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シャーロック・ホームズのエピソードのなかに、引っ越してきたばかりで部屋の飾り付けができていないが、「一部屋だけ居心地よく飾り付けられた部屋があった」っていう話が出てくる。
「黄色い顔」かな?
それを読んで、イギリスでは部屋というのは飾り付けないと居心地良くならないのか~と思った。
振り返って自分の生活では・・・
引っ越し直後の何もないような部屋のほうがいい、圧倒的にそっちの方がいい。
和室なら尚更。
年の瀬、ごちゃごちゃ度を増した部屋を眺めてそんなコトを考えた。
そろそろ引っ越したいなー。

旅行記でも触れましたが、改めてSHERLOCKカテゴリーに、まとめます。韓国ソウルにあるSHERLOCKをテーマにしたらしいカフェに行ってきました。

221B in Seoul

旅行のしばらく前にネットで存在を知って、ソウルに行くならぜひ訪ねてみたいと思っていました。場所を調べると江南で、滞在場所からもそれほど遠くないみたい。
詳しく住所を調べたら、江南区庁駅から歩いてすぐのようです。(韓国のグーグルマップは、お店の登録があまり進んでいないようで、みんな他のアプリ使ってるのかな?NAVERとか?)
確信はないけど歩いていきます。
でも果たしてちゃんとありました。

店の前のベンチにインバネスコート姿のホームズ銅像。写真撮影用ですね。撮らなかったけど。で、このホームズ像は顔が完全にベネさん!ここは、ホームズカフェではなく、SHERLOCKカフェなんだと確信。でもこの像、なんであのディアストーカーかぶってないんでしょうね?


お店は地下です。
階段を降ります。


降りきったところに入り口。
あのパスワードが!
ソフトクリームもあるのかな?


入りました。(この写真は帰る前に撮ったものなので人がいっぱいいます)


オーダーカウンター。
ここもソウルに山ほどあるカフェ同様、先払い方式の気軽な店です。
お店の人に英語通じますヨ。


レジにも221Bの文字が。
おしゃれですね。


ホームズ関係の本が色々おいてあります。
日本語の本もありますね。
下の方の段には、ロンドンのホームズ博物館のオミヤゲやさんの紙袋までおいてある!
何でもアリか?


こちらはSHERLOCK関係かな。
ジョンとシャーロックとハドソン夫人の人形が可愛い。


ソファ席。
奥の鏡には、SHERLOCK関係の映像がスライドショーでずっと映っていました。
パソコンのモニタになっているようですね。


クッションにもあの文字が!
あとからグループ客が入ってきたので席を譲ったのですが、その中の若い男の子、ずっとこのクッションを抱いてた。深い意味はないんだと思うけどw


このシカの頭って見たことある。
1-3で爆発する前は部屋にあったのこれだったっけ?


注文できたよお知らせブザーも凝ってます!
レシートにWIFIパスワードがあるんだけど、見えますか?sherlockedですよ。うふふふふふ。


sherlockcoffeeデス。
この他にプレーンヨーグルト食べました。サンドイッチとかクッキーなんかもあります。

お昼前に入ったら、全然人がいなかったんですが、すぐに混みだしました。近隣にお勤めしてる人たちが昼休みにやってきたのかしら?ご飯は食べられないけど。隣のソファ席に座ってた4人組の若者たち、コンビニで買ってきたみたいなポテチなどのスナックを広げて食べてた。持ち込みOKなのかしら??

概ね居心地の良いお店でした。
お店の人にはシャーロック話などは振らなかったんですけど、一定の知識はある人たちなんだろうか??ファンなんだろうか??
次に行く人聞いてみてくださいなー。

SHERLOCKについて、色々いちゃもんつけたようになってしまった前回の記事でしたが、先日、早川書房が開催してる期間限定イベントSHERLOCKカフェに行ってきました。
愛はあるのですよ。
ここ数年夏場にオープンしてて、ホームズ関連のトークショーなんかも開かれたりして楽しませていただいてます。
今年は、延長に延長を重ね、9/16(土)までやってるそうですから、興味のある方、急げ!!

場所は、神田の早川書房のビル内1階にあるカフェクリスティ
住所:東京都千代田区神田多町2-2

今回も、ネットを通じて知り合ったシャロ友さんと一緒に行ってきました。
ホームズ話をしながらホームズカフェでお茶&お酒なんていい時間だわ。
Nさんいつもありがとうございます♪

写真をどうぞ。

看板

ウィンドウ

メニュー、ホームズやSHERLOCKに関係するネーミング!

5つのオレンジの種とコカジン7%溶液!ホームズ愛用のコカインではなく(当たり前です)コーラとジンのジンコークです。昔よく飲みましたね~。
早川書房の茶封筒にはあの文字が!!
そして封筒の中にはちゃんと5粒入ってました。凝ってる!(入ってたのはオレンジの種ではなくてナッツ^^)

ホームズパンケーキ

店内ではクイズに挑戦できます。
これが難しい!
出版社ならではのマニアックな楽しい企画です。

閉店まで粘ってしまった!
店内の様子です。

SHERLOCKのパネルあり。
これで記念撮影した人多いでしょうね。

インバネスコートで記念撮影もできるよ!
一人で来ていた若い女性がお店の方に写真撮ってもらっていました。

オマケ
帰り道に行ってみた新宿伊勢丹のショーウインドウ

BBCの「SHERLOCK」は一応の完結を見てしまいましたけど、来年もやってくれるかしら?

英国版DVDを手に入れたのは早かったけど、結局英語では1話しか見ずに、NHKの放映まで待ちました。英語だけで見るのってものすごく大変なんですもの。細かくポーズボタン押して英語字幕を読み進めなくてはいけないから‥。

今回も3エピソードあります。
見終わった印象だと、BBCドラマSHERLOCKはここで一旦完結のようですね。
では、感想をチラチラかいていきましょう。

第一話「六つのサッチャー」

言わずと知れた「六つのナポレオン」が下敷きです。
正典ではナポレオン像が壊される事件が続いて・・・ですが、同じようにサッチャー元首相の胸像が連続で壊されます。
サッチャーさんってああいう風に崇拝されるひとなんですね。そういえば、第2シリーズの「バスカヴィル」に登場したバリモア少佐もサッチャーファンでしたね。

正典からの引用はほかにもいろいろ、犬のトビーが登場して大追跡が行われたり(四つの署名)、ここまではまぁ通常運転だったのですが・・・・

イギリスでこれが放映されて以後、インターネット上にはいろいろな情報が溢れていたのですが、ネタバレしたくない思いからそれらから完全に離れて過ごしていました。

ようやく見終わったので、他の人の感想などちょっと見て回って、ビックリ!
ケチョンケチョンに書いてある。
ほほほー、やはり愛が深い分だけ辛口になってしまうのでしょうね。分かる…。

私も今回の3エピソードもそれなりに楽しみましたが、ゆっくり反芻してみると、これは何度も見返したくなった第1~2シリーズとは相当かけ離れたものになっていることに気がつきます。
お話は派手だし、予算も使ってるし、俳優さんたちはうまいし。
楽しめることはもちろんなのですが、カルト的にはまってしまうような内容ではなかったなぁ。

なぜかなと分析してみたのですが、これは私の「ホームズ物語」への愛情のせいだろうという結論に至りました。
結局、子供のころから慣れ親しんで何度も何度も読み返してる、ホームズ物語の範囲で現代版が描かれることに興味があったので、正典を離れて新しい創作で飛ばされると振り落とされてしまうんだなぁと。

それと、もう一つ。
私は 特に映像作品に多い、モリアティーが敵役として大活躍したり、アイリーンアドラーをファムファタルとして大きな位置づけにすることにアレルギーがあって、 いわゆる「パスティシュ」があまり面白いと思えないのですが、SHERLOCKもやはりその点はもとから不満ではあったんです。
まあ、30年にわたって60作品書いたドイルと違って、短期決戦になってしまうから仕方がないんだとは思ってますけど。

シリーズ3以降はパスティシュの一つになっちゃったなぁ。と言う感覚ですね。が、今回のシリーズ4ではそこも越えていましたね。ある意味相当すごいわけですけど、私の見たかったのはこれじゃなかったかな。

では、何が見たかったのかと言うと…シリーズ1の第2エピソード「死を呼ぶ暗号」のような話を畳かけてきてほしかった。

これにつきます。

死を呼ぶ暗号にもモリアーティの影はあるんだけど、まぁあれくらいは許容範囲。

そもそも、私の抱いてるホームズ物語の魅力と言うのは、宿敵モリアーティとの対決ではなく、もちろんアイリーンとの恋愛未満物語でもなく、ワトスンとの友情物語でもなく、やはり頭脳明晰でちょっと変人の紳士ホームズが、当時の世界最先端の都市で奇妙な犯罪や社会問題を相手に謎解きしていくってトコに尽きるわけ。ホームズ物語を読むと、あの世界に生きているようなリアリティがあって、依頼しに行ったりできるかも?みたいなのがいい!

よく言われることだけど、あの時代のロンドンが主役みたいなもんなんですよ。(私にとっては)

SHERLOCKも、ピンク色の研究のときはそのテイストが色濃くて「わかってるじゃーん」って思ったんですが。

でも、贅沢言うのはやめよう。
自分と趣味がちょっとくらい合わなくても、素晴らしい作品です。それは間違いない。関わった人たちは出世してるし、めでたいことだ。
それに私もお友達できたしね。
英語の勉強にもなったし。 

ありがとう
SHERLOCK!

