今横浜はマンボウ中ですが、幸いこういう博物館は閉館はしていません。入場人数制限はあるので予約が必要です。
とは言っても、いつもここはガラガラです。
予約表を見ると各1時間ごとに60人という入場制限をしているようですが、私が見た時間帯では2人しか入っていない様子。そしてその後の時間帯は全く予約がない!
大丈夫なんでじょうか?!
もっとこの博物館には訪れて欲しいものだと思います。
さて今年は横浜開港から163年にあたる年。
開港と同時に開かれた横浜中華街も同じだけの歴史があるということになります。
入場料は300円。安い!
入口前にあったのが、この横浜中華街のお店の紙袋展示コーナー。
こういうの楽しいですね。
中に入るとすぐに、今度は箸袋でデザインされたパネルもありました。
写真撮りたかったなぁ。(中は撮影禁止)
展示内容は、横浜中華街の歴史を開港前から現代まで色々なトピックを巡ってたどります。古い地図を使って町の発展が地理的に説明されていたり(横浜中華街は開港時は「横浜新田」という田んぼでした)、関東大震災と第二次世界大戦での二度にわたる壊滅的被害とその復興。そして彼らの祖国中国での新しい国家建設に伴う中華街住民の分裂対立。などなどなどの苦難の歴史を時期ごとに解説してあります。
展示資料が非常に貴重なもので食い入るように眺めていたら狭い展示会場なのにあっという間に1時間が経過していました。
中華街の歴史についてはこれまでも興味をもって本を読んだり、いろんな写真帳を見たりしてきました。
ある程度予備知識ががあったので、展示されている資料の意味がなおのこと良く分かり非常に興味深く見ることができました。
もちろん全然知らなかったこともありました。
特に戦時中の中華街の人々の暮らしについてはあまり知らなかったので非常に興味深かったです。例えば中華街に住んでいる人が東京駅の方まで通勤に出るのに通行許可証を持っていたこととか、空襲で焼け出され他県(新潟)の親戚を頼って横浜を出るときの移動許可証とかそんな貴重なものが残されていました。
横浜から新潟まで移動する時には、全ての乗り降りする駅や経由する鉄道の情報まで全て書き込まれた通行証でした。
外国人だったためにかなり厳しい制限があったのでしょうか。
昔中華街にあった安楽というお店の再現展示
昔横浜で作られていたピアノ。
周ピアノと李ピアノ。
中華街は戦後も独特の発展をしていきます。
60年代ぐらいまでは米軍関係者相手のバーが立ち並んでいたり、
華人の商売と生活の空間であると同時に、日本人も多く住んで商売をしていたこと。今の市場通りはほんとうに市場のような店が並んでいたこと。
80年代の中国の改革開放のため新華僑が増えてきたこと。
初めは残留孤児や残留婦人が帰国して来たこと。
その後新しい中国からの人々が入ってきたこと。
新旧華僑の間の対立や軋轢。
それらを乗り越えて、今また新しい中華街の歴史が作られていると言うこと。
今年、横浜関帝廟のところにある横浜中華学院の校舎が新築されたのですが、その工事で発掘された、関東大震災で倒壊した「中華会館」のれんがなども展示されていました。昨年の2月、コロナ禍が始まった頃に伊藤泉美先生の講座を聞きに行って、その発掘の話を聞いたのですが、その本物が展示されていて非常に興味深かったです。
その講座というのは横浜ユーラシア文化館が月に一度色々なテーマで開いているもので、よーしこれから通うぞ!と思っていたのですが、一度参加しただけでその後は開催がなくなってしまいました。
また伊藤先生に直接お話を伺う機会があればと思います。
そしてこの展示が常設展示されるようなスペースがあればいいのに!と強く思います。
横浜中華街がただ食べ歩きが楽しいだけじゃなく、こういう歴史や文化に触れられたらさらに魅力発信になるのではないかと思います。
通りがかりに見掛けた飲食店のウインドウ。
昨年暮れからの時短営業についての告知(県のフォーマットに基づく)
がずらりと貼られています。
こう並べられると、飲食店の悲鳴が聞こえるようです。悲鳴でなく怒号かな?
緊急事態宣言も延長されるようです。
医療の整備をはやく!
そしてオリンピックの中止決定もはやく!
何かの本で読んだのですが、子供の精神が病んでいく原因の一つに親のコミュニケーション方法があるそうです。口では「○○ちゃんおいでー」などと優しく言っているのに、顔がすごく怖かったり、そっぽを向いていたり、拒絶するような素振りをしたり、そんな相反するシグナルを繰り返すと子供は何を信じていいかわからず精神を病んでいくのだそうです。
今、コロナ禍において「リスクコミュニケーション」の重要性が叫ばれていますが、私から見るととても矛盾していて、先程の子供を病ませる親と似ているように思います。
一方で医療崩壊だ、緊急事態だ、ステイホームだ、と言われているのに、聖火リレーはやる、オリンピックの予選はやる、オリンピックのために医療関係者のボランティアを募る、このような相反するシグナルを出し続けられると受け取る側は混乱してしまいます。
今のシグナルではこれ以上「自粛」を国民に求めてももう限界だと思われます。
でも「オリンピック中止」と聞けば、人々の行動は相当変わるでしょう。
リスクコミュニケーションは明快にとらないと効果を発揮しないと思います。
追記

