴会(当兵の若者の送別会)などにも参加
9/18 八里湾→豊浜 豊浜泊
9/19 豊浜→台北 台北泊
9/20 台北→東京 帰国

30年近く前だから、あっちこっちで日本語が通じ、宮本氏は、
日本でするのと同じように土地の人からどんどん話が聞けたそうだ。

同行した人が、原住民の民俗調査をしていて、台東県、花蓮県あちこちに
知り合いが多かったこともあり、初台湾にもかかわらず、
わずか10日の旅行で、ばしばし調査してます。
すごいです。

また、台北と台東以外は、私の全然行った事のないところばかりなのも、
驚きます。原住民の村にほとんど行った事ないので、そうなりますね。

宮本常一、アフリカとアジアを歩く (岩波現代文庫―社会)
宮本 常一
岩波書店

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月曜の夜、知らない番号から電話があって
「だれかな?」
とおもいつつ、電話に出たら、香港のじょにさんでした。
東京国際映画祭と同時開催されていた「コンテンツフェス」のための来日。

「今東京にいるけど、水曜か木曜か金曜にでもご飯どう?」
という話。

おお~急にびっくりするじゃないか~と思ったけど、

「金曜なら多分大丈夫。あとでメールしますね」

ここのところ、毎日映画祭などのイベントで夜は予定がいっぱい。
かろうじて金曜の夜なら空けられそう。
よかった。

で、金曜日。
今回は新宿で待ち合わせ。
相も変わらず、居酒屋へご案内。

でも歌舞伎町あたりの居酒屋さん、金曜の夜は
「2時間制です」とかって、めんどくさいことをおっしゃる。

待ち合わせの前に何件かまわって、やっと「何時間でもどうぞ」
といってくれる店を見つけ予約。
よかった。

今回も私たち夫婦だけでは、言葉の問題もあるし・・・
間が持たないかも・・・。
ということで、助っ人の皆様をお誘いしました。

Lさん、Mさん、Dさん。
都合つけてくれてありがとうございました。

仕事が今日で終わったとの話で、開放感いっぱいの愉快なじょにさんでした。
お酒も結構飲んで酔っ払ってました。

いつもながら、言葉がもどかしいけど、ピートに始まったこの祭り週間で少しずつ英語にも慣れてきたせいか、はたまたお酒のせいか、結構楽しく話せました。
(今回の公用語は英語でした)

ジョニさんとも10年近いつきあい。
だんだん気心が知れてきて、言葉の壁は乗り越えられるようになったような気がします。
大事にしたいお友達です。

写真はぶたしゃぶを取り分けてくれるじょにさん。


私にとっての、TIFF最終日。
映画を2本見ました。

1本目。
「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」
オーチャードホールで、山田洋次監督と竹下景子さんの舞台挨拶付。
客席には外国人のお客さんが目立ちました。

初めての大スクリーンでの寅さん。
映画はTV、ビデオで何度も見てる内容ですが、
やっぱり大勢の人と見ると楽しい!
わいわい騒ぎながら見ました。

2本目。
「ポケットの花」
六本木に移動。マレーシア映画です。
お父さん訳がジェームスリー監督だったとは気がつきませんでした。
子役の兄弟の可愛いこと!!
生活時間の違うお父さんに、朝タオルケットかけてあげたり、
怪しげな夕食をお父さんの分まで作ってあげたり。。

学校ではダメダメな二人だけど、芯はとっても優しくてかわいらしい。

あまりつらいことが起こらずに、すくすく育ってほしいな。

写真は渋谷の猫

5

1975年 日本 監督:土本典昭

水俣を扱ったドキュメンタリー映画。
いろいろな複雑な思いに駆られる映画ですが、民俗学的なアプローチもあり、ぐんぐん引き込まれて153分を見終わりました。

終了後は、当時の撮影監督、助監督の方によるトークショーがありました。
「映画の手法」についてかなり詳しい話がなされました。

詳細→http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=231
  →http://www.cine.co.jp/php/detail.php?siglo_info_seq=16

いか自分用のメモ
昭和49年当時、まだ汚染された魚は水俣湾にとどまらず、
不知火海全域~有明海まで見られたという話にはチョット驚きました。
食べてましたよね。普通にお魚。
子供だったせいもあるかもしれませんが、全くそんな認識なかったです。
宇土の方に潮干狩りに行って、貝も食べてたし。
発病するレベルの濃度ではないのでしょうけども。

