コンテンツへスキップ

 最近ずっと仏教の YouTube を見ているのですが、その中で鎌倉円覚寺の管長さんが佐々木閑先生と対談しているものを見ました。(この管長さんは、座禅時の警策を取りやめたのだそうです。改革者ですね)
対談の中で「自死」が話題にのぼり、老師が「実は私の大学時代、とても自死が多い学校で…」と話をなさっていました。「そういえば、私の学校も自殺する人が多いといわれていたな」と思っていたら、同じ学校でした(しかも在籍年も重なってる…)ちょっとした縁を感じて、土曜日の朝、円覚寺に行ってきました。


 円覚寺はJR北鎌倉の駅からすぐのところにあり、話によるとそもそも北鎌倉の駅は円覚寺の境内に作られたのだそうです。

 中に入ると縁も鎌倉時代の禅寺という佇まいで質実剛健、そして今も雲水さん達が修行をされているのだろうなという雰囲気がありました。

 このお寺は夏目漱石も参禅していたという話です。漱石が通っていた建物や何か手紙が残されているそうですが、それは見ませんでした。
 季節柄と言うかコロナなので、観光客も少なく、静かに散策することができました。ちょうど梅も綺麗に咲いていましたし。

梅の枝にかけられた洗濯物。
なんだか微笑ましい。
ここは、昭和初年に新陰流の柳生道場から剣道場だった建物を寄贈された「居士林」というところです。今でも座禅の修業の場だそう。(中には入れませんが庭を見ることができました)

 鎌倉は家からも近いので、またふらっと出かけたいと思います。できれば写経や座禅体験してみたいと思いますが、コロナで一部中止しているようですね。

北鎌倉駅前にある喫茶店、その名も「門」!

ここ1週間ほどとても暖かな日が続き、横浜中華街や山下公園、元町商店街など、にぎわっていました。緊急事態宣言下ではありますが、人々の動きはもう抑えられないようですね(含むワタクシ)

先週末の様子。
春節のイベント(パレードなど)などはほとんど中止になったのですが、そのかわり中華街の中の公園にランタンがずっと展示されているので、観光客にとってはそっちのほうが楽しめるのではないでしょうか。
中華街に来る客層は若い人が多いようです。デートコースらしい。たしかに、食べ歩きは楽しいでしょうね~。
去年までは、加えて修学旅行生も多かったです。
去年あたりから、中華街を通るたびに「中華大通り」の入り口に立ってそこから上の写真を撮っています。定点観察です。
人々が全員マスクしていることをのぞいたら、コロナ前と変わらない感じになりました…が、違うところがあります。
お店に人が入っていない。
外には大勢の人が歩いているのだけど、お店の中に入ってないようです。(並んでいる店もありますが)
なので、お店と時間帯を考えれば中華街のお店での食事は安心感があります。
この日は、中国東北地方の羊料理を食べてきました。
5つくらいあるテーブルにお客は2組だけ。休日の中華街でこれだと心配になりますが・・。
羊肉料理は時々食べたくなり、トルコ料理かインド料理やさんに行きます。
中華街でも食べられて嬉しい。
今度はこの「鍋」を食べたいと思います。台湾で食べて感激したのです。白菜の漬物と豚バラ肉の鍋なんですよ~~。

2

ここのところ仏教ブームが来ています(私に)
で、前に読んだことのある本をもう一回読み返してみました。
2年前にブログにも書いています。
2019年に買って読んだのですが、引っ越しの際に処分してしまって手元になかったので図書館で借りました。
2年前も「わかりやすい~~!」って書いてましたが、読み返してみると前回は全然わかっていなくて、今回初めて理解したことも多かったです。(でもまだ半分くらいは分からないまま)
そしておかしいのは「富永仲基」についてもこの本に書かれていたのです。
読んでたはずなのに、まったくわかっていなかったってことですね。
近所のコーヒー店へ行って、ノートをとりながら読みました。
まだまだ分からないことだらけですが、今興味が湧いているので、しばらく追っかけてみようと思います。

2

読みました。

面白かった!
お坊さんyoutuberの動画を見ていくうち、ドイツ人のお坊さんがこの本を紹介するものに行き当たりました。
釈徹宗著『天才 富永仲基 』について、2020年10月2日
図書館で取り寄せて、早速読み始めたらめちゃ面白かったです。
釈先生の本は難しい言葉もバシバシ出てくるのだけど、語り口に親しみがあるので読めちゃいます。
【公式の本の紹介文】
江戸中期、驚くべき町人学者が大坂にいた――。醬油屋に生まれ、独自の立場で儒教や仏教を学ぶ。主著『出定後語』では、世界に先駆けて仏教経典を実証的に解読。その成立過程や思想構造を論じ、結果を導いた「大乗非仏説論」は、それまでの仏教体系を根底から揺さぶり、本居宣長らが絶賛するなど、日本思想史に大きな爪痕を残した。生涯独立不羈を貫き、三十一歳で夭折した“知られざる天才”に、僧侶にして宗教学者の著者が迫る。
要するに、漢字のお経しか手に入らなかった時代に、経典の成立の順序を明らかにし、「大乗非仏説論」~大乗仏教のお経はお釈迦様の(じきじきの)教えではない~の証拠まで突き止め
た天才がいたという話です。
日本の仏教史を知ってる人の間では富永仲基は有名人なのだと思いますが、私は全然知りませんでした。
実は「大乗非仏説」ということばも、初めて知ったのです。
そのくらいの知識である私でも、この本は面白かったし、釈先生の解説のおかげで仏教の歴史も少し理解が進んだと思います。

