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今日はグラナダ版のボヘミアの醜聞を見た。

そして、youtubeでマイフェアレディのジェレミー・ブレットの登場シーンだけを編集した動画を見た。

若いせいもあるけれど、全くホームズではないジェレミーがいた。

ああこの人は渥美清のような人なんだな、と思った。

日本人なら同じ感慨を抱く人も多いかもしれない。

あまりにも、自分にぴったりの役と巡り合ってしまった役者と言う意味で。

またその最期があたかも役と心中してしまったように見えるという意味で。

役者としてみたら、そんな最高の当たり役に出会えるなんてコトは無上の喜びだろう。
命を削ってでもその役と向き合いたくなるのかもしれない。

渥美清はいわゆる二枚目役者じゃないけれど、たたずまいも演技力も一級の、すばらしい役者さんだった。浅草の喜劇俳優から出発して、映画やテレビで活躍し、そのキャリアの後半は何十年も寅さんだけを演じ続けた。
寅さんを演じ続けた渥美清をすごいと私が思う部分は、本来の渥美清は怖い人だと感じるところ。
もちろん寅さんではその怖さはそんなに表に出ないわけだけど、渥美清って役者にはどこか鋭い怖さを感じる。その怖さがあるから、あの何ともいえないお可笑しさや孤独の哀しさの演技がただそれだけの薄っぺらなものでなく、心にズーンとくるんじゃないかと思う。

役者渥美清としては他の役をやりたいという気持ちもあったんじゃないかとも思うけど、他の役をやるエネルギーなど全く残らないほど、全存在を寅次郎に捧げ尽くしてしまったのではないか。
そしてずっと病をおして最後は息も絶え絶えになりながら演じていた。
寅次郎と全く違う素のキャラクターが世間に見えてしまうのを嫌って、プライベートを全く明かさなかったという渥美清。
その死も仕事仲間にすら、ひた隠しにされた。

渥美清の寅さん以前の作品をみると、ほんとに、寅さん以外の役(特に悪い人や犯罪者みたいな怖さを表に出せる役)もたくさん見たかったと思うけど、
でも役者としては最高の人生じゃなかったのかな。

役者ジェレミー・ブレットとホームズもそんな幸せな運命のめぐり合いではなかったろうか。
そしてジェレミーという人間の寿命を縮めてしまうほどの猛烈な濃密な付き合いになったのではないか。

そんなことを感じました。

2時間スペシャルです。
すごいですね~。
何がすごいって、「犯人は二人」のあのあっさりした原作を2時間ドラマにしてしまったことですよ。

確かに、私も大好きな話です。
だって、ホームズが変装して、敵の使用人の女性とデートを重ねて婚約しちゃうんですよ!(敵の家の情報が欲しいから)
さらに、ホームズ&ワトスンが最新式の泥棒道具を使って、夜盗に出かけるんですよ!

いろいろレアな出来事が盛りだくさんで、想像力を書きたてられるエピソードなんですよね。
これが2時間スペシャルに選ばれたのはわかる気がします。

2時間という映画みたいな長さになったことで、強請られる側のドラマを丁寧に描いています。かなり楽しめました。貴族のお嬢さんの結婚前の友達づきあいとか、婚約してる軍人さんが、実は同性の恋人もいるとか、同性愛者のためのお店も登場!!
原作に無い設定もありました。へ~。

ミルヴァートンの造形は原作挿絵にそっくりでしたね。

舞踏会のシーンなどもあり、また221Bの部屋も同じセットなのになんだか違うように見えて(陰影が際立ってたからかな?)さすがに2時間スペシャルだな~と言う見ごたえありました。

アガサ(ドラマではアギーになってました)とエスコット(変装したホームズ)の恋愛模様くだりは、かなり遊んでましたね。
原作の印象だと、ホームズの方から純真なアガサを口説いていたんだろうと(勝手に)思ってましたけど、グラナダ版ではアギーがむしろ積極的で、ホームズたじたじって感じでした。
この描き方はちょっと気に入らなかったな。
キスシーンもあるんですけど、そういう力関係なもんだから、ホームズがうぶに描かれてて、なんか見てるほうが居心地悪くなってしまった。

やっぱりアガサに対しては、徹底的に別人格なホームズを演じて欲しかったな~。
そっちのほうが楽しい。
ホームズの変装ポテンシャルをもってすれば、女扱いに慣れた遊び人キャラでも何てこと無かったと思うんですよね。
どうせならそういうの描いて欲しかったけど、それじゃぁスーパーマン過ぎるかしら?

でもこのグラナダ版の解釈にはそれなりのよさがあって、アギーを積極的なたくましい女性として描き(酒場にも一人で出かけちゃうし、どうもホームズ扮するエスコットに熱を上げる前には、同じ館の使用人ともなんかあったっぽい。)
ホームズがアギーに正体をばらす(ばらしてますよね、あれ)シーンを挿むことで、またひとつのドラマを感じさせました。
原作では、「かわいそうだけど仕方が無かったんだ」とワトスンに言い訳するホームズの言葉だけで済まされてて、アガサがどうなったかフォローされて無かったんですが、グラナダ版では、すべてを悟ったアギーのその後の生き方も想像できる奥深さがあります。

原作には最後にレストレードからミルバートン殺しの捜査に応援を頼まれて断るシーンがあるのですが、それは無かったですね。
あそこちょっとコミカルで好きだったのに。
重みを持たせる終わり方でした。

英語音声だけで見てるので、カン違いや理解不足もあると思うのですが、いずれまた日本語版を手に入れて検証したいと思いまする。
とりあえず、第一印象を書き記します。

「事件簿」に収録されている話。
これはなかなかドラマチックな展開で、原作でも大好きな話です。

身分の高い人の代理の依頼人
ほんとの依頼人は誰か言えない
→ミステリーが両側にあるのは混乱の元。
 お断りします。
バイオレット嬢にキティーウィンタ嬢とともに会いに行きます。
説得失敗。

やや!またバイオレット嬢登場です。
バイオレットさんが出て来すぎなので、きっとホームズの母親はバイオレットだとか言われてますね。初恋の人かも・・・^^

今度は、グルーナ男爵に会いに行きます。
脅されて帰ってきます。

作戦練り直し・・・弊店間際のレストランでご飯。
帰り道にホームズ暴漢に襲われます。
れれ、ちょっと弱い・・。
ポーキーちゃんは女連れでも二人あっという間に伸しちゃったのに。
ホームズあっけなくやられます。
(敵を油断させる作戦ですか?)

新聞でホームズが襲われたことを知るワトスン。
ベーカー街に駆けつけます。
新聞では「危篤」扱いですが、意外と元気そう。
でもタバコはダメといわれてます。
ワトスンさすがお医者さん、ホームズも素直にいい子にしてるみたい。

これから24時間中国の陶器の知識を吸収してくれ。
とお願いされ、徹夜で詰め込み勉強するワトスン。
なんて素直なんでしょう。
ハドスンさんもかいがいしくホームズの面倒見てます。
お母さんみたいです。

ヒルバートン医師の名刺と、ホンモノの骨董の名品を渡されグルーナ男爵宅へ乗り込むワトスン。うわ~ドキドキする・・・。
名品に目を輝かせるグルーナ男爵。
でもワトスンの付け焼刃の知識では、あっという間に化けの皮がはがされます。
書斎に忍び込むホームズ。

見つかって形勢不利。
そこへキティウィンタ嬢登場。
硫酸浴びせ、ぎゃーーー!
手当てするワトスン。

依頼人に「愛欲日記」を渡して一件落着。
馬車の紋章で依頼人の正体わかるワトスン。

ほぼ原作どおりで、何も付け加えなくても十分にドラマになるお話でした。

体温計って今と変わらないのね~とか。
キティーウィンタが可愛いよ~とか。
新聞記事でホームズの怪我を知るワトスンの気持ちはんなだったろうとか。
ポーキーちゃんかっこいい!
とか。
いろいろ楽しかった。

ところで、この話は冒頭で「トルコ風呂」のシーンから始まります。
原作通りです。
今なら「サウナ」っていうのがぴったりでしょうか。
お風呂があって、スチーム風呂があって、休憩室があって、マッサージ受けられる。
そんな施設が、この時代のロンドンにはあったんですね。

というか、この文化は遠くローマ時代から続いてたんでしょうか?
イギリスにも、バースっていうローマ時代の浴場から名付けられた地名もありましたね。

初めて原作を読んだ当時「トルコ風呂」という言葉には、日本独特の別の意味がついていました。
今の若い人にはわからない感覚かもしれませんが、今ならソープランドっていうものです。

「ホームズも私もトルコ風呂には目のない方だった」

なんて言われたら、中学生の私でもドキッとしたものです。
延原謙の解説にも、日本で営業されてるような店ではない旨の断りがあったような気がします。
恐らく、延原氏が訳出した時代ー昭和20年代でしょうか?ー
には「トルコ風呂」にはそれ以上のイメージはなかったんでしょう。
でも版をかさねていくごとに、日本社会に特殊浴場としてのそれが広まってしまって、慌てて解説に書いたんだろうと想像しています。

そしてさらに時代が移り、トルコ風呂と言わなくなりました。
トルコ政府からクレームがついたとかつかなかったとか。

今出版されている本なら、解説に何か書いてあるのでしょうか?

そして、トルコ風の浴場もまた日本に入ってきました。
今は女性向けでおしゃれな施設です、名前は「ハマム」などとよんでいますね。
これで日本とトルコの関係も一安心ですね。

2

諸事情によりグラナダ版ホームズにあまりなじんでなかった私ですが、ジェレミー・ブレット主演の舞台劇を偶然1989年のロンドンで見てます。
調べてみると、1985年から始まったグラナダのホームズドラマで大人気になった主演二人による舞台劇で、1988年~1989年に1年にわたり上演されたのだそうです。
私が見たのは、1989年の2月15日ですから、ちょうど真ん中くらいの時期でしょうか。

どういうきっかけで見ることになったのか、記憶が定かでありません。
日本で情報をつかんでいたわけではないはずです。
今みたいにネットで世界中の情報が手に入る時代ではないし。
「行ってみたらやってた」と言う感じだったのではないでしょうか。
全くラッキーでした。

詳しいいきさつは覚えていないし、書き残してもいないのですが、多分たまたま宿で知り合った日本人旅行者(やっぱりホームズファンだった)から聞いたのでしょう。

「ホームズの舞台やってるみたいだから一緒に行く?」的なノリで。
「行く行く!じゃ、私チケット買って来るね!」

とチケットを買いにいったら、トラベラーズチェックが使えなくて、手持ちの現金ではチケット2枚しか買えなかったというオチ。
私も入れて3人だったのに。
もう一人の人には涙を呑んであきらめてもらっいました。
今思うと申し訳ないです。

お芝居の前に3人でチャリングクロスのシャーロックホームズパブに行きました。
このパブは2階にホームズの下宿の再現をしてありました。
このパブは、たとえ一人でも行くつもりでしたが、
ホームズのわかる人とわいわい見られて、楽しさ倍増でした。
今でもあるようですね。
グーグルストリートビューでロンドン散歩してるときに偶然通りかかりましたw。
2階もそのままなのかしら?

