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陳昇-把悲傷留給自己 (官方完整版Comix)(HD)

台湾のレコード会社「ロックレコード」がyoutube で昔のヒット曲(スタンダード、中国語だと「経典」とも言いますね)に、アニメーションなどを配して新しいファン獲得に乗り出しているようです。
これがなかなか面白い。
私は古い人間の部類に入ってるので、最近のアニメっぽい絵柄が受け付けなかったりもするのですが、面白い試みだと思います。私がロックレコード所属の歌手の歌を聴きあさっていた時代のヒット曲なので、かなり知ってる歌が多い。

ComixRockRecords

で、今日取り上げるのは、これ。

陳昇の曲の中ではおそらく最大のヒット曲。
把悲傷留給自己です。

「把悲傷」というのは、「悲傷を」という意味です。
「留」は「とどめる、残す」
「給自己」は「自分に」
つまりこのタイトルは[悲しみは自分のところに残しておく」という意味になります。

この曲は、1991年に発表され、彼の曲としてもヒットしたのでしょうけど、他の歌手にカバーされたり、映画の主題歌になったりと、曲自身がスタンダード化の道をたどりました。おかげで中国大陸でもみんな知ってる歌になってるようです。もとは誰の歌なのかは知らない人も多いのかもしれませんが。

台湾でももちろん一番有名な曲なので、コンサートでやらなかった時はないくらいの定番ですが、私はあまり好きな歌でもなく、歌詞が陳腐じゃないの?普通の湿っぽいラブソングだなー。という感想だったんですよね、長いこと。

でもこの動画を見て反省しました。

売れる歌には理由があるんだとわかりました。
シンプルな歌なので、いろんな想像をすることができます。
冒頭にあげた動画の吸血鬼と人間の娘との悲恋にもぴったり当てはまるし。

早速、歌詞を見ていきましょう。

自分で訳してみて、ほとんど辞書を引く必要もない簡単な言葉ばかりで作られていることに気がつきました。こういう平易な言葉で作られるというのも、名曲になる条件の一つですね。(失敗するケースも多いですが)日本語の曲でも簡単な言葉ばかりでできているのに心を打つ歌あります。

それと、ほとんどの部分が4文字ずつ区切られていて、字余りにならずに歌えるのも、カラオケの定番になる条件なのかもしれません。

把悲傷留給自己
詞/曲/編曲:陳昇

能不能讓我 陪著妳走 即然妳說 留不住你

君と一緒に行くことを許してはくれないのか
もう君は留まれないとはっきり言ったけれど

回去的路 有些暗 擔心讓妳 一個人走

帰り道はすこし暗くて
君を一人で行かせるのが心配になる

我想是因為 我不夠溫柔 不能分擔 妳的憂愁

きっと僕のせいだね、優しさが足りなかった
君の心の苦しみを一緒にかかえてやれなかった

如果這樣 說不出口 就把遺憾 放在心中

もしこんな風に口に出すこともできないなら
この気持ちは心のうちにしまっておこう

把我的悲傷 留給自己 妳的美麗 讓妳帶走

僕の悲しみは僕自身に残して
君の美しさは君とともに

從此以後 我再沒有 快樂起來的理由

これより先 僕にはもはや
喜びが訪れることもない

把我的悲傷 留給自己 妳的美麗 讓妳帶走

悲しみは僕が引き受ける
君は美しさだけを連れて行って

我想我可以忍住悲傷 可不可以 妳也會想起我

僕はきっとこのかなしみに耐えられると思うよ
君も僕を思い出してくれるだろうか

是不是可以 牽妳的手呢 從來沒有 這樣要求

君と手をつないでもいいだろうか
今までこんなことを願ったことは一度もなかったけど

怕妳難過 轉身就走 那就這樣吧 我會瞭解的

君が悲しんで身を翻して立ち去ってしまうのが怖い
でもそれならそれで仕方ないね
僕は理解できると思うよ

把我的悲傷 留給自己 妳的美麗 讓妳帶走
從此以後 我再沒有 快樂起來的理由

我想我可以忍住悲傷 假裝生命中沒有妳

僕はこの悲しみに耐えることができると思う
まるで君なんか僕の人生にいなかったみたいな顔をして

從此以後 我在這裡 日夜等待 妳的消息

これから先 僕はここにいて
来る日も来る日も 君の消息を待ち続ける

能不能讓我 陪著妳走 即然妳說 留不住你

君と一緒に歩いていくことは許されないのかな
君はもうはっきり言ったけど  僕には留まれないって

無論妳在 天涯海角 是不是妳 偶爾會想起我

君がどこにいたとしても 世界の果てでも
たまには思い出したりしてくれるだろうか

可不可以 妳也會想起我
可不可以 可不可以
可不可以

僕を思い出してもらえるだろうか
どうだろうか
どうだろうか

http://bitex-cn.com/?m=Material&a=songdetail&songid=4607
これは中国語学習ページに載ってる歌詞、ピンイン、和訳です。

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突然始めるこの企画・・・^^

<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。



STAPLETON: Oh, back again? What’s on your mind this time?

あら、また来たの?今度などんな考えが浮かんてるのかしら?

SH:Murder, Dr Stapleton. Refined, cold-blooded murder. Will you tell little Kirsty what happened to Bluebell or shall I?
殺人です。ステープルトン博士。精巧で冷血な殺人です。かわいいカースティーちゃんにブルーベルに何が起きたのか話していただけますか?あるいは僕から話しましょうか?

Refined: 精錬した、あか抜けた、精巧な


STAPLETON: OK. What do you want?

いいわ、何が望み?


SH:Can I borrow your microscope?

顕微鏡を使わせてもらえますか?

STAPLETON: Are you sure you’re OK? You look very peaky.
あなた、大丈夫なの?随分具合悪そうだけど?

peaky:やつれた、具合が悪い


JW:No, I’m all right.

だいじようぶです。

STAPLETON: It was the GFP gene from a jellyfish, in case you’re interested.

クラゲから採取した GFP遺伝子よ。念のため。(直訳なら=一応、あなたが興味ある場合に備えて言っとくと)

JW:What?
なんですか?

STAPLETON: In the rabbits.
うさぎに入ってたもの。

JW:Hmm. Great news.
ふーん、そればすごい。

STAPLETON: Aequorea Victoria, if you really want to know.
オワンクラゲよ。ホントに知りたいならだけど。

Aequorea Victoria: オワンクラゲ

JW:Why?
なぜ?


STAPLETON: Why not? We don’t ask questions like that here. Isn’t done. It was a mix-up, anyway. My daughter ended up with one of the lab specimens, so poor Bluebell had to go.