6

今年はコロナのため行かなかったのですが、毎年職場の初詣でお不動様の「大護摩」に参加して般若心経を読んでいます。(20数年読んでるけど、意味は分からない)
それから、全員で読経するスタイルの法事に参加したこともあります。
般若心経以外のお経を読むのは初めてで、そのお経の独特の音程の高低に翻弄されました。「まるで歌みたい」と思いましたが、真宗本願寺派の「正信偈」だったようです。
でもこんな風に読経することがあっても、意味がさっぱり分かりません。
お経ってなんで日本語じゃないの?
長年の疑問です。
そこでこの本です。
図書館でみかけたので読んでみました。
20年前の本ですが、人気があるらしく新しい版もているようです。
仏教については、もう何年も折に触れては入門書みたいなものを読んでいます。が、いつも分かったようなわからないような…です。
それは当然ですね。宗教についてすっかりわかるということは、そもそもないのだろうと思います。
それにしても、仏教は複雑です。
世界各地に残っている仏教の姿がかなり違うし、日本の仏教はお釈迦様から結構遠くまで来ている印象もあります。
でも、お寺は周りにたくさんあるし、お経を聞く機会も多いし、興味はあるのです。お経は「ありがたい教え」だという認識はあるけど、漢文だから聞いていても意味不明。種類もたくさんあるらしいけど、どのお経を聞いているのか区別もつかない。ただ眠りへいざなわれるだけ…。

この本は、日本でメジャーなお経を解説し、現代語訳をつけてくれています。画期的!と思いました。
この本にでて来たお経を実際聞いてみたいなと思って、Youtubeでお経を探してみました。
私は中国語の「歌」になってるお経好きです。コーラスもあり、伴奏もついています。有名歌手が歌うバージョンもあります。(動画はフェイウォンが歌う般若心経)
Heart Sutra - Faye Wong (Famen Temple Live) 心经 - 王菲 (法门寺现场版)
ネットをうろうろしているうちに、読経の音声にかぶせて日本語訳の朗読(?)をつけてある動画を見つけました。
こういうのを待ってたんです!
『正信偈』 を味わう(現代語+読経) Che-lee
日本語の意味が分かっても教えが理解できるかと言えばそうではないと思いますけど、ただの呪文を聞いてるのとは全然違いますね。
この動画は「お坊さんYoutuber」の方が作られたようです。
調べていくと、いまお坊さんでyoutube配信をしている方がぐんと増えているようです。コロナの影響もあるでしょうね。
すっかり面白くなって、この桜嵐坊さんのチャンネルを登録していくつか見ていたのですが、そんな中、釈徹宗先生をゲストに呼ぶライブ配信があるというので、早速参加しました。お坊さんを身近に感じることができました。(釈徹宗先生が有名人なのだと言うこともわかりました)
そんなわけで、いま時間があるとyoutubeで仏教の勉強をしています。(ながら聞きですけどね)
おまけ動画
中国語の音楽付きの「仏説阿弥陀経」です。この字幕みたいに分かち書きをしてもらえると、中国語をかじった身としては意味が少しわかります。方眼紙に漢字をびっしり書いたみたいな日本のお経だと、どこで切るのか(漢文の素養なくて)わからない。
《佛说阿弥陀经》 (高清版)

一昨日昼間見に行って、夜に来たほうがきれいだろうなと思ったので、早速夜(と言っても6時半くらい)仕事帰りに行ってきました。
やっぱりこういうものは暗くなってから見るものですね。
結構大がかりでした。
動画を撮ってみたのでご披露します。
春節の気分を味わってください。
横浜中華街春節燈花20210216

週末とても暖かな二日間でした。

例によって近所の散歩に出かけました。
まずは旧正月を迎えた中華街へ。
去年は獅子舞のパレードなんかも見ましたが今年は中止になった模様。
山下町公園でランタンの展示があったのでそれを見に行きました。これは夜に行った方が良さそうですね。

暖かだったせいもあり中華街もかなりの人出でした。それでも食べ歩きの人ばっかりで、お店にはあんまりお客が入っていないようでした。
そのまま山下公園へ。
ゆりかもめもスズガモも全く姿がありませんでした。なぜでしょう??
もしかして昨日の大きな地震が関係してたりして???
山下公園もものすごい人出で空きベンチがない!という状態になっていました。
本当に1年ぶりぐらいのことじゃないでしょうか。
それでも以前にはたくさんいた海外からの観光客が全くいないというのがやはりコロナ禍だと感じさせられます。