さて、肝心のお芝居ですが・・・
ウィンダム劇場と言う、レスタースクエアにある劇場です。
当日券で見ました。
記録してないのですが、多分当日券専門の窓口TKTSみたいなところで買ったんじゃないかと思います。
チケットには13.9ポンドと書かれてますが、小遣いメモには「チケット8.2」と書いてて、割引で買ったのかもしれませんね。
学割かもしれません。

劇場の中は重厚な雰囲気だったような気がします。
でも英語力が無くて、何の予備知識も無かったしで、内容はちんぷんかんぷんでした。
あろうことか、居眠りしてしまった!!
1日中歩き回った後だったし、お酒も飲んでたしで、ちょうどいい子守唄になってしまったようです。
非常にもったいない過去です。
ただ「テレビの人がそこにいる~!」的な感動だけはありました。

いったいどんな舞台劇だったのか、いまさらながら気になってきて調べてます。
でも20年以上も前の舞台だと情報少ないです。

「The secret of Sherlock Holmes」

詳しく解説してあるサイトを見つけました。
http://www.h7.dion.ne.jp/~holmes/page013.html

http://homepage3.nifty.com/clacton/s-secretofsherlockholmes01.htm

http://jeremybrett.info/st_holmes.html
このサイトには音声ファイルもあります。
もしやこれは客席での盗録?
昔よくこういうのありましたね。
カムデンの露店でもロックコンサートのアンオフィシャル録音カセットテープ(ブートレグ)がじゃかじゃか売られてて、いろいろ買いあさったような記憶が・・・(でも帰国してちゃんと聞くと、録音状態悪いし、テープの質も悪いしで、ほとんど聞きませんでしたケド)

今聞いてみると、聞き取れる箇所があります。
原作で語られている内容ですね。
ワトスンの軍人年金、ホームズの知識棚卸、ディオゲネスクラブ....
グラナダ版を吹き替えでなく、英語で聞いていたら、もっと慣れて聞き取れるようになりそうです。
せめて今の私ならもっと楽しめたな~って無いものねだりですね。

あ、Youtubeにも当時の音声がありました。

Jeremy Brett - The Secret of Sherlock Holmes (audio)

Jeremy Brett - The Secret of Sherlock Holmes (part 2)

Jeremy Brett - The Secret of Sherlock Holmes, (Part 3)

さて、ロンドンパラリンピックがそろそろ始まりますね。
話はちょっと戻って、五輪のセレモニー。
開会式も閉会式もいろいろ有名どころのミュージシャンが出てきて楽しかったわけですが、私が「おおっ!」って一番思いましたのが、この方、ケイト・ブッシュ姐さんです。

いえ、生出演はありませんでした。
残念、ものすごく残念。
出て欲しかった。

ケイトブッシュって日本でどのくらい有名なんでしょう?
デビュー作「嵐が丘」は、さんまちゃんの「恋のから騒ぎ」のテーマ曲に使われてたので、カラオケで歌っても「あ、これ聞いたことある~」ってウケはよかったですが。

閉会式でケイト・ブッシュの曲が使われた部分の動画。
Closing Ceremony - Running Up That Hill - London 2012 Olympic Games Highlights

こちらは、1985年のオリジナルミュージックビデオ。
本人出演。
Kate Bush - Running Up That Hill - Official Music Video

どうもこの曲は、いろんな人にカバーされていて、それで今でもメジャーと言う面もあるようですね。

イギリスのアーチストがこのオリンピックでかなり認識できたと言う話を前にしましたが、ケイト・ブッシュは前からイギリス人だと知っていた数少ないアーチスト。
独特ですよね。
この音楽性。
初めて聞いたのは、1980年の「バブーシュカ」のころ。
それから全部のアルバム(といってもそんなに多くない)を聞きあさり、一時期(大学受験のころとか)かなり熱心に聴いててちょっと危なかったw。
ご本人も一時期精神的に危ないときがあったようですね。
やっぱりこういう世界観を作っていける人は、毎日が細い綱をわたるようなものじゃないかと思います。

そんなふうにしてまで、すばらしい作品を生み出してくれてありがとう~って気持ちです。
これはすべての芸術に携わる人に抱く思いですが。
彼らは自分の命を削って、芸術を生み出してくれてるんですよね。

Running up that hill
Kate Bush
It doesn't hurt me.
Do you want to feel how it feels?
Do you want to know, know that it doesn't hurt me?
Do you want to hear about the deal that I'm making?
You, It's you and me.

And if I only could,
I'd make a deal with God,
And I'd get him to swap our places,
Be running up that road,
Be running up that hill,
Be running up that building.
Say, If I only could, oh...

You don't want to hurt me,
But see how deep the bullet lies.
Unaware, I'm tearing you asunder.
Ooh, There is thunder in our hearts.

Is there so much hate for the ones who love?
Tell me we both matter don't we?

You,
It's you and me,
It's you and me who won't be unhappy.

And if I only could,
I'd make a deal with God,
And I'd get him to swap our places,
Be running up that road,
Be running up that hill,
Be running up that building.
Say, If I only could, oh...

You,
It's you and me,
It's you and me who won't be unhappy.

Come on baby, come on darling
Let me steal this moment from you now
Oh come on angel, come on come on darlin'
Let's exchange the experience oh...

And if I only could,
I'd make a deal with God,
And I'd get him to swap our places,
Be running up that road,
Be running up that hill,
With no problems...

Say if I only could,
I'd make a deal with God,
And I'd get him to swap our places,
Be running up that road,
Be running up that hill,
With no problems...

Say if I only could,
I'd make a deal with God,
And I'd get him to swap our places,
Be running up that road,
Be running up that hill,
With no problems...

Say, If I only could...
Oh...
Be running up that hill,
With no problems...

If only I could,
Be running up that hill...

最後にこの曲どうしても挙げときたい。
私の受験勉強の友だった曲。
これ聞きながら、自分を追い込んで勉強してました(笑)

Kate Bush - Sat in Your Lap - Official Music Video

グラナダ版をyoutubeで見てます。
(字幕無くて厳しい・・・)

今回見たのは「ボール箱」
最後の1作です。

この「ボール箱」と言う話、原作では印象が薄くて「耳」が送られてくること以外あまり覚えていませんでした。
というわけで、一回見てから、原作を読み、さらにもう一度見てみました。

原作ではあまりホームズたちは活躍しなくて「こんな簡単な事件、かかわったなんて公表しないで欲しい」なんてレストレードに言ってますね。

でもドラマのほうは、なかなか面白かったです。
原作では「オーブンの中にいるような」暑い8月のロンドンを抜け出す・・って言う話になってます。ロンドンで華氏90度越えって摂氏32度くらいですか?
ワトスンはインド経験者なので、暑いのは平気だそうです。
最近ロンドンの天気予報とかよく見てるんですけど、30度なんて超えないみたいですよね。でもそんな暑いときもあるんですね。

そして、お金が無いから避暑にいけないって、情けないことも書いてます。
それで事件でロンドン郊外(クロイドン)に出かけたら、いくらかしのぎやすいって。
やっぱりヒートアイランド現象がここにも?!

変わって、ドラマの方はどうかと言うと。
こちらはなぜかクリスマスシーズンの出来事になってます。
クリスマスプレゼントを買いに行くホームズとか、家具の配置(?)でハドソンさんと言い合いする(?)ホームズとか、ワトスン君がコート(ポンチョみたい)をもらって、大喜びするとことか、原作に無いシーンがてんこ盛りで楽しめました。

一番楽しめたのは、依頼人ミス・クッシン(?)が来てる時に、気乗りしないのか、フラスコやらメスシリンダーなどの化学の実験器具にクリスマスの飾りを始めるホームズですね。
なんだなんだこれは?
かわいらしすぎるじゃないか~~!!

グラナダ版って、まじめに原作を映像化してるって印象で見てたんですけど、こんなお茶目なシーンがいろいろあるのですね。
これから見て行くのが楽しみです。

早くDVDかBDでそろえよ・・

イギリスで製作陣が何かのイベントのトークショーで「SHERLOCK」第3シリーズについてちょこっと話をしたらしい。
第2シリーズのとき、テーマを「WOMAN,HOUND,FALL」という3つの単語で表したのに倣い、今度のシリーズのキーワードを3語発表するというもっぱらの噂でした。

全世界が同じ条件でシャーロックの次回作について楽しみにしてるという、気持ちのよい状態。
こんなことはめったに味わえません。

そこで、私も「3つのキーワード」が何なのか、考えてみました。
以下、ツイッターにつぶやいたものなどの再録(+少々加筆)です。

-------------------------------------------------------------
シャーロック 第3シリーズのキーワードがいよいよ発表されますね!
何だろう?
「帰還」はいいとして、あとの二つなんでしょう?
シリーズがまだまだ続くなら、選び方も違ってくるかな?
個人的には「瀕死の探偵」やって欲しい。
あとミルバートンも。
四つの署名のワトスン結婚譚はないかな?

まだお題は出てないのかな。
英語ツイでも皆さんいろいろに予想と言うか願望を述べておられる模様。
「汗」「涙」「友情」ってコトでお願いしますw 

もいっこ、ミルバートンのところのホームズ婚約事件(「犯人は二人」)もやって欲しい・・。
ワトスン一夜漬け(「高名の依頼人」の陶器の勉強のくだり)も。
ワトスン撃たれてホームズおろおろ(「三人ガリデブ」)もいいけども。
これじゃ全然3つのお題になりませんがw。

ここで3つのキーワードが発表されました。

RAT WEDDING BOW

だそうです。

Sherlock series three: creators give clues about episodes
これだと次のシリーズで打ち止めっぽいですね。

----「BOW」は「最後の挨拶~His last Bow」を連想させるし、
「Wedding」ももしワトスンの結婚の話を描くとこまで来るなら、あのシャーロックとジョンの関係もとても成長したものになって、一種の完成を見るんじゃないかと言うことで、このシリーズが完結するかな。と言う印象を持ったのでした。

RAT

3つのキーワードのうちのRatって何だろう・・・・?
Ratがちょっとイメージできない。

スマトラの大ねずみ?
原作でやらなかった話で持たせるとは思えないけど、それともパスティシュを全部集めるとかかな?
あるいは完全創作でやるとか?
でもまぁ、ここで考えてても答えは出ないからあれこれ思いをめぐらせるのが楽しいわけだよね。

BOW

「BOW」って出ただけで、世界中みんな「わ~もう終わり」って思ったみたいだね。
私も思った。
でももともとこのクオリティーで10作以上は無理だろうと思っていたので、
まぁ仕方ないかな。

WEDDING

「Wedding」はジョンのと見せかけておいて、違うかもしれない
お得意のミスリード・・
それは大いにありうるよね~。
原作にも結婚にまつわる話はいっぱいあるから。
ジョンの結婚もいいけど、シャーロックの結婚詐欺も見たい。(←しつこい)

子供のころからのホームズ好きでした。
他にもいろんなものが好きですが、(このブログの一番下に好きなものを羅列しています)
一番長く好きでいるものは、間違いなくホームズ物語です。
そしてその好き具合は、人生のいろいろな段階で、底に沈んだり、水面すれすれだったり、空高く飛び上がったりしてます。

で、今日の話は何かと言うと、ジェレミーさんです。
いわずと知れた、グラナダTVのテレビドラマでシャーロックホームズを完璧なまでに演じきったと最高評価の俳優、ジェレミー・ブレットです。

このグラナダ版のテレビシリーズが日本で始まったのは1985年。
当時、私は寮生活をしていてテレビを見られませんでした。
(私がテレビを買うのはいろいろあって、結局10年後の1994年)
そんなわけで、不幸なことにこのグラナダ版のホームズはあまり見ていないのです。
両親は気に入っていたらしく、帰省時には録画を見たりできました。
印象は「すごいホームズだな~。セットも雰囲気も原作ぴったり」。
その当時私が見たことのあった映像化作品は、スピルバーグの映画「ヤング・シャーロック」とフロイトが出てくる「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦(ニコラスメイヤー)」だけで、それと比べての感想ですが。

中学生のころにぼろぼろになるほど読み込んだホームズのムック本に「名探偵読本シャーロック・ホームズ」と言うのがあり、その表紙のイラストが当時の私のホームズ像でしたが、


↑これ

もっとシャープで、きれいな顔したホームズでした。
そして、すごく気取った動き。
話し方。(とはいっても当初は「山さん」の吹き替えしか見てなかったんですが)
ビクトリア時代のイギリスの風俗について無知なので、原作読んでもイメージが難しかった町並みや、登場人物の服装などもビジュアル化されて非常に興味を引かれるものでした。

