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能を習っている友人の舞台があると言うので 国立能楽堂へ行ってきました。

喜多流一門(?) 発表会のトリにお能があります。

今年の大河は 紫式部が主人公。

源氏物語は10代の頃に漫画の「あさきゆめみし」を少し読んだ程度、あとは 古文の授業で習った 桐壺のくだりぐらいでほとんど内容を知らなかったのですが、最近せっせと 源氏物語の現代語訳とか情報 仕入れています。
今は YouTubeでも解説がいろいろあるし、 現代語訳の朗読も何種類も YouTubeにあるんですよ。
漫画で読んだ時には 「光源氏ってひどい男だ」ぐらいにしか思わなかったのが、さすがに大人になってくると人間の感情のヒダとかわかるようになるようで、今は紫式部ってすごい人だなあと思っています。
さて この「葵上」というお能ですが、
シテは 六条御息所です。葵の上は出てきません、と言うかいる設定なんですけれども 着物(小袖)が1枚 舞台前方に置かれていて、 これが病に伏している 葵の上という設定です。
能のこういう 簡略表現は非常に興味深いですよね。
友人がこのシテを務めます。
素人なのにすごいことですよね!
周りを固めるのはそうそうたるプロの皆さん方。
発表会なので入場無料、
とても 堪能させていただきました。
友人に感謝。
お能の六条御息所は 葵上を取り殺すことなく、横川の僧都に調伏されて成仏するというお話 なんですね。
源氏物語とは違う展開です。


大河ドラマ光る君へのストーリーには源氏物語の盛り込まれているようです。

雨夜の品定めのシーンもありましたね。
鳥籠から雀の子が逃げてしまって出会うというのもありました。

どうも 六条御息所的に生霊になるのは明子女王の線がありそうですね。どんな展開になるのでしょうか?
ワクワク。

2月10日、夫に誘われ、新宿のサンモールで上演された舞台「川辺市子のために」を観賞しました。
前情報なく見たのですが、かなりショーゲキ的な経験になりました。
シアターサンモールは地下にある小さな会場です、ステージの前と右側に客席が広がり、舞台と観客との距離が非常に近く、臨場感が際立っていました。
物語は、恋人からのプロポーズの翌日に突然姿を消した女性・川辺市子の壮絶な過去と真実を描いています。物語の展開は予想以上に引き込まれました。

笑いはほとんどなく、キリキリと心臓をつかまれるような緊張感の中、展開するストーリーと役者の演技。演じていた人たちは、きっと毎日相当こころを消耗したんじゃないかと心配になりました。
この作品はもともと2015年の舞台作品で、同じ戸田彬弘が監督もした別のアプローチの映像作品「市子」が昨年末から全国公開されています。杉咲花さんが市子の役に扮しているそうで、その映画も非常に話題になっているようです。

今回の舞台は再演です。
久しぶりにこんな緊張感のある舞台を見ました。
映画も見てみたいと思います。

ちょうど、今日からアマゾンプライムで配信始まったようです。

時々見に行っているスタンドアップコメディアン 清水宏さんのイベントへ行きました。

今回のテーマは 「万葉集 サザンオールスターズ」。
みんなのうた。
みんなの歌とはどういうことか?
そして ゲストは俳人の今井聖さん。
知らない人でしたが 「街俳句会」という句会の主宰をしている方だそうです。清水さんはその句会に時々参加するようになったのだそう。
へー。
実は私も数か月前から、父の主宰している句会に飛び入り参加してるんです。俳句の基礎もわかってないのですけど、みようみまねで。
プロの俳人の方の話を聞くなんて初めて!
受付で紙とペンが配られて「よかったら 俳句をつくって提出してください」と言われました。
前半は 清水さんのスタンダップコメディ。
万葉歌人の気持ちになって裏を読んでいく話面白かった。
休憩をはさんで、後半は今井さんとの対談になり、俳句 をどういうスタンスで作るか、俳句の挑戦の話などになりました。

まず誰かに似た俳句はダメ。
どこかで見たような情景とか 絵はがきのような俳句はダメ。
予定調和、定番は面白くない。
倫理的にまとまっているのは つまらない。
などの話があり、 なるほど俳句とはそういうものか!と目を開かれる感がありました。
今井さんの話し方も非常に面白く、俳句をやらない人たち(今日のお客さんの多くはそういう人だったと思う)も話にひきこまれてたようでした。
最後には俳句の批評がありました。
清水さんが自分で作った俳句を5つほどホワイトボードに書きだします。さすがコメディアンの方の作品で、私なんかとはぜんぜん違う尖った作風。
それをさらに添削しながら尖らせていく先生。
うわーおもしろい!
対談が始まる前の休憩時間に、希望者の俳句が集められました。
私も1分くらいで何とかひねり出して提出したのですが、最後にそちらの批評もしてくれました。
今井さんの句会参加者もいらしていたようで、玄人っぽい句が次々と披露されます。すごいなぁ。
私の作った俳句も取り上げてくれて批評してもらえました。
 春めくやスタンダップに笑う夜
「これは 挨拶句と言います」
俳人が一夜の宿をお世話になる時など、家主に多少のおべっかを使うような感じで挨拶する社交の句、という解説。
なるほど、たしかに。勝手にこのイベントにちなんだ句を作るのだと思ってしまっていました。イマイさんの話を聞く前に作った句なので、趣旨にまったくあってなかったと、自分でも思ったけど。