この記事を書いたのと同じ日、朝日新聞の天声人語にも同じようなことが書かれてた。おー!
ゴールデンウィークが終わりました。
(コロナ禍での)日常生活の再開です。
とはいっても、
もう数ヶ月間ずっと時短勤務(1日6.5時間、週4日)を続けているので、まだ元通りとはいえませんが。
私の仕事は美容関係の卸業です。
飲食業界ほどでなくても卸先が休業したり売上が減ったりしていることで影響を受けています。特に宿泊関係のお客さんは厳しい。
私の担当部門はコロナの前と比べると売り上げが半分くらいに落ち込んでいます。
業務が暇になった分休業して、雇用調整助成金をもらうことになったのです。
経営的には厳しい状況とはいえるのですが‥‥正直言ってものすごく体が楽です。気持ちも楽です。(今のところ給与カットなどはないので)
コロナのため、休みだからといっても遠出したり、友達と会ったりということはできませんが、そういう制約もあるからなおのこと体が楽なのだと思います。
今までは週6勤務もあり、一日8時間働いていました。
いまは時間が短くなった分、忙しいのですが、かえってメリハリが効いています。
のんきなことを言うようですが、週に4日働くというのは理想的なんじゃないでしょうか?北欧のどこかの国で週4日制が導入されたとか(めざす?)ききましたが、6連勤なんて、体を休めることしかできなくて、ほかに何かをしようなんて気持ちの余裕ないですからね。
今は読書時間も増えたし、学ぼうという気持ちにもなってきたし、会社がつぶれない限りは、このままでもいいかななんて考えてしまいます。
もちろんコロナは早く終息してほしいですが。
昨日は結婚記念日でした。
近所の和食屋さんで奮発テイクアウト。
ステイホームでお祝いしました。
クルーズ客船でコロナの陽性が出たことがニュースになっていましたが、GW前に出航の様子を見学してたのでそのことを書きますね。
いつも繋留してるのは見てるのですが、動いてるところを一度見たいとかねがね思っていました。
4月27日の夕方5時に、飛鳥Ⅱとにっぽん丸が同時に出航するという情報あり。

この日午後3時ごろ、象の鼻パークから見た大さん橋の様子。
飛鳥Ⅱとにっぽん丸(煙突しか見えないけど)がとまってます。
あ、この日は平日だったんですが、休みをとっていまして、みなとみらいあたりを歩き回ってスタンプラリーをしていました(笑)
夕方5時。
出航の様子を見学。
この動画は山下臨港線プロムナードから撮影。
その後、大さん橋まで移動して横浜港から出ていく(ベイブリッジをくぐっていく)様子を見ました。
大さん橋から出ていくときは、サッチモの歌に見送られると聞いてたのですが、そのとおりでした。
港から出ていく様子。
みおくったあと、海を見ながらご飯食べました。28日から横浜も酒類自粛になるので、最後のビールですね。(あ、ふたり分あるのは、仕事帰りの夫が途中から合流してきたから)
人影なくなった大さん橋から夕暮れの様子を楽しみました。

そして、5月1日。
昼前に山下公園でバラを見てたのですが、ヘリコプターがうるさくて空を見たらたくさん旋回してました。何だ何だ?と思って港を見ると飛鳥Ⅱが入港してくるところでした。
そうか、あの飛鳥が緊急帰港してきたんだと理解して、野次馬よろしくまた見に行きました。
ちょうど入港してきた飛鳥Ⅱ。

あ、船体の向きが違う。いつもは出船の向き(船首が海側)なのに、船首が手前を向いてます。緊急だったからかな??
下船の準備。

報道陣たくさん。(30倍ズームで撮ってるのでものすごく密集して見えます)
飛鳥Ⅱは定員の半分以下の客数で、さらにPCR検査も徹底してクルーズを再開してたそうですが、それでも(というか、だからこそ?)陽性者が出ますよね。
船内でも相当な対策をしてたはずなので、むしろ安心なくらいだとおもいます。
クルーズが中止になって引き返してきたのはまあ仕方がないでしょうけど。
でも、他のクルーズ船もクルーズ中止して引き返すというのはおかしいのでは?(にっぽん丸は誰も陽性者いないのにクルーズ中止になって横浜に戻ってきたとニュースで見ました)
ヘリコプターはざっと数えて7機くらい飛んでて、このあと家に帰ってもずっとうるさかったのでした。ダイヤモンドプリンセスのことがあるから話題になるんでしょうけど、バランスが悪いなぁ。と思います。
クルーズなんて閉じられているわけで参加者だけが知ればいい情報ですよね。
私が乗ってる通勤電車なんて、確率的に絶対に陽性者が乗ってるはずなんだけど、野放し。後追いもしないし、ニュースにもならない。知る術も無し(無能COCOAのせいか?)どうなってるんでしょう??
電車やバスなどの公共交通機関、スーパー、駅ビル、そんなところのコロナ陽性者のニュースを流すほうがよっぽど公共の利益になるはずなのに。
クルーズ船のニュースは芸能人のゴシップと同レベルだと感じました。
ゴールデンウィークはずっと家にいます。とはいえ、閉じこもっているわけではなく、ちょいちょい散歩にでかけています。
周りはバラの花盛りです。
去年より一週間以上早い感じです。
山下公園、山手、港の見える丘公園を毎日ぐるぐる歩き回ってます。
元町や中華街はなかなかの盛況です。
神奈川県は緊急事態宣言中ではないけど、飲食店には時短要請でてて、お酒も終日飲めませんが、そのぶん屋外ですこす人が多いのかもしれませんね。

イタリア山庭園のばら。

雨上がりのバラ

港の見える丘公園

イタリア山庭園

イタリア山庭園の花壇

山下公園

山下公園

港の見える丘公園

山下公園

イタリア山庭園からの富士山

100人くらいの街歩き団体に遭遇。

元町商店街のお花のイベント?

中華街

山下公園