個別の感想は気が向いたら書くかもしれません。

今日郵便受けを見たら、これが入ってた。
イギリスの友人が送ってくれた。
やったーーー!

シャーロックの第4シリーズについては、完全にネタバレ回避してきたので、何も知らない状態。
楽しみ。
びっくりさせてくれるかな。
でも英語字幕だけなので、多分あんまり理解できないだろうな。
日本でも確か7月にテレビで放送するはず。
種明かしはその時に。

益城の友達からゆうパックが届いた。
地震以来、益城という地名に敏感になった。
きっと日本全国、この地名の読み方も浸透したことだろう。

益城出身でイギリス在住の同級生。
地震が起きるよりもかなり前に、6月頃帰省するというので、シャーロックの「忌まわしき花嫁」DVDを頼んでたのでした。帰国してすぐうちに寄ってくれたんだけど、ロストバゲージのため受け取れなかったら、熊本から送ってくれました。
DVDの他にもいろいろ入ってる。チョコレートやコーヒーに紅茶。それに、お米?!何だろお米って。わざわざイギリスで買ったのかな??そして、熊本のお菓子と思われる「長鮮棒」これもなんだろう??朝鮮飴の仲間だろうか?いろいろ不思議な組み合わせでたのしい。

ありがとうね。

12

平日に仕事を休んで見てきました。
TOHOシネマズにて。
トーホーシネマをトーキューシネマとごっちゃにしており、109シネマに行ってしまいました。
「あ!ちがう。ここじゃない」と気がついてよかった。
それというのも、ずーっとネタバレを回避してきて、必要な情報さえもシャットアウトしていたため映画館情報もあやふやだったという…。

初見の感想をメモしておきます。
これから他のサイトなんかの感想とか読みに行くつもりだけど、その前に自分の感想を書いておきたい。 

おおっ!意外に大きな会場だ。スクリーンも大きい。
最近マイナーなものばかり見てて、大きなスクリーンは久しぶり。スタートレック以来か。
字幕が見えにくいと嫌だなと5列目に座ったけど、逆に近すぎて見づらい。
でも、初めてこの巨大スクリーンで見られるのだし、どうせDVD買うだろうし、SHERLOCKを全身に浴びるつもりでいましょう。

以降、すべてネタバレです。

おっと、いきなり、モファットさんが登場?
よれっとしたポロシャツが気になる。
もう少しきれいな服装でお願いしたい…
でも内容はイチイチ笑える。今回のビクトリアン221Bのセットに美術さんたちがどれだけこだわったかの話。それを本編前に入れるという親切振り。オタクワールドにいきなり引きずり込まれます。
なんかもうね、ホームズ好きの人々のオフ会かなんかで、自慢のコレクションを披露しあってるようなそんな気持ちになってきます。

基本的に221Bの間取りは19世紀も21世紀も同じです。
ただし21世紀のキッチンの場所は、19世紀はキッチンにみえません。なんでも男子厨房に入ることは違法だったためとモファットさんの解説。じゃ、一人暮らしの人は?コックさんは?男所帯なら?などといろいろギモンが湧きましたが、先へ。
ここは映画館、自分の都合で巻き戻しボタン押せません。

オープニング。21世紀版の1-1と同様、アフガン戦争のジョン・H・ワトソンから。
おっと!
いきなり左肩を負傷。
ちゃんと撃たれるシーンが入っています。親切…。

オープニングテーマ。(がここで流れたんだっけ?)
おなじみの映像。
ここで涙が出ました。
ああ、SHERLOCKが始まる!あの世界にまた行ける!
じーん。

・・・・へ~私って、こんなにSHERLOCKのこと好きだったんだなぁ。
あらためて確認しました。
けっこう熱冷めてると思ってたんですけどね。

ビクトリア朝のロンドン。
復員してきたワトソン博士。
原典のモノローグが入ります。
完全に同じかはわかりませんが。
そして、クライテリオンバーのとこ、なんて言ったっけ、あ、ピカデリーサーカスだ!・・で、ワトソンとスタンフォド(青年)がばったり出会います。ここ21世紀版と同じ。
そして、21世紀版では公園のベンチで紙コップのコーヒーでしたが、ちゃんとクライテリオンバーへ入って飲んでます!嬉しい。

マイク・スタンフォドとの会話は、21世紀と似てた。
姉の話などは出てこないし、ワトソンは21世紀のジョンほど心を病んでいるようにも見えないケド。

そしてバーツへ。
21世紀の青白いモルグと違い、イメージ通りのこげ茶色のダークなモルグ。
死体に鞭打つホームズ。
打ちすぎじゃ?何回打ってるの???死体がずたぼろになってしまいそう。

ここのホームズのワトソンへの推理は不自然なくらい、性急に感じました。
そして、221Bの言い方、21世紀版は two-two-one と言ってたと思うけど、19世紀は two hundred twenty one といってた。ウインクはなかった。残念。

そこから一気に時は流れて、おそらく1895年。
モファティス(モファットさんとゲイティスさんのこと)が使うなら絶対この年でしょう。
もう有名になってるシャーロックホームズとワトソン博士。
路上の新聞売りもストランドマガジンを持っています。
なんかジーンとする…

ワトソンは新聞売りに「ブルーカーバンクル(青い紅玉)はどうだった?」なんて尋ねています。
雪の舞うベーカー街。
クリスマスなんですね。
あとで「メリークリスマス」というセリフも出てきますが、きっとこれ、本国でクリスマス特番だったんでしょう。「青い紅玉」もクリスマスの話ですし。雰囲気を盛り上げていますね。

221Bのドアを開けるハドソンさん。
性格は、21世紀と同じみたい。
「新作面白かったですか?」とワトソンにたずねられ、ちょっと間をおいて「NO!」一言。
笑いました。
その理由は、私の出番が少ない!セリフが少ない!というもの。
確かに。原作のハドソンさんはあまりしゃべりませんものね~。
うふふふふ。

19世紀の221Bの1階にも「Speedy'S」があります。テントの色も同じです。
店の名前は少し違ってた。
覚えてませんが。

そして、レストラード。
このキャラも、21世紀の延長・・いや、もっとなんというか、労働者階級の人っぽくなってます。
19世紀のレストレード警部なら、グラナダ版のイメージを勝手にインプットしておりましたが、御者の方が似合いそうな感じです。

アンダーソンも健在。
もして、モリーフーパーもいます!でもひげが生えてる。
そして、ホームズに喰ってかかる。
なぜひげが生えてるのかは、やはり死体安置所の職員に女性というのは19世紀的には無理があるからかな?
でもそこのところの無理は、後半上手く回収してくれましたね。

そしてそして、われらがお二ーちゃん、マイクロフト。
これがまた面白かった。
ディオゲネスクラブはまるっきり21世紀版と同じ建物。
こういうことできるのがヨーロッパってすごいね~。

でも、マイクロフトは正典どおりでした。
でっぷりと太っていました。
あの特殊メイク時間かかっただろうなぁ。
指までデブデブでしたもの。

そして、21世紀版での「また太ったのか?」というシャーロックのセリフがここでも登場し、大笑いです。
いえ、映画館だったので、くすくす笑いにとどめました。
めちゃくちゃ食べまくっていましたね。

それとディオゲネスクラブの受付で、手話をするシーン。
あれはほんとの手話なのかしら???
ワトソンが笑いパートを引き受けていました。

メアリのことも書いておかねば。
メアリが留守がちな夫に会うために依頼人を装う、とか面白い。
そしてメアリの使ってる香水をジョンはわからないというもの21世紀からのラインですね。

この調子で書いていくと、映画一本まるまる書いてしまいそうですが、そんなに細かく覚えていないので安心してください。

モリアーティ。
221Bでの対面シーン。
「ポケットで拳銃をもてあそぶのは…」原典のセリフだ。
21世紀版にもあった?S3-E3はまだ和訳してないのでちょっとあやふや。
モリアティー辺りも、原典と21世紀版のセリフがごろごろを繰り返されます。
滝のシーンなんかもあって、もうサービスしまくり。

モリアティーの中の人、相変わらず気持ち悪くていいですね。

あと、第一の犠牲者「リコレッティ」。
これは、確か語られざる事件の一つですよね。
それから、もう一人の犠牲者である「サー・ユーステス」 という人物は正典の中で殺されてる人の名前と思ったが、誰だったっけ?
字幕では「ユースタス」になってたけど。

これだけは気になって調べました。
「アベ農園」(この邦訳どうしても日本の地名みたいに思っちゃう)で、殺される暴力亭主ですね。
あ、ぴったりその通りなわけか・・・。

とにかく、お遊びだらけで、モファティスさんたちの得意げな顔が目に浮かぶようです。
「テレビで当たったから劇場版を作った!」というような作品ではなく、ひたすらにテレビ&正典その他のホームズファンのマニア心をくすぐるために、凝りに凝って作ったスペシャル作品と言えるでしょう。
テレビシリーズ見てない人が見てもさっぱりわからないと思います。
その辺潔いくらいでした。一応、「これまでのお話」的なものはありましたが、あれじゃ、わからない。
そもそも「マインドパレス」。あれ自体、2-2「バスカヴィル」見てなきゃ全く理解できないだろうし。
1-3見てなきゃ、後頭部吹き飛ばされた死体が蘇ることもなんのこっちゃだろうし。
3-3見てなきゃ、なんで飛行機?ってなるだろうしね。