2000年ごろにになってやっと、NHKの再放送をビデオに録りはじめ、20タイトルくらいは見たのですが、あれよあれよと言う間に時代はビデオからDVDになり、デッキも壊れて見られなくなってしまいました。

で、このSHERLOCK祭りに至るわけです。

シャーロック役のカンバーバッチ君の身のこなしなどが、ジェレミー版ホームズに近いな~とか思っていたら、やっぱり意識していたようですね。
そして、私がボーっとしている間に、世の中には「グラナダ版ホームズでホームズに出会った!」というカンバーバッチ君のような人々で占められ始めているのだということに気がついたのでした。
SHERLOCK関連のファンサイトを回っていてもそういう方が多いし、グラナダ版はこの21世紀の世の中では「正典~キャノン」なんですね。

俄然あせり始めました。

見なくては!
世の中から取り残される!
なんだか原作読んでなくてもグラナダ見てればオッケーっていう雰囲気すらありますよ。
そういう意味でも「キャノン」です。

まだ家にはDVDなどの再生装置がありませんので、しばらくはネットで字幕の無いのを見るしかありませんけど、ちょっとづつ見直して行くつもりです。
で、そのうちにハードを購入して、ソフトもそろえようと思います。
(全巻そろえたいものが増えてきた・・寅さん、コロンボ、グラナダ、SHERLOCK!)
ネット検索してもグラナダファンの方のサイトなども充実してますし、楽しみが増えました。

10


中国語レッスンで、旧暦7月の話になりました。
今日は旧暦で言うと、7月7日~七夕~です。
旧暦7月は中華世界では「鬼月」といって、いわゆる「地獄の釜の蓋があく」期間となっており、いろいろと禁忌事項があるようです。

鬼月にしてはいけないこととして
・結婚
・家の購入
・海や川などのレジャー

そのほかにも細かなことがいろいろあるらしく・・
・お供え物をこっそり食べちゃいけない
・道に落ちてるお金を拾ってはいけない
・夜洗濯物を干してはいけない
・スリッパのつま先をベッドに向けてはいけない
・風鈴を枕元につるしてはいけない

元ネタ

文化研究所-農曆七月不再鬼影幢幢

2012-08-22 01:08 旺報【(張芷雁)】

正值農曆七月,俗稱「鬼門開」。兩岸都傳承漢文化,但許多台灣人的刻板印象認為,大陸是「無神論」,所以沒有鬼月、沒有中元節。其實大陸也有鬼月,中元節則稱為鬼節,每年農曆的3月3日、7月15日(或14日)、10月1日以及清明節,是大陸的「四大鬼節」。

大陸也跟台灣一樣,在鬼月時流傳許多禁忌。比較普遍的告誡有:不要夜遊、不可以在床頭掛風鈴、不能偷吃祭品、不行在晚上曬衣服、不撿路邊的錢、拖鞋頭勿朝床的方向等。

不過兩岸相同的是,許多禁忌在城市已經逐漸被淡忘了,趁機揀便宜購屋、旅遊者大有人在,農曆七月不再「鬼影幢幢」。

日本では「夏の風物詩」たる風鈴が、お化け(幽霊)を呼ぶものとして、忌み嫌われているのだということをしりびっくり。私の先生は十数年前日本に来たときに、夏場あちこちで風鈴が鳴っていて、心底怖かったそうです。(もちろん今は慣れたそうですが)
もちろん気にしない人もいるし、台湾でも風鈴は売られているそうなのですが・・・。

私ずいぶん前に、夏のお土産に台湾に風鈴持って行ったことあったよ!
新暦8月だったから、きっと鬼月だったよ。
知らなかった~。

家に帰って、ネットで台湾の友人たちに、質問してみました。

請問,台灣朋友。
對你們來說,風鈴是個很不吉利的東西嗎?
很久以前,我給台灣朋友送個風鈴,我是不是很失禮??

---台湾の皆さんへ。
皆さんにとって風鈴って縁起のよくないものですか?
昔、台湾の人に風鈴をプレゼントしたことあったんだけど、失礼だったのかしら?

Cさんの回答
華人很迷信1. 風鈴讀音很像"分離" 2.風鈴迷信的人認為會招陰(鬼) 但....其實沒差啦,因為文化上的差異 我想妳朋友不會介意的,就好像台灣過年都要包"紅包",但在日本過年是包"白包"
白包是中國人在過世時,包給家屬慰問的

---華人って迷信深いんです。1.風鈴の発音が「分離(別れ)」に似てる。2.風鈴の音がお化けを呼ぶといわれてる。でもそんなに悪くないよ。文化の違いだから、その友達も気にしてないと思う。他にも台湾のお年玉は赤い袋に入れるけど、日本では白い袋でしょ?白い袋は中国ではお香典の袋なんだけど・・・

Mさんの回答
風鈴.雨傘.鞋子.時鐘
對我們來說,是不會送給朋友的東西
如果送的話要跟朋友拿10元
表示用買的不是送的
哈哈哈
但我想文化差異..你朋友應該不會介意啦

---
風鈴、雨傘、靴、(置き/掛け)時計
これらは私たちにとっては、プレゼントにはしないものです。
もしプレゼントするときは、相手から10元もらって、
もらったんじゃなくて、買った形にするの
ははは。
でも文化の違いだから、お友達は気にしてないはずよ。

Sさんの回答
禮多人不怪...別介意

---礼を尽くしてしすぎるってことはないから、気にしないで。

Lさんの回答
不知道有這種事的台灣人在此!

---こんなことを(気に)する台湾人がいるかどうかわかりませんよ!

Hさんの回答
我不知道有這種說法,收過朋友風鈴漂亮很開心,也送給好朋友過哩(^^)

---そんな話知らないよ。きれいな風鈴もらった人はきっと喜んでるよ。(後半意味わからない・・)

Aさんの回答
不會啊~

---そんなことないよ~

Kさんの回答
風鈴還好,要是雨傘(通“散”字)、時鐘(通“終”字)就真的需要跟對方申請10元了、華人的小迷信囉^^

---風鈴はまだましだよ。もし雨傘なら「散」に通じるし、時計なら「終」に通じるから、相手から10元もらわないとやばいけど。華人のちょっとした迷信なんだよね~。

Bさんの回答
Hさん的說法+1!

---Hさんの意見にプラス1票!

Iさんの回答
靴やハンカチ、傘は縁起が悪いってよく聞くけど、風鈴は初めて知った…勉強になりました。きっと、その友人もYokoさんが日本人って分かっているので、気にしていないと思います^^
実は台湾人の友人達に、何度かハンカチをプレゼントしたことがあります。渡す際に『台湾ではお別れを意味するけど、日本では普通にプレゼントするよ』と一言付け加えて渡してます。皆さん喜んでくれて、今でも連絡を取り合っています^^

Eさんの回答
我也不知道覺得風鈴很好阿!

---私も知らない。風鈴ってとってもいいと思うけどなぁ。

ちょっと、読んで意味のわからないところもありますが、
どうやら、若い台湾人の中ではこの禁忌を知らない人も多いような。
(私の質問が、鬼月に限定してないのでそもそもダメなんだけど)
で、外国人がお土産にするのは気にならないということのようですね。
ほっ。

「禮多人不怪」いい言葉ですね。
教科書にも出てきた表現。
「礼は尽くしすぎることは無い(礼を尽くしすぎて悪くなることは無い)」
気持ちが大事ですよね。

このコメントの中で、縁起の悪いものを送るときには、相手から「10元」もらって、あげたんじゃなくて売ったことにするというのも面白いですね。

4


夏休み初日に金魚すくいをしました。
そして4匹家につれて帰りました。


洗面器に入れておいたら、翌朝3匹になってしまいました。
飛び出して、床で干からびてました・・・(TT)


これではいけないと、水槽を買ってきました。

でもまた2日ほどで、1匹が死んでしまいました。


水質調整剤やエアーやいろいろそろえました。

でも結局1週間で全員死んでしまいました。

夫から「うちで生き物を飼うのは禁止」と宣言されてしまいました。
心配で心臓が痛かったんだそうです。
夫は仕事場でも植物を育てていて(それが仕事)毎日その生育で頭を悩ましている上に、帰宅してまで、そういうことでハラハラするのでは、身が持たないと思ったようです。
気持ちはわかるので、別の金魚を買ってくるのはやめました。

でも、金魚飼いたいなぁ。
せっかく設備そろえたのに。
ちゃんと育ててたい。
会社で飼おうかな?

SHERLOCKとロンドンオリンピックのおかげで、なんだかイギリス方面に関心が向いています。

オリンピックの開会式&閉会式は面白かったですね。
ロックコンサートみたいだった。

これまで「洋楽」とか「英語で歌ってる歌」として一括りにしてて、アメリカもイギリスもごっちゃだったのですが、このオリンピックのおかげで、「あ、このひとイギリスなんだ~」って認識できた人たちがいっぱいいました。

ビージーズなんてサタデーナイトフィーバーだし、「マサチューセッツ」なんて歌もあるくらいで、てっきりアメリカのバンドだと思ってたら、イギリスでしたよ。
シャーロックでも使ってますね。

そうか、ペットショップボーイズもイギリスか~。
テイクザットもか~。
アニーレノックスもか~。
ジョージマイケルもそうだったか~。
(無知すぎる?)

最近頭の中をぐるぐる「へび~い~ろ~てーしょん!」してる曲があります。
それが、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の「ロンドン行き最終列車~Last train to London」です。

まずは聞いてみてください。

ELO (Electric Light Orchestra) - Last Train To London

これ、1979年の曲ですよ。
ELOは日本の若い人にはきっと、「電車男」のテーマに使われた「トワイライト」が有名なんでしょうけど、私にとっては、この曲とあと「ザナドゥ」ですね。
オリビアニュートンジョンとの競演!
どうですか今聞いても古くないでしょう?
映像は古いけど。

なんでこの曲がヘビロテなのかちょっとわからないんですが、
「ロンドンに行こう」と思ったからかな?
それともオリンピックのセレモニーに使われてましたか?
(調べたけど、この曲は使われてませんでした。ELOは別の曲が使われてた)

で、この曲ですが、何と台湾でカバーされてました。
1982年
高凌風-夏天的浪花

1982年当時は、かっこよかったのかも。
この動画、シャツの前はだけすぎでしょ?

そしてそれをさらに阿妹がカバーしてかわいく歌ってます。
(音がよくないけど)
夏天的浪花 - 張惠妹 a-mei chang

英語は早口難しいので、中国語のバージョンでカラオケ歌ってみたいな~。
でも知ってる人が少ないかも。
台湾で歌うかな。

Electric Light Orchestra Last Train To London Lyrics
Songwriters: LYNNE, JEFF

It was 9-29,9-29 back street big city.
The sun was going down,there was music all around
It felt so right.

It was one of those nights,one of those nights when
You feel the world stop turnin,you were standing
There,there was music in the air.i should have been
Away,but I knew I'd have to stay.

Chorus

Last train to london,just headin out,
Last train to london,just leavin town.
But I really want tonight to last forever
I really wanna be with you.
Let the music play on down the line tonight.

It was one of those nights,one of those nights when
You feel the fire is burnin,everybody was there,
Everybody to share,it felt so right.

There you were on your own,lookin like you were
The only one around,i had to be with you,
Nothin else that I could do,
I should have been away,but I knew I'd have to say.

Repeat chorus

Underneath a starry sky,time was still but hours
Must really have rushed by,i didn't realize
But love was in your eyes I really should have
Gone,but love went on and on...