いいじゃないの、ここではそんなことは誰もたずねないわ。終わってない。ごっちゃになってしまったのよ、とにかく。
私の娘は、研究室の検体を飼う羽目になって、それでかわいそうなブルーベルは行かなきゃならなくなったの。


end up with: 羽目になる
specimens: 見本、標本、検体

JW:Your compassion’s over whelming.
あなたの同情心はあまりにも圧倒的ですね。
※かなり皮肉を言ってると思われます。

compassion:同情
whelm:圧倒する、押しつぶす


STAPLETON: I know. I hate myself sometimes.

そうね。自分でも時々自己嫌悪するわ。

JW:So, come on, then, you can trust me, I’m a doctor, what else have you got hidden away up here?
それで?僕を信頼してくれ、僕は医者だ。ここでほかに隠していることは?


STAPLETON: Listen, if you can imagine it, someone is probably doing it somewhere. Of course they are.

ねえ、あたたに想像力があれば、誰かがおそらくどこかで何かやってるわね。もちろんやってるわよ。


JW:Cloning?

クローンを作ってる?

STAPLETON: Yes, of course. Dolly the sheep, remember?
そんなの当然よ。羊のドリーを覚えてる?


JW:Human cloning?

人間のクローンとか?

STAPLETON: Why not?
もちろん。

JW:And what about animals? Not sheep. Big animals.
じゃあ、動物は?羊じゃなくて、大型の。

STAPLETON: Size isn’t a problem. Not at all. The only limits are ethics and the law. And both those things can be very flexible. But not here, not at Baskerville.

大きさは問題じゃないの。全然ね。制限があるとすれば、倫理と法律ね。で、この二つはとってもフレキシブルなものよ。でもここではやってない。バスカヴィルではね。

ethics:倫理

SH:It’s not there!

そこにはない!

※顕微鏡を見ながら顕微鏡の先に目指すものがないという場面ですが、thereを使うのですね。

JW:Jesus!
何てこと!

SH:Nothing there! It doesn’t make any sense.

何もない!これじゃ、つじつまが合わない。

STAPLETON: What were you expecting to find?
何が見つかると思っていたわけ?

SH:A drug, of course! It has to be a drug. A hallucinogenic or a deliriant of some kind. There’s no trace of anything in the sugar.

クスリだ。もちろん!クスリのはずなんだ。幻覚誘発性薬とかせん妄発生薬とかそういう種類の。砂糖の中には何も入っていた形跡がない。

hallucinogenic:幻覚誘発性薬
deliriant:せん妄発生薬

JW:Sugar?
砂糖?

SH:The sugar, yes. It’s a simple process of elimination. I saw the Hound, saw it as my imagination expected me to see it. A genetically engineered monster. But I knew I couldn’t believe the evidence of my own eyes, so there were seven possible reasons for it, the most possible being narcotics. Henry Knight, he saw it too. But you didn’t John. You didn’t see it. Now, we have eaten and drunk exactly the same things since we got to Grimpen, apart from one thing! You don’t take sugar in your coffee.
砂糖だ。そう。簡単な消去法だった。僕は犬を見た。僕の想像した通りに見た。遺伝子操作された怪物だ。しかし、僕は自分がこの目で見た証拠でも信じることができないと分かっていた。だから、それには7通りの理由が考えられるが、一番ありそうなのは、麻薬だ。ヘンリーナイトもそれを見た。でも、ジョン、君は見なかった。さて、僕らは全く同じものを飲み食いしてきた、グリンペンに到着して以降、たった一つをのぞいては!君はコーヒーに砂糖を入れない。

※謎解きは英語で読んでももワクワクしますね!というか英語の方がこの場合より臨場感があるかも。(そしてこの謎解きは的外れ…)

elimination:排除、消去法
genetically engineered :遺伝子改変の
narcotics:麻薬


JW:I see. So…

なるほど、それで・・・


SH:I took it from Henry’s kitchen. His sugar. But it’s perfectly all right.

僕葉ヘンリーのキッチンから持ち出した。彼の砂糖を。しかし、それは完全に問題ないものだった。


JW:But maybe it’s not a drug.

でも、ドラッグじゃないかもしれないだろ。


SH:No, it has to be a drug. How did it get into our systems? How? There must be something. Something… Something buried deep. Get out.

いや、ドラッグのはずなんだ。どうやって、われわれの体内に取り込まれたか?どんな方法で?何かがあるはずだ。何か…何か深く埋められているもの・・・出て行け!


STAPLETON: What?

何?

SH:Get out. I need to go to my mind palace.
出ていくんだ。僕は自分の精神の宮殿に行く必要がある。

STAPLETON: Your what?
あなたの何ですって?


JW:He’s not going to be doing much talking for a while, we may as well go.

彼は、しばらくはしゃべろうとしないでしょう。我々は行った方がよさそうだ。

STAPLETON: His what?
彼の何?


JW:Oh, his mind palace. It’s a memory technique. A sort of mental map. You plot a map with a location. It doesn’t have to be a real place. And you deposit memories there. Theoretically, you can never forget anything. All you have to do is find your way back to it.

ああ、精神の宮殿ですよ。記憶術です。メンタルマップみたいなもの。地図に位置を書き込んでいくんです。実在の場所である必要はない。記憶をそこに保管するんです。理論上は何も忘れることがない。その場所に戻って行く道を見つけるだけでいいんです。

plot:(海図などに)位置を記入する.
theoretically:理論上は


STAPLETON: So this imaginary location could be anything, a house or a street?

じゃあ、この想像上の場所はなんだっていいわけね?家とか通りとかでも?


JW:Yeah.

そういうことです。


STAPLETON: But he said palace. He said it was a palace.

でも彼、宮殿って言ったわ。それは宮殿だって。


JW:Yeah, well, he would, wouldn’t he?

ええ、そうですね。彼ならそういうでしょうね。彼らしいでしょ?

ココ省略が多すぎてこの訳であってるのか、自信ないです・・。

6

以前自転車通勤をしていたのですが、パンクが連続してしまったことをきっかけに、1年あまり乗っていませんでした。
そろそろ自転車通勤再開したい。
ここで一念発起!
自転車を買いました!

(えっ?そういう話?)

これまで乗っていた自転車は折り畳み式の小径車。
軽くてよかったのですが、乗り心地はいまいち(ガタガタ揺れるのです)
購入から10年以上が経過し、かなり使ったのでそろそろ隠居してのんびり余生をおくっらもらいましょうか。

今回買うのはクロスバイク。
折り畳み機能は全く使わないので、普通の形で十分です。そのぶん、乗り心地を追求したい。
職場のすぐ近所に自転車の量販ショップがあるので、今後のメンテナンスのことも考えてその店で買うことにしました。
店員さんに相談しつつ、車種を絞って行きました。

こちらの条件は以下の通り。

●毎日片道30分程度の通勤につかう。
●雨の日は乗らない
●スピードは出さない
●なるべく軽い車体
●なるべく軽い乗り心地
●ハンドルはまっすぐ
●バッグを取り付けたい

この条件で選んでもらったのが、

GIANTのESCAPE RXシリーズ
BIANCHIのCAMELEONTE とか ROMAシリーズ
LOUIS GARNEAU のにたようなタイプ。

そのなかでタイヤの太さや重さやギアのあれこれや最終的には在庫の有無で、GIANTに決めました。
カタログで。
フレームサイズは店頭にある同じメーカーのに乗って決めました。サイズがあるって知りませんでした!