ナレーションもあまり入らず、熊本南部の方言でどんどん進んでいくので、
見た人たち、言葉が分からなかったのではないかと思いました。
熊本出身の私でも、かなり分からない部分がありました。
聞き取りにくい部分は、英語の字幕を見たりして・・・
変な感じ。

水俣や天草の土地の人がいろいろインタビューに答えるのですが、人によって、
「あ~これは、親類のおばさんたちの話し方にそっくり!」とか
「お父さんの話し方によくにてるな~」
とか、そんなことにも興味を惹かれました。

漁の方法も丹念に追っているので、(うたせ舟とかちっとも知らなかった)
その点も興味深いものでした。
30年経って、今はどうなってるのでしょうか・・。
不知火海の漁業や水俣病は。
調べてみようと思いました。

参考
熊本大学の水俣病関連資料

http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/suishin/minamata/

http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/suishin/mercury/


台湾映画「ビューティフル・クレイジー」
イタリア映画「ビューティフル・カントリー」
二日連続で「ビューティフル」というタイトルの映画を見ました。

どちらも映画祭がなかったら見なかっただろと思う作品。

ビューティフルクレイジーは、監督や出演女優さんによるティーチインもあり、
女優さんのかわいい事!
サインもらって喜びました。
監督は頭の切れそうな、とっつきにくいカンジでしたが。
芸術家なのですね。
この人は二年前にやはりこの映画祭で見た「チョコレートラップ」の監督さんでもあり、
前作では、音楽にボビー(陳昇)を起用していたので、
なにか共通項があるかなと思ったのですが、ファンが多くてそんな話まではできませんでした。
残念。

映画自体は、共感する部分は少なかったけど
ティーチインで監督が話していたように「夢」と思えば、
たしかに、夢のようなカンジはとてもよく伝わりました。

私も「このまま夢の中にとどまっていたい」と思うような、甘美な感覚の夢が時々ある。
目が覚めたあとに、その感覚を再現したくなる事があるから、監督の狙ってるものの1つにはそういうのがあるのかも。
と思いました。

今日見てきた「ビューティフルカントリー」はイタリア南部の産業廃棄物の不法投棄問題を扱ったドキュメンタリー。
ゴミゴミゴミ!
画面いっぱいゴミ!
という映画。

カンパーニャ州といえば、観光客も多い、南イタリア。
ソレント半島も
地図で見てみたら、映画に出てきたアチェッラは、ナポリのすぐ近くではないですか!
(カンパーニャの水牛のモツァレッラチーズおいしかったな~)

日本でもごみ処理場の問題や、ダイオキシン汚染の問題、不法投棄問題ありますが。
政治家とマフィアが絡むというのは・・・
イタリアって、ちょっとコワイ。

農業国のイメージでしたが、あんなに汚染されたらどうなってしまうのか・・・

「トルパン」でもみたヒツジの放牧。
カザフスタンの草原は、ホントに草しかなくて、ヒツジが栄養失調でどんどん死んでましたが、

イタリアのヒツジは、高速道路脇で放牧され、ダイオキシンでどんどん死んでいました。

厳しい現実を知るために、見てよかったです。

4


はじめて行きました。
原宿クロコダイル。

6時のオープンと同時に入場して、フロアのど真ん中に陣取りました。
ステージがほど良い距離で見れます。
ベストポジション!

開演までは時間があるので、飲み物やご飯をオーダーして、
友人たちが揃うのを待つ。
店内には沢山テレビモニターがあって、ビデオを流してます。
ふと見ると、私にとって青春(?)の大スター「ジョンメレンキャンプ」の姿が!

おお!コレは幸先いいぞ!
好きなアーチストのライブ見に行って、前座よろしく好きな歌手のビデオが流れてる・・。
ん?音量が小さくて曲がわからないけど、ジョンの曲じゃないみたい。
なんだろ?このビデオ・・・。

店員さんに聞くと、テレビを録画したものらしい、

と、途中まで見て気がつきました。
あ!これ、ボブディラントリビュートコンサートだ。
いつだったか、Youtubeで見たことある。

そしてライブがはじまりました。

前半は、ピートが一人でギターを抱えて、弾き語りの
ピート曰く「自殺したくなるような・・・」静かな演奏。

後半は、バンドのメンバー
(マレーシアからつれてきた若手3人~TemperedMentalと日本人のベーススト早川岳晴さん)
が登場し、打って変わっての
ピート曰く「PARTY!」のパート。

どちらもピートの魅力を堪能できるものでした。
おなかいっぱいになりました。ありがとう~。

ただ、後半は私の鼓膜が厳しくなってきて、
ちとつらかった。(この耳、治るのかな・・?)