私も「誰にも似てない句」に挑戦してみたいな、と思いました。

次の句会の題は「春めく」。
頑張ってみよう。


会場の隣町珈琲は、いろいろな文化的イベントが開催されている商店街のブックカフェ。
https://tonarimachicafe.jp/

今年の笑い納めとして(?)落語を聞きに行きました。
柳家喬太郎さんが好きなんです。
林家彦いちさんも。
そのお二人が横浜に来るんだったらいきたいな!
気がついたときはすでにチケット発売からずいぶん経ってたので、後ろの方の席しか残ってなかったけど。笑い納めとか言っても、今年落語を聞きに行ったのはこれで三回目。東京を離れると、やっぱり少し遠のきます。Youtubeではよく聞いているんですけどね。
喬太郎さん、彦いちさんのほかは、三遊亭白鳥さんと漫才のニックス。
ニックスも見るのは数年ぶりです。
チケット買ったときは残席少なかったのに、行ってみたら2階席の後ろはガラガラでした(我らは最後列)
チケット販売の闇を感じる。
一人目の三遊亭青森さんから彦いちさんまで三人続けて新作落語。
面白い。
彦いちさんの「熱血!怪談部」面白かった~。(彼は発声が好き)
彼の落語を初めてきいたのは寄席での「遥かなるたぬきうどん」とか言う登山モノ。めちゃくちゃ面白く、一回で「彦いち」の名前を覚えました。彦いちさんは落語界きっての登山家らしく、ご本人の作品かと思ってたら、白鳥さんの師匠である三遊亭円丈さんの作だったみたい。
円丈さんは聞く機会なかったけど、すごい才能なんだな。
(で、この「熱血!怪談部」は彦いちさんの作品)

番組表。
喬太郎さんは主催者から「古典で」とお願いされたそう(笑)
新作づくしでも喜ぶお客さんも多いと思うけど、やっぱり一本くらいは古典で今年を笑い納めたいというお客さんもいるかも知れませんしね。  
周りに人が少なかったこともあり、ホール落語だったけど割と気楽に喋ったり笑ったり楽しめました。
喬太郎さんは膝を悪くしたのか、正座ができなくなっているようで、講談の釈台とかクッションとかが高座に出てきてました。
大変そう。話は面白かったけど。
ご自愛いただきたいものです。

会場は横浜関内ホール
ここ、横浜の市民会館的な扱いらしい。(小さいけど)
馬車道商店街に面していていろんな催しやってます。(去年はジャズプロムナードのコンサートできた)
落語だと客層はおじさん、おじいさんが多いので休憩時間の女子トイレがこまないのは助かりました。
関内ホールは家から歩いていけるのも嬉しい。
横浜は東京に近く、私も毎日東京まで通勤している横浜都民ですけど、東京までいかなくても、ここだけで完結して楽しめるイベントもたくさんあります。成るべく休みの日は遠出しないで過ごしたいと思うようになりました。

天気良し。
関内ホールまで歩く途中の横浜公園(横浜スタジアム)前から日本大通りのイチョウ並木を臨む。
ここから海の方に向かって、土地は盛り上がっています。
開港前、手前側は内海で沼のようになっていたそうです。
この先の高くなっているところが砂州で「横浜村」と呼ばれていたところ。
横浜の原点なんです。
今はこの道をまっすぐ行った先が、象の鼻パークと大桟橋です。

友人が能楽師さんに弟子入りしてお稽古している話を以前も書いてきたと思います。これまで何度か、発表会や無料ご招待の能公演に行ってきましたが、ついに有料のイベントに行ってきました。
今回のはちょっと面白い内容です。
以下イベントページからの引用です
「羽衣、八島そして月宮殿ーフォルモサの能、彼女たちの仕舞」 

2022.11.20, 26 17:30-18:30
久良岐能舞台

アーティスト:陳飛豪 Artist: Fei-Hao Chen
出演:岡部千枝 、岩澤侑生子 Cast: Chie Okabe, Yukiko Iwasawa
キュレーション:権祥海 Curation: Sanghae Kwon

台湾台北市の西門町に、日本統治時代に建てられた古い建物がある。現在、日本風居酒屋として使われている大村武居酒屋である。かつてこの建物の所有者であった喜多流能楽師・大村武は、日本統治時代に台湾に渡り、台湾では数少ない能舞台兼稽古場を設立した。それが台湾における喜多舞台の始まりであった。
日本統治時代の台湾における能は、それ自体、美的価値を持つと同時に、日本文化の象徴として存在していた。台湾の歴史のなかでほとんど忘れられてきた日本の伝統芸能の文化的文脈をどう捉えるべきだろうか。植民地主義の観点からこのような芸術をどう評価すべきだろうか。このプロジェクトは、喜多舞台の歴史を探るとともに、それをめぐる対話の場を開くものである。
もう一つの重要な点は、台湾における喜多流は、日本から離れていることもあり、男女問わず受け入れていたことである。日本では、能楽師は男性であったが、台湾では、女性も能楽の舞台に立つ機会があった。1929年、台北の建功神社大祭奉納能楽「月宮殿」でシテをつとめた三宅康子という女性は、喜多流で学んでいた。
このプロジェクトでは、陳飛豪と権祥海が新台湾喜多会の岡部千枝と俳優の岩澤侑生子を招き、台湾の歴史に縁のある能「羽衣」、「八島」、「月宮殿」の仕舞とレクチャーパフォーマンスを組み合わせることで、台湾の歴史と能の関係を浮き彫りにする。能という男性中心の芸能と日本統治時代の歴史との結びつきを、女性の演者によって覆すのである。それは、トランス・カルチャーな歴史を確立し、地域の記憶とジェンダー・アイデンティティを探求する新たな通路となるだろう。

*参考文献:王冬蘭「日本統治下の台湾における能楽活動の基礎研究ー資料に基く台湾能楽史の構築をめざして」

プロフィール
陳飛豪(Fei-Hao Chen)
1985年、台湾新竹市生まれ。コンセプチュアルな写真と映像を用いて、歴史や文化、社会の変化に関連した様々な事象を読み解くアーティスト。イメージとインスタレーション、ビデオ、文学を組み合わせ、異なるメディアの収束の可能性を探っている。

岡部千枝(Chie Okabe)
シテ方喜多流舞教士。シテ方喜多流能楽師・粟谷明生師に師事。2020年9月、能『羽衣』にて初舞台、2022年4月、能『小鍛冶』後シテ。東北大学能楽部等にて指導を行う。台湾喜多会を主宰し、台湾での能楽ワークショップを行うほか、2022年2月、日本台湾交流協会主催「能劇入門講座」にて日本側講師を務める。

