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光脱毛機 販売もダメ

「光脱毛機」を無許可販売、京都府警が社長逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070311-00000112-yom-soci

レーザー脱毛機を使って脱毛をするのは、医師法違反ですが(W社が機械を卸した先のエステサロン経営者は既に有罪判決を受けているそうです)、売るのは薬事法違反になるんですね。

私も美容業者の端くれ、W社のことも知っていますので、
かなり衝撃を受けました。

yahooニュースの検索で「光脱毛」を調べましたら、
こんな記事も出てきました。
このお店を非難するつもりはないので、店名は伏字にします。

「綺麗な女性は美肌を着こなす」がコンセプトのエステティックサロン「○○」が、オープン1周年を記念して『1st Anniversary Campaign』を2007年1月31日(水)まで実施中。「○○」では、最先端の光脱毛システム『フラッシュ脱毛』をメインに、フェイシャル、ネイルケア&アート、デトックススパ&マッサージなどの施術サービスを展開しています。

この記事出たの去年の12月です。
先のエステ経営者が逮捕されたのはその前。
これでは、消費者は何を信じていいのか分からないですね。
きっと。

すでに、7年前平成12年に
「レーザーと、ケミカルピーリングと、アートメイクは医療行為。」
この見解が厚生労働省から出されています。

このころは、「アートメイクするお医者さんなんているはずない」
と思っていましたけど、最近の美容外科ブームを見ると、その頃から、シナリオは書かれていたのかもしれないと思ったりします。

消費者保護の立場で、いろいろ動いているのでしょうけど、業者の立場からみても、「はっきりしてほしい」と思います。
ちゃんと法整備してほしいですね。

7年前の通達で「レーザーはダメ」ってことになったのに、状況は何も変わっていないですから。
街を歩けば、脱毛サロンが沢山あります。
そして、7年前より確実に増えています。
「医療機関と提携してます」
って行っても医師法って言うのは、医師がその施術をしなきゃ意味ないんですから、ただのイメージ戦略に過ぎません。
こういう状況を野放しにしていて、時々摘発。
これでは、いつまでたっても変化はないのでは?

私の仕事でも聞きます。

「これからアートメイクのサロン始めたいんです」
とか
「エステオープンしたいんですけど、光脱毛機買えるところ知りませんか?」
とか。

こういうひとに平成12年の厚生省の見解を話しても、聞く耳ないですよ。
だって、周りにいっぱいそういうお店あるんですから。
説得力なし。

野放しに成長してきたエステ業界。
浄化が始まるか否か。
興味深いです。
浄化が進めば、浮かぶ瀬もあるはず。

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