いよいよ最終日です。お土産色々買ったので荷造りがちょっと大変。
朝ごはんのときに同席になったのが、先生のラジオ番組を放送してるエフエム福岡のプロデューサーさん。若い女性でした。九州人同士すぐに意気投合です。
先生の姿を発見!昨日秋田の同級生に頼まれたお土産をお渡しします。こういうお土産って渡すタイミング難しいもので、宿で渡さないと荷物になっちゃうしってことで、本人は渡しそびれちゃったみたい。先生まだまだお元気そう。すごい87歳。
チェックアウトして8:30のシャトルバスで市民会館へ。今日は受付のお手伝いも不要とのことでどっぷりお話を聞けます。今日の午前中は、各地の土地言葉で語るおはなしの会。これは私みたいな素人にも楽しめるはず。

朝、ホテルからはこういうバスで移動です。
南の方から北に向かうということで、沖縄の方から始まりました。語りの訓練をしている方だからか、もともとそういうプロなのかわかりませんが、アナウンサーみたいです。とても聞きやすくて引き込まれます。昨日の各地の活動発表のときも思ったけど、話し方が美しいというのは姿が美しいのと同じですね。いやそれ以上かも。
各地の土地言葉で、ということだったのですが、沖縄の言葉はさすがにさっぱりわからないので、共通語での語りもありました。沖縄の方は、もう一人、今の沖縄の子どもたちにもわかるような話ということで、共通語混じりのウチナーグチでの語りもありました。
鹿児島、宮崎、熊本、福岡と九州が続きます。私が一番楽しく聞いたのは、大隅半島の方の言葉で語られた猫と犬と宝銭の話。男性の語り手だったのですが、この方の言葉は私が親しんだ熊本県南部の言葉に近くてすごく懐かしかった。同じ鹿児島でもいわゆる「かごんま」の言葉になると隔たりが大きくんじますね。熊本は菊池地方の言葉ということで、もちろん分かるのですが、やっぱり血が騒ぐのは大隅半島の方のでした。
中国地方、北陸、近畿、東海、関東、ときて、やっぱり東北もたのしみ!
東北も私にとっては言葉が難しいですが、なんとも味がありますね。会場が大ウケしていたのは、遠野の方で「むかしあったづもな」から始まった嫁姑問題の話。このテーマが客席の皆さんに直撃したものと思われます。嫁ぎ先で姑と折り合い悪く、姑を殺してしまおうと思いつめるお嫁さんの話です。
最後は北海道、アイヌの昔ばなしを聞いてたっぷり3時間、楽しかったー。
皆さん、各地でお話の会など活動されているんでしょうけど、こんなに全国のお話がいっぺんに聞けるのはそうそうないことかもしれません。日本一周したような気分でした。

つぎはいよいよ最後のプログラム「お別れ昼食会」です。
市民会館の隣の体育館に場所を移します。テーブルには500人を超える参加者全員分のお弁当とお味噌汁がセットされています。床にはシートが敷かれ、土足で上がれるようになっていました。ほんとに細かな心づかいですね。


私達が座った席は石垣島からの参加者の皆さんのテーブルでした。わ〜!はじめまして!!色々話してたら、是非遊びに来てください。なんて話になり、住所交換して写真をとりましたよ。「一期一会ですから」とおっしゃって、石垣の黒糖をいただきました。ありがとうございます。いつか訪ねていきます。
それと、今回ぜひお話したいと思っていたのが、鹿児島県徳之島からご参加の皆さん。前夜祭の日にスタッフの方と話してたときに「今回は遠くは、石垣島や徳之島の方もいらしてるんですよ」と聞いてたんです。徳之島は夫の実家のルーツ。なんと1600年頃からの家系図が残っているんです。夫の祖父の代に大阪に出てきているので、夫も徳之島の人と交流無いらしいのですが、話してみたいよね。
午前中の語りのときに登壇した鹿児島の方に話しかけて、徳之島から来たという方を教えてもらいました。徳之島からは3人いらしてて、夫のルーツの町の出身という方もいらっしゃいました。その方ももしかしたら一族かも。帰ってから家系図見てみよう。
いろんな楽しい出会いがあった秋田大会といよいよ終わり。体育館のステージでは小澤先生の挨拶、ウドーさんのスピーチなどあり、なまはげも登場!実行委員長の西村さんの歌のお見送りありで終了しました。
市民会館前からは田沢湖駅や秋田空港へのシャトルバスが出発します。また、せっかく秋田まで来たのだからという人のために、周辺を観光するエクスカーションも用意されていました。それぞれ出発していきます。私たちは少し遅めの新幹線を予約してたので、しばらくは市民会館ロビーでおしゃべりしていましたが、駅行の最終シャトルに乗り込みました。途端にどサーッと雨が(やっぱり誰かすごいパワーで雨を抑えていたね)
お世話になりました〜〜〜。


石垣島じゃなくて西表島の黒糖でした。
ありがとうございます!