いや~おもしろうございました。
ゴシックホラーは好みでないんので、ホームズでなければ見てないけどね。
グロイのもヤダ。目つぶってました。映画館の大画面でグロイのは耐えられません。
それに何でもかんでも廃教会での闇儀式みたいに展開させるのは、あちらの映画のお約束なのかな…
でもあの種明かしは面白かった。
キャスト紹介みたいな感じで。

この辺で書きたいことはあらかた書きました。
ストーリーについては、改めましょう。

先日こちらでご案内いたしました、早川書房さんの企画「パブシャーロックホームズの帰還」のトークイベントに出かけてまいりました。

ネットで検索するとこのパブ(7/31~9/30までの限定オープン)のことはいろんな人が話題にしているので、そちらを読んでいただくことにして(最近このフレーズよく使ってるなぁ‥)感想だけ不親切に書きまくりますよ。

早川さんのお知らせによると、
「ホームズ研究家の日暮雅通氏と、ライター、評論家の堺三保氏によるトークショー」とのことです。残念ながら私は不勉強なもので、どちらの方の本も読んだことはなく、お名前もあまり存じ上げていないのですが・・・・。「ホームズの話なら、何となくでもついて行けるだろう。

あ、トークショーは予約制の貸切だったので、席があるかななどと心配することもなく行けましたです。

まずお店ですが、神田駅からも淡路町(小川町)の駅からも近くわかりやすい場所にあります。早川書房ビルの1階の「カフェ・クリスティ」が正体です。このお店が夏の間だけ、「パブシャーロックホームズの帰還」になるという趣向ですね。

一人で申し込んだのですが、ネット上のホームズ友である「21世紀探偵」のナツミさんが行かれると知り、さらにナツミさんも単身参加と知り、「ぜひごいっしょせせてくださ~い」とメールを送ったのでした。

トークショーもさることながら、ナツミさんに会える!ということで興奮してしまい、前の晩はよく眠れませんでした。そして当日もかなりテンション高めでしたね。私。

SHERLOCK関係の展示も多かったです。
やはり正典関連の本より、SHERLOCK関連の方が売れますよね。
出版社さんとしては。


かわいい。


中に入ると、インバネスコートに鳥打帽というスタイルで記念撮影ができるよう準備されていました。やっぱりこういうのはお約束のサービスですね。

受付をして、飲み物を注文します。
今日は、2500円のフード&ドリンクセットを頼むことになっています。

これでした!

なかなかおいしかった。
ホームズの絵がプリントされたクッキー。芸が細かいですね。
飲み物はいろいろ登場人物にちなんだ名前がつけられてるらしく、私はビールを頼んじゃいましたが「ハドスン夫人ひとつ~」とか「シャーロックふたつ」とか「ピンク色の研究~」なんてオーダーが飛び交ってました。

もうそれだけで楽しい!!

参加者は8:2で女性が多かった。
4人がけのテーブルで相席するのですが、私とナツミさんのテーブルには他に現役女子大生がお二方座ってました。(友達ではないみたいでしたが、たまたま二人とも英文科で卒論にホームズを取り上げる・・・と言ってました。)いいなぁ~。大学生時代にこんなイベント参加できて!
しかも、ものすごくこゆいファンの方のようで、私の半分以下の年齢なのに、知識の量がすごかった。それと面白いと思ったのが、「ホームズモノに入ったきっかけ」が、ガイリッチー版の映画だったらしいこと。世代ごとに原体験が違うのですね~。

もっといろいろおしゃべりしたかったですが、トークショーなので、私語厳禁w。


トークショーは、「映像作品にみるホームズ物語」というようなテーマで進みました。私は「SHERLOCK」は例外的にはまりましたが、基本は「正典派」でパスティシュや映像作品はあまり見ておらず、ついていけない話が多かったのですが、興味深かったです。

壁には映像化作品のDVDジャケ写真がずらり!
この分野だけ追って行ってもかなり楽しめそうですね。

昔の映像作品の話もありましたが、ガイリッチー版(ロバートダウニージュニア&ジュードロウの)のとBBCのご存知「SHERLOCK」とそれとアメリカで今放映されてるテレビドラマ「エレメンタリー」の話が中心でした。

「エレメンタリー」はいまアメリカで第3シーズンまで終わってるらしいですが、私は今、テレビ東京で第一シーズン見てるとこなので、結構なネタバレ爆弾を落とされて「うぎゃ~!」となりました。

うわっ!それ言っちゃうんですか堺さん!!!(笑)

トークショーは2時間。
途中休憩が入りましたので、その間に飲み物のお代わりをしました。
やはりここは「メスシリンダービール」でしょ!
じゃーん!

「SHERLOCK」の第三シリーズでジョンとシャーロックがダメになりすぎるくらい酔っぱらうシーンに出てきたメスシリンダーですよ。これ飲んでる人多かったです。


これ、学校の図書館にはる壁新聞ですね。
いいですね~~。
今度じっくり読みに行きたい。


というわけで、楽しいゆうべでした。

なんといっても、あそこに集ってた人たちはみなホームズ好きなんだと思うと、それだけで愉快でした。

中学生の頃一人でホームズが好きでもあまり誰にも話ができず、高校生になってもホームズ友はできず、仕方ないから一人で校内新聞にホームズ特集組んで編集したりしたこともありました。情熱のぶつける先がそこしかなかった…

大学になっては、いくらか理解してくれる人があらわれたものの、私と同じ好き加減ではなかった…・。しかし今、この目の前にいる大学生は、明らかに私よりも行っちゃってる!!(笑)となりに座ってるナツミさんは師匠のような人だし。
幸せな空間でしたね~。
時間がもっとあればよかった。

あそこにいた人全員と話がしたかったくらいです。

帰り道、ナツミさんとコーヒー屋さんであれこれしゃべって、閉店になり、駅までの道すがらもしゃべって、さらに駅の改札の中でも立ち話。
初対面なのに、話は尽きませんでした。

ナツミさんありがとうございました~。

どうやら、このお店では9月にもトークイベントやるらしいですよ。
ちぇきら!

久々のSHERLOCK関係のエントリーです。
ネットで見かけた情報で以下のようなものがありました。

「パブ・シャーロック・ホームズの帰還」トークショーのお知らせ

早川書房さんの会社にある「カフェクリスティ」っていうお店で、夏の間のイベント「パブ・シャーロック・ホームズの帰還」というのをやってるらしいです。たぶんメニューなんかもそれに合わせて変わるのでしょうね。
「帰還」というネーミングは去年の夏やって好評だったから今年もってことにちなんでいると思われます。

イギリスでは、シャーロックホームズ博物館をはじめ、パブシャーロックホームズに行ったり、SHERLOCKロケ地であるSPEEDY'sに行ったりした私ですが、日本では一度もゆかりの地やテーマレストランなどに行ったことがないのです。
ネット上以外で同じファンの人と交流したこともなし。

でも今回初めてこのトークショーに申し込んでみました。
きっとやってくる人たちは、結構濃いファンの皆様なんでしょうね。
ワクワクします。

行ってきたらまたご報告いたします。

行ってきた人のレポート


ご覧になっていますか?
今NHKでやっているシャーロックホームズの人形劇。
三谷幸喜氏の作で、少年シャーロックホームズが活躍する学園ドラマです。
この出来がものすごく素晴らしい!
ひそかにこれは世界をとれる作品ではないかと思っています。

シャーロック・ホームズ物語のファンもそうでない人も楽しめるつくり。子供も楽しめるし、大人はもっと楽しめる。人形劇なのにしっかり内面を表現できてるのにも驚きます。

BBCの「SHERLOCK」もそうですが、作り手がホームズ物語の「オタク級」のファンと思われ、小ネタが満載です。「21世紀探偵」のナツミさんがSHERLOCKの元ネタ検証をやっていらっしゃいますが、こちらの人形劇も探すの大変なくらいちりばめてある感じです。ナツミさんもう一個ブログ立ち上げませんか?(えへへっ)

「三銃士」のときから印象的だった人形が魅力的!

学園ものだから凶悪事件が起きないのも安心。

正典の主要人物がみんな学園内にいるという斬新な設定。
モリアティもアイリーンアドラーもロイロットも一堂に会してしまうのですよ!なんて豪華!

そしてシャーロックのキャラが何とも愛らしい。
これはSHERLOCKでもグラナダホームズにもなかった描かれ方で、私は萌え死しそうになってます。(たぶんそういう方多数でしょうね)

設定が少年というだけで何割増しにも魅力的になるのに、保健室のアイリーンアドラー先生に薬を飲ませてもらう学友を羨ましそうに見たり、アイリーン先生が部屋にやってきたら大急ぎで部屋を片付けるとか、可愛すぎ。

推理の物語も原作を何重にもひねってあったりして楽しめます。

あと何話やるんでしょうか?
どんどん作って楽しませてほしいです。

公式サイト


ご覧になっていますか?
今NHKでやっているシャーロックホームズの人形劇。
三谷幸喜氏の作で、少年シャーロックホームズが活躍する学園ドラマです。
この出来がものすごく素晴らしい!
ひそかにこれは世界をとれる作品ではないかと思っています。

シャーロック・ホームズ物語のファンもそうでない人も楽しめるつくり。子供も楽しめるし、大人はもっと楽しめる。人形劇なのにしっかり内面を表現できてるのにも驚きます。

BBCの「SHERLOCK」もそうですが、作り手がホームズ物語の「オタク級」のファンと思われ、小ネタが満載です。「21世紀探偵」のナツミさんがSHERLOCKの元ネタ検証をやっていらっしゃいますが、こちらの人形劇も探すの大変なくらいちりばめてある感じです。ナツミさんもう一個ブログ立ち上げませんか?(えへへっ)

「三銃士」のときから印象的だった人形が魅力的!