岩澤侑生子(Yukiko Iwasawa)
俳優。幼少時に東映京都スタジオで子役としてデビュー。京都造形芸術大学舞台芸術コース卒業。新国立劇場演劇研修所7期修了生。2018年に台湾教育部華語文奨学金を得て1年間台湾に語学留学したのち、大学院に進学。淡江大学日本語文学学科にて日本統治時代の台湾演劇を研究。2022年夏、修士号(文学)取得後、帰国。

Tickets:前売り・当日 2000円(税込)
Access:久良岐能舞台(神奈川県横浜市磯子区岡村8-21-7)

主催:陳飛豪、権祥海
助成:國家文化藝術基金會
協力:435 Art Zone、PARADISE AIR

これだけ読んでもいったい何をやるのかさっぱりわからなかったのですが、会場が横浜の能舞台だし、台湾関連だし、友達出るし、で行ってきました。
風情ありますね。

公民館みたいなたたずまいです。

おっ、畳敷きなんだ。
開演を待ちます。


舞台はこんな感じでした。

台湾や朝鮮半島における能の歴史の話、
仕舞「羽衣」「八島」「月宮殿」。
能の身体の使い方のレッスン(こちらは見てるだけです)
など、1時間の中にギュッとコンパクトに詰めてあり見ごたえありました。
友人はいつのまにか指導者になってた・・・
すごいなぁ~。

今年の秋分の日がらみの三連休は盛り沢山でした。
朝日新聞のイベントに朝から夕方まで参加した夜は、清水宏さんのスタンダップコメディを見に、おなじみの隣町珈琲(品川区中延商店街)へ。

ここで月に一度やってるシリーズ「闘争的文化論」。
硬いタイトルですが、基本はコメディです。
知的に笑える、風刺で笑える芸風。

今回は、話題の映画トム・クルーズの「トップガン」に絡めて、アメリカと日本の戦争映画の違い、太平洋戦争に至る日本人のメンタリティに踏み込んだ面白い構成でした。(スタンダップコメディとか、見てない人に説明するの難しいですね)

後半はゲストとの対談。
小林節という憲法学者さん。
不勉強で初めて聞いたお名前でした。元々は改憲論者で自民党の御用学者(とご自分で仰ってました)やってたけど、今は護憲にまわり、あの自民党の改憲案みたいなものに変わるくらいなら今の憲法をそのまま使いたい」と発言されてるようですね。

面白い対談でした。
というか、希望や元気が湧いてきました。

小林先生のお人柄だと思います。

清水さんも初対面での対談だったそうですが、
「先生は(日本の)人々へ信頼を持ってるんですね!」とか「(民主主義を)諦めていらっしゃらないんですね!」と言ってました。

私も全く同じことを思いながら話を聞いてました。
インタビュアーの感覚が自分と似ていると、聞いてほしいこと聞いてくれるから、いいですよね~。
「自民の改憲案は潰れると信じてる」ことが力強く伝わってきて、プロの方がそう思っているのなら、私も諦めなくていいのかな、とか。
今から世の中悪くなる一方なんじゃないかなと思っていたのが、まだまだ大丈夫!とかそんな感じで。
朝日新聞の記者さんたちと話した時にも、キーワードは「希望」だと感じたのですが、さらに強化されました。
いい一日でした。

※清水宏さんに興味を持った方はこちら👇
この日の夜に感想を生配信しているものです。
憲法学者の小林節先生と生命の多様性
あるいはこちら👇
ちゃんと構成されたスタンダップコメディーの舞台
2021.9/13 スタンダップコメディGO! ~Vol.01~より 清水宏

【過去記事】

2017年に初めて自民党の改憲案を読んだ時の記事

隣町珈琲という喫茶店は面白いところです。店主の平川さんの本を時々読みますがこれは「共有地をつくる」という本が出たときの対談。隣町珈琲がてきたときの話が出てきます。
私もほんの少しお金(喜捨)出しました。
『共有地をつくる』発刊特集 隣町珈琲のはなし(前編) | みんなのミシマガジン

『共有地をつくる』発刊特集 隣町珈琲のはなし(前編) | みんなのミシマガジン

おもしろいを1日1本! ミシマ社のウェブ雑誌「みんなのミシマガジン(通称ミシマガ)」。ミシマガ編集部の『特集』のページです。

みんなのミシマガジン

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友人が出るというので喜多能楽堂で開催される「明生会」へ。(明生会というのは粟谷明生さんに習ってる人たちの おさらい会であるようです。)

お仕舞や謡の演物のあと、能「小鍛冶」。前シテ、後シテは別の人が務めるのですが、ふたりとも友人です。
あらすじや歌詞(?)も予習していったので、よくわかって楽しめました。
後見には友枝昭世さんと狩野了一さん。
ワキは館田善博さん、間狂言は山本則重さん。
プロの皆さんに囲まれて、私の友人二人頑張ってました。
能「小鍛冶」。
一条院の夢で剣に作れというお告げがある。刀鍛冶の宗近に宣旨が下される。宗近は「銘刀を打つには自分と同じかそれ以上の実力を持つ相槌が必要だがそれが見つからないので難しい」と辞退するがどうしても打つようにとのことで承る。困った宗近は氏神である稲荷大明神へ祈願に行き、そこで不思議な男の子が現れ「きっとご加護があるから準備をして待つように」という話であった。宗近が言われた通り準備をして待っていると稲荷明神の使いのキツネが現れて立派に相槌を務め、名刀が打ち上がる。そしてそれを一条院の使者に献上する。

