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グーグルマップを見ていた時に、気になるものを発見。
上記のものです。
規則的に格子状に区画されたところに、なにか白いものが散乱しているように見えます。
何だろう?

場所は北海道は根室、納沙布岬の近くです。
引き延ばしたらここあたりです。

防風林かな?
それとも牧場の柵かな?
でもなんで壊れっぱなしになってるんだろう?
これも不景気のあおりか?

等といろいろ考えたのですが、良くわからないので、フェイスブックに載せてご意見を募りました。
もしかしたら知ってる人いるかもしれない。


「格子状防風林では?」

というヒントをいただいたり、ストリートビューで見える風景を教えていただいたりしてだんだんわかってきました。


確かに木の柵ですね。

防風林と思って調べていくと、もっとよくわかる場所がありました。


育った防風林交差するように、幼い防風林があります。
まだ植えたばっかりって感じですね。
でもなぜ柵をつくるのかな?

そう思ってるところにこんな画像のタレこみが(笑)
鹿です。カワイイ。
鹿の向こうにくずれた柵が見えます。

鹿が若木を食べるから柵をするのでしょうか?
そう思っていたら、道民の方から
「鹿はこのくらいの柵は簡単に飛び越えますよ」とのご意見が。

そうか・・・。
じゃ、なんだろ?
やっぱり風よけ?

ストリートビューで見ていくと、こんなものを発見。
「防災林造成」中とのこと。

こうなれば、もっと知べられます。
調べがつきました。
北海道根室振興局のホームページにて

造成直後は苗木が風に弱いので、暴風柵を作って苗木の成長を促します。
鹿さん、疑ってごめん。

これが育つと、このような美しい防風林になるのですね。

(これは中標津のもの)

グーグルマップを見ていくとこんな風にいろんな発見があって、とても楽しいのですが。。。
「なんで北海道のグーグルマップ見るの?」と不思議そうに聞かれました。
「え?見ないんですか?暇があればあちこち見ますよね?」
「みませんよ」
え~~。
楽しいのになぁ。

2年に一度開催される化粧品産業技術展。
CITE JAPAN に行ってきました。
今年は3日間気合いを入れて通いました。
30分間の出展者技術発表を1日6~7コマは聴講するようにして、あとはブースを回っていろんな話を聞きました。
基本的に、分子生物学とかの話が多くなるので、ちんぷんかんぷんですが、こういうものにたまには触れていないと根と思いがんばりました。


さて、謎の植物を土浦市役所に問い合わせました。
というところまで書きましたね。
市役所のホームページからの問い合わせホームには写真を添付する事ができなくて、私の見てきたモノを全部文章だけで表現することになりました。これはなかなか難しい。小学校空国語の時間に作文を書きましたが、こういうことに役立ちますね。文章下手でも小説家になるわけではないし…と思ってましたが、こういう時にやはり描写の正確さ、「伝わるか?」が問われるな~なんて思いましたよ。
作文もばかにしてはいけませんね。

さて、答えですが、

   じゃ

      じゃ

         じゃ

            じゃーーん!

  「 ヤ ナ ギ 」

ではないかと書いてありました。

生け花とかに使う観賞用の花卉、枝モノのヤナギ類だそうです。
資料が貼付してあり、写真も載っていました。
あ、絶対これだ!

   ウンリュウヤナギ。

よかった。市役所の人って何でも知ってるんですね。

すごいな~。

朝ドラのまれも市役所のお仕事がんばってね!

土浦市役所の担当の方、ありがとうございました。

あ~すっきり!!!


2週間ほど前に土浦に行ってりんりんロードという自転車専用道路をサイクリングした記事を書きましたが、その時に見かけた畑の作物がとても気になりました。(上の写真)
何だと思いますか?
上の写真をクリックすると大きな写真が開きます。

行きがけにも見て、帰りがけにも別の畑で見て、気になるから自転車を降りて畑で作業している人に声をかけたのですが、距離があったのと電動の草刈り機で作業中だったため、全く私の声が届かず。
仕方なく「あとでネットで調べよう」と思ったのでした。

翌日、筑波の実験植物園に行ったので、そこで学芸員の人にでも質問しようかと思ったのですが、全く無人状態で聞くことができず、帰宅しました。

ネットで調べてみるのですが、いつもは道端の野草や庭木などで木になる花などがあった場合は、「春 黄色 花」とか「秋 赤い 庭木」などというキーワードで画像検索すると大体調べがつくんですけど、今回は全くわからず。

う~ん気になるよ~!


根元の様子

私が見た時はこの根元の部分だけ残して上に伸びてる枝を全部刈り取る作業がなされていました。
刈り終わるとハリネズミのような形になってました。
きっとそこから新芽が出てくるのでしょうね。


枝の形。
ちょっと波打ってる。


葉っぱの様子
小さな長細い葉です。

樹高は1.5m~2mくらいです。

いったい、食用なのか商品なのかもわかりません。

実を食べるのか?
花を楽しむのか?
はたまた漢方薬が取れるとか?
地下茎が食べられるとか?
あるいは今流行りの健康食品の原料とか?

先週つくば農研機構の一般公開を見た際に、出展者の農業や作物や植物の専門家の皆さんに質問したらわかるかも(見たのは近所の畑だし)と思って、とある講演会の後に作物研究所の人に「この写真の作物なんですけど・・・」と、おずおずと質問してみました。そのあたりの人5~6人を巻き込んでの検討会となった…

のですが!