おまけ(?)のTemperedMentalの単独演奏もよかった。
メリーナのベースひきまくりが超COOL!

ステージのパフォーマンスもさる事ながら、客席の会話も楽しいライブでした。
新旧の知り合いといろいろお喋りもでき、
前回のピートのライブで知り合いになった人との再会もあったり、
数日前にライブ行ったジョーイ・ザザの関連の人ともご縁ができたり。

人の輪の広がりを実感。
人々の中で生きてる自分を再認識。
楽しかったです。

ピートとは終演後、少し話ができました。
(いつもながら英語が・・・どんどん下手になってる)

ライブの感想を伝えるのもそこそこに・・・
どうしても聞きたかった事をききました。

それは、前にこのブログにも書いた、韓国のカンサネの事(!)

私「韓国で活動して、友達も出来たって話だけど?」

P「そうそう、できたよ~」

私「カンサネ?」

P「そうそう!彼はすごいよ!一緒に韓国のTV番組で共演したんだ。
  ラグヨを・・・・」

私「うわ~!すごい~!!(一人で大盛りあがり)
  ♪らぐよ~(と勝手に歌う)
  え?ピートも韓国語で歌ったの???」

P「ボクはギター弾いただけ。歌ってないよ。
  彼とは、モノの考え方や、音楽に対するものにもすごく共通性があって、
 兄弟みたいなカンジだよ!!」

私「わ~すごい!私ね、カンサネの音楽10年以上前から好きなんだよ!
  CDも全部持ってるし(ちょっとうそつきました。新譜はまだ持ってません)」

P「今度、一緒に音楽作る話もあるんだよ」

私「へ~。私の大好きなピートとカンサネ。
  二人が意気投合するのは全然不思議じゃないよね~(偉そうダ・・)
  それにしてもピートとカンサネがつながるなんて、世間は狭いにゃ~」

P「・・・・(苦笑)」

私「また共演するとき、教えて!!おねがい!絶対行くから~」

と、一人でカンサネの話で盛りあがってしまいました。
きっとピートは、「今夜の俺たちの演奏はどうだったんだヨォ」
と思った事でしょう。

ゴメンナサイ。

まあ、ピートから連絡が来るとは思えませんが、ココでアピールしておけば、
万に一つでも、何かいい事があるかもしれません(笑)

宝くじは買わなきゃ当りませんもの。

なんとか情報をチェックしてピートとカンサネの夢の競演の動きがあったら、
すぐに飛ぶぞ!
韓国でも、マレーシアでも、日本でも!

それにしても、人の縁って面白いな~。
好きなアーチスト同士が友達になって競作するとか、
ファンとしてこんな興奮することってないでしょ。

こうなったら、ピート、台湾進出して陳昇ともつながってくれないかな?

カンサネと陳昇は絶対合うと思うし。
実際二人の曲は印象が似てるのがあって、初めて聴いたとき、
どっちかの盗作かと思ったこともあるほど(笑)。
でも多分、あの二人はお互いを知らないでしょうね。

ピート、陳昇、カンサネのジョイントとかあったら、鼻血出ちゃうね~。

などと、勝手な妄想がどんどん膨らみます。

もうひとつ、アメリカまで行ってジョンメレンキャンプ御大とも・・・。
ピートとはヴァンモリソンつながりで・・・。
ムリか。

アホ過ぎる妄想。
こんなこと考えてるの、私だけだろうなぁ・・・(爆)

2


東京国際映画祭の2日目。
今日は2本見ました。

「生きていく日々」
「トルパン」

両方とも、上映後にティーチインがあり、制作側の人に質問する時間がありました。
特に、「生きていく日々」は素晴らしかった。
地味な何の事件も起こらない映画なのに、すごくこころに迫るものがありました。

「トルパン」は、カザフスタンが舞台で、ロシア人の監督が撮っています。
4年も撮影にかけたらしく、草原の風景というか生活はすごかったけど・・・
ティーチインがつまらなかったため、自分のなかで消化不良。
質問すればよかった。