2月からは自転車通勤復活できそうです。
それなりに良い自転車にしたので、休みの日も遠乗りに行きたくなったりするかな?
たのしみ。

やっぱり台湾好きですから、台湾のGIANTなのも嬉しい。

記録的な寒波が東アジアを襲いました。
上空の空気が稚内と奄美でも同じ温度だという話で、西日本が大雪に見舞われたようです。
そしてなんと香港や台湾でも雪が降り、少し高いところには積もったようです。
台湾や香港の友人たちは雪の写真をフェイスブックなどにあげて大騒ぎしていました。

そんな中、東京は気温は低めながら快晴で、お出かけ日和となりました。
日本でも太平洋側の、さらにより東側は寒気の影響を受けにくかったようです。

もうひとつ、24日は台湾の歌手阿妹が東京でコンサートを開きました。
私の各地の友人たちがみんな集結していて、フェイスブックなどを見ていると、あのひとも!このひとも!という状態でみんながコンサートのことを書いていました。

人々の投稿が二分されるという面白い現象が起こった日曜日でした。

私は・・・といえば、昔の職場の先輩と久しぶりに会って昼食を食べ、そのあと夫と自転車やに行きました。
何を買ったかはまた別の記事にしますね。

昨年から、局地的に「ベルばら」で盛り上がっているワタクシですが、中華ななつながりの友人がフェイスブックで、この映画ベルばらのパンフレットの写真を上げているのを見てびっくり!
シンクロニシティ・・・。

どうやら、家の蔵書の整理中に発見したものらしいけど。
この時期にアップしてくるところ、やはりシンクロニシティ!
ベルばらの潜在力がすごすぎる…。
周りの人みんなベルばら好きなんじゃという気になってきたよ。

「捨てないで、いつか見せてください!」

とお願いしたら、さっそく郵便で送ってくれました。(貸出し)

感激!
公開時に見に行かなかったので当然このパンフレットも初めて見ます。
あまり評判の良い映画でないためか、今となってはあまり情報が残っていない出演者の情報などもちゃんと書いてある。
ジャルジェ将軍はやはりイギリスの舞台俳優さんなのね。

大雪というほどではなかったのですが、今年初めての積雪があった朝、首都圏の交通は大混乱。
私が使っている最寄り駅でも、ホームに入れない人であふれる状態に。
一時間ちょっと待ったけど乗れる気がしないので一旦帰宅して、しばらく家事とかしてから再度でかけました。

時間差出勤で無事に二時間遅刻で会社へ行きましたが、同僚たちの半数は散々な目にあってました。地下鉄やバスで通勤してる人は普段通りに行けたようです。

普段驚異の過密ダイヤで運行している首都圏の交通機関。
普通に動いていることが奇跡なんでしょうねぇ。


朝の混雑


夕方の駅


一夜明けて、ガラガラの駅

今日は西日本が荒れるとか。九州も心配ですね。皆様気をつけて。

aripさんのまねをして、2015年をまとめておこうと思います。
いろんなまとめ方の尺度があると思いますが、1泊以上のお出かけしたことを記録してみます。それと、映画、展覧会、コンサート、イベントなども。

1月
1/2まで 台湾
1/11~1/13 タイバンコク
1/22~1/25 サイパン

2月
☆映画「KANO」@チネチッタ川崎

3月
3/18~3/19 新潟出張
3/4~3/5 土浦・つくば

☆「KANO」魏聖徳さんと語る会@新宿京王プラザ

4月
4/18~4/19 つくば

☆筑波農林技術週間@つくば
☆演劇東京印@下北沢タウンホール
☆統一地方選挙
☆NHK交響楽団@渋谷オーチャードホール

5月
5/2~5/5 熊本
5/16-5/17 水戸
5/24~5/26 香港

☆ビューティーワールドジャパン@東京ビッグサイト
☆漫画『ドミトリーともきんす』の住人 牧野富太郎 @牧野記念庭園
☆NHK交響楽団@NHKホール
☆水戸室内管弦楽団×小澤征爾@水戸芸術館
☆鈴木まりや個展@世田谷
☆演劇「ブス会」@東京芸術劇場

6月
☆NHK交響楽団@NHKホール
☆陳明章コンサート@台湾文化センター
☆CITEジャパン@パシフィコ横浜

7月
7/11~7/12 行田

☆ブックフェア@東京ビッグサイト
☆演劇「Sweat&Tears」@赤坂Redシアター
☆原初の唱和 台湾、沖縄、アイヌの音楽の夕べ@池上実相寺


8月

8/13~8/15 つま恋
8/17~8/18 横浜
8/24~8/25 横浜

☆新日本フィル@ミューザ川崎
☆蘇打緑コンサート@品川
☆PUBシャーロックホームズの帰還トークイベント@神田
☆落合さとこコンサート@鶴ヶ峰

9月
9/4~9/7 シンガポール
9/14~9/15 横浜

☆岡部茂氏講演会@高崎
☆PUBシャーロックホームズの帰還トークイベント@神田

10月
10/15~10/19 台湾

☆鐵玫瑰音楽祭@桃園
☆ROCKBANDOH@台北
☆映画「湾生回家」@台北

11月
11/18~11/19 新潟出張
11/20~11/23 熊本

☆橋幸夫コンサート@赤坂ACTシアター
☆演劇「ブス会お母さんが一緒」@下北沢スズナリ

12月
12/14~12/15 横浜
12/30~1/3 台湾

☆井上陽水コンサート@東京国際フォーラム
☆見田村千晴コンサート@名古屋
☆映画「あの頃エッフェル塔の下で」@ルシネマ
☆陳昇コンサート@台北

こうやってまとめてみると、あちこちでかけていますね。
忙しかったかも。

動けるうちに動いておきたいと思います。
憧れている暮らしの形に、「家でゆっくり美味しい食事を作って食べ、体を動かし、本を読む。」というのがありますが、全くその正反対な暮らしぶりです。
今しばらくはこのスタイルでもいいかな。


一般常識的な知識で一体、どこまでセンター試験が解けるもんなんだろうか?という興味がありましたので、歴史にも挑戦してみました。
日本史Aと世界史A。
ともに57点と58点。

こんなものかな。

高校生の現役時代、選択していた地理と違い、歴史は教科書終わらなかったので、日本史も世界史も知識が中途半端です。日本史は鎌倉幕府の成立まで、世界史はゲルマン人の大移動までしかやらなかった・・・。あとの知識は、大学で教わったのもあるけど、ほとんどがテレビとか本とか漫画とか映画とかで得た知識ですね。

今回、うわって思ったのが、世界史の問題で「フォークランド紛争」を答えさせる問題。
もうあれは「歴史」なんだ!
現代のことだと思っていたので、びっくり。
「現代史」も歴史ではあるけれど・・・・。

歴史の問題で頻繁に出てくるのが、歴史的できごとを起きた順番に並べる問題。
これは難しいですね。でも年号で何年、と暗記するのではなくて、世の中の流れを把握することの必要性という観点からは良問だと思います。
比重としては、20世紀の問題が多くて、もっとちゃんと勉強しておかねばと思いました。
高校生に負けていられない!

