純粋に自分の勉強のために、シャーロックの台詞を読んでいく試みです。
できるだけ専門用語のない部分~日常使いの部分を選んでみます。
多分、すべての場面を読むことはできない(その前に飽きる)と思うので、やりたいところから気まぐれにスタートします。
日本語字幕や吹き替えも見たことがあるので、大きな流れはわかっています。
でも細かいところは忘れてしまいました。
まずは、0101の中盤、ノーサンバランド22へ向かう二人の場面。
大阪に行く飛行機の中でこつこつ訳してました。
よくわからないところを赤文字にしてます。
流してるところも間違ってるかも。
青文字は自分にとっての新出単語(生詞)
JW: Where are we going?
どこへ行くんだ?
SH: Northumberland Street's a five-minute walk from here.
ノーサンバランド通り、ここから徒歩5分だ。
JW: You think he's stupid enough to go there?
奴がのこのこやってくるとでも思ってるのか?
(直訳:彼がそこへ行くほどのバカだと思うのか?)
SH: No - I think he's brilliant enough. I love the brilliant ones. They're all so desperate to get caught.
いや、頭がいいから来るのさ。頭がいい奴は好きだね。彼らはみな捕まりたくてうずうずしてるものさ。
(直訳:いや、奴はそこへ行くほどの賢さだと思う。賢い奴は好きだ。彼らはみな捕まえてもらうためにやけっぱちになる)
※捕まえてほしくてやけになるのか、やけになった結果つかまっちゃうのか?
JW: Why?
なぜ?
SH: Appreciation! Applause! At long last the spotlight. That's the frailty of genius, John, it needs an audience.
評価さ!喝采だ!そして最後にはとうとうスポットライトだ!それが天才の弱点なのさ、ジョン、天才とは観客を必要とするんだよ。
at long last:at lastの強調表現
JW: Yeah.
なるほど。
SH: This is his hunting ground. Right here in the heart of the city. Now that we know his victims were abducted, that changes everything. Because all of his victims disappeared from busy streets, crowded places, but nobody saw them go. Think! Who do we trust, even though we don't know them? Who passes unnoticed wherever they go? Who hunts in the middle of a crowd?
ここは奴の猟場だ。ここは、都会のど真ん中。
今、我々は奴の獲物はさらわれたと知っている。これですべてが変わってしまう。
なぜなら、被害者たちは人通りの多い通りや人ごみの中から姿を消したのに、彼らを見たものはいないんだ。
考えろ!
知らない人間から信用されるのは誰だ?
どこへ行っても気づかれないのは誰だ?
人ごみの中で狩をしているのは誰なんだ?
※that changes everything この前後のつながりがわかりません。
Thatが何を指すのか?で、何が変わるのか?
JW: Don't know. Who?
わからないな。誰だ?
SH: Haven't the faintest. Hungry?
全くわからない。お腹すいてるか?
※faint:わずかな,ぼんやりした.
用例:There's not the faintest hope. わずかな望みもない.
というわけで、全否定に訳してみたけど・・・
Thank you, Billy. 22 Northumberland Street. Keep your eyes on it.
ありがとう、ビリー。ノーサンバランド通り22番、目を離すな。
JW: He's not just going to ring the doorbell. He'd need to be mad.
まさか、奴が玄関のベルを鳴らすわけないだろ。正気の沙汰じゃない。
(直訳:彼は、ドアベルを鳴らそうとしていない。狂ってでもいなければ)
SH: He HAS killed four people.
4人も殺してる(十分正気じゃないだろ?)
JW: OK.
わかった。
Angelo: Sherlock! Anything on the menu, whatever you want, free. On the house, for you and for your date.
シャーロック!メニューにあるものは何だってタダにするよ。店のおごりだ。
君と君の「お相手」にはね。
SH: Do you want to eat?
食べたい?
JW: I'm not his date.
僕は「お相手」じゃない。
Angelo: This man got me off a murder charge.
この男は、俺の殺人容疑を晴らしてくれたんだ。
SH: This is Angelo. Three years ago I proved to Lestrade at the time of a particularly vicious triple murder that Angelo was elsewhere, house-breaking.
彼は、アンジェロ。3年前、3人殺した凶悪殺人事件で、彼のアリバイをレストレードに証明したんだ。事件発生時刻に彼は、別の場所で強盗してた。
house-breaking:強盗、押し込み。
空き巣のことかと思いましたが、違うようです。空き巣のほうがここのシーンではぴったり・・アンジェロの小物っぽさがいい感じ出すと思ったのですが。
Angelo: He cleared my name.