スタンダップコメディというものを知ったのはいつのことだったか?
ブルース・ブラザースが好きになり、過去の映像を見るためアメリカのテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の録画を知人にダビングしてもらっていたのはもう20年近く前の話。
その番組の中で、ホスト役の俳優やコメディアンたちが一人でひとしきり時事ネタなど喋りまくるコーナーがあった。トム・ハンクスやエディー・マーフィーなんかもそれをやっていた。
あれはテレビだけど、きっと劇場なんかではもっとどぎつい話をするんだろう。アカデミー賞授賞式の司会が危ないジョークで場を凍らせるとか、日本にはない文化だ。
その日本にはなさそうなスタンダップコメディをやってる日本人がいる。
清水宏という人だ。
数年前に台湾つながりの友人が彼のライブを勧めてくれた。昔一緒に劇団をやっていたらしく、長く応援しているようだった。以来、清水宏という名前は頭の片隅にあった。
ほどなくして、あの例の中延の隣町珈琲という喫茶店で、その人が毎月ライブをやっているということを知った。
そう、釈徹宗先生の仏教入門講座、岡田憲治先生の政治学入門講座も受けに行った、平川克美さんの喫茶店だ。
なんでもやってるところだなー。
これもご縁ということか?つながるのが面白い。
仕事帰りにふらっと寄れる場所なので、その狭い喫茶店で月に一度開かれるライブに出かけて行った。
面白かった。
内容もさることながら、面白かったけれどこの清水宏という人のエネルギーに圧倒された。それになんて汗かきなんだろう!
そのあと2度ほど出かけて行ったかな。
横浜に引っ越したので隣町珈琲からは少し遠くなったが、こんどは彼の舞台が横浜で上演されると知った。家から歩ける場所だ。
これは行かねばなるまい。
それは、スタンだっぷコメディーではなく「一人芝居」だった。
「戯曲の真相」と言うかなり野心的な作品シリーズ。見たときは、能の「井筒」を題材にしたものだった。
この人は俳優としての実力をしっかりと持っているのだとわかった。
元々山の手事情社という劇団出身らしい。演技力も基礎から素晴らしくできているうえに、更に彼の社会を切り込んでいく構成の面白さ。
非常に楽しめる舞台だった。そしてすごい汗!エネルギー!
コロナになって彼の仕事は激減してしまったらしく(舞台人、ライブ中心の仕事の人はみんなそうだったよね)、そんな中でも何かを発信したいということで始めたのが、YouTube の生配信。毎日夜23時からその日その日のニュースなどを取り上げてそれについて語るという試み。
そては今も続いている。
毎日欠かさず生配信をするというのは、できるようでなかなか大変なことだと思うけど。見ているこちらは、早寝するタイプなので、アーカイブであとから見るほうが多いが。
YouTube で毎日のように見てるので、すでに同級生の活動を見てるような気分になっている。向こうは私のことを知らないだろうけれど。
その彼が「ひとり舞台フェスティバル」という企画を立ち上げた。
一人芝居、あるいはスタンダップコメディという枠にも縛られず、一人で舞台に立つ人たちを集めたフェスだ。若手の発掘という面もあって高校生とか無名の人もオーディションで参加することになったらしい。先日下北沢の本多劇場の隣にある小劇場楽園というところで3日間で5回の公演が繰り広げられた。
1公演に5人の演者が登場する。一人の持ち時間は20 分。 一人芝居をする人もいれば漫談、浪曲、落語、ダンス、パフォーマンス色々な人たちが登場するのでとても面白そうだった。現場でも見られ、ネット配信もあるというもの。
1回分は生のチケットを買って劇場へ見に行き、2回分を配信を買って家で見た。
公式Webサイト

劇場にお芝居を見に行ったのはとても久しぶり。
年に1~2回は小劇場でお芝居を見てきたけど、コロナになってぱたりと見なくなった(配信では見たものもあったけど)
やっぱり劇場はいい。
「生」の空間の持っているエネルギーのようなものは、どうしたってオンラインでは伝わらない。
5人5様の舞台を堪能した。
私の見たのは、土曜日のマチネ(昼間の回)。
池田有希子、田中達也、小林けんいち、ケッチ、清水宏というラインナップ。
もとがーまるちょばのケッチさんがパフォーマンスなの以外はみな一人芝居という回。
配信で、土曜のソワレと日曜のマチネを見た。
こちらも面白かった。
配信だとテレビで見ているような感覚で、生とは絶対違うのだろうけど、それでも伝わるものは多いし、楽しめた。
来年以降も継続していきたいと思っているらしい。
ぜひ続いてほしい。
20分で「その人ワールド」に入っいけて、それが5回、5種類も楽しめるなんて、まさに「フェス!」
コロナで演劇を始め、落語などの演芸、ライブミュージックなど打撃を受けてきた。「不要不急」なん切り捨てられていたように感じるけど、灯を消さないでくれてありがたかった。

連休最終日、目黒の喜多能楽堂にて「羽衣」を鑑賞してきました。
なんと、私の友人(飲みともだち)の女性がシテを勤めました。
私の友人ですから(というのもヘンだけど)もちろん素人です。
(素人なので上の番組表で一人だけ名前にモザイクかけてあります)
5年前に能楽師さんの開く体験教室に行ったことがきっかけで、週に一度のおけいこ事として習いはじめ、5年で能を演じるまでになるとはすごいことなのではないでしょうか?!!!
今回も門下生による発表会という形で、入場無料です。
以前も発表会にいきましたが、友人の登場するところだけ見たので、お仕舞や謡が主で、能までは見ませんでした。
能と言えば、ずいぶん昔に国立能楽堂でプロの舞台を見たことあるのですが、演目が何だったかも覚えていません。(人に誘われ何もわからずに見ていた‥‥)
今回は、友人に感想も伝えたいから本気で見ました。
それにせっかくの機会だからと台湾人の友人も誘って一緒に見たので、解説するためにあらすじを予習もしてたし、そのおかげで以前より格段に楽しめました。
そして、能がなぜ眠くなるのかもわかりました。
そして眠くなってもいいのだと思いました。
それは、こういうことです。
前にテレビで見たときはそれほど感じなかったけど、あの能楽堂という空間にいるとその場が軽いトランス状態を作る磁場になっているという感覚がありました。
能はだいたいがこの世のものではない人が主役だから、この魂の浮遊感を誘うのが狙うところなのかも。
あ、これが「幽玄」ということか・・・?
それと、地謡の男声の斉唱が気持ちいいい。
これはお水取りみたいな声明にも感じる
し、
私が毎年初詣に行くお不動様の大護摩勤行なんかでも感じる。
「能見てる人、半分は寝てるじゃん!」というご意見もあるけど、この世(人間)とあの世(人間でないもの)の境を行き来するものだからそういう状態になるのが最上の鑑賞法かもしれない。(いびきかくところまでいくのはやりすぎだろうけど)
それと能の前に、友人の師匠である能楽師さんの仕舞があったのですが、やはり素晴らしい。
プロはすごい。
身体能力の安心感。
立っているだけでも見ていて気持ちが良い。
そこだけ堪能するなら仕舞とかでも十分楽しめるとおもいます。
引き出物までいただいて帰りました。
そして、友人の後見を勤めた方、人間国宝の友枝昭世さんだったって!
友人以外はすべて玄人の方が支えてくださっているのです。
色々すごすぎました。

