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SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-2

シャーロックで英語を勉強する企画。
第2回は、ジョンとシャーロックがバーツで会った翌日、部屋の下見をするシーンから、二人が犯罪現場へ出かけていくところまで。
日本語吹き替えや字幕を何度も見てるので、大まかな筋はわかっていうのが助けになってますが、細かなところはよくわからないし、英語をちゃんと味わってみようという試みです。
何より英語がよくわかりませんので、分かる方ぜひ教えてください。

赤文字:よく解釈できないところ
青文字:知らない単語、言い回し


SH: Hello.

こんにちは

JW: Ah -- Mr. Holmes.

ああ、ホームズさん

SH: Sherlock, please.

シャーロックでいいですよ。

JW: Well, this is a prime spot. Must be expensive.

一等地じゃないですか。かなり高いんじゃ。

SH: Mrs. Hudson, the landlady - she's given me a special deal. Owes me a favour. A few years back, her husband got himself sentenced to death in Florida. I was able to help out.

ここの大家のハドスン夫人が、僕に借りがあるということで、特別好条件を提示してくれたんだ。数年前に、彼女の夫がフロリダで死刑を宣告されたときに、助けることができたんで。

sentence:〔+目的語+to+(代)名詞〕〈人に〉〔…の刑を〕宣告する 《★しばしば受身で用いる》.
help out:救い出す
Owes one's a favour:~~に借りがある。

JW: Sorry -- you stopped her husband being executed?

ええっと、それは、彼女のだんなさんの処刑を食い止めたってコト?

execute:処刑、刑の執行

SH: Oh, no, I ensured it.

いや、確実にしたんだ。


Mrs. H: Sherlock!

シャーロック!

SH: Mrs. Hudson, Dr John Watson.

ハドスン夫人だ、こちらはドクター・ジョンワトスンです。

Mrs. H: Hello. Come in.

こんにちは。入って。

JW: Thank you.

ありがとうございます。

SH: Shall we...?

じゃ、まいりますか?

JW: Well, this could be very nice. Very nice indeed.

いやぁ、これはすごくいいね。ほんとに、すごくいい。

SH: Yes. Yes, I think so, my thoughts precisely.

そうなんだ。僕もそう思った。僕の感想も全く同じ。

precisely:まさにそのとおり

TOGETHER: So I went straight ahead and moved in.

同時に:それでまっすぐここに引っ越してきたんだ。

Soon as we get all this rubbish cleaned out...

同時に:このゴミを全部きれいに片付けちゃえばすぐに・・・

JW: So this is all...

ということは、これは全部・・・

SH: Well, obviously I can erm...straighten things up a bit.

まぁ、確かに、えっと、ちょっとは片付けられるよ。

straighten~~ up 整理整頓する

JW: That's a skull.

それ、骸骨だね。

SH: Friend of mine. When I say friend...

僕の友達。僕が友達っていう時には・・・

※ここ、日本語にしてもよく意味がわかりません。
シャーロックの意図はどういうことかな?
「友達の骨(友達が死んで骨になった)じゃなくて、骸骨が友達なんだ」といいたいのか、
「友達って言ったら自分にはこういうものしかいないんだ」といいたいのか。
なぞです・・・

Mrs. H: What do you think, then, Dr Watson? There's another bedroom upstairs, if you'll be needing two bedrooms.

いかがですか、ワトスン先生?上の階にはもうひとつ寝室がありますよ。もし寝室が2ついり用なら。

JW: Of course we'll be needing two.

もちろん、2つ必要ですよ。

Mrs. H: Oh, don't worry, there's all sorts round here. Mrs. Turner next door's got (married ones).

まぁ、心配しないで。この辺には各種そろってるから。お隣のターナー夫人のところには(結婚したカップルもいるのよ。)

all sorts:各種

Oh...Sherlock! The mess you've made.

まぁ、シャーロック!散らかして!
(直訳:あなたの作った混乱)

※こういう風に主語が人間じゃない言い方。違う言語だな~ととつくづく。

JW: I looked you up on the internet last night.