動くガンダム。
山下埠頭への門があいていたので入ってみました。
チケットが必要なエリアには行ってませんが、埠頭の一番奥まで行き、普段とは違った角度から見た横浜港が新鮮でした。夜景も綺麗に見えると思います。8時までしか入れないけど。

大さん橋を真横から見る角度。
大さん橋に泊まっている豪華客船の向こうにみなとみらいの景色が見えます。

芥川賞受賞作が載る時だけ、

たまに買う文藝春秋。

買って読みました。

受賞者のインタビューも載っています。
インタビューに出てくる「影響を受けた国語の先生」が、私の同級生なので仲間内で今回特に話題です。

教え子が芥川賞とって、さらにインタビューで自分の授業のことをあれこれ語ってくれるなんて、国語教師冥利に尽きるんじゃないかなーなんて想像してます。
すごいな。

文藝春秋の目次ってこういうふうにカラーで、折り込みになってます。
これを見て思い出したことがあります。
小さい頃祖父母の家に行った時、本棚に子供の読むような本がなくて、引っ張り出して眺めていたのがこの目次の部分です。イラストがあったからでしょうね。文藝春秋だったのかはわかりませんけど。多分小学校に上がる前
何十年も忘れていましたがこの目次のページを見てその時の感覚が蘇りました。
あでもリボンの騎士とのらくろみたいな漫画が本棚にあったような気もします。
記憶があやふやですけど。

先日横浜市最高峰に登った時、途中の住宅地で見かけた桜です。

大緋寒桜かしら?
メジロが2羽花の蜜を吸いに来てました。
肉眼では確認できるのだけど、カメラに収めるのは至難の業でした。
奇跡的にとれた一枚。
メジロの姿勢がアクロバティックですね。

横浜市最高峰踏破!

156.8メートルだそうです。
ふふふ、低いけど。
ずっと町ばかりなので自然に触れたいと思って市内にある森へ行ってきました。
ネットを調べていたら横浜市で一番高い山があるということでそこへ行くことに。
根岸線の洋光台駅から歩いて市民の森へ入ります。駅からはずっと団地の中を通って行くのですが、途中からどんどんどんどん登り始め、坂の途中から富士山がきれいに見えました。

ある程度登ってしまえば後はずっと尾根筋で落ち葉を踏みながら気持ちのいい木陰の整備されたハイキングコースを歩くことができます。
平日なので人は少なかったですがそれでもまあまあハイキングしてる人と〜ハイキングと言うか近所の人の散歩でしょうかね時々すれ違いました。

ここまで来ると富士山も大きく見えます。

接触確認アプリ『COCOA』、私入れてますけど、なんという体たらくでしょうか!昨年9月末からアンドロイドで事実上機能してなかったそうですよ。
厚生労働省は3日、新型コロナウイルス感染者と接触した可能性を知らせるスマートフォン用アプリ「COCOA(ココア)」について、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」版で昨年9月下旬以降、接触があっても通知されない不具合が続いていたと発表した。アプリの利用者の3割が4か月間にわたり、機能が使えない状態になっていたことになる。同省は陳謝し、今月中旬の復旧を目指す方針を示した。(読売新聞)
道理で。
その後、どんどん感染者が増えていたのに、全然来ないな~
と思っていたのです。
朝夕合わせて1時間以上電車に乗っているので、「1m以内 15分以上」に該当する確率は高いのじゃないかと思っていました。
それが9月から機能していなかったなんて!
一説には陽性者の2%しかこのアプリを使っていないという報道もあり、ますます実効性が疑問ですね。
政府は本気で取り組む気があるのでしょうか?
ああ、なんという体たらくでしょう。
それでも私は起動させ続けますよ。一応ね。
失言生産マシーン森喜朗の昨日の発言にも腹が立ったけど、COCOAの方が問題ですね。

2

SDGsは現代のアヘンだ。
エコバッグやマイ箸を持ち歩くことだけで満足してはいないか?
先月NHKの100分で名著に登場した先生の本。
番組はこの本の内容を紹介するような流れ。
図書館に予約したものの、凄い待ち人数。
新聞やネットやテレビなどで耳にして気になった本は図書館に予約入れてるが、話題の本はなかなか順番が回ってこない。
そこで、土曜日の散歩でとおりかかった本屋で購入。
そこでは週間ベスト2位(学術部門で)。
売れている!
ちなみに1位は「スマホ脳」。
2日で読了。
示唆に富む本なので時々は音読して夫に聞かせては話し合ったり。

このほんの著者、斎藤氏は34歳。

新進気鋭っていうのかしら、
切れ味が鋭く、非常に面白く読めた。
こういう本を読むときに心に浮かぶ
「だから私達はどうすればいいの?」
と言う疑問にもしっかり答えを出してくれる。
「行動するための本」だ。
難しいことも書いてあるけれども、だいたいは我々普通の人間に向けて書かれたメッセージでとても読みやすく心にひびく。
著者の情熱を感じるのだ。
買ってよかった。
資本主義システムがもう人々を幸せにしないことが明らかだと感じている昨今、この本がベストセラーになっていることに希望を感じる。
昨日の新聞記事(朝日新聞有料版)