しばらく「バビロンの河」が頭から離れませんでした。

なぜこの曲なんだろ?
それ質問したかった。
それと、なぜあんなにムキになって歌いつづけるのか・・・。
歌う事が、何か意味を持つのだと思うのだけど。

最近ずっと読んでいる宮本常一の本の中に繰り返し出てくる、
昔の生活の中での歌というものの意味についての説明が、
この映画についても当てはまるのかもしれません。

つまり、つらい労働をしなければならない暮らしの中で、
その生活を明るくするのが「歌」だったということ。

「歌」を歌うことで、作業の能率が上がり、労働のつらさが軽減し、
またいっしょに働く人々と連帯感を確認できる・・・。

現代の私たちにとっての歌は娯楽の範疇にあるものがほとんどだけれど、
例えば、働いてるときに歌を歌ってたら、「不真面目」って思われますよね。
でももっと苛酷な環境では、歌わないと仕事していられないというような、
そんな環境もあったらしい。
想像がつかないけど。

その映画の中で、大草原にぽつんと建つ遊牧民の家。
あそこで暮らすためには、歌をそれこそムキになって歌わないと、立ち向かえないものがあるのかもしれない。

そんなことを自分なりにいろいろ考えました。

うん、やっぱり質問すればよかった。

トルパンというのはチューリップの事だそうです。


2008.10.29追記
トラックバックをしてくださった方のブログで、
なぜ「バビロンの河」をあんなにかけていたのか、の解説が、
グランプリ受賞後のティーチインで監督からあったと分かりました。

あ、そうなんです、この作品「サクラグランプリ」受賞したのです。

その理由は単純で、監督が好きな曲だったから・・・だそうです。
ロシアでもヒットしたそうな・・・
って、30年位前の曲でしょ?
監督若そうだけど同世代位なのかも。

クロージングの模様はインターネットで見ましたが、
アサ君可愛いかった。
監督はクールに見えるけど、すごく熱い人でした。
上で「ロシア人」と書いたけど、あるサイトでは、カザフ人になってました。

それと、監督のスピーチの中で子役が亡くなったという様な話をしてませんでしたか?
気になる・・・。


今日から映画祭です。
初日は、朝から1本だけ見ました。

山田洋次監督の「故郷」昭和47年作。

旧作であり、地味なせいか・・・
場内ガラガラでした。
残念。

映画はすごく良かった。
寅さんのキャストで、全然違う映画ができる・・・って言う点も面白かった。
寅さんの人たちは、やっぱり役者としてすごくいいのだなぁ・・・。
と再認識。

午後は、渋谷をうろついて、六本木へ。
時間があったので、初めて東京ミッドタウンへ行ってみました。
天気が良くて公園部分がすがすがしい。

そして4時ごろケヤキ坂へ向かい、オープニングセレモニーへ出席するセレブたちを一目見るため、レッドカーペットならぬグリーンカーペットへ。
延々続く人垣。


その中に陣取り、2時間くらい立ちっぱなしで、また腰が激痛。

有名人の皆様は、ちらちらっとしか見えませんでしたが、
イベントの熱気は楽しいものですね。
前々から一度くらいは見たいと思っていたので、
今回たまたま時間が空いて見られてよかったです。

山ほど有名人が出てきました。
出てきすぎて、誰が誰やら???
な部分も。

もったいない。

写真はあとでアップします。


麻生太郎首相とレッドクリフ監督出演者たち

4


代官山UNITにて。
会社を6時ジャストに退勤して、駆けつけました。
一組目から最後まで見ることができました。

スタンディングはきつい・・・
最後は腰が痛くて痛くて、お会いした皆さんともっとお話やら食事やらしたかったですが、どうにもならず帰宅しました。

でも内容はとてもよかった。
全部で5組登場したのですが、退屈に感じるアーチストがなかった。
私の趣味としては「きびしいだろうな~」と思っていた、タイのアイドル2組でさえも、ものすごく楽しかったし。

オーディエンスののりも良かったし。

目当てのピート・テオは、20分の中で3曲演奏という、
力のこもったアレンジで聞かせてくれました。
もっと聴きたい・・・が、日曜のクロコダイルもあることだし。
ここは期待を高めつつ待とう。