学園ものだから凶悪事件が起きないのも安心。

正典の主要人物がみんな学園内にいるという斬新な設定。
モリアティもアイリーンアドラーもロイロットも一堂に会してしまうのですよ!なんて豪華!

そしてシャーロックのキャラが何とも愛らしい。
これはSHERLOCKでもグラナダホームズにもなかった描かれ方で、私は萌え死しそうになってます。(たぶんそういう方多数でしょうね)

設定が少年というだけで何割増しにも魅力的になるのに、保健室のアイリーンアドラー先生に薬を飲ませてもらう学友を羨ましそうに見たり、アイリーン先生が部屋にやってきたら大急ぎで部屋を片付けるとか、可愛すぎ。

推理の物語も原作を何重にもひねってあったりして楽しめます。

あと何話やるんでしょうか?
どんどん作って楽しませてほしいです。

公式サイト

シャーロック・ホームズファンのブログ友達、「21世紀探偵」のナツミさんがジャーロキアンとしてメジャーデビューされました!!
パチパチパチ~!

よくわからないことを書いてしまいましたが、つまりこういうことです。
この夏、ユリイカという文芸雑誌がシャーロック・ホームズ特集の別冊を出したんですけど、この雑誌、私が12歳の頃お小遣いをはたいて買ってずっと宝物だった「パシフィカ名探偵読本シャーロック・ホームズ」に匹敵する多彩な執筆陣です。で、我等がナツミさんが、その多彩な執筆陣の中に名を連ねていらっしゃるとこういうわけなんです!!

ユリイカの編集者にも「21世紀探偵」のファンがいたと見えます。

ユリイカ 2014年8月臨時増刊号 総特集◎シャーロック・ホームズ - コナン・
ドイルから『SHERLOCK』へ -
ベネディクト・カンバーバッチ,マーティン・フリーマン,スティーヴン・モファット,マーク・ゲイティス,三谷幸喜,池内紀,東山あかね,日暮雅通,辻村深月
青土社

ナツミさんのブログはとにかく丁寧で素晴らしいんです。
BBCドラマの「シャーロック」に出てくる事象が、聖典のどこに元ネタがあるのか、このテーマでずっと記事を書き続けていらっしゃいます。お人柄も素敵でわたしもすっかりファンになり、ブログに出入りさせていただいてます。

ナツミさんも時々こちらにコメントくださったりもしてますので、ご存知の方もいらっしゃいますよね。まだご存知でない方、おすすめのサイトですのでぜひ訪問してください!!

最後に、ナツミさん、このたびはおめでとうございます!
これからも素敵な記事を楽しみにしています。

3

シャーロックの第3シリーズの日本版が3週間にわたってNHK-BS放映されました。
私もワクワクしながら見ましたが、なんと!最終話の録画を失敗していました。痛恨です。

3回の放送が終わってから、このブログへのあるキーワードでのアクセスが面白いほど増えていました。
そのキーワードは「犯人は二人」。

で2年近く前の記事にすごいアクセスが集中していました。

シャーロック効果。
グラナダ効果かな?

でも面白かったですね。
今シリーズは、印象としてはシャーロックが制作陣にもてあそばれてたような。それとファンサービスが半端なかったですね。もりちゃん復活か?とかも。「ファンレターで助命嘆願」的なものを感じました。

シャーロック3についての感想は、おいおい書きたいと思います。

4

英国在住の友人に甘えて送ってもらったシャーロックの第3シリーズのDVD、昨日郵便で届きました。待ちきれなくて早速1話だけ見てみましたので、感想書きます。まずはネタバレのない範囲です。


わ~~~!新作だ!
シャーロックだ!ジョンだ!レストラードだ!
マイクロフトだ!!!!!

かなり盛り上がりました。

が!

字幕を出しながら見てたのですが、全く目で追いきれず、勿論聞き取れるはずもなく、肝心のストーリーについていけませんでした・・・・。
予想はしていたけど、やはりぜ全然ダメですね。がっくし。

まずは1回流して見ただけなので、次からは台詞ごとに一時停止ボタンを押しまくって、台詞を読んでいかなければ。字幕読んでも意味が分からないだろうから辞書も引き引き、大変そうです。

とは言うものの、実はぱっと見でも、かなり笑えるところがちりばめられてました。シャーロックとジョンとの掛け合い漫才は、ちょうど今訳してる「バスカヴィル」に似たテイストです。同じマークゲイティス氏の脚本担当だからかな?

原典への配慮も勿論怠りなく、「空き家の冒険」をうま~くいじってくれるシーンもあり、げたげた笑ってしまいました。(こういうのは台詞わかってなくてもなぜかわかるもんですね)

それから、S2E3の「ライヘンバッハ」のあと、「あのトリックはどうしたんだ!?」と、ファンの間でさんざん議論された屋上からの落下についてのアンサー(?)も用意されていました。それがもう、ファンをわしづかみにするサービス精神にあふれてて、脱帽でした。腐ってる方から、ブロマンス万歳!の方から、ヘテロ至上の方まであらゆる方向のファンに目配りがなされていたと思います。

これまでも、スゴイ脚本だと思ってましたが、正典への目配り、もとからのホームズファンへの目配り、オタクぶりはもちろんのこと。
二つのシリーズ6作で爆発的に増えた「シャーロックファン」「シャーロック現象」への目配りも効いてて、ほんとに手を打って喜びました。
すごいすごい。

やはりゲイティス兄貴ステキです。

結局、(私の英語力のなさから)いったい真相はどうだったのか肝心のところがよくわかってないので、何度も見直さなくてはなりません。

送ってくれた友人からは
「焦って全部見ないように」との注意書きがありましたので、ゆっくり一作ずつ楽しんでみてゆくつもりです。

4


ついに本国では、シャーロックの新しいシリーズが始まったようです。元日、5日、12日と3エピソード放送されて、1/27にはDVDも発売になるらしいです。

こちらはまだバスカヴィルの翻訳の途中なのに・・。
のんびりしすぎました。

とりあえず、私の姿勢は、日本のアマゾンで輸入版DVDの取り扱いが始まるまで、一切の情報に触れないようにするつもりです。
シャーロックつながりの皆様のブログも、しばらくは遠慮させていただきます。(なので遠慮なくネタバレ記事書いてください^^)

写真は、「21世紀探偵」のナツミさんにいただいた、#SHERLOCKLIVEのステッカーです。自転車のヘルメットに貼らせていただきました。ありがとうございます!
DVDを手に入れるまで、ワタシ的にはまだシャーロックは帰還していません。時間差です。心の中でシャーロックを信じています。

BBC製作の2002年のテレビドラマだそう。
動画サイトに上がってたのを見てみました。
字幕なかったけど、知ってる話なので大体わかりました。

http://www.imdb.com/title/tt0322622/?ref_=fn_al_tt_4

■配役
Richard Roxburgh /Sherlock Holmes
Ian Hart /Dr. John Watson
Richard E. Grant /Jack Stapleton
Matt Day /Sir Henry Baskerville

どの俳優さんにもなじみが無いのですが、ホームズ役の人はオーストラリアの俳優さんだそうですね。ワトスン役の人は・・・あれ?ハリーポッターの一作目で「あの人」の操られてた人か・・。

日本語のタイトルは「バスカヴィルの獣犬」というのですね!
このタイトルだけでどこにも「ホームズ」と書いてないので、ホームズものと気がつかないまま見た人が多数いたらしいですね。レビューを見て面白いなと思いました。

■感想

このドラマは、先日コメント欄でNHさんに教えてもらったのですが、確かにワトスン主役ですネ!原作のバスカヴィル~自体が、ワトスン大活躍のエピソードではあるのですが、それに輪をかけてワトスンやたらと活躍。ワトソニアンにはたまらない展開です。かなり、「シャーロック」に近い人物設定。ジョンより結構やんちゃなので、ジュードロウのワトスンにも近いかも。

面白かったです。
裏に流れているテーマは、ホームズに騙されて単身ダートムアに送り込まれたワトスンが、実は自分は騙されていたと知ったら、どうなるか?この部分に焦点を絞ったドラマ作りがなされているのではないかと思いました。

全体的に、怪奇趣味で若干グロいシーンもあり、本当にこういうのテレビで放映したのかな。イギリスはゆるいのか?それとも1982年という時代的なもの?
ホームズのコカイン注射シーンとか、いらないでしょう?こんな面白い事件の最中にはコカインやらない設定では?しかも、トイレで…
チャールズ卿の検死はともかく、セルデンの検死シーンは必要なのか?
でも怪奇趣味の好きな人もいますよね。

特にわからなかったところがあります。
ステープルトンが「彼女は妻だろう?」と詰め寄られるシーンで、
なぜか何度も何度も「私には妻はいない」と繰り返すんですが、あれどんな意味があるんだろう?別にすんなり認めても良さそうなものなのに。

■これ以降、ネタバレしますよ。

尺の関係か、いろんなエピソードがはぶかれています。
フランクランド、ローラライオンズは登場せず、原作にない、モーティマ夫人の降霊術なんていうシーンがあります。

それから、ホームズの骸骨を欲しがるのが、モーティマ医師ではなく、ステープルトンだったり、セルデンのことをヘンリ卿に隠すために、バリモアの浮気なんていう話が出てきたり、設定がクリスマスになってて、クリスマスパーティーの最中にホームズが犯人の家を捜索しに行って靴の片方を見つけたり。

いろんなアレンジがなされていました。
クリスマスシーンがあったのは、放映時クリスマス特番だったとかかもしれません。

クライマックスでは、何とあの人が死んでしまいますよ!
ビックリした。
(ネタバレしますよ、と断りましたが、ちょっとこれは書けません)
ワトスンが逆上して、犯人に殴りかかり、それをホームズに止められるとか。

最後に、「お前のことは信用しないからな」、というワトスンをホームズがコンサートや食事でご機嫌とりしようとするあたり、「シャーロック」のケチャップやソースを選んであげようとするシーンと重なっておもしろかった。
もしかして、これが元ネタ?
そういえば、犯人処理の方法もピンク色の研究のとおんなじ展開だったし。これも元ネタ?