日本史の問題には、夏目漱石の吾輩は猫であるの装丁画家の話なども出てきて、自分の趣味にもあってた。

ところで、地理は「B」に挑戦しましたが、歴史は「A」をやってました。こっちの方が簡単かなと思ったのです。でも聞いた話によると、歴史の「A」は近現代史集中コースのようですね。だからこんな問題ばっかりだったのか~かえって難しかったかもしれません。次は「B」もやってみよう。

この問題、難しいと思います。
あまり良い問題とは言えないのでは??

岩手県北上市の個別の状況を受験生が知っていることを求めるのは酷だと思うので、何らかの手がかりをもとに推理していく事を求める問題だとは思うのですが、1985年以降突然現れて、生産額が一位になり2010年もさらに伸びている「チ」と、2010年から突然現れて2位に位置づけた「ツ」。これが、窯業・土石製品ではないだろうというのはわかるのですが、では輸送用機械器具なのか電気機械器具なのか?

これは判別しにくい。

一般的な感覚で言えば、電気機械の方が「チ」だろうとも思いますが、北上市という限定された地域においては、もしかして大手自動車メーカーの工場があったりすれば、簡単に逆転できるものだし・・・・。
というわけで、なんかこの問題、納得いかなかったのでした。

センター試験は各予備校が解説を公表しています。
それを読みに行ってみました。なんて解説してるのかな?

河合塾
問4は東北地方では電気機械器具と輸送用機械器具では電気機械器具のほうが早くから立地していたという知識が必要である。

城南予備校
地域密着の伝統的な産業と思われる窯業・土石製品は 1985 年を最後に消えてしまったタであると判断する。1980 年あたりから東北地方に、人件費の理由から進出した電気機械工業のことを考えれば、チが電気機械器具、ツが輸送用機械器具であるとわかる。北上市に隣接する金ヶ崎町には 1990 年代にトヨタ自動車の工場が進出している。

東進
問4の工業の変遷に関する統計判定では、チとツの判別がポイント。北上市に隣接する金ヶ崎町には1993年に開業したトヨタの自動車工場がある。

なるほど~。どこも非難はしていないな。
河合塾のは納得しそうになったけど、ならばもっと広い範囲(東北全体とか)に広げた統計にした方がよい。なぜ北上市に限定する?「北上市に隣接する金ヶ崎町には1993年に開業したトヨタの自動車工場がある」なんてことまで知ってる受験生は多くないはずだし、岩手県民に有利すぎないか??

ま、どうでもいいことなんですけど、気になったので書き記しておきまする。
(今年の御神籤に「細かいことは気にするな」と書いてありましたが、やっぱりこんなことしてる…)

私のブログをご覧の方の中でどのくらい熊本の方がいらっしゃるかわかりませんが、実家の方で知り合いの関係しているサークルの宣伝を二つほど・・・。


女性コーラスグループ・ 熊本コール六花
メンバー募集中! 
熊本市で活動する女声コーラスグループ。
お母さんコーラス全国大会出場を目標にレッスンしています。(これまでに4回出場)

熊本でもかなり古い部類のママさんコーラスサークルです。
私の弟の通っていた幼稚園のママさんたちが作ったグループが起源らしく、私の友達のお母さんたちもたくさん入っていました。設立からもう43年位なるそうです。指導者の方が優れていたようで、ただのママさんサークルが熊本でも有数のコーラスグループになり、熊本代表として全国大会にも何度も出てます。
このたび、メンバーを増やしたい!ということでインターネットでもメンバー募集のブログを作ったそうです。

練習は毎週木曜日の午前中に辛島町でやってます。
お仕事のある方は難しいかもしれませんが、歌が好きな方なら年齢不問で大募集です!


古文書を読もう!「水前寺古文書の会」
熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。
これから古文書に挑戦したい方、少し読めるけどもっと読んでみたい方向けの読み合わせ会です。
変体カナ習得を目標にしています。

こちらは、古文書の勉強会です。

「熊本新老人の会」というのは、「これからの新しい老人会の形を模索する」活動のようです。
水前寺公園近くで、月に2回、初心者向けに古文書勉強会を開いているようです。
いまは「東海道中膝栗毛」を読み始めてるそうです。楽しそうですね。
遠方の方でもメール会員という形でテキストの閲覧、意見交換などできるそうですから、古文書にご興味があれば一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?

「徒然なか話」のFUSAさん、お友達でご興味ある方があればぜひご紹介くださいませ~^^
気楽な会と思いますよ。

受験生の皆さん、おつかれさまでした。
新聞に載ってる問題を解いてみました。

地理と国語。

で、今回自分でも驚くほどの高得点でした。多分平均点も高いでしょう。
あ、時間制限は無視してます。

地理B 91点/100点満点
国語 189点/200点満点

地理はヨーロッパの問題が多かった印象。
当てずっぽうの部分もありますが、35問中32問正解。
間違えたのは、アメリカ、中国、ASEAN諸国と日本の間の貿易額について。
中国とアメリカの結びつきの強さがこれほどとは知らなかった。日本なんて存在感うすいのですね。

それから、エジプトの水問題とインドネシアの地震問題。
うーん、知っているようでやはりわかってないなぁ。

センター試験の地理の問題は毎回ひねりが効いてて面白い。暗記がきかずに推理力を駆使するような問題が多いから、特に勉強とかしなくても社会情勢に普通に興味があって、旅行が好きで散歩が好きで地図を読める人なら高得点稼げるはず、と思う。逆に受験生には対策立てにくくて大変な科目かも。私も高校生の頃よりも確実に社会情勢への知識が増えてるので、こういう得点になるんだろうと思う。

国語は古文の文法と漢文の文法で一問ずつ間違った。
これは仕方ないね。もう何十年も使ってない知識だから。
でも論説文や小説の意味をとったり、漢字の問題などは高校生の頃よりわかっている。現代文は満点だった。

数学や理科は置いといて、高校生の頃あんなに苦労した受験勉強だけど、大人になるとちゃんと身についているっていうのは嬉しいことだ。

ところで、今回のセンター国語。
現代文にリカちゃんとかキティーミッフィー。さらには、二次創作だとかはては「やおい」という単語まで出てきた。何年か前の小林秀雄の意味不明な硬い文章より、何倍も楽しい論説だった。
小説は古いものだったけど、分かりやすい話だったし、読んでいて楽しかった。
古文は今昔物語かなんかの、透明人間になる冒険物で、ワクワクさせられたし、漢文はちょっとすっきりしない話で好みじゃなかったけど。

過去記事
2013年センター試験を解いてみた(地理B/国語)
2013年センター試験を解いてみた(英語)
2013年センター試験を解いてみた(中国語)
世界史Aにも挑戦
センター試験問題を解いてみた2012
センター試験問題を解いてみた2011
読み返して気がついた。毎年毎年同じ感想を抱いているらしい。

暮れの女子会メンバーで新年会をやりました。ベルばらかるたをやる日がやって来ました!