新型コロナウイルスの影響で、全国休校、イベント中止、公共の施設の閉館など相次ぐ中、前に申し込んでいた落語会は主催者から「開催します!」というメールが3/2に届いた。
やるなら見に行こう。
落語だから、笑うことはあるだろうけど、対面してしゃべるイベントではないし。

今回のイベント自粛要請は理解するけど、公共の施設(美術館や博物館、動物園)が軒並み休館になるのは理解できない。
広い空間で換気も悪くないし、人がしゃべる場所でもない。そもそも横浜の博物館なんて全然人がいないのに!
まぁ、東京の展覧会は人でぎゅうぎゅうだからそれはわからないでもないけど、一律で閉めるっていうのはね…


中野テアトルBONBONにて。
今回の「東京印」はシリアス劇。
照明の使い方が印象的。
かっこよかったです。
伏線もいろいろ。
展開もスリリング。
面白かった。

初めて寄席に行ってきました。
今まで何年間も行ってみたいなーとは思いつつ、なかなか行かなかったのですが、今日の昼間に思い立ち、仕事帰りに行ってきました。

お目当ては、柳家喬太郎さん。明日もあるけど、今夜なら入船亭扇辰さんも出るし。

昨夜、寝る前の習慣になっている落語を、往年の名人から、今生きてる人に変えてみたんです。で、たまたま喬太郎さんの新作落語を聞いて、おおおー!と衝撃を受けました。
寝る前なのに面白すぎてケタケタ笑ってしまって眠れなくなったほど。

で、これは生の高座を見に行かねば!と、思って調べると…独演会などはもう軒並み売り切れ。人気のある人なんですね。いま、落語自体の人気もすごいし。

で、いまちょうど鈴本の夜の部のトリに出てると知り、行ってみることに。席は当日券まで売り切れ、立ち見しかありませんでしたが。

寄席って楽しいですね。お客さん賑やかに笑うし、いろんな出し物あるし、ビールも飲めるし、お弁当も食べられるし(私は立ち見だったからどちらもやりませんでしたけど)次はぜひとも席のあるときに来て、ゆっくり見たいと思いました。

立見だと2000円で、中入りあたりからしか見れない勤め帰りにはちょうど手頃ですね。

近所にある老人ホームで落語を聞いてきました。
この老人ホームは、包括支援センターもおかれており、毎日朝晩前を通っているのですが、入ったことはありませんでした。
夜7時からということは、近所の働いている人を対象にしているんですよね。
電話してみたら、ご近所さん大歓迎とのことで早速申し込みました。

木戸銭500円。
施設のロビーみたいなところでの会でした。
ひろびろしたところに、椅子も結構ゆったり配置してあったので、マイクを使いました。
お茶ももらえるし、帰りにはお土産に花の苗ももらえて、申し訳ないくらい。

登場するのは歌丸さんのお弟子さんの「桂歌助」さんとそのお弟子さんたち。

お弟子さんたちは、アマチュアの方のようで、普段寄席などに出ている方ではないようです。
いわゆる「発表会」風の出し物でした。

歌助さんは2席やってくれました。
「かわりめ」と「お花半七なれそめ」

500円だし、近所だし。
この老人ホームがやってる活動の紹介などもあり興味深かったし。
また次回も行こうと思います。

3


誘われてお芝居を見に行ってきた。

作演出の加藤さんは、弱冠25歳にして、かなりの才能で注目されているらしい。
確かになかなかの熱量だった。

が、

誘われなければいかなかっただろう。
これからも自ら行くことはないだろう。
「こういうものが見たい」というのとは大きくベクトルの違う作品だった。

たまにはこういう体験もイイが、ほんとにたまにでいい・・・・

舞台のあと食事しながら感想をいろいろ話した。
批判の方が話しやすいのはどういうわけか?
こういう話ができただけでも、チケット代6000円のモトはとった感じもするが。

INFO

劇団た組。第18回目公演 
『在庫に限りはありますが』
作・演出 加藤拓也
音楽 谷川正憲(UNCHAIN)

期間:2019年4月10日(水)~4月21日(日) 
会場:すみだパークスタジオ倉

<出演>
橋本淳 徳永えり 豊田エリー 森下亮 木本花音 鳥谷宏之 山木透 谷川昭一朗

当日の朝思い立ち、予約して行ってきました。
職場から4駅と、とっても近いところでやってる落語会です。
しかも駅前なので、とっても便利。

年末と言うこともあるのか、いつもよりたくさんのお客さんが入っていました。

柳家三之助さんがレギュラーで出ていらっしゃる会ですが、この日は三笑亭夢丸さんとの二人会でした。
たっぷり聞かせてもらいました。
最後の『池田大助』っていう噺、聞いたことあると思ったのだけどこのタイトルには見おぼえなかった。
あとで、私の知っているのは「佐々木政談」と言うのだったと思いだした。

はじめて来たかもしれません。
セルリアンタワーがオープンするとき、能楽堂がついてるホテル!!ってかなり話題になったですね。
友人の所属する喜多流の発表会(のようなものだと思います)を見に行ってきました。友人の出てるところだけだから、正味30分くらいしかいなかったかも、もったいないけど、忙しかったので。
見たのは「船弁慶」「田村」「高砂」あと何だったかな??
能の素養ないので、あまりよくわかりませんが、新鮮でした。

友人曰く、能のおけいこは、文科系クラブと体育会の両面があって面白いのだそうです。


こういう催しです。
近所の友人が2人、習い始めてて、二人とも出るというので見に行ってきました。


アプローチ。


8人で謡。
斜めに座るのはなぜかしら?


こんな素敵な舞台に立てるのはなかなかに贅沢なことなのでは?

