「バスカヴィル家の犬」。原作ホームズの中でも特に好きな作品です。
写真は英語版と中国語版と新潮文庫版。
「シャーロック」、第2シーズンの2作目。
感想を思いつくまま書いていきます。
(私にしかわからないかも)
以下盛大にネタバレしています
最初の血まみれホームズ。
原作の黒ピータの逸話ですね。
でもほんとにあの格好で地下鉄に乗れるのかな?
銛って危険物じゃないのかな?
持ち込み可???
タバコがすいたくていらいらしているホームズ。
ちょっとかわいい。
部屋中をめちゃくちゃにしてタバコを探すホームズ。
最後スリッパの中を見るのも、細かいね。
原作ではタバコを「ペルシャスリッパ」の中にしまってる。
あ、二人の部屋のTVはサムソンだ。
そういえば、イギリスではテレビのことをTellyって言うのですね。
依頼人ヘンリーのタバコの副流煙を吸い込むシャーロック。
さもしいよ・・・
可笑しいけど。
プライドないのかな(笑)
ニコチンパッチじゃ効かないのかな?
それともパッチもやめてるのかな?
このシーンだけでもシャーロック、十分奇人。
ダートムアの奇岩の上に立つシャーロック、かっこいい。
でもあの奇人振りを見た直後だから、かっこつけてるだけにしか見えない・・(泣)
ジョンの歩き方。
軍人風の歩き方の演技かな?
懐中電灯の持ち方も一人だけ違ってて、かっこよかったけど。
暖炉の場面でシャーロックが恐怖を感じて「感情」というものに恐れを抱くところ。初見ではよく飲み込めなかったのですが、今見てきた魔犬が怖いのではなく、ないはずのものを見たこと、自分の見たものが信じられないということが初めての経験で怖いんでしょうね。
そんなことしょっちゅうある凡人の私にはすぐには飲み込めませんでした。
そしてそのとき口走ってしまう
「僕には友人はいない」の一言。
でも翌日ちゃんと「友人は一人だけいる」と訂正していました。
原作では「友人はワトスンだけ」という認識はちゃんとあるホームズですが、このシャーロックは、その段階にいたるまでにステップがあるんですね。
ジョンに出会うまでのシャーロックの孤独振りが思いやられてほろりとしちゃいます。
第1シーズンから5作目まで少しずつ、シャーロックとジョンの関係を積み重ねてきているのもこのシリーズの面白いところ。
二人がどんな風に友情を培っていくか。
毎回「ゲイカップル」と誤解されるというギャグが挟まれるのもご愛嬌。
原作を読んでいたときは、ホームズの天才を敬愛するワトスンとホームズの友情をもう出来上がっているものとして、なんの疑問も感じたことがなかったけど、今回のドラマではこの二人がどうしていっしょにいるのか、考えながら見てる。
シャーロックはジョンのことちょっと所有物のような風に見てるのかな?
ジョンで実験なんて。
鬼畜。
許すジョンもすごい。
ワタシのお気に入りシーン
・ジョンにコーヒーを入れてくるシャーロック。
ちゃんと飲んでくれるか心配そうに見てる様子がめちゃかわいかったけど、
実は別のたくらみだったとわかり、にやっとしてしまいまいました。
ひっかかった!
・「マインドパレス」
シャーロックの頭の中を視覚化する試みが大成功している。
間違いなくこのドラマのすばらしいことのひとつですね。