台湾の「ソーダグリーン」はトリ。

台湾で大人気で、私の周りの日本の人たちにもファンが多いのですが、
私はほとんどきいたことありませんでした。

でもはじめて見て見ての感想は、
「こりゃ~人気出るね~」。

いろんな引き出しのあるバンドでした。
ボーカルの青峰くんは、印象が変わった?
もうちょっと線の細いイメージを持ってました。
が、今回野太さを感じました。

--------------------------

 実を言えば、タイのアイドル一人目の男の子がひたすらカラオケで歌うのには、
 途中で飽きそうになりました。(可愛かったけど)

 が!ちょっとテイストの違う2人目の登場で、目が覚めました。
 かわいいアイドルと、スーツで決めてきた(むかしのアーロンクォックみたい)
 なアイドル(?)と二人で、びしっとフリを決めるところ!!!

 後ろで見ていた、私たちアラフォー女性陣のハートを打ち抜いていきました。
 二人とも、タイ語でがんがんしゃべり、観客はそれに答えていました。
 タイ通の日本人ファン?
 ん~、在日のタイ人の人が多かったんでしょうね。

 で、その人たち、ほとんど、ソーダグリーンは見ずに帰って行ってました。
 あれれ~。

8


いいもの見つけました。
知り合いの美容室の方から紹介された商品です。

「これで眉毛をかくと、3~4日消えないのよ~」

「え~っ!ホントですか?欲しいです」

「うちのお店でも売り切れてるのよ~」

という話で、そのままになってたのですが、
先日出かけた、美容の見本市で、展示されていました。

「これだ!」と思って、展示即売品を速攻ゲット。

今使ってます。

いいです。
便利です。
なんといっても、夜洗顔後に描いておけば、
朝、眉を描かなくていいんです。

それにだんだん薄くなるけど、3日くらいはそのままもちます。
(くっきりって訳には行かないけど・・)

写真は、塗って4日目のものです。
毎日顔洗ってるのに、うっすら眉墨の茶色いのが残ってるの分かります?

これって、最初「ヘナ」かな?
と思ったのですが、
白人のセレブ(?)たちが、日焼け肌を演出するのに使ってるとか言う、スプレータンニング(日本にもありますが、イマイチはやってはいないような)の原料で作ってるらしいです。

ヘナタイプもスウェーデン製のが輸入されて出回ってるらしいですが、
このPAMは日本製です。

こういう製品、開発して出したかったな~。

ここで買えます。(でも品切れしてる・・・)
  ↓ ↓ ↓

【PAMリキッドアイブロウ】2500円

宮本常一、アフリカとアジアを歩く (岩波現代文庫―社会)
宮本 常一
岩波書店

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60歳を越えて初めての海外への旅。
しかも初海外は、ケニア、タンザニア。
すごいな~。

アフリカでも畑を見ると、収穫量や肥料の具合、何人養えるか・・・
言葉が通じなくても分かってしまう。

お百姓さんって、すごい。

この後、台湾にも出かけています。
まだそこまで、読み進めていませんが、楽しみ。

今年もついに発売の時期になりました。
ことしでついに15年目です。

陳昇2009 「我們怎麼啦? 」跨年演唱會。

聽説時間的形状像梨子。
出道二十年,連續第十五年的跨年演唱會,不是要自誇,但是真的覺得好像做了什麼別人做不到的事,尤其是這種關於時間累積的事。

陳昇1988年出道,唱了二十年,創作了很多動人的歌曲,為什麼聽歌的人總是被他感動?
是一種集體催眠嗎?還是為了跟上別人的呼吸?
我常聽到聽歌的人説,因為他們在自己構築的世界裡瓦解,一切都成為過去的畫面,有了新生的力量。

黄粱一夢二十年,依舊是不懂愛也不懂情,寫歌的人假正經啊,聽歌的人最無情。
陳昇今年直嚷嚷著説:「自己是個騙子…」
你説呢?

日期:2008/12/31.2009/1/1
年代售票系統 http://www.ticket.com.tw/

チケットは、本日正午発売開始。(台湾時間)
昼休みをずらして、チケット獲得せねば!