■小ネタ
例によって小ネタもいろいろ。
冒頭は、「高名の依頼人」から、トルコ風呂です。
そのシーンでは、「モンラシェ」(ホームズが好んだワインとして有名)がのみたいとか、食事はマルチニがいいか、シンプソンズにするか?とか。
くすくす。

やっぱり、ロンドン旅行ではシンプソンズには行かなきゃ!

「緋色の研究」のホームズの知識一覧の披露もでてきます。
地動説知らない話、またここでも出てくる!

パガニーニの降霊術、パガニーニとホームズもなんか関係があったはず。
忘れましたが。

ワトスン撃たれてしまって、ホームズ焦りまくりの三人ガリデブ?!とか。

■面白かった台詞

沼にはまったホームズをワトスンがコートを投げて助けるシーン。

ワトスン「これにつかまれ!」
ホームズ「ありがとう助かった」

という意味のセリフは、こうなっていました。

Dr. John Watson: [throws his coat to pull Holmes out of a quicksand on the moor] Now to put my tailor to the test.
[pulls Holmes out]
Sherlock Holmes: Three cheers for Savile Row!

(前述のリンク、インターネットデータベースから引用)

訳すとこんな感じ?
ワトスン「私のテーラーの腕をテストするぞ」
ホームズ「サヴィルロウにバンザイ三唱」
命がかかっている時に、このユーモア、おもしろいですね。

※「サヴィルロウ」はロンドンの高級紳士服仕立て屋の並ぶ通りの名前だそうで、テーラーの代名詞なのでしょう。日本語の「背広」の語源といわれていますよ。

なかなか面白かったので、Gyao!で日本語字幕のついた動画を買ってしまいました。
1週間420円。

2


BBCドラマSHERLOCKの台詞の和訳に挑戦中の当ブログ。
本人は、ドラマの台詞を味わい尽くしたい!という気持ちではじめたのですが、このドラマの台詞を使って英語の授業を行なっている大学があるようなんです。

いいな~~~!!!!

で、なんと!
その授業のなかで、参考図書(じゃない)にと、このブログを紹介していただいたようなんですヨ。
なぜ分かったかというと、その授業のサイト(最近の大学では掲示板などで授業の連絡をするのですね~)から当ブログにリンクがあるのが、アクセスログからわかったのでした。

興味津津になって、その大学教授にもメールを送ってしまいました。
お返事も頂、学校名は伏せますが、学部生の英語の授業で使っているそうです。
SHERLOCKを取り上げたのは、学生さんのリクエストなのだとか。

今「ピンク色の研究」をやってるみたいですけど、そういえば、「ピンク色の~」の記事に妙にアクセスが多いときがあるんですよね。その学生さんたちなのかな?

あ~私もその授業に参加したい!

私の学生時代にも似たような授業ありました。

「エクウス」と「屋根の上のバイオリン弾き」の戯曲の講読。
シェークスピアが専門の先生の授業だったので、舞台劇が題材になったんだと思います。
「エクウス」は重たかったなぁ。
そういえば、このお芝居は、数年前にハリーポッターの主役の男の子が、主演して全裸になったとかそういうのが話題にのぼってましたね。

Equus (Penguin Modern Classics)
Penguin Classics

「屋根の上のバイオリン弾き」は日本でも森繁久彌氏のロングラン公演もあり、有名でしたよね。ミュージカルだったので面白かったけど、ロシアのユダヤ人コミュニティーというのが遠い世界の話でした。

Fiddler on the Roof
Hal Leonard Corp

英語は苦手科目だったので、毎回自分の当番になると、しどろもどろで訳してて、内容に興味はあるけど、英語が苦痛でした(その辺ことは「TOEIC ~そして英語とのつきあい」に)。
この年になって、誰にも頼まれないのに、好き好んでドラマの和訳をすることになるとは、人生は面白いものです。

●●大学の皆様♪
もし、この記事をお読みになりましたら、ぜひコメントください。
「ピンク色の~」の和訳について意見交換しましょう♪
私自身、英語はあまり得意でなくて、四苦八苦しながら和訳しています。
誤訳も多数あると思いますし。
まさか、学校の授業で読まれるとか思ってないので、誤訳と分かってる箇所でもほったらかしてたりもしますし。はずかしや。

2


SHERLOCKつながりのブログ友さんにいただきました。
手作り石鹸です。チョコレートや各種精油が使われているそうです。

ジョンの後姿と221Bの刻印がされています。スゴイ才能!
手作りはんこで作ったというカードも添えていただきました。
マイクロフトと傘!
兄ファンの私のためにチョイスしてくださったそうです。感謝!

ステキすぎて使うのがためらわれます。
でも、せっかく送ってくださったのですから大事に使わせていただきますねっ。
Kさま、ありがとうございました。

シャーロックにはまって10ヶ月。
この間にまたお知り合い(主にネット上だけですが)が増えました。シャーロックファン以外でも、このブログにコメントくださる方もいらっしゃって、ホント嬉しいことです。

とくにツイッターアカウントやブログをお持ちの方の場合、毎日のように言葉を交わしているので、リアルな友人よりも密接な感じがします。
お互い本名も顔も知らないのに。
・・・面白いですね。

とはいっても、私は常々、ネットでの付き合いもリアルな付き合いとなんら変わらないと思っているんですよね。実際、夫とも最初の出会いはネット上でしたしね~。
十数年親しく付き合ってる台湾の友人はほとんどネットで知り合った人たちだし、現在よく一緒に飲んでる近所の人たちもツイッターがきっかけだったり。
大人になってからの新しい交友関係はいまやほとんどがネットスタートになってます。

気が合う人って、ネットでも分かるものなんですよね。
これからもそういうお付き合いを大事にしていきたいと思います。

SHERLOCKの中国語の討論版を覗きにいった。かなり白熱してた。多分ファン人口日本よりはるかに多いとみた。スレタイに「不萌非腐」とかの別があって、いずこも同じなのねと感心してしまいました。

そして、ドクタージョンワトスンのブログ中国語版を発見! 
http://johnwatsonblog.blogbus.com

チャイナアマゾン SHERLOCK DVD中文版 
http://t.co/uBSZh5cSQs

SHERLOCK 台湾版も遅ればせながら発見。
http://buy.yahoo.com.tw/gdsale/gdsale.asp?gdid=3293061

台湾では「新世紀福爾摩斯」~新世紀ホームズ~っていうのですね。中国では「神探夏洛克」。台湾版は3000円ちょっと、中国大陸版は800円くらいって、スゴイ値段ですね・・・・。

「死を呼ぶ暗号」の中国語固有名詞の綴り(漢字表記)って公式では出てますか?BBC公認のソフトの字幕とかどう書いてあるのでしょう…?

公式かは不明ですが、私の見たのは「盲目的銀行家」でした~。

「神秘符號」と書いてるのも見つけました。 

台湾のTVで放送したときのタイトルは「銀行家之死 」だったみたいです。

死を呼ぶ暗号が再放送されて、以前書いた記事にちょこっとアクセスが増えていたので、追記しておきます。

元記事
死を呼ぶ暗号で英語-19 「骸骨に敬意を!」そして中国語の考察

スーリンの話してる中国語について中国人が討論している掲示板。
http://tieba.baidu.com/p/933770582
から抜粋。

文字化けするかも。
日本語訳はめちゃ適当です。
でも、シャーロックを見た中国人がどういう感想をやり取りしてるか垣間見られて面白いですね。私の感覚では、年齢層かなり低い感じです。

有个问题……关于第二集姚素琳童鞋说的中文
就是开头那两句是【梁】和【大哥】,广州话来的,广州人听得懂……
但是第三句就听不清她说神马了,字幕组说是【是你】,但是广州话的【是你】貌似不是这样读的啊= =
总的来说第二集有小部分让人无语的地方……那些神马花瓶和画跑题了,忽略

質問です。
第2話でヤオスーリン(童鞋=同学?)が話してた中国語についてですが、はじめの2言は 【梁】と【大哥】で広東語です。広東人は聞き取れます。でも三番目の台詞ははっきりしない。彼女はなんていってるの?(神馬=什麽)字幕では【是你】だけど、でも広東語で【是你】は全然違う発音だし。だいたい、この第二話って細かいとこなんともいえない部分があるよね。(後略)

其实我只感觉到她中文很蹩脚~=-=
作为中国人听不懂中文表示很伤心

実際、自分は彼女の中国語はひどいと感じた。
中国人に聞き取れない中国語だなんて、悲しい・・・


那演员待国外太久或者可能完全是土生土长外国的…还有一般看到国人都不说大陆这的话…伤心…

あの女優さん、外国暮らしが長いのかもね。、それか外国生まれなのかも。それに、(TVで)よく見かける中国人ってだいたい大陸の話し方をしないよね。悲しい・・・。

我也很好奇,N多美剧英剧华人都是操着一口广东话?
到底广东人在国外的比例有多大啊?到了抓住一个就说粤语的程度了吗?