結局わからずじまい。
「どこに聞きに行ったらわかりそうですか?」という質問にも、誰も答えられなかった。
あらら・・・やっぱり専門外は無理なのですね。
すみませんでした。

こうなったら、もう一回自転車借りてあの畑まで行って農家の人に聞くしかないか!
と思い詰め始めたところで、あ、農協にきいてみようかな?と思いついた。
あるいは土浦市かつくば市の市役所か・・・。

記憶を頼りに畑の場所をしっかり覚えているのが土浦市だったので、その地区を明記して作物の状態も見たとおりに覚えている通りに事細かに描写して、問合せフォームから質問してみた。

  は た し て・・・・

翌日には返事がきました。
土浦市農林水産課の方から。
そしてその内容を見ると…

へ~~~~~~~~っ!

答えは次回!

何かわかった方はコメント欄へ^^


放射線育種場、通称「ガンマーフィールド」の存在を知ったのは、この春つくばで。科学技術週間の一環で、筑波農林研究団地が一般開放され、そこの農業生物資源研究所に展示がありました。何と50年も前からずっと放射線を当てて品種改良をする研究をしていたそうです。しらなかった~。原発だけじゃなく、医療だけでもなく、放射能の力を使った研究ってほかにもあるのですね。

とても面白いと思ったので、その仕組みや研究成果を自分なりに調べてみます。

正式名称:放射線育種場
所在地:茨城県常陸大宮市
管理者:農業生物資源研究所
開設:1962年
公式サイト:http://www.nias.affrc.go.jp/institution/hitachioomiya.html

目的
植物に放射線(ガンマ線)をあて、突然変異を誘発して品種改良に利用する。

概要
土地を掘り下げ、その中に半径100メートルの円形の畑をつくり、その中央にコバルト60を置いて放射線(ガンマ線)を畑の作物に照射する屋外の照射施設。
畑を掘り下げているのは、放射線をその外に出さないようにするため。またコバルト60のまわりは鉛で上下を覆って、幅10センチ程度の隙間からのみ放射線が出るように作られている。

主な実績
・米「レイメイ」
・米「美山錦」~清酒用
・腎臓疾患用の「低グルテリン米」
・米アレルギー性疾患用の「低アレルゲン米」
・大豆「ライデン」「ライコウ」
・低アレルゲン大豆「ゆめみのり」
・梨「ゴールド二十世紀」、「寿新水」、「おさゴールド」
・花、菊、バラ、クレマチス、カーネーション、ベゴニア、ユリ、トルコギキョウ、ミヤコワスレなど
(花卉の場合は色に変化が大きく出る)
・常緑高麗芝「ウィンターカーペット」
・純白系エノキダケ「臥竜1号」

他にももっとありそうですね。
私が食べているものも、ここの研究から生まれた品種なんかあるんじゃないだろうか。

<参考>
放射線育種の概要(高度情報科学技術研究機構)

一般公開について

さて、このガンマフィールド、一般公開をやっているようなので、ぜひ一度行って見学したいと思っているのですが、ホームページには2010年の一般公開のことしか書いてありません。
もしかして、震災以後やってないのかしら??

と思って、メールで問い合わせてみました。

担当の方から、すぐに丁寧な返信をいただきました。
どうも、生物研は組織の統合みたいなのがあるようですね。それもあり、まだ具体化してないらしいです。1~2年以内に開催したいとありましたので、ホームページをときどき覗いてみようと思います。事前に申請すれば見学可ですよともいっていただいたんですが…こんな素人ひとり、お仕事のじゃますぎて申し訳ない。
いっそのことツアーを企画しようかな(笑)

<メモ>

現在、農産物の品種改良を行うには主に3つの方法がある
1.従来の交配による方法
2.放射線照射やイオンビーム照射による突然変異誘発ののちの交配
3.遺伝子組み換え

1の従来の交配を繰り返す方法が一番多く用いられているらしいが、これには時間がかかることがネック。そのため、自然の突然変異の起こるスピード(確率)をあげることで、時間短縮させるのが2の方法。3は狙った機能を遺伝子語と組み替えることで狙い撃ちできるが、その前に膨大なゲノム研究が必要なのといろいろ手間もかかるらしい。

放射線はまっすぐ進む性質があるので、土手になっている先には放射線は進まない。
線原のコバルト60のところは鉛でおおわれて10センチの幅で放射線が出るように設計されている。

花粉の出ない梨がつくられた。
「花粉のでない杉を作ってほしいですね」と言ったら「もうありますよ」との答え。

通常植物に放射線を当てると、成長が阻害される方向に変化する。
ジャガイモの芽が出ないとか、草丈の低いものになったりする。
草丈が低いと収穫が楽。

たぶん原発事故以来過敏になってる人が多いということで研究者の人も過敏になってるのだと思われますが、「放射線でゴジラになったり巨大なトマトができたりというようなことは、楽しいフィクションの世界です」と説明してくれました。

ヒトに放射線を当てて突然変異を生じさせるのは非常に難しい。
遺伝するような意味での突然変異が起こるのは非常にまれ(人では実験が難しいため)
原爆被爆者の場合においても次の世代にまで受け継がれた変異はない。