Repeat chorus

夏天的浪花 歌詞

作詞:莊奴 
作曲:Jefflyne

可愛的男孩 我的熱情像大海
每個水珠為你滴 每個浪花為你開 你可明白
可愛的男孩 讓我到你夢裡來
陣陣風兒是溫馨 朵朵雲兒是關懷 只有你心裡明白
想起你來 看看大海
想起你來 多麼開懷
什麼時候你才表現你的情 對我表現你的愛
要我倆戀情永遠同遊大海

可愛的女孩 我的熱情像大海
每個水珠為你滴 每個浪花為你開 你可明白
可愛的女孩 讓我到你夢裡來
陣陣風兒是溫馨 朵朵雲兒是關懷 只有你心裡明白
想起你來 看看大海
想起你來 多麼開懷
什麼時候你才表現你的情 對我表現你的愛

要我倆戀情永遠同遊大海

可愛的男孩 讓我到你夢裡來
陣陣風兒是溫馨 朵朵雲兒是關懷 只有你心裡明白
想起你來 看看大海
想起你來 多麼開懷
什麼時候你才表現你的情 對我表現你的愛
要我倆戀情永遠同遊大海

想起你來

想起你來

想起你來 多麼開懷

2

「シャーロック」ブームはまだまだ続いてます。
NHKオンデマンドの見放題は8/20まで。
Gyao!のは期限が切れました。
この間、1日に2作品は平均で見てます。

今日はグラナダ版を見たり、原作を読み返したり。
どちらも久しぶり。
特に、グラナダ版は、諸事情(当時テレビ無かったとか、ビデオ無かったとか、いろいろ)あり全作は見てないし、運よく見ることができた作品も繰り返し見てるわけではないので新鮮です。
グラナダ版はこれから、ゆっくり前作見るという楽しみが残ってる。
そう思うとなんとも愉快な気持ちになります。

で、選ぶ作品が 「空家の冒険」になってしまったのは、完全にBBCドラマ「シャーロック」の影響でしょうね。
早く帰ってきて欲しいもんね。

で、今日、ワタシ的に大いなる発見があったんです。
あ~気がつかなかった!

いまシャーロックホームズの和訳(しかも全作!)をネットで公開している大変すばらしい方がおられます。
サイトの名前は、「コンプリート・シャーロック・ホームズ」
シドニーパジェットの挿絵入りで、無料でホーム全作品が読めるんです。

「空家の冒険」のグラナダTV版を見て、なんか原作と違う・・・
と思った箇所があったので、このサイトに原作を読みに行きました。
(本棚まで移動するのがめんどくさかったのです、狭い家なのに)

TVドラマと原作が大きく違うのは、ワトスンが検死をしたり、検死審問で証言したりすることです。原作では、ワトスンも事件に興味は持つものの、情報はあくまでも新聞などから得ており、検死審問などには出ていません(もちろん、レストレードに検死に呼ばれたりもしない)。本収集家の老人とぶつかるのは殺人現場に「野次馬」として行った際で、裁判所前ではありません。

ま、ドラマならではの脚色で、それもありかなとは思います。

それはいいとして、驚いたのは、この部分です。
スミマセン、ちょっと引用します。

ホームズとの再会のあとの部分です。

「何らかの方法で、彼は私の悲しい別離について知っていた。」

?!
これは、どういうことでしょう?
このあとのホームズの台詞「悲しみには仕事が最良の解毒剤」というのはよく覚えていたのですが、この文章だと、ワトスン君の身になにか不幸があったことになりますよね。
シャーロキアンの研究によれば、ワトスンは最低2回、もしかすると3回結婚していて、ホームズの失踪期間に妻と死別している。と言うことになってるそうです。
でも原作の中にそんな記述があるとは思ってませんでした。
「私の悲しい別離」というのは、身寄りが無いワトスン君ですから、奥さんだと見るのが自然ですね。

でもなぜ今の今まで気がつかなかったんでしょう?
「空き家の冒険」ホームズ物語の中でも特に好きで、数え切れないくらい読み返していたのに・・・・。

私が読んでいたのは、延原謙訳の新潮文庫版です。
この訳文にはどう書かれているのでしょう?

「私の孤独の悲哀については、いくぶん聞き知っていたらしい。」

となっていました。
それでか!
私はこの部分を、ずーっと30年以上、「ホームズ不在による孤独」だと思っていました。
他の訳文も読んでおけばよかった。
それより、英語の原文はどうなってるんでしょう?
読んでもわからないかもですが・・・。
一応、調べてみます。

In some manner he had learned of my own sad bereavement

in some manner
【副詞】
1.若干の明らかでない方法または状態で

bereavement
【名詞】(近親に)先立たれること,死別.

これはやはりワトスン夫人との死別と理解するのが順当ですね。
ホームズ失踪の3年間のワトスン君かわいそ過ぎます。

2


上野の東京芸代付属美術館で開催中の「契丹展」にいってきました。


上野駅から100円で乗れる「めぐりん」バスが便利です。


上野の森は、緑が多くて気持ちがいいですね。

契丹展は契丹の王族ゆかりの墓の副葬品の展示でした。
きれいなもの。
素朴なもの。
おおらかなもの。
中国風のもの。
西域風のもの。
いろいろあって、非常に興味深いものでした。

美術館のあとは上野桜木あたりを少し散歩しました。

台湾のゼリー「愛玉子~オーギョーチ」のお店に行きました。
かなりレトロなたたずまいで、昭和でした。


1皿400円。
台湾で食べるより、しっかり固めだったような気がします。
おいしかった。

Gyao!でシャーロックの1シリーズの3作品のストリーミングを1週間限定で購入し、繰り返し見ています。
英語音声に日本語字幕。
で、どうしても英語でなんて言っているのか知りたくなり、あちこちさまよって、見つけました。
全部の台詞を書き起こしているらしいサイトを・・
例によってC国のサイトです、大助かり。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_9a5eeb6a0100xsjx.html

もうすぐGyao!の期限来ちゃうけど、少しでも聞き取りの練習をしよう。

目次


この写真BBCジャパンさんにいただいたのですが、えっと何のシーンの写真でしょうか?
思い出せません・・・・

見てしまいました。
パイロット版の「ピンクの研究」
面白かった!
一応解説すると、このパイロット版は本放送決定前に企画段階で作ったもののようです。このパイロット版があってこその本放送。
放映はされませんでしたが、第一シリーズのDVDに収録されています。


話の流れ

・ジョンのセラピー
・ブリクストンの事件発生~アンダーソンがちょっとまとも
・ジョンとスタンフォドの出会い(原作どおりちゃんとランチしてる!)
・シャーロックの乗馬鞭、あちこちメール、ジョンとの出会い
・221B(ハドスン夫人は1回のお店をやってる設定)
・レストレード~事件現場へ~Houston!We have a mistake!PINK!~この辺本放送と同じ
・屋根のシャーロック
・ツゴウヨケレバスグコイ、ワルクテモコイ
・ニコチンパッチ3枚~犯人にメール送る~ピンクのスーツケース~ノーザンバランド22番地をアンジェロの店で張り込み~ボーイフレンドいる?
・酔っ払いの振り~薬を盛られる~タクシーに乗る
・2つのカプセル問題はなんと221Bで!
・確率ではなくチェスだ!
・弾丸
・毛布
・手は洗ったのか?
・ディナー~彼の医者だ。END

英語のみで字幕もなかったので、細かなところがわかってませんけど。

パイロット版は60分(正確には55分だそう)
本放送は90分

30分で増やされたのは、おもに以下の部分

・最初の3つの事件&記者会見
・マイクロフトの登場シーン
・カーチェイス
・ドラッグバスト
・携帯のGPS
・モリアーティ

増えた部分はどっちかというとお遊びの部分ですね。
大筋はあまり変わらない。
でも楽しいシーンを増やしてくれました。
(特にカー対徒歩チェイス&マイクロフト)
台詞も7割方一緒だったような。

アンジェロがいい味出してた。
ジョンは、本放送のよりももっとハードな感じがする。
本放送のときは病んでる感前面だったけど、こっちは軍人感がぎらぎらしてるような。

シャーロックは本放送より若くて軽い感じ。
こんな感じならどこにでもいそうな若者。
たぶんしゃべり方のせい。
服装も普通ぽかった。
本放送はかなり低い声で話してるんだな~とわかりました。

で、タクシーが怪しいということを、このシャーロックは早くからわかっている。でも本放送のシャーロックはちょっと頭の回転がこっちより悪いのね。

それとシャーロックと犯人のカプセル対決シーン、シャーロックが薬で自由を奪われているという設定はいまいち面白くないですね。
ガチンコ勝負の本放送のほうがいい。

細かなことを・・・

ジョンの携帯がiphoneだ。
ハドソンさん、同じ女優さんなのに老けてる
221Bの部屋がきれい
ドノバン巡査部長の印象薄い
屋根に上るシャーロック無駄にかっこよかった。
~~バスカヴィルのときもそうだけど、「○○と煙はなんとやら」~~
二人の出会い場面が殺風景なPC室だよ

マイクロフトもモリアーティもでてこない純粋に1個の事件。
(私の)原作のイメージに合うのはこっちですね。
この感じだと原作どおり60作作ってもらってもいいんじゃないかって思いました。
普通にテレビシリーズでやってけるよね。

今の本放送の作り方だと、10作以上は無理じゃないかって気がする。
作るほうも見るほうも、身が持たないし(笑)、あんなになんでもかんでもモリアーティがらみにしちゃったら、後が続きにくいよね。
ジム死んじゃったし(だよね?ね?)

同じベースのドラマのビフォーアフターって感じでとても興味深かったです まる。

The Great Game 「大いなるゲーム」
いよいよ、モリアーティが本格的に登場します。
そして、ジョンもシャーロックの助手的なお仕事をしていますね。
情報収集。
そして楽しそう。
病院の仕事はやめちゃったのかな?
居眠りのし過ぎで?
でもサラとデートに出かけるんだよね。
~~そしてジョンとモリーのブログのコメント欄読むと、ジョンが約束してたのに来ないってサラが心配して書き込みしてる~そのころジョンはモリアーティに捕まってました。

今回は1回90分のお話の中に、謎がいくつも出てきて、それをシャーロックがどんどん解いていきます。まるで早押しクイズみたいに。
一個一個の謎は、どれをとってもそれひとつで一本番組作れそう。
まるでジェットコースターです。

0.ブルースパーティントン設計書~カドガン・ウエストじゃなかった、アンドリューウエストの死。
1.カールパワーズ~20年前の水泳選手の死
2.ヤヌスカーズ~保険金目当ての殺人偽装
3.コニープリンス
4.贋作フェルメール

「ブルースパティントン設計書」
これは原作をまったく同じように使ってあって、うれしかった。名前はアンドリューに変わってたけど。
電車に轢かれたに見えたのに、切符を持ってないってところとかまったく同じで、犯人も動機も同じでした。現代では機密はフラッシュメモリに入ってましたね。

※(2012.10.17追記)犯人と動機は「海軍条約文書事件」のほうでした。

思ったことを思いついたままに。
タクシーによく乗りますね。
原作では辻馬車を乗りこなしていました。
だからタクシーになるんだよね~とは思うのですが。
そんなに収入が多いようには見えない(でも第二話では300万円の報酬を受け取ってましたが)のにあんなにしょっちゅうタクシー・・・ってことはロンドンのタクシーって台北並みに安いのかな?
普通の人がじゃジャン使える程度に?
東京に住んでる私の場合、タクシーには1年に1回乗るか乗らないか、です。
これが庶民感覚でしょ?

ロンドンってあんなに星がきれいなのか・・・
シャーロックとジョンがゴーレムを探しに行く途中、
路地から夜空を眺めて星がきれいだと言う場面。
これって、原作にもどこかにあったはず。
天体に関する知識がないけど、知識はなくても鑑賞はできるよ。って。
で、その星空が確かにきれいでした。
東京ではどうがんばってもあんなふうには見えません。
ロンドンは暗い街なんだろうと想像がつきますね。

英文法は正確に

冒頭、ベラルーシまで依頼人に会いに行ったシャーロック。
事件もつまらなかったし、依頼人がイギリス人なのに英語の文法がなってなくてそのたびに訂正するシャーロックに受けました。
あ、私シャーロックに会っても、英語しゃべるのよそうと思いました。


ニコニコマークにピストルを打ち込む

原作にあるとおりです。
原作はニコニコマークじゃないけど。
それをハドソンさんに咎められて、にやっとするシャーロックがいいですね。
その後すぐに爆発が起きます。その間もいい。

爆発した向かいの建物。
どうやって撮影したんでしょう?
壊すわけには行かないでしょうから、おっきな絵を描いて壁に貼ったのかな?
それともCG?