昔、能の世界は武家がスポンサーについていたので栄えましたが、明治以後は衰退の一途だったそうです(と言う話は、数年前に同窓会でお話した熊本金春流の能楽師さんが話してくれました)今も経営はけっこう大変でしょうね。こういう風におけいこ事として、楽しむ人が増えれば、この文化を支えていくことができるのかも。

人に誘われお芝居を見てきました。
下北沢のザスズナリ。
実力派の俳優さんたちの舞台で見応えありました。
演出が木野花さんで、終演後ロビーでお見かけしました。「メガネ会計ババァ」(朝ドラあまちゃん)

いま大河で大蔵卿役をやってる峯村リエさんも出ていて普段のお顔がわかりました。

こういうお芝居を見に行くと、他の公演のチラシをたくさんもらいます。
見ないで捨てちゃうことも多いのですが、広げてみました。

すごいですね。
テレビや映画でおなじみの人から全然知らない人まで、いろんな人がいろんな舞台をやっています。こんなの当然全部見ることができないので、かえって悲しくなっちゃいますが。
これだけの舞台が毎日何処かでかかっているんですね。東京というところは贅沢すぎますね。

職場の近くにある多目的ホールで寄席の開催がありました。久しぶりに行ってきました。前に行った時は落語家さん二人の出し物でしたが、今回は漫才あり曲芸ありの6組の出演者でほんとに寄席みたい。

と言いつつも実はまだ寄席に行ったことはないんです。寄席好きの友人にいつか連れて行ってくださいと言ってはいますがなかなか機会が来ない。このイベントはその友人が、YOKOさんの職場の近くだからぜひ!と誘ってくれたもので、寄席とは雰囲気が違うのでしょうが、モダンな空間でそれもよいものでしようね。

こんな感じの高座。

プログラムです。
贅沢ですよね。この料金で、この至近距離で!
今日はお囃子(しかも生!)もあってすごく雰囲気が良い。
落語は若手の歌太郎さんの元気なお話(講談みたいな川中島のくだりは勢いあってよかった~)
ぼたんさんは真打になったばかりだそう。女性の落語は初めてききました。
落語の高座も近いですが、曲芸や漫才は更にその前でやってくれたので、最前列にいた私はほんと目の前でやってもらった感じで贅沢でした。曲芸も漫才も生で見るのは初めてでした。曲芸すごいな~。漫才の「ロケット団」、名前も知らなかったけど、時事ネタをいっぱい盛り込んでてすごく面白かった。へ~漫才って面白いんだな~。
三之助さんと入船亭扇辰さんの落語はさすがの貫禄で、楽しませてもらいました。うまい人の落語というのは、笑いながらリラックスして聴いてるうちに、だんだん身を乗り出して「つづきは?」って気持ちになるんですね。生だからの効果かな?
それと、この時期のお着物がとっても素敵でした。男性の着物っていいですね。色合いもとってもおしゃれでした。写真がないのが残念。

2016年4月15日(金)
中野 劇場MOMO

都市開発の進む東京下町。
その片隅にある、今にも傾きそうな古本屋兼下宿屋「桃山荘」に、ある日突然、新しい入居者がやって来た。彼らはある人との約束を果たすためにここにやって来たというのだが・・・その日を境に、桃山荘では何故か次々と事件が起きる。将来は?仕事は?夢は?家族は?
ちょっと変わった住人達に巻き起こる、笑って泣けるハートウォーミングファンタジー!
この春東京印が送る、夢に真っ直ぐ向き合えなくなった全ての人へ
『夢を、想いを、意志を・・・繋ぐ心が力になる!!』
大切な人へ届けたいものはありますか……?

東京印公式サイト

ちょっと前の話になりますが、また見に行ってきました。
東京印さんの舞台は毎回毎回見ています。
楽しくて元気になります。割とパターンはあるのだけど、これだけシリーズになってくると寅さん映画的な楽しみ方に近くなりますね。


ロビーの花。


完売ですよ!

チケットは大体毎回完売になります。今回は4200円。舞台の質から言ったら、もっと大きなところでもう少しチケット高くてもいいんじゃないかと思いますが、いろいろ難しいところもあるんでしょうね。

役者さんたちは、コアな人たちは固定していますが、客演というか、毎回新しい人がいたりして楽しいですね。この辺が劇団とは違うところなのかな?あまりその世界のことを知らないので何とも言えませんが。

日向、安藤、清水、安芸といったおなじみの面々は、役柄もあてがきっぽいテイストで、役名は毎回違うものの、同じようなキャラを演じているのですが、今回清水さんの演技は初めて見るもので楽しかった!
また次回も楽しませてくださいね。

面白いイベントへ行ってきました。
宮沢賢治の、童話の朗読と、音楽と絵画のコラボ。

 内田 慈(女優)
齋藤 徹(コントラバス奏者・作曲家)
小林裕児(絵画)
演出 :広田淳一(劇作家・演出家、劇団アマヤドリ主宰)

とのことです。

会場に入ると、正面の壁に大きく三枚の紙が貼られており、そこでライブで絵が描き始められていました。コントラバスの即興演奏のような調べとともに静かに始まってました。

開演時間になり、演出の人から挨拶とちょっとした解説があり、しばらく絵が描かれるのを楽しんだあと、内田 慈さんの一人芝居と、コントラバス演奏が始まりました。

宮沢賢治のこの作品は知りませんでした。おかげで、どうなるんだろう?とわくわくしながら見ることができました。

内田さんの熱演はもちろん素晴らしい。童話をまるごと全部語るのですが、朗読ではなくて、一人芝居になってました。どうやったらあんな全部覚えられるの??

そして、ライブペインティングもとてもわくわく!