私もすごく興味ある。なぜ英米のドラマに出てくる中国人ってみんな広東語しゃべるの?いったい、外国にいる広東人の割合ってどんだけなの?だれか捕まえたら、(いつも)広東語しゃべってるみたいな程度?

有的字幕是翻译成“请你”

ある字幕では「請你」になってた。

所以广东话说的还没有看TVB学的一知半解的筒子说的好
对于“请你”那句很费解
觉得应该是“是你”但是没说好

だから、広東語はなす人のほうが、まだTVB(香港のテレビ局)みて一知半解で広東語判ったような気になってる人よりいいよね。「请你」というのは理解しにくい。私は“是你”だとおもうな。でも上手く言えないけど。


广东人表示无鸭梨

※この発言ちゃちゃかな?短すぎてよくわからない。
无鸭梨=無圧力=気楽。ネットってこういう当て字多いですね。


我也觉得她说的粤语怪怪的= =
我只听懂了“是你”的“你”(-.-)

わたしも彼女の広東語は変だと思う。
私に聞き取れたのは“是你”の“你”だけ。

是「请你」(想说「请你不要杀我」吧?)

「请你」だよ。(「私を殺さないで」っていうつもりだったんだ)

不知道伦敦的情况怎样,但在美国不少城市的唐人街主要都是说是广东话的。

ロンドンの状況はよくわからないけど、でもアメリカだと多くの都市のチャイナタウンで話されてるのは広東語だよね。

是“是你”

“是你”です。


只能说,由我这个母语是粤语的人听起来是「请你」。

言えることは、広東語が母語である私には「请你」って聞こえた。


无语路过 听的不利索 说的是中国腔调的伦敦英语 人家说的是英国伦敦腔调的汉语

はっきり聞こえない。
話してるのは中国語なまりのロンドン英語。彼女が話してたのはイギリスロンドンなまりの中国語じゃないの?

就像TBBT里中国人说中文我也听不懂,一定就是在当地找的华裔吧

たぶん、TBBT(The Big Bang Theory)に出てる中国人の話す中国語も聞き取れないのと似てるよ。きっと、現地で探した華僑の子孫だよ。

这口音……我一开始以为她是日本人==

この訛り、はじめ彼女のこと日本人だと思ってた。


有木有觉得她长得很像棒子……
作为一个广东人听她的粤语听得超怪的~

彼女のこと韓国人みたいだって思った。
広東人からすると彼女の広東語はものすごくヘン。

表示俺只听懂了“大哥”二字,还沾沾自喜俺居然听懂了一句粤语……

聞き取れたのは“大哥”の二文字だけ。でも広東語が聞き取れて嬉しかった~!


是广东语吧?
有时在外语片猛然听见一句中文,一时还真听不懂= =

広東語なの?
時々外国語映画の中に突然中国語がでてくると、ほんとに一瞬全く聞き取れないのよね。


话说大家有没有发现所谓的“苏州码子”长得真的很像棒子文……还是说棒子文是直接抄“苏州码子”过去的?

みんなはいわゆる蘇州碼子がハングルに似てると思わない?、それとも、ハングルって蘇州碼子から作ったのかな?


显然不可能是苏州码子像棒子文啊亲……泪……
我记得吧里有贴讲苏州码子的技术教学贴,亲去翻翻呗~~
棒子……算了,他们连整个宇宙都抄光了吧……

あきらかに蘇州碼子がハングルに似てるなんてありえない・・・涙・・
(後略)

素琳在剧里表达的是广东话,很明显,“哥”那个音是很明显的广东腔,但是“梁”“是你”就有辨识难度,“梁”还能分辨的出来但是口音有偏差,“是你”就完全不对了,广东腔说法是“hai三声~lei二声”(大概就这个音的样子),剧中说的应该是“shi~ni”这个普通话腔,而且还腔不正字不圆的,听到这里,表示很囧的说>_

スーリンが劇中話したのは広東語。これは明らかです。“哥”の発音は明らかに広東語のものだったし、でも“梁”と“是你”は識別が難しい。“梁はまだ分かるけど、でも発音はひどいもの。“是你”は完全に間違ってる。広東語なら“hai三声~lei二声”となるところ。劇中では“shi~ni”って発音してて、これじゃ普通話の発音。それに意味も分からないし、発音も汚い。ここまで聞いて、とってもへこんじゃったわ。


Houston, we have a mistake.
「ヒューストン、ミス発生だ」

シリーズ1の第1話に出てくる、シャーロックの台詞です。

唐突に Houston ~ヒューストン という地名が出てきます。

ヒューストンと言えば、NASA~アメリカ航空宇宙局のジョンソン宇宙センターがあるところですね。

そして  Houston, we have a mistake. に似ている言葉で有名なのは

Houston, we have a problem.(複数形という話もあります)

これは「アポロ13号奇跡の生還」でおなじみになった言葉だそうです。

映画化もされました。

トムハンクスがラベル船長役でよかったですね。

風疹の疑いで地上に残ることになった乗組員をゲイリーシニーズが好演してました。

で、シャーロックがこの有名な台詞をもじって、

Houston, we have a mistake.

と言ったのは十中八九間違いないと思うのですが、

地動説を知らなかったシャーロック。

なぜこの言葉を知ってたんでしょうね?

あの映画を見たり、本を読んだりしてたら、宇宙の仕組みを少しは知っているはず。

やっぱり正典のワトスン君と同様、ジョンもシャーロックにからかわれてたんでしょうかね?

正典のホームズも「地動説を知らない!!」と、緋色の研究で書かれたわりに、後年、ワトスン君と「太陽黄道傾斜角の変化の原因」について話してたりするもんだから、これはホームズの茶目っ気だったんじゃないかという説があるのですヨネ。

(写真はフロリダの宇宙センター)

ドラマ「シャーロック」の英語台本の和訳をしているのは、私だけではありません。
もちろん、他にもいろいろな方がやってらっしゃると思います。
昨年の夏にシャーロックにガツンとはまってから以降、ほんとに数え切れないくらいのブログにお邪魔させていただきました。

感想を書いてあるブログ。
中の人への愛にあふれているブログ。
原作との比較など考察されているブログ。
ニュースなどを中心に紹介されている情報ブログ。
みなさん、それぞれにユニークな視点で思いをつづっていらっしゃって、読んでて、「へ~!」とか「それは気がつかなかった!」とか「私もそうなの!わかるっ!」とか、読みながら嬉しくなっているわけですが・・・

シャーロックの台詞を日本語に訳していらっしゃるサイトがいくつかあり、自分で訳してみたあとに、そちらにお邪魔して、他の方がどう訳されているのか見るのが楽しいです。
自分お間違いを発見することもたくさんあるし、また訳す人によってドラマ進行の解釈が違ってたり、語彙の選択に個性が出たり、それは楽しいのです。
これは曲がりなりにもなんとか自分で辞書をひき引き、訳しているからこその楽しみだと思います。

紹介させていただきます。

◆radwynnさんの「問わず語り
上記のリンクはシャーロック関連記事へのリンクです。
radwynnさんは全エピソード訳されています。
すごいです。
そして、radwynnさんの訳でのジョンはすごくワイルドです!
軍事、武器ネタにも詳しいので勉強になります。

◆そふぃーさんの「Sophie's Study in SHERLOCK
そふぃーさんは、第二シリーズから先に訳されてて、いま「ピンク色の~」が進行中です。更新が楽しみです。

◆山川慧さんの「Foolscap
こちらには、もう翻訳は掲載されていないのですが、日本公開以前、つまりUK版しかなかったときに、翻訳が掲載されていました。
で、もう今は日本版が出ているので、役目は終わったと公開は終了しています。
もったいないな~。
また見せてくださいっ。

以上3箇所が私の見た翻訳サイトですが、他にもありますよね?
私が見つけられないだけで。
ご存知の方がいらしたら、ぜひお知らせくだされば幸いです。

12


「最後の挨拶」のラスト。こんな台詞で締めくくられます。
この「最後の挨拶」自体は、ワトスン君の文体じゃないのも手伝って、あまり何度も読み返していないエピソードなのですが、ここのところの台詞はとても温かい感じがして好きなんです。

「東風が来るね。ワトスン君」

「そうは思わんが、ホームズ。こんなに暖かいもの」

「相変わらずだね、ワトスン君は。時代は変わっても君だけは同じだ。とはいえ、東風は吹くのだ。これまでイングランドに吹いたことのない風がね。冷たく厳しい風になるだろう、ワトスン、そしてその突風の前に我々の善良な人々の多くが萎えてしまうだろう。しかしそれは神の吹かせる風なのだ。そして、嵐の過ぎた後には、もっと清潔で、もっと善良でもっと強い国土が輝かしい太陽の下、広がることになるのだ。
車を出してくれ、ワトスン君。そろそろ出発の時間だ。僕は500ポンドの小切手を持っているが、早いとこ換金してしまわなくては。振出人が現金化を差し止める可能性があるからね。もっとも彼にそれが出来たらの話だが。

(延原訳の記憶もかなり混ざっていますが、拙訳です)


"There's an east wind coming, Watson."