部屋の中でコート着たままテレビ見てたシャーロック。
そのカッコでひざをかかえてテレビに突っ込みいれてました。
かなり、ツボでした。

The Blind Banker 死を呼ぶ暗号

冒頭のジョンの自動レジとの格闘、シャーロックの謎のアラブ人(インド人?)との格闘が面白い。
あの覆面の人は依頼人だったの?
なんとも乱暴な。

しかしこの二人の同居は面白いですね。
買い物にも行かないシャーロック。
人のパソコンを勝手に(パスワードまで破って)使うシャーロック。
ジョンはシャーロックの報酬を山分けにしてもらってよいと思います。

今回はシャーロックの学生時代の友人からの依頼。銀行の重役になってるらしい。報酬は2万5千ポンドでした。
手付けをもらうとき、シャーロックが「金には興味ない」と言って受け取らなかったけれど、ジョンが代わりに受け取りました。
で、小切手の額面を見て「これを受け取らないって言ったのか・・・奴は?」みたいな顔していたのが面白かった。

E1でもそうだったけど、シャーロックってなかなかコートを脱がない。
銀行で怪しい動きして落書きメッセージの見え方を確認するときも、コートも手袋もしてた。銀行のオフィスだったら暖房がんがんじゃないのかしら?
暑くないのかな?

担当刑事はレストレードでない人。
原作にはよくあること。
アジアの秘密結社の暗号が事件の鍵。
この異国趣味や秘密結社ネタも原作にはよくあった。

第1話はよく走るジョン&シャーロックだったけど、第二話はかなりアクション多目。格闘シーン、銃撃シーン。

ところで、スーリンが殺される直前に兄にかける言葉。
中国語だと思うけど、どこの方言かわからない。
「タイコー」って言ってる?
「大哥」のことだよね。
広東語かな?

モリー、きっと髪型のことをどうのこうの言ってもらわなくても、モリーは協力するんでしょうね。
それと、この回でジョンに彼女ができますね。
彼女とはまだいえないのか?でもデートする相手サラ。
そのデートになぜかシャーロックもついてくる。
この辺のシャーロックの空気読めなさジャイアン振りが素晴らしいです。

サラもなかなかすごい度胸の持ち主で、結構ジョンとお似合いだと思うのですが、ジョンのブログによると、ニュージーランドまで旅行に行ったけど別れちゃったんだそうです。
第3シリーズでよりが戻って結婚なんてことにはならないかなー?

脚本的に不自然に感じた点。

1.スーリンがチャイナタウンに住んでる。
しかも物の受け渡しをしている、組織の店のすぐそば。
ありえないでそー!
スーリンは組織から逃げてイギリスまで来て5年。
定職についてるんだし、住むところ別に探せたはず。
間違っても、組織の連中にばったりあってしまうかもしれないチャイナタウンには足も踏み入れないはず。

2.ルーキスが死の当日図書館で借りた本が手がかりになるけど、あの警告を見たあと、悠長に貸し出し手続きするだろうか?
殺し屋がまだ図書館にいるかもしれないのに?

この二つはリアリティーに欠ける点として特に気になった。

これは中国が大きなファクターになってる話だけど、中国人の感想を読みに行ったら、なかなか興味深かった。
「イギリス人から見た中国って今もあーゆーイメージなんだ。溜息」とか、
「興行名目じゃなきゃ入国できないってどういうことだ?!」とか、
「お茶の葉をあんな手づかみして淹れるなんて考えられない!」とか。
「博物館のシーンで命を狙われているのはスーリンなのに、何で二人ともスーりんのそばをはなれるかなー?」とか。これは私も読んで初めて、なるほど!と思いました。

ほかにも、雨に濡れた電話帳を見てスーリンの家に忍び込む展開はいろいろ無理がありすぎでは?
と思ったけど、そこはシャーロックの凡人離れした観察眼が何かを掴んだことにすればOKか。

原作ドイル氏もかなり強引なこじつけで書いてましたけどね。


第一シリーズと第二シリーズ、あわせて6話の「シャーロック」が作られていて、何とか全部見ることができました。
テレビ放映時は、冒頭見逃したり、途中で居眠りしたり、トイレ行ってて見逃したり、ちょっと散々だったのですが(そんなことでファンと言えるの?!)
第二シリーズはNHKオンデマンドで、第一シリーズはGyao!ストアでストリーミングを買って(期間限定)じっくり見てます。

「ピンク色の研究」は記念すべき第1作。
正典の「緋色の研究」をきれいに踏襲したジョンとシャーロックの出会いのシーンがあり、とっても楽しい。

どこかのブログで読みましたが、
この話はなんとほぼ2日間の出来事です。
厳密にはジョンの従軍時代の回想やカウンセリングシーンも入りますが。
(あと事件の発生は10月~1月にわたる)

1日目。
従軍時代の夢を見て目覚めるジョン。
公園を散歩中に旧友のスタンフォドに会う→クライテリオンバー→バーツでシャーロックに会う。夜宿舎でシャーロックをググる。

2日目。
夜7時ベーカー街221Bでシャーロックと再会。そこへレストレード現れる→なぜか二人で事件現場へ→謎の男に拉致られる→宿舎に拳銃を取りにより、ベーカー街へ→ニコチンパッチ&ピンクのスーツケース→ノーサンバランド通りのレストランへ→タクシー追跡劇(ジョン杖は?)→ベーカー街に戻るとヤクのガサ入れ中→タクシー運転手に誘い出されるシャーロック→追跡するジョン→二者択一ゲームシャーロック危機一髪→ジョンの一撃→モリアーティ!!→毛布→謎の男は弟を心配すお兄ちゃんでした。

以上。

2日目の密度がこゆいですね!

ちょっとした疑問

2日目のベーカー街221Bでの待ち合わせは午後7時だったけど、あんなに明るいのかな?でも次のタクシーの車内のシーンでは街がすっかり暗いので、ぎりぎりの時間ってことかな?


数日前のポストで1989年の英国旅行のことを書きました。
手元に何の記録もない状態で、記憶だけを頼りに描いたものでしたが、一応裏を取ろうと思いまして、当時の旅日記とアルバムを引っ張り出して見ました。

!!

記憶が見事に書き換えられてました。

写真は、帰国後すぐに書いた旅程表です。

この記事をこのままにしておくと「書き換えられた記憶」が固定してしまいそうなので、ここで修正しておきます。
自分のためのメモです。

まず初日は地理を学んだものとしての当然の行動
「ロンドンゼネラルサーベイ」ロンドンざーっと一巡り。
をしてますね。
そしてセントポールのユース泊まってました。
ホームズ好きの日本人学生と知り合うのもここでした。

いっそhにシャーロックホームズパブへ行き、舞台を見たのも同じ日でした。

そして、舞台のチケットを買いに行ったのは、なんと私でした!!
3枚買わなきゃいけないところ、2枚しか買わなかったのも自分でした!
(記憶では自分の失敗は都合よく忘れてました・・・笑)


そのチケットです。
舞台のタイトルは「シャーロックホームズの秘密」
13.9ポンド。
WYNDHAMSシアター。

なぜチケットが買えなかったかもわかりました。
この旅行では、旅行小切手を持ち歩いてたんですが、イギリスではあまり通用度が高くなくて、銀行などで現金化しないと商店で使えなかったのでした。
その前の年にアメリカ行った際には、T/Cは普通にお店でバンバン使えたので、イギリスでもそうだろうと思って、あまり現金を持たずにチケット窓口まで行ったようです。
30分並んで当日券カウンターにたどり着いたときに、キャッシュオンリーと気がついたというわけでした。

ベーカー街に行ったのはその翌日。
バービカンやケンブリッジにも行ってます。
で、その夜寝台車で移動。

インバネスからカイルへ行ったとき、一人でパブに入ったと思ってたけど、連れがあったようです。おそらく列車の中で知り合った人。
すっかり忘れてました。

ウインダミアのところはほぼ記憶どおり。
夜道が怖かった場所をグーグルで見つけました。

ここです。
この航空写真の「A」マークがユースの場所。
画面下の「A591」と書かれたあたりのT字路がバスを降りたところです。
当時のメモによると、バスの運転手さんに「この道をずーっと上がって3/4マイル行ったところにユースあるから」と言われたらしいですが。
とにかく真っ暗で、山道(に思えた)で怖かったのでした。

でストリートビューで確認しました。


こんな道です。
整備されてて、昼間ならなんと言うことのない道ですけどね。

それと、ウィンダミアから次の日は夜行列車に乗って移動しています。
宿代を浮かせたかったようです。
途中列車の乗り換えの待ち時間に映画見てますね。
「ミスターアーサー2」

ダートムアの農場宿泊の情報が載ってた観光案内。

性格は変わらないと言うか、
すべての情報を吟味して、この宿を選んだようです。

4


SHERLOCK祭り絶賛開催中な今年の夏休み。
BBCドラマのロケ地なんかも、ネットで、ばしっと調べがついちゃいます。
このドラマでのベーカー街221Bは、ユーストン駅の北側のノースガワーストリートでロケされています。
「187 North Gower St, London NW1」
で地図検索するとすぐ見つかります。

そんなこんな遊んでいるうちに、23年前にロンドンに行った時の写真と現在のベーカー街の様子(グーグルストリートビュー)を比べてみたくなりました。
現在、ベーカー街には「シャーロックホームズ博物館」という221Bを再現した部屋があるそうで、観光名所になっているのだそうです。
23年前はありませんでしたので、次回はぜひ訪ねてみたいと思っています。

1989年当時のベーカー街にあったホームズゆかりの場所は・・・
・駅の壁面にホームズのシルエットがあった。
・駅直結のパブの名前が「モリアーティ」
・「シャーロックホームズホテル」(ドクターワトスンという名のバーも)
・「ABBEY HOUSE」という建物の壁に「ここに221Bがありました」っていうプレート。
・道端にホームズのシルエットを使った看板などもちらほらありました。


シャーロックホームズホテル(1989)

これはまだ残ってて営業してました!


ベーカー街に面したところにカフェのテラス席。
以前はここが「Bar Dr.Watson」だったと記憶してるけど、今の名前までは見えず。
ホテルのサイトで確認すると「Sherlock's Bar & Grill」となってました。

裏側のチルターンストリートから見た写真。(1989)

こっちが正面入り口ですねきっと。
ビジネスホテルっぽい。


今のほうがかわいい感じですね。
2階の窓の形で同じ建物だとわかります。


アビハウス(1989)
ここには当時シャーロックホームズの秘書がいて、送られてくる手紙に返事を書いていると聞いたことがあります。


当時アビハウスの壁にあったプレート(1989)


今の様子。
アビハウス看板もなくなり、プレートもはずされています。
所有者が変わったようですね。
221bのプレートがあった場所には、普通に「219番地」のプレートが・・・
221bの場所は博物館のほうに譲ったのかしら?
そのあたりなんかドラマがあるかもしれません。


ベーカー街で見つけた「ホームズ」のシルエット(1989)

これはたぶん、ここ。

内容は変わってますが、同じ場所にホームズのシルエットあり。
ストリートビューの画像を拡大したので、かなりぼやけていますが・・・


よく見えませんが、写真左側の不動産屋さんの看板にホームズが使われていたので撮った写真(1989)


いまは不動産屋ではなく31アイスクリーム屋さんですね。
ホームズのシルエットは見つかりません。

こうやって見ると、20年以上たっても建物がほとんど変わってないところがヨーロッパですね。
写真だけで場所がすぐに特定できる。
すごいです。

ベーカー街のほかにも、地方都市エクセター郊外の何気ない住宅などを写した写真も、すべて特定できました。
ほとんど変わってませんでした。
日本だったらこうはいかないでしょうね。

4


来年のロンドン行きのため、航空券探しからはじめてみました。
(気が早すぎる・・・)

ためしに、JALホームページで正規割引航空券をチェック。
なんと、20万円ですってよ!
しかもサーチャージが7.5万円ですって!
合計で28万円ですよ~~!!
こんなの無理ですね。

JALのマイル特典ならディカウントマイルで45000マイル。
で、サーチャージが7.5万円
高すぎませんこと?