今日のかるた。
ベルばらかるたに物申したい男性陣から修造かるたも持ち込まれました。写真はないですが、群馬県人からは、上毛かるたも持ち込まれ、かるただけで忙しくなりそう!


新年会ですので、いろいろご馳走も持ち寄り。当初はベルばらかるたにちなみ、フランス革命風の料理というテーマがありましたが、どうなるか?


今年はお雑煮をまだ食べてなかったのでお料理上手な人に頼んで作ってもらいました。あごだし、ブリの照り焼き入り、紅白丸餅入り!
全くフランス革命は何処かへ行ってしまいました。


たこ焼きに合うワインを入手したというので、たこ焼きを買っていきました。このワインは大阪ので、その名もタコシヤン。スパークリングです。
フランス革命遠い…


ベルばらかるた。
まずは女子会メンバーで白熱しました。眺める男性陣は、キャーキャー大ウケしながらかるたを遊ぶ我々を見て、「これ売り出した人はやっぱりすごくマーケティングやってるんだね。こんなに喜んでやってるんだもんね。大成功だよねー。」などと妙なところに感心してみてたようです。


修造かるた。
全員参加でやりました。これ、すごく難しいかるたでした。

フランス革命も忘れてはいません。


「薄いスープが身にしみる」(ベルばらカルタより)
特製具のないスープです。鶏でだしをとって手間暇かけた、愛情はたっぷり煮込んであるスープです。男性陣はワケがわからない様子でしたが。

その他、硬いパンとかもありました。
お酒はフランスワインをメインに国産ワインも結構飲んだかな。八ヶ岳のワインがすごく美味しかった。何本あけたか不明…。

私は家にあったカルバドスを持っていったのですが、宴会終盤に投入したところ、結構破壊力がありました。アンドレを潰したお酒ですし。約一名の記憶を奪った模様です(笑)


この日は台湾の総統選挙。
ネットで台湾のテレビに繋いで開票速報番組もずっと見ていました。
フランス革命からは大きく離れてきましたが、8年ぶりの政権交代。初の女性総統の誕生。革命的だったかも?(こじつけ)


台湾からはやはり離れられない。くまモンと、台湾のセブン-イレブンキャラクターのオープンちゃんのコラボグッズをいただきました。

最後に全員参加でベルばらかるたをやりました。たのしかったー。
私が一番大好きな「想い焦がれて草むしり」何故か2回とも最後の一枚になってしまい、とれなかった。残念。

面白いイベントへ行ってきました。
宮沢賢治の、童話の朗読と、音楽と絵画のコラボ。

 内田 慈(女優)
齋藤 徹(コントラバス奏者・作曲家)
小林裕児(絵画)
演出 :広田淳一(劇作家・演出家、劇団アマヤドリ主宰)

とのことです。

会場に入ると、正面の壁に大きく三枚の紙が貼られており、そこでライブで絵が描き始められていました。コントラバスの即興演奏のような調べとともに静かに始まってました。

開演時間になり、演出の人から挨拶とちょっとした解説があり、しばらく絵が描かれるのを楽しんだあと、内田 慈さんの一人芝居と、コントラバス演奏が始まりました。

宮沢賢治のこの作品は知りませんでした。おかげで、どうなるんだろう?とわくわくしながら見ることができました。

内田さんの熱演はもちろん素晴らしい。童話をまるごと全部語るのですが、朗読ではなくて、一人芝居になってました。どうやったらあんな全部覚えられるの??

そして、ライブペインティングもとてもわくわく!

コントラバスは、ずっと出ずっぱりでした。オーケストラとかでも、なんだか縁の下の力持ちつてイメージですけど、この楽器もこんなに歌えるというか、語れるんだな~。発見でした。


女の樺の木


狐(逆さになってる。最後にわかった)


コントラバスの齊藤さんの後ろに土神


コントラバス

写真は終演後のものです。

激しく厳しいお話でした。
心の中の醜いものとの戦い。
土神が悲しかったけど、身につまされます。
子供の頃読んでも分かんなかっただろうと思うようなお話でした。

火車 HELPLESS [DVD]
アメイジングD.C.

年末年始にテレビでやっていたので録画してみました。
宮部みゆきのあの有名小説の映画化です。

この作品、ものすごく面白い小説なんですが、日本では映画化されていません。
テレビドラマは2回されていて、一回は見たことありました。
(あんまり印象に残っていない・・ヒロインが佐々木希だった気が…)

今回は韓国映画です。
舞台は韓国に移っています。

さあどうなりますか。

見た感想・・・
へ~ここはこう設定変えたのね。ああ、あの人物は登場しないんだ…
などと原作と比べながら見ていたのですが、ラストに近づくにつれ、どんどん面白くなりました。(ほんというと、始まり方も面白かった)で、ラストは原作にないことを作ってるのでショーゲキ的でしたが、とてもよかった。

全体にブルーがかった画面もあの作品世界に合っていた。
私が原作を読んだ時のイメージカラーとは違うのですが、すごくよかったです。

韓国映画って面白いですね。
あまり見ないのですけど。
この作品は、そんなに大作でもないし、出てくる俳優さんたちも知らない人ばかりだったし(いえ、そもそも韓国映画界をよく知りませんので、ひょっとするとすごく有名な人たちなのかも)、低予算っぽい作りなんですが、良い映画でした。
なんだろ?脚本がいいのかな?

また、見せ場が小説と映画では異なっています。小説「火車」の面白さって、やはりヒロインがラストまで出てこない、ヒロインが何も語らない(すべてヒロインを知る人物から語られるだけ)という点にあると思うのですけど、そんなことでは映画を作ることは難しいので、ヒロインは冒頭から出てきますし、映画は映画なりの見せ場を作る必要があるのですよね。そのへんに素直に挑戦した感じが好感もてました。

これに関連して、綾辻行人の「十角館の殺人」って映像化されてるのでしょうか?あれも映像化は不可能じゃないかと思っちゃう作品ですが・・・興味あります。

以下ネタバレします!