汚名をそそいでくれたんだ。
SH: I cleared it a bit. Anything happening opposite?
まぁ少しね。向かいで何か起きてないか?
Angelo: Nothing. But for this man, I'd have gone to prison.
何も。この男がいなかったら、刑務所行きだったよ。
※I would have gone って仮定法?
but for: ~~でなければ
SH: You did go to prison.
刑務所には行っただろ?
Angelo: I'll get a candle for the table. It's more romantic.
テーブルにキャンドルを持ってくるよ。ロマンティックになるから。
JW: I'm not his date!
デートじゃないってば!
SH: You may as well eat. We might have a long wait.
食べたほうがいい。長く待つことになるかもしれないから。
JW: Thanks. People don't have arch-enemies.
(ろうそくを持ってきたアンジェロに)ありがとう。
普通の人は宿敵なんていない。
SH: I'm sorry?
え?なんて?
JW: In real life. There are no arch-enemies in real life. Doesn't happen.
実生活では。実生活には宿敵なんてものはいない。ありえないよ。
SH: Doesn't it? Sounds a bit dull.
そうなの?それはちょっと退屈だな。
JW: So who did I meet?
すると僕が会ったのは誰だ?
SH: What do real people have, then, in their..."real lives"?
じゃあ、現実の人々の実生活とやらには何があるんだ?
JW: Friends? People they know, people they like, people they don't like...Girlfriends, boyfriends.
友達だろ。知り合いとか、好きな奴、嫌いな奴・・・彼女とか、彼氏とか。
SH: Yes, well, as I was saying - dull.
ふーん。やっぱり退屈だな。
JW: You don't have a girlfriend, then.
じゃ、彼女はいないの?
SH: Girlfriend? No, not really my area.
彼女?僕の受け持ちじゃない。
JW: Mm. Oh, right. Do you have a...boyfriend? Which is fine, by the way.
あぁ、そうか、わかった。じゃあ...彼氏がいるのかな?それでもいいけど。
SH: I know it's fine.
それでもいいだろうね。
JW: So you've got a boyfriend then.
じゃ、彼氏がいるんだね?
SH: No.
いや。
JW: Right. OK. You're unattached. Like me. Fine. Good.
そうか、わかった。だれとも付き合っていないってことだね。僕と同じだ。結構結構。
SH: John, erm...I think you should know that I consider myself married to my work, and while I'm flattered, I'm really not looking for any...
ジョン、ええと、知っておいてほしいんだけど、僕は仕事と結婚してるんだ。気持ちはありがたいけど、別に誰かを探してるとかそういうわけじゃ・・・
JW: No, I'm...not asking. No. I'm just saying, it's all fine.
違うよ。僕は、口説いてないよ。ただ君がどういうんでも全然OKって言うことだよ。
SH: Good. Thank you. Look across the street. Taxi. It's stopped. Nobody getting in, and nobody getting out. Why a taxi? Oh, that's clever. Is it clever? Why is it clever?
よかった。ありがとう。
通りの向こうを見ろ。タクシーだ。停まってる。誰も乗り込まないし、誰も下りない。なぜタクシーなんだ?あ!賢いな。賢いか?なぜ賢いんだ?
※ここも、日本語にしても意味がよくわからない・・・
JW: That's him.
奴だ。
SH: Don't stare.
見るな。
JW: You're staring.
君は見てるじゃないか。
SH: We can't both stare.
二人で見るのはダメだ。
Unknown
YOKOさん!お勉強お疲れさまで~す!私はTOEIC受けないけど、来ましたよ~
私も改めて読むと覚えてなかったこといっぱいです。
何回も味わえる、いいドラマだなあ♪
とりあえず、わかるとこを書いておきまーす。^^)/
そして余計なことも・・・
*They're all so desperate to get caught.
「奴らは皆、捕まえてほしくてしょうがないのさ。」かと。desperateは「デスパレートな妻達」のデスパレートで~をすごくしたくてたまらない、の意です。その結果ヤケクソになることも。
*it needs an audience. 余談ですみません。これ、シャーロックが自分のことも含めて言ってるのかと思ってましたww 自分も天才だと。そして観客とは、ジョン。
*that changes everything このthatはコンマの前の文のことです。
「それが、すべてを変えるぞ。」変えるのは、私の解釈ですけど、捜査の考え方かな?人のいる都会から気づかれずに誰かを連れ去れる人物を割り出せばいいんだ、と。
*On the house ( It's on me. で「私が払う」にもなる・・・言われたら嬉しい)
*house-breaking は「家宅侵入」なので、空き巣のことも多いですよ。
*would have gone は、その通り、仮定法で、過去の事実とは異なることを言う時に使いますけど、次にシャーロックが言う通り、実は刑務所に行ってる、というところがここの台詞の面白さですね!