ゆうべ君の事をネットで調べた。

SH: Anything interesting?

なにか面白いものあったか?

JW: Found your website. The Science of Deduction.

君のサイトを見つけた。「推理の科学」。

deduction:演繹法

SH: What did you think?

どう思った?(ご感想は?)

JW: You said you could identify a software designer by his tie and an airline pilot by his left thumb?

ソフトウェアデザイナーはネクタイを、パイロットは左手の親指を見ればわかると言ってるね。

SH: Yes. And I can read your military career in your face and your leg, and your brother's drinking habits on your mobile phone.

そう。そして、君の軍歴は君の顔と脚から、君の兄さんの飲酒癖は携帯電話からわかる。

JW: How?

どうやって?

Mrs. H: What about these suicides then, Sherlock? I thought that'd be right up your street. Three exactly the same.

この自殺事件はどうかしら?シャーロック、ぴったりあなた向きなんじゃないかって思ったけど?3つ全部そっくり同じって。

right up one's alley/street:趣味に合う、能力に合う


SH: Four. There's been a fourth. And there's something different this time.

4つだ。4つめができた。それに、今回は何か違うようだ。


Mrs. H: A fourth?

4つ目?

SH: Where?

(レストレードに)どこだ?

L: Brixton, Lauriston Gardens.

ブリクストンだ。ロリストンガーデン。


SH: What's new about this one? You wouldn't have come to me otherwise.

今回は何か目新しいことがあるのか?そうじゃなきゃ、ここへ来なかっただろ?

L: You know how they never leave notes?

今まで誰も遺書を残さなかった。
(直訳:彼らが一度も遺書を残さなかったということを知っている)

ここの how は that と同じような使われ方。(関係詞/接続詞)


SH: Yeah.

そうだ。

L: This one did. Will you come?

今回は遺書があった。来るか?


SH: Who's on forensics?

鑑識の担当者は?

forensics:鑑識

L: Anderson.

アンダーソン。

SH: He doesn't work well with me.

奴とじゃ上手くいかない。

L: Well, he won't be your assistant.

まぁ奴は君の助手にはならんよな。

SH: I NEED an assistant.

僕には助手が必要だ!

L: Will you come?

来るのか?

SH: Not in a police car, I'll be right behind.

警察の車には乗らない。すぐに後から行く。

L: Thank you.

ありがとう。

SH: Brilliant! Yes! Four serial suicides, and now a note. Oh, it's Christmas. Mrs Hudson, I'll be late. Might need some food.

すばらしい!やった!4つの連続自殺。そして今度は遺書。あぁ、クリスマスだ!ハドスン夫人、遅くなります。何か食べるものが必要になるかな。

Mrs. H: I'm your landlady, dear, not your housekeeper.

私は大家ですよ。家政婦じゃありませんよ。

SH: Something cold will do. John, have a cup of tea, make yourself at home. Don't wait up!

何か冷たいもので十分です。ジョン、お茶でも飲んで、くつろいでくれ。起きてなくていいから。

will do:間に合う。役に立つ。
wait up:寝ずにまつ。

Mrs. H: Look at him, dashing about...My husband was just the same. But you're more the sitting-down type, I can tell. I'll make you that cuppa, you rest your leg.

ちょっと見て、突進しちゃって・・うちの主人とそっくり。でもあなたはもっと落ち着いて座ってるタイプのようね。お茶を入れましょうね。あなたは脚を休めてて。

※dashing aboutのあとの....の部分で何を言うつもりなんでしょうか?
dashのあとにaboutが来るのは辞書に載ってなかった。

JW: Damn my leg! Sorry, I'm so sorry - It's just sometimes this bloody thing...

この脚のヤロー!すみません。ほんとにすみません。時々どうにもこうにもこの脚が・・

Mrs. H: I understand, dear, I've got a hip.

わかるわ。わたしも腰がそうなの。

JW: Cup of tea'd be lovely. Thank you.