まず、ヒロインの失踪は高速道路のサービスエリアで、婚約者がコーヒーを買いに行った一瞬のすきに忽然と姿を消すというもの。
ドラマチックです。

捜索を頼まれる婚約者の親戚の刑事は、原作では怪我をして休職中ですが、こちらでは収賄にかかわって免職になって求職中。よどんだ暗い空気が漂います。

失踪するヒロインの自宅は、原作ではきれいに片づけられていたのですが、こちらはめちゃくちゃになってます。ただならない感じが増幅されます。しかも指紋が全く残っていない・・・・。それで元刑事の刑事魂に火がつく設定。面白い!

ヒロインの初婚の相手は、老舗のボンボンではなく、食堂の店主でした。
やくざはえげつなかったな~。

婚約者!これが一番原作と違うことろかな。
原作では、ダメ人間に描かれてて感情移入できない銀行員の婚約者ですが、こちらはラストまで物語を引っ張っていく「主人公」です。動物病院を開業している獣医さんです。この設定変更は何のためかはよくわかりませんが、なかなかよかったですね。

ヒロインは原作のような「男がほっておかないか弱げな美人」では全くなく、結構普通っぽいです。

私も大好きなキャラ、タモっちゃんとかタモっちゃんの奥さんは登場しません。
あそこまで出すと複雑だからかな?

通販の会社は化粧品の会社になっていました。
子どもがいた設定とかいろいろ改変はありますが、概ね原作に忠実です。
また韓国ならではなのかな?と思ったのが婚約者の親子関係、高圧的な父親ですね。

ラストはかなり変わっているのですが、これは書かないでおこう。
いくらネタバレとはいってもね。
でもあのラストもまぁあれでもいいか…切ないケド。

筋には関係ないですが、面白いと思ったのは、韓国語で覚せい剤のことを「ヒロポン」って言ってたことです。
こんなところに歴史を感じる・・・
もしかして台湾でも通用するのかも?
えぐりたくない歴史ですけど。

その他にも韓国語は聞いてると、ずいぶん日本語と同じ単語があるな~と思わされます。
「ユニフォーム」とか「アトピー」「モデルルーム」「ストーカー」・・・

4

民俗学の旅 (講談社学術文庫) amazonへ
宮本常一
講談社

以下の10か条は、宮本常一の著作(上記の「民俗学への旅」など)にあるのですが、まだ10代の宮本少年が初めて家を出て大阪へ勉強しに行くという時(まだその時点では、どの学校で勉強するなど具体的なことは決まっていませんでした)に、父親から渡された言葉だそうです。父親は、農家の生まれで学校にはろくに行かず、農家だけでは食べていけないので出稼ぎをして方々に出て行っていた人で(フィジーへも行ったらしい)、その経験からこのような言葉が生まれてきたらしい。まるでフィールドワーカーのようなその視点、また合理的で時代の先を見るかのような言葉に圧倒されます。

宮本常一は生涯この言葉を大事に旅をしていたのだそう。

私たちにも生かせる言葉がたくさんありますね。

一、汽車へ乗ったら窓から外をよく見よ、田や畑に何が植えられているか、育ちがよいかわるいか、村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か草葺か、そういうこともよく見ることだ。駅へついたら人の乗りおりに注意せよ、そしてどういう服装をしているかに気をつけよ。また、駅の荷置場にどういう荷がおかれているかをよく見よ。そういうことでその土地が富んでいるか貧しいか、よく働くところかそうでないところかよくわかる。

二、村でも町でも新しくたずねていったところはかならず高いところへ上ってみよ、そして方向を知り、目立つものを見よ。峠の上で村を見おろすようなことがあったら、お宮の森やお寺や目につくものをまず見、家のあり方や田畑のあり方を見、周囲の山々を見ておけ、そして山の上で目をひいたものがあったら、そこへかならずいって見ることだ。高いところでよく見ておいたら道にまようようなことはほとんどない。

三、金があったら、その土地の名物や料理はたべておくのがよい。その土地の暮らしの高さがわかるものだ。

四、時間のゆとりがあったら、できるだけ歩いてみることだ。いろいろのことを教えられる。

五、金というものはもうけるのはそんなにむずかしくない。しかし使うのがむずかしい。それだけは忘れぬように。

六、私はおまえを思うように勉強させてやることができない。だからおまえには何も注文しない、すきなようにやってくれ。しかし身体は大切にせよ。三十歳まではおまえを勘当したつもりでいる。しかし三十すぎたら親のあることを思い出せ。

七、ただし病気になったり、自分で解決のつかないようなことがあったら、郷里へ戻ってこい、親はいつでも待っている。

八、これからさきは子が親に孝行する時代ではない。親が子に孝行する時代だ。そうしないと世の中はよくならない。

九、自分でよいと思ったことはやってみよ、それで失敗したからといって、親は責めはしない。

十、人の見のこしたものを見るようにせよ。その中にいつも大切なものがあるはずだ。あせることはない。自分の選んだ道をしっかり歩いていくことだ。

2

日曜の朝、ツイッターを見たら宮本常一のことをつぶやいている人がいた。一昨年トークイベントに行った、畑中さんだった。
何気なく、宮本常一というキーワードで検索してみたら、その日の午後に行われるイベントの情報が目に入った。場所を見たら東京だ。あ、これ行けるかも。会場は東高円寺にあるカフェらしい。お散歩カフェとのこと、どんなお店なのかな?あちらの方面は文化の香りが漂いますね。


講師の先生は、軽野造船所という屋号で活動されている岩崎(字はたつさき)さん。静岡の方で、歴史講座の他にも歴史をテーマにしたTシャツなんかも作ってるらしい。遺跡の発掘もしているらしい。今日は、宮本常一の生まれてから死ぬまでを語ってくださるとか。

会場は東高円寺駅からほど近い喫茶店で、奥に小上がり席があり、散歩関連の書籍がぎっしり!散歩イベントなどもやっているのだそう。店主さんも素敵な女性でした。きっと散歩好きな方なんでしょうね。話があいそうだ~。
散歩かふぇちゃらぽこ

参加者はなんと私を入れて二人。
もったいない。
もっと宣伝しないと!!
こないだの六次元のとか寿司詰めだったのに。

内容メモ(私が気になったところ)

●周防大島の宮本の生家は、今は常一の三男さんが住んでいらっしゃるのだそう。
●宮本の父の教え10箇条の含蓄。
●河原の流木に石を載せてあるのは所有権の主張
●自分の母の骨上げの様子も写真に記録する常一。火葬場ではなかった。
●安保デモな様子を眺める人々を記録する。この視点は六次元のトークイベントでも話が出ていた。人が撮らない写真を撮る常一。
●宮本が学者の道へいかなかったわけ。
●内蒙古の西北研究所、満州の建国大学、人類学と軍事学の繋がり。これからのエスノロジーの進むべき先は?
●戦中から終戦直後の、北海道への棄民。この政策に関わった宮本の心の傷、では、他にどんな道があったか?
●対馬は要塞法というものがあり、他の地域より人の出入りが制限されていたから八学会のフィールドに選ばれた。