コントラバスは、ずっと出ずっぱりでした。オーケストラとかでも、なんだか縁の下の力持ちつてイメージですけど、この楽器もこんなに歌えるというか、語れるんだな~。発見でした。


女の樺の木


狐(逆さになってる。最後にわかった)


コントラバスの齊藤さんの後ろに土神


コントラバス

写真は終演後のものです。

激しく厳しいお話でした。
心の中の醜いものとの戦い。
土神が悲しかったけど、身につまされます。
子供の頃読んでも分かんなかっただろうと思うようなお話でした。

先月末にお芝居を見に行ってきました。
これも夫の付き合い。
最近彼は仕事が死ぬほど忙しいのに、遊びにも全力になってるご様子。

会場は下北沢のスズナリ。
おなじみですね。

ペヤンヌマキという方の作品で「ブス会」というシリーズ。
見に行くのは2回目ですが、前回とは役者さんがかなり変わってました。
同じ人は、内田慈(うちだちか)さんだけ。夫のお目当てはこのちかちゃんなのでいいのです。

あ、内田慈さんというのは、朝ドラ「まれ」で能登に移住してきた癖のあるシタール奏者の役でちょっと出てましたね。
なかなか個性のある女優さんです。

内容は、女三姉妹がお母さんを連れて温泉旅行にやってくる・・・というお話なのですが、女の情けなさ、汚さ、どうしようもなさ、かわいさ、たくましさ。どんどん本音で語ってくるちょっと「痛い」お芝居でした。特に30代の女性が見たら、かなり「痛い」んじゃないかな~。私はおかげさまでもうそこは乗り越えてきてるので、ダメージは少なかったです。

終演後、内田慈さんとお話しできた夫はとっても嬉しそうでした。
2ショット写真も撮らせていただきました(もちろんカメラマンは私)
舞台はいいですね。
役者さんのパワーがダイレクトに伝わってきて。

今度は男性の舞台を見に行きたいな^^
「東京印」またやらないかな?

赤坂レッドシアターで、東京キッドブラザーズ44thのお芝居を見てきました。

Sweat & Tears - 東京キッドブラザース44th -
「雨上がりのシアター」

東京キッドブラザーズは見たことがなくて、柴田恭平のいた劇団~くらいの知識しかないのですが、ひょんなことから、昔東京キッドにいたという人と知り合いになり、この舞台も見に行くことにしました。

2~3年前にもこの人たちの舞台を見てるのですが、その時よりももっとなんというか「同窓会」的要素が強かったかも。
芝居としてはストーリーがあるような無いような感じで、まとまりはなくて、くさくてベタな進行で、ぽか~ん・・・・なのですが。
きっとあの舞台はそういう見方をするものではなくて、

キッドの歌を聴きに行く

キッドのステージのエッセンス(魂)に触れに行く

というも性質のものだったのだろうと思います。
多分内容が盛り込みすぎだと感じたのは、キッド時代の歌をつなげていくために必要だったのでしょうし、全員に見せ場を用意したいっていう意図も感じました。お客さんも昔のキッドを知ってる人たちがほとんどだったのだろうと思うし、お客さんも含めての同窓会だったのかもしれないと思いました。
そういう意味できっと昔大事にしてた宝箱を開けたような愛おしさを感じた人が多かっただろうなと思います。

フィナーレの挨拶で、座長さんがうるうるしていたのが印象的でした。
この舞台には、お客さんも全国から集まったらしいですね。
しかも全席完売で、追加公演も出してすぐ完売とか、すごいですね。
そんなことで舞台上の人たちも感激してたのかもなぁなんて、思いました。

レッドシアターは結構いい劇場ですが、彼らのお芝居には狭すぎましたね。
踊ってる時にキャスト同士がぶつかりそうで、ちょっと・・・。
もっと大きなところでのびのびしてるの見たかったかも。
たぶん、東京キッドブラザースが現役だったころはもっと大きな舞台で、歌って踊ってるところが見られたのでしょうね。
出演者も皆、今より20歳くらい若くて(^^;)

それも見ておきたかったなぁ。

先ほど芝居のストーリーに少し辛口なことを書きましたが、今回の作・演出は長戸勝彦という方。
この方の主宰してる「東京印」の舞台は何度も見に行ってまして、実はピュアでまっすぐな長戸脚本に感銘を受けているんです。

あんな大人なのに、しかも外見のイメージ(というか最初に見た舞台のイメージかも)では、こわもてなんですけど、こういう青臭いこと(長戸さん、ファンの方、すみません・・・)を繰り返し繰り返し表現しているのは、ホントにピュアな人なんだろうなぁ。と思うわけです。
私なんてとっくになくしてるし、っていうか元から持っていたかも怪しいくらいなので、たまにはこういう舞台を見に行って、純粋なもののシャワーを浴びておかないと、人間がどんどん腐っていくのじゃないか‥‥と不安になってしまいます。

長戸さんには、以前東京印のことを記事にしたときコメントをいただいているので、もしかしたらこの記事も見つかってしまうかも・・・・スミマセン・・・でもまぁ東京キッドブラザーズを知らない人間にあの舞台がどう映ったかというのも、これまた一つの感想ってことで。・・・・スミマセン・・・

終わって、劇場の外に出るとき、長戸さんがいたので一言だけ声をかけました。
一瞬でも彼のピュアさにつながってみたいと思ったからかもしれません。

夫に連れられ池袋の東京芸術劇場へ行ってきました。
夫はどうも、この舞台に出ている「内田慈」という女優さんが気になってるらしくチケットを買ってきました。


東京芸術劇場。
10年以上来てないと思います。


劇場は地下。


芸術劇場は面白い建築ですね。

どんなお芝居か全然知らずに行ったのですけど、AV女優さんたちの楽屋を舞台に進む話で全篇エロエロでした。

が、いろいろと身につまされるという部分も多く、これ30代の頃見てたら泣いてたかも。なんて思いました。


終わって、西口公園の方からいい匂いがするので歩いていくと、野外ステージがあって音楽イベントやってました。

池袋フォーク&カントリーフェスティバル。

屋台もたくさん出てて、マレーシアのサテーや東松山の焼きとん南下を買って食べながら音楽聞きました。

カントリーの人は概して演奏がうまい。最後の方で、なぎら健壱が出てきました。なぎら健壱が歌手だと知らなかった~!すごく歌もうまかった。


屋外
で飲むビールの美味しいこと。

行ってきましたよ。
新作がかかるたびに見に行っている演劇ユニット「東京印」の舞台。
(これまでの記事で「劇団東京印」って書いてきたけど、どうも劇団ではないみたいですね。失礼しました。)