昨日はジャズを堪能しましたが、今夜は下北沢のライブハウスでロックを聞いてきました。

北九州のバンド、ジョーイザザ。

公式サイト→http://www.joeyzasa.com/pc_index.html

久しぶりに東京でライブするとのことで、行って来ました。
小さな会場で最前列で見てしまったためか、
鼓膜が変になっちゃったみたい・・。
ライブ会場を出て3時間以上たっていますが、まだ治りません。

ライブのほうは、息もつかせず延々演奏しまくりでなかなかよかったです。
去年はメンバー抜けて2人だったけど、ちゃんと4人編成のバンドになってました。
よかったね。

それにしても、松尾君は詩人だなぁ。
願わくは、音響をもっとクリアにして、歌詞が聞き取れるように歌って欲しいな。
(私の鼓膜のためにも)

それにしても、耳がこんなカンジだと、今後ロックのライブはきびしいな~。
後ろのほうで聞かなきゃだめかもね。

この前の阿妹のときもスピーカーの前の席だったため、耳にティッシュ詰めてました。

今日は、ザザの面々を間近に見ようと思って前に行っちゃったし、髪の毛を束ねてて、耳が丸出しだったから、ティッシュ詰めるわけにも行かず・・・。

今度、目立たない耳栓買ってみようかな?
でも、音楽聞こえなくても困るし・・・
難しいところです。

あ、それと今夜は、ピート・テオも会場に来ていました。
ザザを見にきてたのね。
今週末、TAMMで演奏するマレーシアのバンドの人たちと一緒でした。
今週末が楽しみです。
1年ぶりのピート、元気そうでした。

女の民俗誌 (岩波現代文庫―社会)
宮本 常一
岩波書店

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目からうろこの話がいっぱい載っています。
いままで私が日本の文化、歴史、習慣 だと思っていた事が覆されます。
もちろん、全てではないのでしょうけど、「こんなことも確かにあったのだ」と
宮本氏に説得されていくようです。

●対馬の18回結婚したおばあさんの話
 離婚するのは簡単で、だれでも2~3回は、普通に繰り返す。
 「悪い亭主にそうのは一生の不幸だから。
 若い頃にほれあったのは、どうも本物ではないようだ。」

●昔は常に共働き。
 子供は年寄りに預け、男も女も出稼ぎする。
 つらい労働も気のあった仲間で協力して行う事でその中に「張り」を見出せた。

●若い女は家出する
 家出して都会で奉公する。
 そうして、外の文化を身につけ、経験を積む。
 そんな女でないと、結婚するときも価値がない。

●学校には行かないけれど、しっかり修行する
 家出でなくても、奉公に行く。
 いい家の娘ほど、武家屋敷や大きな商家などへ奉公に行く。
 それが、女たちに教育を与えることになる。
 他人の飯を食うということが、人間を育てる。

 


去年見かけた横浜ジャズプロムナード。
今年は前売り券を買って行って来ました。

去年の日記→http://blog.goo.ne.jp/travel_diary/e/3db28041c46c1c05a3d6b739b1cb35bd

ジャズはあまり聴かないのですが、
誕生日なので、新しいことに挑戦!ってことで。

横浜中の沢山の会場でライブコンサートが行われるイベントで、
全く知識がない私は、どこへ行ったらよいのか全然わかりませんでしたので、
福岡のジャズファンの友人に相談。

友人のすすめで、「横浜開港記念館」のライブへ行きました。


大正6年に建てられた、国の重要文化財。
大正12年の関東大震災で、外壁を残して焼けてしまい、昭和2年にちょっと簡素に再建。
平成になってからドーム屋根が復元されたそうです。
第2時大戦では被害がなく、GHQに接収されたとのこと。

小耳に挟んだ案内のおじ様~おそらくボランティアガイド~の話では、
米軍は、占領後利用したい建物は残して、計画的に爆弾落としたそうです。

今の内装は昭和初期の再建時のものらしいです。
レトロでステキでした。


中から見た窓。


講堂。ココが会場です。
2階席からの眺め。
演奏中はもちろん撮影禁止ですので、これは空の舞台。


レトロな照明。

聴いたのは、

●峰厚介カルテット
●村田浩&ザ・バップバンド
●渋谷毅エッセンシャルエリントン
 以上3組は開港記念館の講堂で。

峰厚介カルテットは残り15分というところで入場し、立ち見。
村田浩さんのトランペットは、楽しかったです。
MCも。
お茶目なオジサマ。

友人の強力推薦の渋谷毅さんのは、とても心地よくてやわらかで、
かっこいいところもあり、リラックスした雰囲気がなんとも言えずよかったです。
開港記念館もよかったけど、お酒飲みながら聞きたい。