2時間くらいで生涯を語るというわけでかなり駆け足だったけど、知らない話もあったし、やはり他の人が語る宮本像は新鮮で面白かった。今回は入門編のように感じたので、できればまた、テーマを深く掘り下げた話を聞いてみたいです。

私が宮本常一にひかれるところは、文明や文化を普遍化してみる眼にあると思います。彼は生まれて初めて海外に行ったのはアフリカだったわけですけど、そこでも日本でやったのと同じように農地を見て、人々の暮らしを見ている。そんな視点が自分にもほしいし、それがあればこの複雑な世界を生きていく上で魔法の杖のようなものになるのではないかと感じている。

今は、まだ憧れているだけだけれど。

これまでに書いた宮本常一関連記事

今回の台湾旅行、時間がたつと自分でも忘れてしまうので、メモ代わりに写真でつづるダイジェストを残しておきたいと思います。

羽田発チャイナエアライン、台北松山行


初日の宿は、貸部屋みたいなところ。
広さは十分。
しかしフロントなどがなくチェックインに手間取った(私が説明書をちゃんと読んでいかなかったのが敗因)


夕食は火鍋(蛋&ローラ)


コンビニでトリップコーヒー買ってきた。
湯沸かしセットは備え付けてあったので使い倒しました。

二日目


バスで移動。民生社区へ。


ランチ。「邀月兒」


パイナップルケーキの有名店
「微熱の丘」

またバスで長安東路へ移動。
マッサージ2時間強。2000元


夕食


当帰鴨。美味しかった!


コンサート

三日目


宿替え


今度はホステルへ

毎年恒例、北京ダック


喫茶店難民、リージェントホテルでコーヒーを飲む


夕食はコンビニおにぎり


コンサート

四日目

朝食抜きでエステへ


松江市場で紅豆湯と花生湯


行列に並んで客家の餅を購入

台北市大佳河濱公園で行われた音楽会へ

台北市立國樂團と亂彈阿翔の競演


友人にばったり。おしゃべりしながら途中まで。

阿栄から夕食の誘い

大陸朋友

五日目

早朝チェックアウト

地下鉄で松山空港まで

帰国

昔この曲を初めて聞いたころ、全く中国語がわかりませんでした。
でもこの歌を聴くとなぜか切なく、「幸せをつかんだと思ってもそれは一瞬の幻だった。」というような歌に感じていました。

当時、年若い台湾人の友人が「この歌は幸せな歌だ。とってもロマンチックだ」というのを聞いてどうしても納得がいきませんでした。
全く歌詞の意味が分かっていなかったのに、なぜそう思ったのでしょうね。
多分「流星」そのものが一瞬のとても儚いものの代表だからなのではないでしょうか。

その頃のイメージを温存して、訳に挑戦してみます。

流星小夜曲
作詞:陳昇 作曲:陳昇

脫了鞋在溫暖的晚風裡奔跑 像孩子的模樣
還說妳的生活彷彿是一場空 從不曾看過流星

昨天妳在人潮擁擠的街上 忘了來去何方
明天等待下個瘋狂的日子 希望寂寥都走開

看來人們彼此太過於自私 只渴望有人來愛
所以是否我們已忘了怎樣付出 怎樣去愛 怎麼愛

流星 流星 你從那裡來
妳我相逢在夜的海上
流星 流星 你要往那裡去

當妳追逐著流星奔跑也累了 靠在我身旁
我的流星今夜已讓我緊緊的抓住了 就不要再離開

快樂就快樂吧 生命常有烏雲 輕聲地在我懷裡哭
哭泣就哭泣吧 幸福雖美卻很短促 妳知否

陪著妳在溫暖的晚風裡奔跑 像孩子的模樣
當妳覺得失望也覺得累了 我不曾走開 我不會走開

流星 流星 你從那裡來
妳我相逢在夜的海上
流星 流星 你要往那裡去

流星 流星 你從那裡來
流星~

私が勝手に翻訳してみました。


靴を脱いで裸足で温かな夜風の中走り回る まるで子どもみたいに
それでもまだ君の生活はむなしいものだって言うの? 流星も見たことないから?

昨日君は人でごった返す街角に立ち、自分の方向さえ見失っていた
明日からはまた狂ったような日々が待っている 寂しさがなくなればいいと願いながら

人は誰も彼も皆、自分勝手過ぎる。ただひたすら自分を愛してくれる誰かを待ちわびている
だから、僕たちはもうすっかり忘れてしまったのかも、自分から愛することを、どうやって愛すればいいかも、愛し方も。

流れ星、流れ星、どこから来るの?
君と僕は暗い夜の海の上で出会った。
流れ星、流れ星、どこへ行くの?

流れ星を追いかけて走り回って疲れたなら、僕にもたれかかって。
僕の流れ星、今夜しっかりとつかまえたよ。もうどこにも行ってしまわないでね。

楽しいときは楽しめばいい、人生に暗雲はつきものだ。そんな時は僕の胸で小さな声で泣いたらいい。
泣くときは泣けばいい。幸せな時間は美しいけれど長くは続かない。そうだろう?

君と一緒に温かな夜風の中走り回る まるで子供みたいに
君が失望したり、疲れた時には 僕はまだそばにいるよ 何時までもそばにいるよ

流れ星、流れ星、どこから来るの?
君と僕は暗い夜の海の上で出会った。
流れ星、流れ星、どこへ行くの?

全くうまく訳せていませんが、ここに出てくる「僕」は遠くから彼女を見ている語り部のイメージです。
つまり歌い手。
「君」は歌いかけられている人、つまり聴衆=私です。
君と僕は近くにはいないような気がします。

自分がとても孤独で、毎日毎日を戦うように生きていて、泣くときは部屋の片隅で一人で泣いて・・・という暮らしの中にいる人は、この歌を聴いて、とても身につまされるでしょう。私もここに出てくる「君」を自分に重ねてましたね。思いっきり。
人間は、いつまでも孤独からは逃れられない生き物。私は今でもこの歌に自分を重ねられます。当時ほどセンチメンタルではないですが。
この歌をプレゼントされて幸福感を得られても、それは流れ星の流れる時間と同じくらい、一瞬で消えていく、永遠につかんでおくことはできない。だから「流星をこの手につかんだよ」というフレーズが幻のように美しく感じるのではないかと思います。

この歌を「さびしい生活してきたけど、やっと恋人ができたよ」という風に聴く人もいるのかな?
どうなんでしょうね。
他の人の意見を聞いてみたいです。

陳昇 Bobby Chen【流星小夜曲 Serenade of shooting stars】Official Music Video

今回の台北では2か所の宿に泊まりました。
一箇所は1年も前から予約していた貸しアパートのようなところ。
そしてもう一箇所が台北駅北側のホステルです。

日本語の名称は「アパートメント10F」と言いまして、雑居ビルの10階の半分を使っている小ぢんまりとしたホステルです。
入り口がわかりにくいので注意。
台北駅からも歩けますが、最寄は「北門駅」です。
あと桃園空港へのバスターミナルにも近いです。
1泊650NT(2500円)位でした。

