今日は有給休暇を取って仕事を休んでいます。
でも仕事のことを考えてる(ワーカホリックですね)
さて、前回『営業が会社の「利益」を意識しているか?』からの続きで、
今日は『顧客の利益とは?』というテーマについて考えてみたいと思います。
私たちの仕事は、一般の消費者相手ではなく、業者さん相手です。
消費者=ユーザーの利益とはまたちょっと違ったことを考える必要があります。
商材は化粧品です。
ユーザー相手なら、商品のよさ、イメージのよさ、価格などが問題でしょうが、
業者相手の場合、重要になるのはズバリ、
「その商品で儲けられるかどうか」
もちろん、ユーザー相手の場合と同じく、商品のよさも大切ですが、
よさそのものよりも、よさが伝えやすいかがより重要ですね。
そこで、営業の登場です。
営業の仕事は、その商品を「売る」ことですが、
その商品が、その先にも売れなければ、リピートが取れません。
リピートが取れないと、いつまで経っても安定売上が見込めず、
いつも新規!新規!の苦しい営業を強いられます。
新規獲得って、一部のごくごく優秀な営業を除いて、大変な仕事ですよね。
ラクに売上が上がる営業活動をするためには、
自分の顧客に儲けさせることができればいいのです。
業者相手の営業の面白いところもそこにあります。
具体的には、こんなことが実現したら顧客は喜んでくれるでしょう。
○儲かる商材を紹介してくれた。
○売れる商品、売り易い商品を紹介してくれた。
○商品の売り方を教えてくれて売上がアップした。
○自社の社員教育をしてくれて、売上がアップした。
○自社の販路に合った商材を選んでくれた。
○販路の開拓に貢献してくれた。
○販売上の問題点を解決してくれた(クレーム対応など)
○売れている商品の利幅を増やしてくれた(値引き)
「顧客の利益」=「目の前にある値引き」ではないということを
営業は肝に銘じる必要があると思います。
その値引きで、1回は買ってもらえるかもしれませんが、値引きしただけでは
その先に売れはしないのです。
売れなければ、リピートは取れません。
また、値引きは自分の会社にとって、ダイレクトな損失です。
値引きが有効なのは、顧客にとって、その商品の売り方に問題がなく、
もう既にバンバン売れている商品だという場合だけです。
そのときには、値引きによって利幅が増えて喜ばれるでしょう。
(でもこれは、かなり成熟した関係の場合に限られますね)
であれば、値引きに腐心するよりも、いかに「顧客の顧客に売れるか」に
考えをめぐらせた方がいいか、わかりますよね。
顧客の売上アップへの努力をする(値引きせずに売れる)
↓
顧客の売上アップ(感謝される)
↓
リピートがくる(もちろん値引きせずに売れる)
この流れができれば、営業はラクに売上をあげれらるようになるはずです。
ジリ貧になる営業には、この工夫への努力が足りない(あるいは能力がない)と思います。
昔、この仕事をはじめたころ、
「営業は足で稼げ」なんていわれたものでした。
でも、絶対違うと思います。
「営業は頭で稼げ」
なのだと思います。
つくづく営業はバカではできない仕事だと思います。
営業の皆さん、プライドをもって仕事しましょう。
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