●板橋文夫
 関内ホール大へ移動。こちらは、近代的なホールで建物的にはちょっと味気なし。
 でもフリージャズの演奏には、あってました。

板橋文夫さんの演奏は、腱鞘炎にならないの?
ピアノ壊れないの?
と心配になるような、激しいものでした。
なんだか、「バクハツ」ってかんじで。

よれよれのTシャツにジャージみたいな衣装で登場されたときには、ちょっとホールのイメージにあわないな~と思ったのですが。
演奏が始まって、納得いたしました。

1時間の演奏でしたが、曲数は3曲。(特に3曲目が長かった。)
途中、アルファ波がでまくりでした。
眠ってるわけじゃないんだけど、脳波的には音楽を聴いてるわけではない状態。

友人がこのラインナップですすめてくれたのは、
ドラム・パーカッションの「外山明~そとやまあきら」氏が理由のようです。
友人は彼のオッカケ(?)をしているらしい。
渋谷毅さんのにも板橋文夫さんのにも参加していました。

このひと、シナプス切れている(註)としか思えません。
なんとも、不思議な演奏でした。

渋谷さんの回ではじめて拝見したとき、ドラムスなのに、椅子に座ることなく
中腰の姿勢で太鼓叩いているので、不思議だったのですが、
(腰が痛くなりそ~、と心配だった)
板橋さんの回でパーカッショニストとして登場されて、ちょっと納得しました。

首から下げたカウベルを鳴らす姿がステキでした。

チケットは当日5000円ですが、前売りでペア拳を買ったので、二人で7500円。
お徳でしたね。
沢山のボランティアスタッフの人もいて、楽しいイベントでした。
来年も是非!また行ってみたいと思います。

公式サイト→http://www.jazzpro.jp/

    註:「シナプス切れている」
      私が学生の頃流行った言葉で、両手両足が全くばらばらな動きをする、
      ドラマーを形容する誉めことばです。

おまけ。

果物づくしの朝食。
ダイエット中につき、ケーキは無し。

3

このドラマのこと、全然知りませんでしたが、
とんねるずの「食わず嫌い王」に、中井貴一と伊藤蘭が出てるのをたまたま見て、

これが、緒形拳の遺作になったドラマ・・・

と気がついて、そのまま、続けて見てしまいました。

手術のシーンなども迫力で、面白かったです。
富良野の景色もきれいでした。

緒形拳さん、もったいないな・・・としみじみ思いました。

この夏、「帽子」というドラマを見て

「いい役者さんだな~」
と、改めて思っていたところでした。

若いころも好きでしたが(原体験は、「黄金の日々」の木下藤吉郎!)
白髪頭になってからが、ますますいいかんじでしたよね。

連ドラは見忘れることが多いのですが、

「木曜10時。」

ちゃんと覚えて、みていこうと思います。
(現在、録画環境整っていないので、見逃すとアウト)

今までで、最もずしんと重く感じた芸能人の訃報です。
ニュースをきいて、真っ先に感じたのが「喪失感」でした。

俳優さんのお仕事は、DVDや、フィルムに残る部分があるから、
また、いつでも見たいときには見られますね。

でも、70代、80代と円熟するであろう、緒形拳さんも
やっぱり、見たかったです。


数日前、今年一番の焼き芋が近所の八百屋さんに出ていました。

お昼ごはんに買いました。

それと、あけび。
売ってるのはじめてみました。
山になってるのとは、ちょっと違って皮が鮮やかな青紫。
何十年ぶりにアケビを食べました。

5


この本、もともと昭和18年に出された本です。
岩波文庫になったのは、1984年。

宮本氏の地元の生活が事細かにつづられています。
なんというか、彼の地元への愛情が、文章からにじみ出ていて、
感動します。

家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)
宮本 常一
岩波書店

詳細

ところで、この本の133ページに、こんな一文がある。
「子供の遊び」という章にある、小さな子供の遊びに関する記述。

「時たまに男の子の鬼ごと遊びの仲間に入れてもらうと、カワラケと言って鬼につかまえられても鬼にならない存在として、ただ見習風に参加するにすぎない。それでも嬉しくて、ヨチヨチと走りまわるのである。」