"I think not, Holmes. It is very warm."

"Good old Watson! You are the one fixed point in a changing age. There's an east wind coming all the same, such a wind as never blew on England yet. It will be cold and bitter, Watson, and a good many of us may wither before its blast. But it's God's own wind none the less, and a cleaner, better, stronger land will lie in the sunshine when the storm has cleared. Start her up, Watson, for it's time that we were on our way. I have a check for five hundred pounds which should be cashed early, for the drawer is quite capable of stopping it if he can."

ここに出てくる「東風」。
これを私はながいこと「こち」と呼んでいました。
もしかしたら、延原訳の文庫本に「こち」と振り仮名があったのかも知れません。

「東風~こち」といえば、思い出されるのは、菅原道真の和歌
「東風吹かばにほひをこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ(春を忘るな)」

日本の地理的条件、しかも平安当時の西日本文化圏においては、「東風」は春の象徴であり、また春の東風は嵐になりやすいという意味も持っていたそうです。
気候は変わりませんから、今も同じですね。

では、イギリスはどうなんでしょう?
イギリスの気候の「東の風」っていうと、どういう象徴なんでしょ?
ここでの「an east wind」は嵐の前触れという意味で使われているようです。
ワトスンの台詞から想像すると、日本のとは逆で、これから寒くなるとかいう季節に吹くことが多いのかな?

この点、きっと誰か研究してるんじゃないかと思うので、ご存知の方がいらしたら教えていただきたいです。

そして出てきましたね。

Start her up

車に対して her が使われています。
(この時代はもう車が出てきてて、ワトスン君が運転するようですよ)
シャーロックの第一話「ピンク色の研究」でも「Open her up」という台詞が出てきてましたね。

4

ただいま、かの地ではシャーロックの第3シリーズの撮影が着々と進んでいるらしく、風の便りに皆さん元気でがんばっているらしいと伺っています。

何でこんな言い方になるかというと、私自身がなんとなくネタバレを回避したくなってきて、全く情報を入れないようにしているからです。

もともとネタバレは気にならない性分で、推理小説を後ろから読むとか、人の感想を読んでから映画を見始めるとか、そんなの平気の平左だったのですが、なぜかこの「シャーロック」に関しては、あまり情報が欲しくなくなっています。

なので、タンブラはもちろん、ツイッターやファンブログまでもびくびくしながら覗いたり、びくびくするくらいなら覗きに行くこと自体を自粛しようかと思ったり。
なんか、自分らしくない状態です。

なんでだろ?

考えてみました。

ネタバレが平気なのは確かにそうなんです。
今、BSでやってる、ヒューローリー主演の「HOUSE.MD」は、第3シーズンのなかなか面白いところなんで、毎週楽しみなのですが、楽しみすぎて、細かくあらすじが書いてあるブログにせっせとお邪魔して、先のストーリーまで読んでしまっています。

じゃ、なぜシャーロックはダメなのかな?

考えたら、分かりました。

シャーロック第3シリーズの場合、よく考えたら全然「ネタバレ」じゃないからなのでした。
撮影中にどんな写真や話題が漏れてきても、所詮は小出しにされた情報の断片に過ぎません。結局どんなお話になるのかは、本編放送まで待つしかないのです。
今小出しの情報見てしまって、あれこれ想像をかきたれられたとしても、種明かしは数ヶ月待たないといけない。

私はそれが耐えられそうにないんですね。

先が気になってしょうがないから、先にあらすじを読んだり、結末を見たりしちゃてるのです。ヒントだけ与えられて、数ヶ月放置プレーなら、ヒントも見ないほうが気が楽というわけです。
いっそ、脚本流出!くらいのネタバレがあれば、飛びついてしまってるかもしれませんが(笑)

本国での放送はいつ頃でしょうね?
イギリス版DVD発売はいつ頃かな?
そして日本での放送は?
私はきっと、DVD出たら買ってみると思います。
で、せっせとまた翻訳してるかもしれません。

4

川村学園女子大学のホームページにシャーロックについてのコラムが載っています。

これ
↓↓↓

国際英語学科NEWS
【えいごコラム23】 ジョンとシャーロック

シャーロックたちがファーストネームで呼び合うことや、ハリーポッターの中での名前の扱われ方の話などから、英語文化における人との距離について考察しているコラムです。
大変面白く読みました。

私自身は21世紀版ホームズ物語の「シャーロック」でジョン、シャーロックがファーストネームで呼び合うのがいかにも「現代版!」という感じで、最初に見たときに衝撃を受けたのですが、その意味についてはあまり深く考えていませんでした。

先日のこと、ツイッターで見かけた話題に、「ヴィクトリア時代のホームズとワトスンを下宿させたハドスン夫人は胆が据わっている、なぜならその時代同性同士の同居は、同性愛が疑われて警察の捜査対象になっていたから。」と言うのがありました。

「え~まさか~?!」と思ったのですが、
そもそもイギリスの文化、風俗には全く疎い私なので、反論する根拠もなく。
ただ、同時代にロンドン留学していた夏目漱石が下宿を何箇所も変わっているのですが、そのなかで同じ日本人留学生と同居していたという話を読んだような気もしたし、正典の中ではマイクロフトの下宿にもギリシャ人通訳のメラスさんが住んでいたし。

ホームズ物語を読んだことで、当時のイギリスでは下宿のシェアは普通のことなんだろうと思い込んでいましたが、そうでもないのかも。

これは研究してみると面白そうなテーマですね。
実際研究した人もいそう。

6

シャーロック(BBCドラマ)・ケースブック
クリエーター情報なし
早川書房

英語版を持っている「ケースブック」ですが、日本語に翻訳されたものが出版されました。翻訳の方も「シャーロック」のファンの方なので(ツイッターやブログでお見かけしてました)愛情いっぱいに翻訳してあるのではないかと期待しています。

英語版をちまちま読もうと思っていたのですが、翻訳が出てしまうと英語版は読まなくなってしまうかも・・・。
買うのよそうかな?
などと葛藤もありましたが、買います、買います。
やっぱり買いますよ。

6


YOKOの物好きシリーズ。
頼まれもしないのにセンター試験の英語に挑戦しました。
去年もやったと思ってましたが、違ったみたいです。
それだけ苦手意識が強かった・・というか楽しめなかったということですね。

それにしても問題文の多さに目を回してしまいました。
これを時間内に解くのは大変でしょうね。
幸い私は受験生ではないので、特に時間制限は設けずにゆっくり解きました。。

結果は200点満点で176点。

88%の正答率でした。受験生のときよりいい成績かもしれません(自分の点数はさすがに忘れました)この半年「シャーロック」で英語に親しんできたことが、効果を出してるんじゃないかなと思います。

では、以下に間違えたところを中心に、復習しておきたいと思います。
TOEICと同様、語彙やイディオムが一番弱いところで、長文読解とかは意外とできる・・・これは年の功だという気がしています。


Japan consists of four large islands and many small islands.

consists of:~から成る

I don't enjoy going to TOKYO.It's hard for me to put up with all the crowds.

put up with:我慢する

でもここを間違えたのは、「crowds(人ごみ)」を「cloud(雲)」と思っていたことによります。情けない・・・


I was offered a good position with a generous salary, but I decided to turn it down because I wanted to stay near my family.


turn down:却下する

In Japan , when people become eighteen, they are old enough to get a driver's license.

ここ、「enough old」の語順にしてしまいました・・・。

単語の意味、この際覚えます。

properly:上品に

accurately:正確に

discipline:しつけ、規律

センター試験の英語は、私にとってはちょうどいいレベルですね。
一生懸命読まないと意味がわからないし、長文の(今回で言うとインディアナ州のタイムゾーン問題)いくつかは、半分くらいしか意味がわからなかったり。

映画の感想文は日ごろよく読んでる系統のものだったので、楽でした(その割に満点は取れなかったけど)あの映画は架空のものなのかな?なかなか面白そうな映画じゃないかと思いました。

インディアナにタイムゾーンが2つあることとか、ロシアやキューバが医師がたくさんいることとか、問題文中にいろいろ発見があり、そういう意味ではやってよかったなぁと。
受験生の皆さんも問題を解きながら「へ~っ」って思ったのじゃないかな?

12

「シャーロック」とは関係ないのですが、英語を勉強しはじめたのもシャーロック祭りの一環なので。このカテゴリーに。

最近毎日BBCのニュースを見るようにしています。
昨夜地震の後に飛び込んできた、イギリスの痛ましいニュースです。このケイトさんの病院へのいたずら電話の話題は気になっていたのですが、こんな展開になるなんて夢にも思っていませんでした。事実関係を知りたくて、辞書を引き引きニュースサイトを読んでみました。

YahooUKより。
http://uk.news.yahoo.com/royal-hoax-call-receptionist-commits-suicide-144751515.html#JlHV4Iq

Sky NewsSky News 日本時間12月8日午前の記事

A nurse duped by a prank phone call at the hospital treating the pregnant Duchess of Cambridge has died in a suspected suicide.

妊娠中のケンブリッジ公妃が治療を受けていた病院へのいたずら電話にだまされた看護師が死亡した。自殺と見られる。

dupe:だます
prank:いたずら

Jacintha Saldanha, 46, who has worked at the hospital for four years, was found dead at an address near King Edward VII's hospital in London on Friday morning.