*Oh, that's clever. Is it clever? Why is it clever?
・・・ほんと、ここ、ちょっと謎。
シャーロックって「Oh, that's clever. 」って口癖?よく言いますよね!
きっとタクシーが匿名性があることに気づいて、その口癖が出て、でもまだタクシーの運転手という真相にまでは到達していない、でもタクシーということが捜査のポイントなんじゃないか、と気づき自問自答してるのが、「Is it clever? Why is it clever?」ではないかと・・・・
しましまさん
しましまさん
ありがとうございます!
MOMOさんところでもかなり勉強させてもらいましたが、細かくみていくとぼろぼろとわからないところが飛び出してきます。
こうやって丁寧に台詞を読んで行くと、また味わえますね~♪
>desperate
「デスパレートな妻たち」ってタイトルは知ってましたが、意味は知りませんでした。こういう風にカタカナになっている英語、たくさんありますね。
>「観客が必要」っていうの、しましまさんのおっしゃるとおりだと思います。
ジョンに説明してますよね。自分のコト^^
>that changes everything
だんだんわかってきました!
今までは「自殺」だと思われてたのが、「狩り」だとわかってきたんですね。
それが変化をもたらすのですね。これまで犯人の独壇場だったのが「形勢逆転」というイメージにもなりますかね?
>house-breaking は「家宅侵入」
空き巣ってコトにしたいです。
空き巣ならいいわけじゃないけど、そのほうがアンジェロがさらにかわいく思えます^^
>would have gone
仮定法・・・
もうすっかり忘れていました。
昨日ツイッターでも、ここの所解説してもらったので、自分のメモ用にあとでこっちに転載しとこうと思います。
「でも行っただろ?」ってシャーロックの突込みが楽しいですね^^
>Oh, that's clever. Is it clever? Why is it clever?
シャーロックの自問自答なんですね。
そして口癖。
シャーロックの頭の中もはっきりしてないから、ここが上手く訳せないのもしょうがないのでしょうか・・・。
ここも、ツイッターでもコメントもらいました。
このシリーズ、続きますので、またぜひいろいろ教えてください!し早口でいってる部分はほとんど聞こえてこないのですが、こうやって一度書き起こすと、少しは耳にも入るようになってきそうです。
TOEIC対策にはならないと思うけど、そもそも、TOEIC受ける目的がシャーロックなので、これでいいんです。自己満足^^
ツイッターでもらったコメント
この記事にツイッターでもコメントをもらったので、個自分用のメモとしてここに転載します。Mさんありがとう!
----------------------------------------------
but forがあるしここは仮定法過去完了。
過去の話で使ってるから。「賢いな。賢い?何故賢いかって?」はそれが犯人となる答えだから。
まだ運転手が犯人と思ってなく、タクシーなら店の前に止まっててもおかしくないけど犯人が客として乗っていると彼は考えた。
----------------------------------------------
(私からの返事)
ありがとー仮定法なのね!もうすっかり忘れとる・・・。
賢いっていうのは「犯人」のことを言ってるんだよね。
自分じゃないよね?
----------------------------------------------
そう、犯人のことを言ってる。
この時点ではまだ運転手が犯人と思ってないけど、街中のどこに止まって被害者を怪しまれずにabductする事ができ、今、待ち合わせ場所にいても怪しまれない…タクシーとは「賢い」ってことだと思う。
仮定法の定番として、but forの他にwithoutとかshouldが文頭で使われたりもします(^^)
詳しくは辞書で確認してみて~(^^)
----------------------------------------------
but for=withoutで、『~がなければ』というフレーズで。
仮定法過去、仮定法過去完了のいずれにも使われるのよ。
shouldを用いる仮定法は、可能性が低い仮定法現未来に、
were to動詞の仮定法は可能性がゼロの仮定法未来で、使った人の可能性が伺える
----------------------------------------------
ごめん、一つ訂正(^^:仮定法は三つ(未来、過去、過去完了)。
主節の動詞が未来形、過去形、過去完了で受けるけど、それぞれいつの仮定(未来の仮定、現在の仮定、過去の仮定)をするかで分けるの。
If I should stayって歌詞はshouldを使った仮定法w