いつも使ってる台湾の旅行会社で台湾発日本経由ヨーロッパ行きの航空券を見てみたら、
台湾-日本-ヨーロッパ(FRA,LON,PAR)-日本-台湾
の1年オープンチケットが5万台湾ドルくらいから。
今のレートだと日本円で15万円くらい。

これで台湾往復とヨーロッパ往復が付いて来るなら、これがいいかな。
このチケットを使ってイタリアへ行ったことあります。
もうイタリア直行便飛んでないけど(涙)
JALだとロンドン便は羽田発が無いのですよね。
羽田から飛んでるのはBA(英国航空)のみ。

ロンドン単純往復の格安航空券ってどんな感じかな?
ためしに今年の8月の価格をネットで見てみると、
羽田発のBAでも8月で10万円ちょっとで出てる。
あ、でもこれって、サーチャージ別かな?
調べてみると、ロンドンまでのサーチャージは、今現在各社4~5万円くらい。
JALの7.5万って何?!
でもお盆のど真ん中に行きたいので、席が取れる確率低いのではないでしょうか?
英国航空ならJALのマイルもたまるらしいけど。
別の会社や経由便ならもっと安いかもだけど、格安航空券でもサーチャージまで込みで15万円かかるのなら、台湾往復もつけて1年オープンで買うのもいい。
予約ランクが上だし。早くから予約入れられるし。変更もできるし。

今年の年末に台湾に行くときに、考えよう。

補足説明
台湾発日本経由のヨーロッパ行き航空券について。
このチケットは台湾で買います。入国スタンプのコピーが必要なはず。
台湾発のチケットなので日本在住の私が使うには、まず別の航空券で台湾に行かなくちゃ。
使いやすいのは、特典航空券。
以下にプランをまとめました。

(旅程1 台湾旅行)
日本→台湾:特典の往路を使う
台湾→日本:台湾で買ったヨーロッパ行きの第一区間を使う

日本滞在は、ストップオーバーしてる形

(旅程2 ヨーロッパ旅行)
日本→ヨーロッパ→日本:台湾で買ったヨーロッパ行きの第二・三区間を使う

日本滞在は、またまたストップオーバー

(旅程3 台湾旅行)
日本→台湾:台湾で買ったヨーロッパ行きの第四区間を使う。
      この部分は最初の旅程から1年以内であればOKなので、オープンにしておく。
台湾→日本:特典の復路を使う
      発券時に日程をFIXにしておく必要あるはずですが、
      往路に乗った日から1年以内なら予約変更も可能だったはず。

こんな風に、3回の旅行をすることが可能です。
特典旅行はいろいろ使えるので、マイルを残しておかないと!
ですね。

この旅行は、オフシーズンにいける人には、あまりメリット無いかもしれないですが、お盆や年末年始など超ピーク時にしか旅行できない場合にはとても有効です。
予約がとりやすいし値段もリーズナブル。

ね。

24


(写真はイメージです。)

BBCドラマ「シャーロック」にはまっている最近のワタクシ。
これは、いよいよロンドンへ乗り込む日が近づいてきたような気がしてます。
とはいっても、それなりの日数の休みが取れるとしたら来年のお盆だから、1年も先なんだけど。

8日休みがとれるとして、max6泊8日か5泊7日くらいかな~。
昨今の情勢から言って一人旅になるでしょう。
ちょっとご飯さびしいか。

これから、英語の勉強も始めつつ。
旅行情報を集めていこう。
1年も時間があるし。

さて、思い返せば私が前回イギリスに行ったのは1989年のことでした。
前回と書きましたが、イギリスに行ったのは1回だけです。

どんな旅行だったんだっけ?
23年も前。
たしか2月に2週間の旅行。

飛行機は成田から英国航空だった。
もちろん格安航空券でエコノミーったけど、ビジネスにアップグレードされてて落ち着かなかった。

初日はどこに泊まったのか?
たぶんどこかのユースと思われる。

翌日、まずベーカー街へ行った。
221Bのプレートの写真を撮った。
そして思いのほか寒かったので、滞在中の服を買った。
通りかかったら「ベネトン」がバーゲンしてて、もこもこした手編み風セーターとスキーパーカーを買った。
それを着て、寝台列車でユーストン駅からスコットランドのインバネスまで向かった。
寝台車は2人用の個室で、同室の人は現地の女性客だった。
男の人と相部屋になったらいやだな~と思ってたのでほっとしたっけ。
寝台車で迎えた朝は、車掌さんが紅茶を運んできてくれた。
イギリスらしい。

インバネスでは川のそばのユースに泊まった。
観光案内所に行くと日本人の若者が集っていて、一緒にネス湖のツアーに行った。
一人で汽車の終点の「カイルオブ・ロハルシュ」に行って見た。
何にも無い寂しいところだった。
パブでフィッシュアンドチップス食べて帰ってきた。
お客は私一人だった。
なんさま寂しかった。

エジンバラに移動。
泊まったゲストハウスに日本人が多かった。
地球の歩き方をともにしてたから当たり前か。
意気投合して夜の散歩やパブでお酒のんだりしたな~。
そのときに「グレンリベット」と言うお酒の名前を覚えた。
(で、帰国の際お土産に買った)
ちょうど日曜日にあたって、町中に開いてる店が無くびっくりした。
食べるものが無くて飢え死に!と思ったら、長期滞在の日本人のおにーさんが食料もってて、みんなでチャーハン作って食べた。

同じ宿の日本人青年と一緒にタータンチェックのキルトを買った。
ちょっとしたデート気分で楽しかった。
20数年たった今でも、全くへたることなくいい品質です。

湖水地方へ行った。ウィンダミアかな?
夜に着いてバス停から真っ暗な山道を一人で上って宿へ向かった。
怖かった。
怖すぎて1泊だけして翌朝何も見ずに移動してしまった。

バスカヴィル家の犬の舞台が見たくて、デボン州へ向かった。
エクセターのゲストハウスに泊まった。
一人旅の日本人の女の子と仲良しになった。
一緒にパブで話し込んだ。
釧路湿原が好きで通ってるといっていた。

エクセターの観光案内所で、ダートムアのファームステイの情報を得た。
農家に泊まる。
直接電話して予約を取り、バスに乗って向かった。
地球の歩き方にはもちろん載っていないので、イギリス全土のドライブマップを買った。
モアトンハムステッドとか言う町だったような・・・。

滞在したのはすごく古い農家で、雰囲気はよかったが、宿の人と何も話せず(英語が・・・)客は私だけで、とにかく寂しかった。
夕食が死ぬほどまずかった。
それでも周辺の散歩をした。
石垣が印象的なイギリスの農村地帯だった。

みつけた!
私の泊まった農家、まだ営業してました。
13世紀の建物だって!
http://www.greatsloncombefarm.co.uk/
今ならもっと楽しめるかな~。
いつかリベンジを!

プリマスへ行った。
ユースだと日本人に会ってしまうので、B&Bを探した。
かわいいおうちに泊まった。
かわいい部屋だった。
冬の英国でも南海岸は明るい雰囲気があった。
朝ごはんは充実してた。
ザ・イギリス!
泊り客も多かったが、交流できなかった。
敗北感。

ロンドンに戻った。
アールズコートの大型ユースホステルに泊まった。
二段ベッドのマットがやわらかすぎて、腰が痛くなった。
食堂でやっぱり日本人と仲良くなった。
二人旅の男の子だった。
ホームズ好きだった。
一緒にシャーロックホームズパブへ行った。
ジェレミーブレッド主演のシャーロックホームズの舞台劇があるという話で、チケットを買ってきてもらうことになった。
何の手違いか?3人なのにチケットが2枚しか買えなかったそうで、どちらか片方の人と二人で行ったような気がする。
台詞が全く聞き取れず、居眠りしたことをここに告白します。

残りの滞在時間で、カムデンロックの蚤の市やチェルシーやフォートナム&メイソンやリバティーに行ってお土産を買った。
バービカンと言うところにも行った。
大英博物館やバッキンガム宮殿やビッグベンなどには近寄ることも無かった。
食事はウインピーと言うバーガーショップでばかり食べていた。
ハンバーガーに飽きたら、フィッシュアンドチップスを食べた。
2月は寒くて旅行者も少なくて寂しい印象だけが残ったけど、
水仙の花がきれいだった。

帰りには、アップグレードは無かったので、エコノミーで帰った。

次に行くときは、こんな旅行はしないだろう。
大英博物館には是非行ってみたいし、イングリッシュガーデンの見学もしたい。


さて、シャーロックにはまりまくっているこの夏の私ですが、ネット上を見回すと、おおぜいの方がブログなどに感想をつづっていらっしゃいます。

SHERLOCKでブログ検索した結果

皆さんどれもこれも愛にあふれてるし、またシャーロックもびっくりの深い洞察力でレビューされてる方も多く、ほんと「すごいな~」と楽しんでます。
私も自分の気持ちの赴くままに感想を書き散らしていますが、つくづく思うのは自分の文章力の無さ。
読み返してがっかり。
あ~年のわりに幼稚な文章・・・。

このブログをはじめたのは2004年。
実はその前にはホームページを持っていて、今より熱心に文章書いていました。
頻繁に掲示板に書き込みもしてたし。
メル友さんもいたし。
その前は文通とかよくしてたし。
日記は中学生くらいからつけてて、
とにかく文章はかなり書いているのですが、一向に面白い文章はかけません。

関西人は常に「オチ」を考えながら話をしてるとか。
私、そんなこと考えたこと無いなぁ。
面白くなるはず無いか・・・。

そうそう、中1のころ、これも父に買ってもらった
「文章が上達する本」(うろ覚え)
おそらく父が私に若干の英才教育(?)を施そうと買ってくれたような気もしますが、
その本に「文章上達の第一歩として、気に入った文章を書き写せ!」と言うのがありました。

そこで、私が当時気に入っていた文章の代表として、シャーロックホームズの「緋色の研究」をノートを買ってきて書き写し始めました。
書き写し始めましたが、元来飽きっぽい私の性格では2ページ、3ページとは続けることができなくて、簡単に挫折。

私の英才教育は、しょっぱなから暗礁に乗り上げたのでした。

ブログも書き続けていればいつの日か、いい文章を書けるようになるんじゃないかと、はかない望みを抱いていますが、あと30年位したらちょっとはましになってるかも(笑)。

4


堪能しました。そして、「萌え病」はかなり治癒しました。
満足満足。

脚本は練りに練られているし、役者の演技も素晴らしかった。
モリーもちょっと救われた。
でもジョンの精神状態が心配。
全部嘘なんじゃないかと疑い始めるととまらない。
面白かった。

原作の本質というかファンが思う「ここは大事」という部分をぶれさせることなく貫いているし、またその部分を大胆に深く追求している。だからファンが喜ぶ。モリアーティとホームズがなぜ好敵手足りえるのか、原作ではホームズの口でしか語られていないので「妄想か?」と後世の人かちゃちゃを入れる余地があるわけだけど、そういう解釈も全て踏まえての「フェイク説~ジムの罠」は気持ちよかった。

以下いつものように激しくネタバレです

●コネタ
・手錠でつながれたまま逃げる二人
・プレゼントにお愛想言えないシャーロック
・ホームレスはスマホ持ってるんだね~。

●モリー、ああ、モリー

モリーはこのドラマ全編を通して、いい味出してます。
病院の死体安置所にいるくらいなんだから、それ相応の専門家のはずだけど、シャーロックに片思い中で、彼の前に出ると普通の女の子になっちゃう。
シャーロックが、モリーを利用したいときだけ、彼女に関心があるようなちょっとした事(髪形変えた?とかw)をいうのも、利用されてるってわかってる。
--このへん、モリーのブログを読むとわかる。
見ているこっちが切なくなっちゃう。

S2-E1では、シャーロックに持ってきたクリスマスプレゼントについて、めちゃめちゃにひどい仕打ちを受けるけど、彼女は受け入れている。(さすがのシャーロックもそのときは、謝った。レストレードのファーストネームは知らなかったけど、モリーのフルネームは知ってる・・いやプレゼントに名前書いてあったね。それ読んだ?)