  
10階にあるので眺めはいいです。

  
部屋はこんな感じ。
女性用の8人部屋。


今回は下の段だった。2段構造。
かなりプライバシーが保たれるつくりをしてました。


個人スペース。コンセント1個つき。


個人用ロッカー


平面図


共用スペース。


キッチン


ちょっとしたお菓子も


コーヒーは無料


コーヒー&ココアで朝ごはん

シャワーは温度も水量もばっちり。
あまり数はないのですが、もともとキャパが小さいホステルなので利用に不便は感じませんでした。

夜間早朝はフロントは無人になります。
私は朝7時に出発だったので、カギをキーボックスに入れて出発しました。

かなり気に入ったので、5月に台湾行く際の予約を・・・と思ったらもう既に満室でした。
こんな記事書いて紹介している場合じゃない…かも!

4

ここ二年連続で凶が出てる初詣のおみくじ。ついに今年大吉を引き当てました!

細かいことにとらわれずゆったり構えてよし。

というお告げだったので、そのように心がけようと思います。

このブログでも毎年のようにおみくじのことを記事にしてきましたが、私の印象では凶を引くことが多いような気がしてるんです。それで、昔の手帳や記事を調べてみたら、過去11年遡ることができました。

なんと、11年で5回、凶をひいてます。多くないですか?そして大吉は二回目。大事にします!

毎回そうだけど、旅のはじめは中国語が出てこない。加えて、日本人とばかり話しているといつまで経っても口が中国語に慣れない。

今回の中国語体験は…

初日、電話のチャージ分をコンビニで買ったんだけど、どうやってもチャージできないので、結局電話会社の支店へ行って相談することに。その時に自分のやった状況を中国語で説明。
なんとか解決。

結局、私が前回買っていたsimは4Gので、チャージで買ったのが3G用だったということが判明。難しいね。

その後宿にチェックインするときまたトラブルが。予約書にあった住所に行ってみるも鍵がかっていて、誰もいない。困り果てて、電話かけてみた。またそこで状況を説明。結局、チェックインは別の場所で行うという注意書きを私が見落としていたわけなんだけど。
なんとか解決。

その後は日本語の通じる人や日本人とばかり話していたのでいざ中国語で!という場面でもとっさにしゃべれず。情けなかったデス。

2日目に行ったマッサージ店の人は日本人慣れしていて、とってもゆっくり話してくれたのでよくわかった。

コンサートで出会った人たちとの会話が辛かった。一番は、楊老師のオクサンを紹介されたときだ。少し改まった気持ちになってしまったが最後、砕けた中国語ならまだしも、改まった気持ちでは全く中国語が出ない。

「以前からお会いしたいと思ってました。旦那さんやお舅さんにはもう以前からお世話になってて、一度お宅にもご招待頂いて、母と一緒におじゃまさせていただいたことあるんですよ。そのときおくさまはご不在だったのが残念でした。」

みたいなことが言いたかったのだけど。

四日目になってやっと口と耳が中国語に慣れてきたらしく、宿のスタッフと無駄話したり、エステの人とおしゃべりしたり、一緒におやつ食べにいったり。一人ででかけた野外ライブでばったり知りあいに会って、帰り道みちおしゃべりしたり、極めつけは、その日の夕食。台湾人、大陸人との食事。特に、大陸の人の中国語は聞き慣れなくてすごく難しい。さらにその人特別に早口だった。

でもそれも心地よかった。
私以外の人たちがどんどん新しい話題で話を進めていく。私は聞き流す時もあれば、私は必死になって聞き取ろうとする時もある、でも結局少しもわからない。時々、彼らが止まって私が追いつくのを待ってくれる。ざっくり大意を教えてくれたりする。

飲んでる席のおしゃべりなんて、全部理解する必要なんてないわけで、気楽。それでもわかる部分をつなげてわかった気になって、自分の考えを述べたり、好き勝手やりました。

この夜覚えた単語。
珍惜 zhen1 xi1
大切にする。

あ、でもどういう文脈だったか忘れちゃったな。

2

ファンレターとして私の送ったイラストが、今年のコンサートの記念Tシャツになりそうだという記事を書きましたが、その顛末をば。

会場に行ったら果たしてちゃんとTシャツになって売られていました。

私のかいた絵が更に引き伸ばされてました。(元の絵はポストカードサイズ)

そして、そのTシャツを着た我が愛しの君の等身大パネルまでありました!
ファンたちがみんなそこで記念撮影してました。
でもこのパネルの写真頭大きすぎじゃ?笑。

コンサートの最後には出演者が出てきて挨拶するのが恒例ですが、その時みんなこのTシャツを着てズラリ並んでて感激でした。

(この写真なら頭普通の大きさ)

それと、客席のお客さんもかなりの数が着てたし。
私が作者だと知ってる人もたくさんいて(たぶん新聞記事になったり、ネットでながれたりしてたから)サインを求められたりして楽しかった。調子に乗ってたくさんサインしました。

サインしたひとたちと並んで一緒に写真撮ったりもして面白かった。
さすがにアーチスト本人とは話す機会もなく、絵についての感想など聞くこともできなかったのですが。
まぁそれはいいか。

皆様、明けてもう今日は4日ですが、あけましておめでとうございます。
昨日台湾の旅行から無事戻ってきました。
台湾にはしょっちゅう行ってるので、普通の旅行記録を書くのはやめて、旅行中に出会ったことや感じたことをもとに小説のような感じで空想や架空の設定も入れて自由に書いてみようかと思いました。
かなりのお目汚しだったかとは思いますが、一人称じゃない文章を書くのはほとんど初めてだったので、楽しかったです。

ただ、やはり旅行中、十分な推敲もせず、書いてはアップ、書いてはアップで、読み返すのが恐ろしいです。読み返した時には、恥ずかしさで投稿取消すかもしれません。

私が年末年始の休みに台湾へ行ってコンサートを見るというのももう18年になりました。我ながらすごいハマりっぷりだと思いますが、これも家族の理解があってのこと。そして自分の仕事と健康と環境に恵まれているおかげです。心から感謝しています。

今回の旅行もまた思い出深いものとなりました。
古い友人との温かな再会、新しい人との出会い。
日本にいても当然そうなのでしょうけど、台湾という異国に行くと、人との縁が繋がってることがとてもよく理解できて驚くほどです。18年間積み上げてきた縁を大事にしていこうと改めて思いました。
そしてこのブログを読んでくださる皆様、コメントなどくださる皆様。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。