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25000分の1地形図

国土地理院には地理学徒(のはしくれのはしくれ)であった学生時代に来たことがあります。
当時は併設の展示館「地図と測量の科学館」はなかった記憶。
(1996年開館だそう)

何をしに行ってたかというと、巡検(地理のフィールドワーク)用の25000分の一地形図などを買いに行ってたんです。25000分の一の地形図は、日本全国のすべてが網羅されていて、地理学では基本に使う地図です。

学生時代に何度か授業の一環で巡検&演習に出かけました。
遠足みたいにずっとぶらぶら見て歩くタイプのいわゆる巡検と一箇所で一つのテーマについて調査するタイプとありました。

・新潟から富山の巡検
 新潟市内万代シティ、信濃川の流路の付け替え工事あと、豪雪地帯の地場産業、がんぎ、それと柏崎の原発の見学をしました。

・金沢市での調査演習
 初日は金沢城址にある金沢大学(学食でご飯食べた)、兼六園を見学し、翌日から2日間は、学生が手分けして金沢市内の駐車場の駐車台数をひたすら調べつづけました。たぶん先生が論文書く手伝いw

・静岡~愛知の巡検
 石垣イチゴ、久能山、掛川の報徳社、牧の原のお茶、浜松のピアノ工場、愛知の電照菊などを見て、最後は伊良湖岬で解散だったっけ。この時は参加する学生一人一人に訪れつ場所や通過する場所のことを調べる課題が出されていて、私は報徳社(二宮金次郎)の担当でした。

・南房総自由研究の旅
 各自自由にテーマを持って2日間調査し、最終日に発表するという楽しい演習。私は当時始まったばかりの房総白浜の観光花摘み農園の調査をしました。

若い頃は旅行するお金もあまりないし、この授業がいい経験になりました。そして、今に至るまで旅行の時の風景や街の見方の基本になっています。地図の見方も。
モノを捨てられない私は、巡検で使ったあちこちの地図も大事に保管しています。今とは違うでしょうからまた同じ場所に行くと面白いかもしれません。

国土地理院の売店で、今回つくば周辺の明治から平成までの地図のセットが売られてました。
比べるととても面白いんです。
ぐっと我慢して買いませんでしたが。

それと、科学館の中にはつくばの航空写真も時代をおって3つ展示されてました。それもとても面白かった。土地に歴史あり。今見ている風景も刻々と変わっていくのですよね。

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