これ、私の小さな時にも、このルール(?)ありました。
宮本氏は「カワラケ」と呼んでますが、違う呼び名でした。

なんていうのか、忘れちゃった。
「おみそ」「みそっかす」「おまめ」・・・
うーん、どれも違うような。

大阪出身の夫に聞くと「ごまめって言ってたかな~」とのこと。

この話、以前会社で何かの雑談の折に話が出たので、
その場の数人に聞いてみました。

そんなルールすらなかったという人もいて、
この風習の地理的分布、年代的分布に興味を持ちました。

それが、また、この本の中にも書かれていたので、さらに興味が湧いています。

おそらく、同年代の子供とだけ遊ぶような社会になっていると、
自分より小さい子を、そういう「カワラケ」やら「ごまめ」扱いにしてでも、
一緒に遊ぶと言う工夫は不要になるものでしょう。

今の子供たちには、そういうのあるのかな?

皆さんの育ったところでは、この風習ありましたか?
そして、それを何と呼んでいましたか?


とおもっていたら・・・
もうすでに調査してる人がいました。
おもしろい!

http://we.freeml.com/chousa/umeboshi.html

ここによると、九州は「みそっかす」「おみそ」みたいですけども。
なんか違ってたような気がする。

母に聞いてみましたが、よく覚えていないという返事。
しかたないですね。私が忘れてるんだもんね。

(私が忘れちゃったのは、住む場所と話す言葉が違ったからのような気がします。特に10歳までいた熊本県南とそれから18歳までいた県北、で言葉が違っていたのが大きい。子供の頃使ってた言葉の語彙が真っ二つにされちゃったからね~)


今年もチケットが発売になりました。

今年は公式ホームページに公演一覧のPDFファイルが無くて、
スケジュール確認が面倒でした。
チラシのできるのも遅いし・・・。
(求ム改善!)

文句はさておき、

今年も有給休暇申請して、見に行きます!(決意)

今日が一般発売日でした。
10時から電話とネットでチャレンジしましたが、取れなかったものもあり。
(電話は全くつながりませんでした)
やっぱり日本映画で舞台挨拶付きは厳しい争奪戦がありますね。

自分用に取れたチケットは以下の通り

故郷(日本)
   山田洋二監督。寅さんじゃない渥美清が見られる!

生きていく日々(香港)
   アンホイ監督の新作

トルパン(カザフスタン)
   コンペ部門

ビューティフル・クレイジー(台湾)
   2年前に見た「チョコレートラップ」の監督の新作だそう

ポケットの花 (マレーシア)

ビューティフル・カントリー(イタリア)
   ナポリのゴミ問題のドキュメンタリー

不知火海(日本)
   水俣病関連のドキュメンタリー

男はつらいよ~口笛を吹く寅次郎(日本)
   この作品はTVなどで何度も見ていますが、
   監督と竹下景子さんの舞台挨拶もあるらしいので。

合計8本。
去年よりも、日本映画が増えてます。
当初は、西村晃の「マタギ」とか、草刈正雄の「復活の日」とか、「日本のいちばん長い日」「陸軍中野学校」「羅生門」なんていう、昔の大作も見たいと思ってたのですが、スケジュール的に厳しいし、DVDなどでも見られそうなものは、結局除外しました。

このほかに、見ようかな~と思っているのは・・・

ニッポン古屋敷村(日本)
私のマーロンとブランド(トルコ)
Waiting(パレスチナ)

敗退したのは、「レッドクリフ」「THE CODE」・・・。
今見なくても、そのうち見られるでしょう。

第21回東京国際映画祭
http://www.tiff-jp.net/ja/

5


昨日の朝見たときは、緑色だったゴーヤ。
夜、帰宅後見たら、一番大きかったのが黄色くなってました。

「やっばー・・・」

と、あわててさわってみると

ぶにゃぶにゃ。
熟れすぎです(涙)

まだ、小さめのゴーヤも収穫しました。(写真)

小さなプランターで、よく育ってくれました。
よしよし。
今夜はゴーヤにしよう!

昨夜黄色になってたのは、今朝はじけてました。
中味の種がオレンジ色に。
鳥に食べられちゃうかな?


生い茂ってきたバジルを収穫し、ジェノベーゼソースを作ってみました。

バジルの葉を洗って水気を切り、にんにくと松の実、オリーブオイルをあわせて、
原始的にすり鉢でこまかくしました。

10人分以上ありそう。
あまり保存はできないと思いますが、とりあえず瓶詰めにしました。