そのモリーがこの回では大活躍。

描かれてないけど、裏でも大活躍してるはず。

ジム・モリアーティにIOUゲーム(いやそんな名前じゃないけど)を挑まれ、顕微鏡を覗き込みながら思わず「IOU」とつぶやいているシャーロック。
そしてそんな様子をジョンには気取られないようにしていることにも、モリーは気がついていて、「助けが要るときには思い出して」と言う。「私なんて物の数に入ってないでしょうけど・・・」っていうのは、嫌味と言うより純情。

シャーロックはその時点ではきっと何を言われたのか、あまりよくわかってないんだろうなぁ。自分の窮地をジョンに気取られまいというのもおそらくは無意識だから。

でもいろいろあって、ジムにかなり追い詰められたことがわかったシャーロックは、ラボのモリーをたずね、ある頼みごとをする。

このシーン、モリーの純情を利用しようっていういつもの習性と見ることもできるけど、やはりここは彼の中で変化があったと思いたいな。「いつも信頼してた」と言う言葉も、本心だと思いたい。

結構モリーに感情移入してます、ワタシ。
こういう人多いんじゃないかな?
だって、この話、普通の感覚の登場人物が少ないんだもの。

●モリアティーの中の人スゴイ

21世紀版「シャーロック」に登場する、モリアーティの第一印象は「えっ?このヒトなの?!」でした。
あまりに若い。小柄。童顔。

でもじわじわくるものがあり、プールサイドのシーンもよかったし、このS2-E3はまさにジム・モリアーティ劇場でした。気持ち悪い。底なし沼のような目。そして童顔。次の表情が予測不能。

この役者さん、いい仕事してる。
普段もこんなサイコなんじゃないかと心配しちゃいましたが、そうではないようです^^;
展開はある程度予測してたんですが、タブロイド記者キティーの部屋でのジム(リッチ)の演技には、ひざをたたいて喜んじゃいました。すごい!!

このドラマ、どっぷりはまってる私ですが、あまり中の人たちには興味がなかったんです。シャーロック役の役者さんも、いい仕事してると思うけど、役を離れたらシャーロックじゃないことは明々白々だし。ジョンにしてもそう。
でもこの役者さんには興味を惹かれました。
役者ってなんだろう?と思っちゃいました。役に入っている間、本当に別の人生を生きてるんじゃないかと思わされる、そんな演技です。イギリスではこの演技で賞を獲ったそうですね(ジョン役の人も獲ったらしいです)

●絶対あやしいマイクロフト
このドラマでのマイクロフトの扱いは、原作よりも格段に重要になってます。
(原作では登場回は少なく、兄弟仲はよく、弟は兄を敬愛している)
シャーロックよりも大人で、いつも弟を心配し、でも弟には反発されている。
ジムにも深くかかわり、このエピソードでは
国家のために弟を売ったことになってるけど・・・・。

本当にそうなんでしょうか?

と思わせる何かがマイクロフトにはありますね。
シャーロックと違い、裏の裏がありそうな深みのある人物です。
おもちゃの取り合いだけじゃない、どんなうらみつらみがこれまでこの兄弟にあったのか、興味深いですね。

●シャーロックの半生とは?

そのマイクロフトがジムにシャーロックの半生を話してしまうらしい。
どんな半生なんだろ?
気になる。
育ちのよいボンボンに見える今回のシャーロック。
どんないろいろがあるのでしょう。
気になる。

●トリック
遺体置き場とモリー、ゴムボール、ぶつかってきた自転車
わきの下にゴムボールを挟むと脈が消えるって話。
前にどっかで聞いた。
何かのトリックに使われてた。
実際にやってみたら、見事に脈がきえた!
これなのかな?

はじめ私が考えた、シャーロックが自殺偽装したトリックは・・・
・シャーロックはあの歩道ではなく、その先のごみ収集車の上に落ちた。
・そしてあらかじめシャーロックに似た背格好の死体を用意してもらって、
 にシャーロックの服を着せて転がしたのかな~

と思ってたんですが、
でもやっぱりシャーロックの顔だし。
駆けつけたジョンがシャーロックの手を取ったときに、もともと死体じゃ硬いだろうし、冷たいだろうし・・・???

で、自分の中でこのの案は却下となりました。

今私の考えるトリックは、
・シャーロックはあの歩道ではなく、その先のごみ収集車の上に落ちた。
・そしてゴムボールで脈を消して、血糊べったりかぶって(おそらく500cc?)
 歩道に転がった。

目撃者たちは協力者だったのかな?

●シャーロックの成長

シリーズ1の「ピンクの研究」でのジョン&シャーロックの邂逅の地点から、二人はそれぞれに変化してきた。
特にシャーロックは、孤独で人間的感情を排除して生きてる高機能ソシオパスから、このFALLでの友人に対する自己犠牲を払おうとするところまで、ものすごい人間的成長を遂げています。

このシャーロックの変化(成長)をサスペンスの合間に覗かせていったのが、このシリーズがここまで視聴者に支持された理由のひとつじゃないでしょうか。

ゲームの完成を目指してたジム。
シャーロックの行動もエンジンはその辺にあるとは思うけど、結局究極の選択を迫られたときには、ゲームではなく天使の側にいる人間としての生き方を選んだ。

泣かせる・・・。
だから、モリーに看破されたように、「ジョンの見てないところで悲しい顔」になってしまった。にんげんだもの(by相田みつを・・・違!)

●ジョンの吐露

苦しくて自分でどうにもできないから、セラピストのもとを訪ねたジョン。
(18ヶ月ぶり。ってことはシャーロックとの同居もそのくらいかな?)

シャーロックと行動を共にするようになって、実はジョンも変化がおおいにあった。

戦地から帰国した後、
「この世には自分だけ。自分には何も起こらない。」
っていう精神状態で、腕は震えるし、脚は言うことをきかない(しかも心因性)
孤独でどん底状態だったジョン。

シャーロックと事件に巻き込まれていく中で、手の震えもなくなり、杖なしで歩けるようになり、ロンドンの街を縦横に走ることさえできるようになった。
生きることにはりが出てきて、毎日をスリリングに充実して過ごしていたジョン。

ジョンにとってもシャーロックが必要不可欠だった。
ジョンは、どの時点でそのことに気がついたのかな?
ジョンが言いたかったけど言えなかったこと。
お墓の前で、それを口に出していうことで、涙をぬぐい、軍人らしく回れ右して歩いていけたジョン。

何度見ても涙が出る。
私にはこんな経験ないのに。まるで自分が経験してるかのような胸の痛みを覚える。
ほんとに上手い脚本と演技です。

●コインの裏表

原作で、ホームズは自分のことを世界で一番強大な犯罪者にもなれる。
と言う意味の発言をしています。
それってモリアーティのことだよね。

で、今作。
ジムとシャーロックはまさに「君は僕、僕は君」と言う結論に到達します。
二人の違いはただ、「天使の側にいるかどうか」この一点のみ。
いえ、以前はそうだったんですが、もう違ってたんですね。

シャーロックには、すでに「ジョン」や友達がいたんです。

前はいなかったけど。
骸骨だけが友達だったんだけど。

でもそう考えると友達の命を引き換えにゲームの完成を迫ったジム。
ちょっと矛盾してるかな。
やっぱり友達や愛する人込みで天使の側なのかな。

なぜ、ジムが自ら命を絶つのか。

ジムにとって世界は退屈な場所。
シャーロックをFALLさせたあとは、きっと恐ろしく退屈な世界しか残っていない。
だから、このゲームに自分の存在(命まで)をすべて使って、楽しみたい。
そんな感じかな・・・
と思います。

さて、いろいろ書きなぐりましたたが、第3シリーズも決まっているらしいので、しかも「空き家の冒険」から始まるらしいので、S3-E1ではこの種明かしを盛大にしてくれると思っています。
期待!

中学生のころから「アイリーネ・アドラー」(延原謙訳風に)が好きになれなませんでした。ファンの間ではアイリーンはすごく人気のあるキャラで、原作の「ボヘミアの醜聞」もとても人気のエピソードではあります。原作において、おおよそ(恋愛対象としての)女性に興味のないホームズが、唯一心から賞賛し認めた女性となっているのですが、おそらくその設定に思春期の私はやきもちを焼いたのでしょう(笑)。
中学生らしいですね。

その気分は、実はずーっと変わらず、今の今まで引きずっています。
(なんと、成長のない!!)
なので、アイリーンの登場する「A Scandal in Belgravia」も若干斜に構えた気分で見始めました。

「アイリーンめ、ワタシのシャーロック・ホームズに何をする~!」的な・・・ww

見終わっても、やっぱり似たような気持ち。
もちろん、面白かったのですが。
一緒に見ていた夫は、すっかりアイリーンを気に入ったらしく、女優さんの名前とか調べていました。
確かにきれいでしたね。

さすがに今の私は大人ですので、作品の評価に感情を持ち込まないこともできます(笑)
ええ、できますとも!
ジェラスとは切り離して、感想などを書いていきますかね~~。

以下ネタバレ注意

すっかりジョンはシャーロックの助手ですね。
病院のアルバイトもやってないみたい。
パソコンを持って現地捜査。
スマホのカメラでもいいような。
なんか、ラップトップ落として壊しそうじゃないですか?

宮殿でのホームズ兄弟のやり取りは楽しい。
何だかんだいっても仲がよいですね。

ツボだったシーンは

・アイリーンの家で「通報しよう」というジョンの言葉を受け、
 拳銃を空に向けて数発発射「すぐ来るよ!」
 なんというか、手っ取り早いですね。

・221Bに押し入ってハドソンさんを縛り上げた賊に対する仕打ち。
 「警官と救急車を呼んでくれ、重症だ。窓から落ちたみたいだ」
 って、誰のこと?誰も窓から落ちてないよ~。
 と思っていたら、それは予告だったのでした。

このあたり、シャーロックが良(常)識がないのを端的にあらわしてて、面白い。
このシリーズでは、シャーロックのこういう常人離れをコミカルにちりばめてくれるのがすごく楽しい。

●シャーロックと女性、性的なもの

このテーマについて、あまり考えたくない。
ワタシにとってのホームズは永遠のvirginでいて欲しいんです。
だって、ファンタジーなんだもの。
彼の存在そのものが、ワタシにとっては。
やっぱり子供のころに愛してしまったキャラだからかな?

作中でもシャーロックは「virgin」と呼ばれていますね。

●シャーロックとアイリーンの対決

原作では、シャーロックは完全にアイリーンに打ち負かされちゃいます。
だから自分を圧倒した存在として、アイリーンが心に刻まれちゃうわけなんでしょう。

この作品でも、もちろんシャーロックは常に圧倒されていきます。
もちろん、健闘はしますよ。
でも切り札は常にアイリーンの手の中にあり、シャーロックができるのは、彼女のメールを無視することくらい。
メールの着信音を変えたりもしないのね。
聞きたいのね、あの声を(!)