今回は、下北沢の『北沢タウンホール』という公共施設の地下にあるB1というスペースでした。

半分すり鉢状になった客席で出演者のくつも見える。
けっこう珍しいかもこういう形。

東京印の舞台を最初に見たのが2004年なので、かれこれ10年以上のお付き合い。
役者さんたちも年をとってきてるね~。
メインの役者さんと同年代なので、なんというか勝手に仲間意識ですよ。
彼らも以前は「男前っ、すてきっ ~はぁと」と思っていたのが、だんだん味が出てきましたねぇ。

何時も夫と見に行きますが、隣でゲラゲラ笑い、ぐすぐす泣いてうるさかった(笑)

私もハンカチ握りしめて泣きました。
笑い80%泣き20%。

いいお芝居でした。

私個人的にうれしかったのは、前回の「げんせんじゃー」の「フジオカヒロシ」さんがゲストで出てきたこと。わからない人もいたと思いますけど、嬉しかった~。「ヒガシヤマ」も「フジオカヒロシ」も大好きでした。
やっていたのは、農塚 誓志さん。
終演後、頼んで一緒に写真撮らせてもらいました。
東京印以外では拝見したことないんですが、きっと多方面でご活躍なのでしょうね。

東京印公式

チケット料金 前売・当日共 4,200円(全席指定)
下北沢小劇場B1
4月5日まで毎日公演!(4/5は完売らしい)

お時間のあるかた、おすすめです。
シモキタへGO!
お芝居っていいよね~。

行ってきましたよ。
新作がかかるたびに見に行っている演劇ユニット「東京印」の舞台。
(これまでの記事で「劇団東京印」って書いてきたけど、どうも劇団ではないみたいですね。失礼しました。)

今回は、下北沢の『北沢タウンホール』という公共施設の地下にあるB1というスペースでした。

半分すり鉢状になった客席で出演者のくつも見える。
けっこう珍しいかもこういう形。

東京印の舞台を最初に見たのが2004年なので、かれこれ10年以上のお付き合い。
役者さんたちも年をとってきてるね~。
メインの役者さんと同年代なので、なんというか勝手に仲間意識ですよ。
彼らも以前は「男前っ、すてきっ ~はぁと」と思っていたのが、だんだん味が出てきましたねぇ。

何時も夫と見に行きますが、隣でゲラゲラ笑い、ぐすぐす泣いてうるさかった(笑)

私もハンカチ握りしめて泣きました。
笑い80%泣き20%。

いいお芝居でした。

私個人的にうれしかったのは、前回の「げんせんじゃー」の「フジオカヒロシ」さんがゲストで出てきたこと。わからない人もいたと思いますけど、嬉しかった~。「ヒガシヤマ」も「フジオカヒロシ」も大好きでした。
やっていたのは、農塚 誓志さん。
終演後、頼んで一緒に写真撮らせてもらいました。
東京印以外では拝見したことないんですが、きっと多方面でご活躍なのでしょうね。

東京印公式

チケット料金 前売・当日共 4,200円(全席指定)
下北沢小劇場B1
4月5日まで毎日公演!(4/5は完売らしい)

お時間のあるかた、おすすめです。
シモキタへGO!
お芝居っていいよね~。

2


先日、拙ブログにコメント下さった、長戸勝彦さんの率いる「劇団東京印」の舞台、見てきました。
場所は芝居の街下北沢。

スズナリの隣のシアター711。
この劇場。客席の椅子がフカフカで座り心地良かった!!

今日のお芝居は7年前にも見たのの再演だそうです。

笑いあり涙ありの100分間。
楽しませていただきました。

カーテンコールは撮影Okでした。
男性だけのお芝居。
熱いものがありました。

同年代の方々でお芝居頑張ってるのをみると、応援したくなります。
また見に行きたい。


先日の日曜。
大森からバスに乗って「大田文化の森」へ
舞台を見に行ってきました。

劇団なかば「夏きたりなば」。

アマチュアのサークル活動なので、技術的にはまだまだかもしれませんが、
知人(以前の職場の先輩です)のがんばってる姿は、励みになります。
発表会みたいなかんじでしょうか。

これからも公演の際にはできるだけ都合をつけて見に行こうと思います。

以下過去記事。
劇団なかば 「あした天気になぁれ」
銀河鉄道の夜

帰りは、蒲田までバスに乗ってみました。
たまに乗るとバスって楽しいですね。

車酔いして苦手ではありますが・・・。

いつかは、「等々力駅-東京駅」 という路線に乗ってみたいと思っています。
東京の中ではかなり長い方になるのでは?

いったい何分かかるんだろう?

知り合いが出演すると言うので、新宿へお芝居を見に行ってきました。
「MAKOTO」

公式サイト

男の俳優さんたちがニューハーフパブのおかまさんたちを演ずる、見た目にはちょっと・・・・な舞台でしたが、お話は「性同一性障害」を抱える主人公と家族の物語で、泣ける泣ける。

ここのところ、寅さんを集中的に見てまして、ああ言う、さりげないものに対する涙腺がゆるんでいますが、笑いつつ泣くという、寅さんみたいな舞台でした。
(内容は全然違うけど)

いいものを見ました。

で、今回誘ってくれた、なおさん、
楽しい事をしてるな~
と思いました。
来週は一緒に台北です。

しばらくは、ちょっとあのバニーちゃんの姿が目に浮かんで、
爆笑しちゃいそうです。

昔の仕事の先輩がアマチュア劇団に入っています。
1~2年に一回、公演があります。
できるだけ見に行くようにしています。

土曜日、久しぶりに公演があり、見に行ってきました。
池上駅からバス。
大田文化の森。
きれいなホールです。

演目はふたくちつよし作「あした天気になぁれ」。
とある病院の4人部屋。
4人4様の事情。家族。人生。

アマチュアの皆さんですが、いい舞台でした。

終演後、先輩に会いました。
いくつになっても好きなことにがんばれるのは素敵!

息子さんがもう中学生だって!
大きくなっててびっくり。
むかし仕事場に遊びに来てくれたのはまだ小学校の低学年のときだったのに。

子供の成長って、すごいなぁ。