お茶いいですね。ありがとうございます。

Mrs. H: Just this once, dear, I'm not your housekeeper.

今回だけよ。家政婦じゃないんですから。

JW: Couple of biscuits too, if you've got 'em.

あったら、ビスケットも少しお願いします。

Mrs. H: Not your housekeeper!

あなたの家政婦じゃないのよ。

SH: You're a doctor. In fact you're an Army doctor.

君は医者だ。もっと正確に言うと軍医だ。

JW: Yes.

そうだ。

SH: Any good?

腕は(どのくらいいい)?

JW: Very good.

とてもいいよ。

SH: Seen a lot of injuries, then. Violent deaths.

たくさんのけが人を見てきたね?ひどい死体も。

JW: Well, yes.

ああ、そうだ。

SH: Bit of trouble too, I bet?

きっとそれで悩まされることもあっただろうね。

JW: Of course. Yes. Enough for a lifetime, far too much.

もちろんそうだ。一生分見てきた。十分過ぎるほどだ。

SH: Want to see some more?

もう少し見たい?

JW: Oh, God, yes.

ああ、うん、そうだ。

※ここのGODの感じがよくわかりません。

Sorry Mrs. Hudson, I'll skip the tea. Off out.

すみません、ハドスン夫人、お茶はキャンセルです。外出します。

Mrs. H: Both of you?

二人ともなの?

SH: Impossible suicides? Four of them? No point sitting at home when there's finally something fun going on!

ありえない自殺?4人全員?ついに楽しいことが始まったのに、部屋で座ってるなんて無意味だよ。

No point:むだ、何にもならない

Mrs. H: Look at you, all happy. It's not decent.

自分を御覧なさい。そんなに楽しそうにして。お行儀が悪いわよ。

decent:ちゃんとしてる、みっともなくない、礼儀正しい

SH: Who cares about decent? The game, Mrs. Hudson, is on! Taxi!

行儀がなんですか!?ゲームが、ハドスン夫人、始まってるんですよ!タクシー!

7 thoughts on “SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-2

  1. arip

    Unknown
    we'll be needing two
    これはwill be ~ ingであらかじめ決まっている予定を表す用法ですよね。
    we will be stopping at shin-yokohama and shinagawa
    と同じ。

    返信
  2. YOKO

    あっ!
    will be ~ ingってそうか~車内アナウンスですね。
    いろんなところに教材が転がってるものですね~。何百回と聞いてるフレーズのはずなんですけどね。気がつきませんでした。
    教えていただき感謝です!

    返信
  3. YOKO

    ツイッターから
    またまたツイッターでコメントがつきましたので、こちらに転載。
    Mさんありがとうございます。
    --------------------------------------------------
    読んだー!出かけて行って個別に伝えたいくらい湧いて来た(笑)

    ●owe 人's a favor
    はもち慣用句だけど、ライヘンバッハの回でモリアーティがシャーロックの部屋で林檎に彫った『I owe you(君に借りがある)』にも通じるよね♪

    ●sentence人~
    は判決文の常套句で、人に~の判決を下す。
    でも今回は、直前のget人 sentenced(過去分詞)~で『人に~の判決が下された』と受動態で使われている。

    ●friend of mine
    『私の友達』だから、when i say friend=what i mean by 'friend'なのでよーこちゃんの『「友達って言ったら自分にはこういうものしかいないんだ」』で良いと思う。

    ●will do
    は、『それで用が足りる』的に何にでも使い回しが可能。
    Can I borrow something to write with?(何か書くものをお借り出来ますか?)
    Will this do?(これで良いですか?)Sure!(ええ)とか。

    ●dash about
    は悩まなくていいとよ。
    dash intoとかで使うだろうけど、何かに向かってだーっ!って意味合いのためのもの。

    ● help outのoutも元々救い『出す』の意味合いだしね。

    ●oh,God,yes
    のGodはおそらく『ああ、もちろんだとも!』っていう、我々仏教とは使わない気持ちの込め方だと思う。ただここはその分、『ああ、そうだ』ではなくその分、テレビ版の吹き替えの様に『ああ、勿 論!』と気持ちを込めた方がいいかも。