そして、ラスト近く、「情にほだされて」大きなミスを犯してしまうシャーロック。
なんて世間知らずでうぶなんだと、兄のマイクロフトが嘆きます。
う、屈辱・・・。
で、パスワードの解除。

ここで終わりでよかったんでは?
競り合ってきた二人の対決がアイリーンの圧倒的勝利に終わり、でも最後に挽回するシャーロック。
でも総合点ではアイリーンの勝ち。
で、彼女が「The Woman」として永遠に彼の心に残る・・・・。

そうなると、ラストの落ちが、蛇足に感じました。
ラストの処刑シーンは、何のために入れたんでしょうか?
おそらく、作った人はアイリーンとのエピソードにワタシの100倍くらいの思い入れがあるんでしょうね。
もうひと発展ほしかったのかな、と推測します。

やっぱりジェラスとは切り離せない感想になっちゃいました。

昨夜 NHK-BSで「シャーロック」第二シリーズ3話目「ライヘンバッハ・ヒーロー」を見ました。
ネタバレいろいろ見聞きしてたけど、期待を裏切らない展開で、とても面白かった!

日曜日は朝から「シャーロック」始まるのが楽しみでしょうがなかった。
テレビ番組をこんなに心待ちにすることってあまりないことです。

とはいえ、ワタシにもお気に入りの番組があります。

BS-Dlifeでやってるアメリカのテレビドラマシリーズ「ドクターハウス」。
医療ドラマだけど、安楽椅子探偵譚的な話で、一話完結で、めちゃ面白い。
ハウス医師のキャラクターがよい。
孤高の天才で、変人で、性格曲がってる。
社会的協調性が皆無で、唯一の友人ウィルソンにも憎まれ口ばかり。
あ、ホームズだ。

ハウス≒ホームズ
ウィルソン(ハウスの唯一の友人、いつも味方)≒ワトスン

むーん。
やっぱり好きになるものって、共通点があるんだな。
というか、私の好み偏りすぎでしょ(笑)

ドクターハウスはDlifeで第一シーズンをやってます。
まだまだ続くので、「シャーロック」次のが見られるまで、これで我慢するかな~。


「バスカヴィル家の犬」。原作ホームズの中でも特に好きな作品です。
写真は英語版と中国語版と新潮文庫版。

「シャーロック」、第2シーズンの2作目。
感想を思いつくまま書いていきます。
(私にしかわからないかも)

以下盛大にネタバレしています

最初の血まみれホームズ。
原作の黒ピータの逸話ですね。
でもほんとにあの格好で地下鉄に乗れるのかな?
銛って危険物じゃないのかな?
持ち込み可???

タバコがすいたくていらいらしているホームズ。
ちょっとかわいい。
部屋中をめちゃくちゃにしてタバコを探すホームズ。
最後スリッパの中を見るのも、細かいね。
原作ではタバコを「ペルシャスリッパ」の中にしまってる。

あ、二人の部屋のTVはサムソンだ。
そういえば、イギリスではテレビのことをTellyって言うのですね。

依頼人ヘンリーのタバコの副流煙を吸い込むシャーロック。
さもしいよ・・・
可笑しいけど。
プライドないのかな(笑)
ニコチンパッチじゃ効かないのかな?
それともパッチもやめてるのかな?
このシーンだけでもシャーロック、十分奇人。

ダートムアの奇岩の上に立つシャーロック、かっこいい。
でもあの奇人振りを見た直後だから、かっこつけてるだけにしか見えない・・(泣)

ジョンの歩き方。
軍人風の歩き方の演技かな?
懐中電灯の持ち方も一人だけ違ってて、かっこよかったけど。

暖炉の場面でシャーロックが恐怖を感じて「感情」というものに恐れを抱くところ。初見ではよく飲み込めなかったのですが、今見てきた魔犬が怖いのではなく、ないはずのものを見たこと、自分の見たものが信じられないということが初めての経験で怖いんでしょうね。
そんなことしょっちゅうある凡人の私にはすぐには飲み込めませんでした。

そしてそのとき口走ってしまう
「僕には友人はいない」の一言。
でも翌日ちゃんと「友人は一人だけいる」と訂正していました。
原作では「友人はワトスンだけ」という認識はちゃんとあるホームズですが、このシャーロックは、その段階にいたるまでにステップがあるんですね。
ジョンに出会うまでのシャーロックの孤独振りが思いやられてほろりとしちゃいます。

第1シーズンから5作目まで少しずつ、シャーロックとジョンの関係を積み重ねてきているのもこのシリーズの面白いところ。
二人がどんな風に友情を培っていくか。
毎回「ゲイカップル」と誤解されるというギャグが挟まれるのもご愛嬌。

原作を読んでいたときは、ホームズの天才を敬愛するワトスンとホームズの友情をもう出来上がっているものとして、なんの疑問も感じたことがなかったけど、今回のドラマではこの二人がどうしていっしょにいるのか、考えながら見てる。

シャーロックはジョンのことちょっと所有物のような風に見てるのかな?
ジョンで実験なんて。
鬼畜。
許すジョンもすごい。

ワタシのお気に入りシーン

・ジョンにコーヒーを入れてくるシャーロック。
 ちゃんと飲んでくれるか心配そうに見てる様子がめちゃかわいかったけど、
 実は別のたくらみだったとわかり、にやっとしてしまいまいました。
 ひっかかった!

・「マインドパレス」
 シャーロックの頭の中を視覚化する試みが大成功している。
 間違いなくこのドラマのすばらしいことのひとつですね。

BBCドラマ「シャーロック」の冒頭、ジョンに借りたケータイでどこかにメッセージ(text)を送ったシャーロック。
ジョンが確認すると「緑の梯子を持っていたら逮捕しろ」と打たれていた。

原文
If brother has green ladder
arrest brother.

なんのこっちゃ。
ですが、ちゃんとシャーロックの開設したウェブサイトの中に、その事件のことが書かれていました。
「緑の梯子」事件。
私のいまの英語力で、ザーッと訳してみました。
それにしても、シャーロックの文章は簡潔でわかりやすい。
ジョンのブログは数倍難しい(ワタシには)。
こういうところもきっと練りこまれているんだなと思う。
(原作でホームズはワトスンの文章が論理的にすっきりしてないとダメだししてます)

間違いの指摘を歓迎します。



The Science of Deduction by Sherlock Holmes

The Green Ladder
Case closed

A PC Jane Downing has come to ask for my help. Her husband died. Everyone thinks it's a tragic accident. She's convinced his brother did it. Brother has a cast iron alibi. I love cast iron alibis so I'm taking on the case.

Background: End of last year, Sir Harry Downing died. Left the house to the older son, Jack. House to stay in the family though - it was to go to Keith, the younger brother, if Jack died without having any kids.

Last month: Jack found dead in the garden pond. He'd no reason to kill himself but no signs of a struggle. High level of alcohol in his bloodstream. Looks like a tragic accident. Looks like Keith gets the house.

Jack's wife, Jane, not convinced. Keith spends the week in Edinburgh and only returns to London for weekends. Even though Keith was in Scotland on the night Jack died, she's certain he was responsible for her husband's death. He'd definitely got a motive.

Update: Have been to the house:
Drawing of outside victim's house showing the wall, the flower bed, the path, the pond and where the body was discovered

It's the side wall of one of the smaller buildings in the grounds. No windows so nobody could have thrown anything out at the victim. No footprints in the flower bed. Path is loose gravel - fairly narrow but not dangerously so. Jack couldn't swim. He could have slipped on the gravel and fallen in? Looks like an accident.

Update: Have now met Keith - it was definitely not an accident.

Update: Spoken to Jane again. Got her to tell me everything she could about the victim. He was boringly mundane. One thing I noticed when she was setting the table - she spilt some salt so she threw it over her shoulder. Apparently it's bad luck to spill salt. I asked if her husband believed in similar nonsense and she confirmed he did. Also asked her about his drinking - he didn't drink that much, usually just beer.

Update: Returned to the house and examined the flower bed. Nothing. Examined the gravel... and took some away to examine in closer detail.

Update: Traces of green paint in the gravel. In two specific patches, about a metre apart. A ladder. No windows in the wall so it's an unlikely place to put a ladder. And if you were to put a ladder there, you'd put it in the flower bed, not on the path. Have spoken to the house gardener - there's no green ladder on the property. Conclusion: The ladder was brought to the house and placed there for some other reason.

Summary: Keith knew his brother was superstitious. He arranged for a friend to put a ladder there - knowing Jack would walk around it. There was a bottle of Scotch in the house which Keith had sent to Jack - knowing he wasn't much of a drinker. Jack drinks the whisky, gets drunk, goes for a walk, loose gravel, dark night - sees the ladder. Bad luck to walk under the ladder, so walks around it - into the pond where he drowns.

I'll text Jane later. Case closed.


超意訳

夫を事故で亡くした女性からの依頼。
彼女の夫の死は「不幸な事故」だと思われたが、彼女だけは夫の弟が殺したと確信している。しかし、弟には鉄壁のアリバイがあった。僕は「鉄壁のアリバイ」というものが好きだ。そこでこの依頼を受けることにした。

背景:昨年末ハリー・ダウニング卿が亡くなった。遺産の家屋敷を相続したのは長男のジャックで、ジャックに子供がないままなくなれば、次男のキースに相続される。

先月:ジャックが自宅の庭園の池に落ちて溺死した。彼には自殺の理由がなく、また周囲に争った跡がなかったことと、血中のアルコール量が高かったことから、これは不幸な事故であると考えられた。そしてキースが家屋敷を相続することになった。

ジャックの妻のジェーンは、納得がいかなかった。弟のキースは平日はエジンバラにいて、週末だけロンドンに戻る生活をしていた。ジャックの死の当日はスコットランドにいたのだが、明確な動機があり絶対に夫の死にかかわっていると確信している。

更新:
屋敷へ行ってきた。
被害者宅の戸外の見取り図に、外壁、花壇、通路それに遺体の発見された池を載せている。

敷地に立つ小さいほうの建物の壁には窓がなく、そのため誰がが被害者に対して何かを投げたということはない。花壇に足跡はなかった。通路は砂利敷きでかなり狭かったが危険というほどではない。ジャックは泳げなかった。彼は砂利で足を滑らせ池に落ちたのだろうか?事故のように見える。

更新:キースと話した。事故でないのは明白だ。

更新:
ジェーンともう一度話した。被害者について何でも話してくれるように言った。彼は退屈なほど平凡だった。ひとつだけ目に留まったのは、彼女が食卓の準備をしていたときに、うっかり塩をこぼし、それを肩にかけたことだった。夫も同じように迷信深かったかとたずねたが、そのとおりだった。また、酒のこともたずねた。彼はあまり酒は飲まずいつもビール程度だった。

更新:
再度屋敷へ行き、花壇を調べた。何もなし。
砂利を調べた。そして詳しく調べるために少し持ち帰った。

更新:
砂利に緑の塗料の痕跡があった。1メートルはなれたところに2箇所。梯子だ。
壁には窓がないから、梯子をかけるような場所ではない。それにもし梯子をかけようと思うなら、通路ではなく花壇の中におく筈だ。庭師に尋ねてみたところ、この屋敷には緑の梯子はない。

結論:梯子は外から持ち込まれたもので、何か他の目的のためにそこに置かれた。

まとめ:キースは兄が迷信深いことを知っていた。彼は友人に頼み梯子をそこへ置かせた-ジャックが梯子を回り込むことを知っていたからだ。家にはジャックがあまり飲めないことを知った上でキースが贈ったスコッチが一瓶あった。ジャックはウイスキーを飲み酔っ払って散歩に出た。砂利に足をとられた。暗い夜だ-梯子が見えた、梯子の下をくぐるのは縁起が悪い、それでかれは梯子をよけて池に落ち、溺れた。

あとでジェーンにメールする。事件解決。