The hospital confirmed she had been the victim of a hoax call in which two Australian DJs, pretending to be the Queen and Prince of Wales, phoned up about Kate.

その病院に4年勤務していた、Jacintha Saldanhaさん(46)は、金曜朝、ロンドンのエドワード7世病院に近い場所で死んでいるのが発見された。

病院は彼女が、オーストラリアのDJによる悪ふざけの電話による犠牲者であると確認した。その電話ではそのDJたちは女王と皇太子の振りをしてケイト妃について問い合わせた。

hoax:かつぐ、悪ふざけ

Ms Saldanha, a mother of two, received the call and put it through to the ward where another nurse updated the pair on the Duchess, who was being treated for severe morning sickness.

二人の子を持つ、Ms Saldanhaは、電話を受け、病棟につないだ。そこで別の看護師が深刻なつわりで治療を受けていた公妃について最新情報を伝えた。

ward:病棟
the pair:??なぜPAIRというのでしょう?

Sky News crime correspondent Martin Brunt said the nurse was from Bristol and has a son and a daughter. "The hospital had not suspended Ms Saldanha, nor disciplined her," he added.

スカイニュースの犯罪通信担当Martin Bruntによると、その看護師はブリストルの出身で、息子と娘がいるという。病院はMs Saldanhaを停職にしたり、懲戒したりはしていなかった。ともつけ加えた。

suspend:保留、停止
discipline:懲戒

Her family said in a statement: "We as a family are deeply saddened by the loss of our beloved Jacintha."

彼女の家族の声明「わたしたちは家族として、わたしたちの愛するJacinthaを失ったことを深く悲しんでいます」

The owners of the radio station say the two DJs behind the call are "deeply shocked" by the tragedy. They have been dropped from their show until further notice amid a major backlash.

そのラジオ局のオーナーによると、その二人のDJは電話の向こうで、その悲劇に「非常にショックを受けている」。彼らは大きな反発のただなかにあり、当分の間番組を降板している。


until further notice:当分の間、追って通知のあるまで
amid:~の真っ最中で
backlash:反発

Kate, who is understood to be well under 12 weeks pregnant, was admitted to the hospital on Monday after falling ill over the weekend and released again on Thursday.

妊娠12週目と見られるケイト妃は、具合が悪くなったあと月曜日に入院し週末を越えて、木曜日に退院した。

The Duchess and her husband, William, the Duke of Cambridge, said in a statement that they were "deeply saddened" by the nurse's death.

"Their Royal Highnesses were looked after so wonderfully well at all times by everybody at King Edward VII Hospital, and their thoughts and prayers are with Jacintha Saldanha's family, friends and colleagues at this very sad time," they said.

公妃と夫のウィリアム、ケンブリッジ公爵は、声明の中で、看護師の死を「深く悲しんでいる」としている。


「妃殿下は、エドワード7世病院において、全ての時間、全てのスタッフから非常にすばらしい看護をうけました、そして彼らの思いと祈りは、この非常な悲しみの中にいるJacintha Saldanhaの家族、友人、そして同僚たちとともにあります」

A St James's Palace spokesman added: "At no point did the Palace complain to the hospital about the incident. On the contrary, we offered our full and heartfelt support to the nurses involved and hospital staff at all times."

聖ジェームズ宮殿の広報担当は、加えて「その事件についてはいかなる点においても宮殿が病院に不満を告げたことはありません。それどころか、我々は常に、巻き込まれた看護師や病院スタッフに心からの精一杯のサポートを申し出ていました」とした。

On the contrary:それどころか

The King Edward VII Hospital said: "It is with very deep sadness that we confirm the tragic death of a member of our nursing staff, Jacintha Saldanha.

"Jacintha has worked at the King Edward VII's Hospital for more than four years. She was an excellent nurse and well-respected and popular with all of her colleagues.

"We can confirm that Jacintha was recently the victim of a hoax call to the hospital. The hospital had been supporting her throughout this difficult time."


エドワード7世病院「我々の看護スタッフの一員のJacintha Saldanhaの悲劇的な死を確認することは、非常に深い悲しみを伴います」

「Jacinthaはエドワード7世病院で、4年以上勤務していました。彼女は素晴らしい看護師であり、同僚たちからも尊敬され、人気がありました」

「Jacinthaは先ごろ病院へかかってきたいたずら電話の犠牲になったことは確かです。病院は、この困難な時期を彼女か乗り越えられるようにサポートしていました」

Hospital chief executive John Lofthouse said: "Our thoughts and deepest sympathies at this time are with her family and friends. Everyone is shocked by the loss of a much-loved and valued colleague."

病院の重役John Lofthouse「今このときにあたり我々の思いと深い同情は、彼女の家族と友人とともにあります。大好きで大切な同僚を失って、みなショックを受けています」

Lord Glenarthur, the hospital's chairman, said: "This is a tragic event. Jacintha was a first class nurse who cared diligently for hundreds of patients during her time with us. She will be greatly missed."

病院長のGlenarthur卿「悲劇的な出来事です。Jacinthaは一流の看護師で、ここに勤務していた間、何百人という患者を一生懸命に看護していました。彼女はおおいに恋しがられることでしょう。」

diligently:一生懸命に

(中略)

Police were called to the address at 9.35am on Friday after a report about a woman found unconscious. Paramedics rushed to the property but she was pronounced dead at the scene.

警察は女性が意識不明だとの報告を受けたあと、その場所へ金曜の午前9:35に呼ばれた。救急隊がその場所へ駆けつけたが、彼女はその場で明らかに死亡していた。

Paramedics:救急救命士.
pronounced :はっきりした、明白な

A Scotland Yard spokesman said: "Inquiries are continuing to establish the circumstances of the incident. The death is not being treated as suspicious at this stage."

ロンドン警視庁の報道官「事件の状況を立証するために捜査は継続中です。現段階ではその死に疑わしい点はないものとして取り扱われています」

inquiry:調査、捜査、質問
establish:落ち着く、立証する、立てる

Michael Christian and Mel Greig, DJs on the 2DayFM radio station, broadcast their call to the hospital on Wednesday morning.

2DayFM というラジオ局のDJである、Michael ChristianとMel Greigは、水曜朝に病院へかけた彼らの電話を放送した。

Greig, impersonating the Queen, asked to speak to her "granddaughter Catherine" and managed to persuade Ms Saldanha to put her through to the ward where Kate was being treated.

Greigは女王に成りすまして、彼女の「孫娘のキャサリン」と話がしたいと頼み、Ms Saldanhaにケイトが治療を受けている病棟へつないでくれるように説得した

impersonate:ふんする、成りすます
persuade:説得する、させる

※ここ「説得した」と訳してますけど、放送を聴く限り、ただ「孫のケイトをお願い」と言っただけのようでした。そうしたらすぐに「お待ちください」となったようでしたが、カットされてるのかな?

The security breach was deeply embarrassing for the hospital, which is the medical institution of choice for the Royal Family.

警備の隙は、この王室のための医療施設として選ばれている病院を深く当惑させた。


breach:違反、絶交、裂け目、突破口
institution:施設、協会

The DJs apologised for the prank after an initial furore but later took to Twitter to brag of their success - calling it the "easiest prank call ever made".

そのDJたちはそのいたずらについてはじめは大騒ぎしたあと、謝罪した。しかし後からツイッターでその「成功」について「今まで出一番簡単ないたずら電話」だといって自慢した。

furore=furor:興奮、大騒ぎ
brag:自慢する

Following Ms Saldanha's death, the radio station's owners said: "Southern Cross Austereo and 2Day FM are deeply saddened by the tragic news of the death of nurse Jacintha Saldanha from King Edward VII's Hospital and we extend our deepest sympathies to her family and all that have been affected by this situation around the world.

Ms Saldanhaの死を受けて、ラジオ局のオーナーは言った「Southern Cross Austereoと2Day FMは、エドワード7世病院のJacintha Saldanha看護師の死と言う悲劇的なニュースに深く悲しんでいます。そして彼女の家族と、この状況に影響を受けている世界中の人々に、に心からのお悔やみを申し上げます」

affected:影響を受けた

"Chief Executive Officer Rhys Holleran has spoken with the presenters, they are both deeply shocked and at this time we have agreed that they not comment about the circumstances.

CEOのRhys Holleranは司会者らとともに「彼らは、二人とも深いショックを受けていて、今現在は、その状況についてコメントできないということに同意しています」

"SCA and the hosts have decided that they will not return to their radio show until further notice out of respect for what can only be described as a tragedy."

SCA(Southern Cross Austereo)と司会者らは、その悲劇としか形容しようのないことについて敬意を表するため、当分の間、彼らのラジオ番組に戻らないことを決定しました。

out of respect for:に敬意を表して


この上の2文のthe presenters と the hosts の指すものがちょっとわかりにくいですね。問題のDJたちのことだとは思うのですが。

英語の習慣なのかもしれませんが、同一人物を指すのに、呼称がどんどん変わっていくのは学習者は混乱しますね。ケイトさんのことも、KATEとしたり、the pregnant Duchess of Cambridge、the Duchess、Their Royal Highnesses、granddaughter Catherine、などいろいろ変わっている・・・仕方ないけど。


ふー、初めて英語のニュースを訳してみた。

これは第2報くらいのものかな。
いたずらがこんな悲劇を巻き起こしてしまうのがほんとに恐ろしいと思いました。
妊娠と言うおめでたい話題だったはずなのに。
なんともいえないです。ほんとに。