    ●no point
    はthere is no point~ing(~しても無駄)の略。
    pointには正しく『要点』という意味があるから、no point-ingは~しても意味無いし~みたいになるのよ。応用すると、自分が言いたい要点を先にいう表現として『The point is (that) s+vなら聴衆は後半を傾注してくれるワザ

    返信
  4. しましま

    Unknown
    YOKOさん、すごいー、その更新パワー!!!
    そして、私も、また来ましたーー^^;

    *dash about のaboutは、aroudに近い意味かなと思いました。「見て、彼ったら、走り回っちゃって・・・」

    *oh, God, yes は、ちょっとビデオを見直してないので言い方とまだ確認してないのですが、私が最初に見た時の印象では、「やれやれ」的な感じでした。
    「死体は困るほどに見た、一生分見た」と言ってるのに、「もっと見たい?」
    と聞かれての返事なので、本来 Noと言うべき場面なのに Yesと答えてるわけだから、
    その事態にも、Yesと言ってる自分に対しても、「ああ、やれやれ、Yesだよ。」

    返信
  5. YOKO

    しましまさん
    コメントありがとうございます。
    やって見て改めていい脚本だな~と感じてます。
    取り組み甲斐のあるテキストなので、のってやれるんでしょうね。

    dush about
    こういう風に辞書に載ってない場合は、雰囲気で捉えていいのでしょうか。
    辞書に載ってるかどうか知らないので大変です。(ーー;)

    oh God yes
    あの部分のジョンの喋り方や、前後の流れだと、確かにしましまさんご指摘通りですよね。
    私はあそこ、うまく訳せないものの、ずっと脚本的にはギャグだと思ってたんです。
    笑うとこじゃないかと。かなりブラックではありますが。
    つまり、oh God まででいったん切って、「もっと見たいかなんて、ナンチュウとんでもないこと言い出すんだ。」
    でも自分の気持ちは、実は「見たいとも!」。
    でもそのためには、god とyes の間にもっとためが必要なんですよね。
    マーティンはそう話してないから、マーティンや現場ではそう解釈されなかったんだろうなー。じゃ、どう解釈されたんだろう?
    と、わからなくなってたのでした。
    やれやれ…って感じ、すとんときますね。

    返信
  6. しましま

    Unknown
    YOKOさん、

    *dash about での意味が辞書に載ってないなら、単語の意味でいいと思ったんですよ。
    dash は、日本語に訳すと色々な意味がありますけれども、共通の意味を考えると「すごく早く動く」という意味ですよね。
    about は、「近く/周辺」という意味。
    そのふたつで「走り回る」だと思ったの。
    英語の単語を日本語にあてはめないで、そのままイメージ化してどういう意味か理解するんです。そのためには辞書に出ている日本語の意味を全部読むと推測できます。
    ちなみにoxford英英辞典には、dash around(dash about)でto move very quickly from place to place, being very busy とのってました。今発見しました♪

    *oh GOD yes そうそう、Godは日本人だったら「あ~あ」「ちくしょー」「やだー」「なんだよぉ」と言いたい時に出て来る言葉ですね。。。www

    返信
  7. YOKO

    英英辞典
    しましまさん、英英辞典の情報までありがとうございます。
    私、辞書引くのが大嫌いで、こんなことじゃいけないんですが、中国語でも辞書を引くかわりにいつもGoogleです。でも、頭で理解するだけなら雰囲気でいけるのですが、言葉を選んで訳出するとなると、そうはいかないのだなーと、いま辞書ひきまくりです。ネットの辞書ですが。辞書引くのもたまにはいいですね。勉強になります。学生になったような気分です。
    god に当たるのは前後のいろいろな状況をみてってことですよね。
    面白いところでもありますが。

    返信

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