タクシー追跡シーンから「ヤクのがさいれ」まで。
赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語
JW: Sorry... I've got the cab number.
すみません。
タクシーのナンバーを見たよ。
SH: Good for you. Right turn, one way, roadworks, traffic lights, bus lane, pedestrian crossing, left turn only, traffic lights.
そりゃあいい。
右折、一通、道路工事、信号、バスレーン、横断歩道、左折のみ、信号。
JW: Sorry.
SH: Come on, John...Come on, John. We're losing him! This way. No - THIS way!
JW: Sorry...
SH: Police! Open her up. No...Teeth, tan. What - Californian...? LA, Santa Monica. Just arrived.
警察だ!開けろ。ちがう...歯、日焼け、何?カリフォルニア人?ロサンゼルス、サンタモニカ、到着したばかり。
※簡単だけど、一生自分からは言えそうに無い表現。車のドアを開けるとき「her」なんて絶対頭に浮かばないね。きっと一生 OPEN THE DOOR!って言ってると思います。涙
JW: How could you possibly know that?
いったいなんでわかるんだ?
SH: The luggage. Probably your first trip to London, right? Going by your final destination and the cabbie's route.
荷物だ。おそらく初めての旅行ですね、ロンドンへは。あなたの最終目的地とタクシーのルートから見て。
※これ英語の疑問じゃないけど、なぜタクシールートで初めてのロンドンってわかるのかしら?わざわざ、観光名所をめぐってた?
Passenger: Sorry - are you guys the police?
すみません、あなた方は警察ですか?
SH: Yeah. Everything all right?
そうです。問題は無いですか?
Passenger: Yeah.
ええ。
SH: Welcome to London.
ロンドンへようこそ。
JW: Er, any problems - just let us know. Basically just a cab that happened to slow down.
あ..、何か問題があれば知らせてください。
そもそも、ただのタクシーだったんだ。たまたまスピード落としただけだ。
Basically:基本的に、本来は
SH: Basically.
そもそもね。
JW: Not the murderer.
殺人犯じゃない。
SH: Not the murderer, no.
殺人犯じゃない。そうだな。
JW: Wrong country, good alibi.
国が違う。いいアリバイだ。
SH: As they go.
theyってだれを指してる?
アメリカ人は一人だったよ。
ASの指すものは?
JW: Hey, where did you get this? Detective Inspector Lestrade?
おい、これをどこで手に入れたんだ?レストレード警部だって?
SH: Yeah. I pickpocket him when he's annoying. You can keep that one, I've got plenty at the flat. What?
そうさ、すったんだ。彼がうるさいときにね。それ持ってていいよ。アパートに山ほどあるから。何?
JW: Nothing, just..."Welcome to London".
何でもない。ただ...「ロンドンへようこそ」か。
SH: Got your breath back?
息は落ち着いた?
JW: Ready when you are.
いつでもOKだ。(直訳:君がいいときに準備できてる)
JW: OK...That was ridiculous. That was the most ridiculous thing...I've ever done.
よし....馬鹿げてたなぁ。あんなに馬鹿なことしたことはないよ。
ridiculous:ばかげている
SH: And you invaded Afghanistan.
アフガン侵攻しただろ。
JW: That wasn't just me. Why aren't we back at the restaurant?
あれは、僕だけじゃなかった。レストランに戻ろうか?
SH: They can keep an eye out. It was a long shot anyway.
彼らが見張れる。どちらにしても大穴狙いだったけど。
keep an eye out:見張る
a long shot:大穴、大胆な企み
JW: So what were we doing there
ということは、あそこで何をしてたわけ?
SH: Oh, just passing the time. And proving a point.
まぁただの時間つぶし、それと立証したいこともあったし。
JW: What point?
何の立証?
SH: You. Mrs. Hudson! Dr Watson WILL take the room upstairs.
君さ。ハドスン夫人!ワトスン先生が上を使うそうですよ。/引っ越すそうですよ!
JW: Says who?
誰がそんなこと言った?
SH: Says the man at the door.
ドアのところにいる男が。
Angelo: Sherlock texted me. He said you forgot this.
シャーロックからメールが来て、あんたがこれを忘れたって。
JW: Ah...Er, thank you. Thank you.
あ...あの..ありがとう。ありがとう。
Mrs. H: Sherlock, what have you done?
シャーロック、何をしちゃったの?
SH: Mrs Hudson?
ハドスン夫人?
Mrs. H: Upstairs.
上よ。
SH: What are you doing?
何をしてるんだ?
L: Well, I knew you'd find the case, I'm not stupid.
そうだな、お前がスーツケースを見つけたと知ってるぞ。私は馬鹿じゃないからな。
SH: You can't just break into my flat.
僕のアパートに押し入るなんてできないはずだ。
L: You can't withhold evidence - and I didn't break in.
お前も証拠品を持っていてはいけないな。それと押し入ったわけじゃないぞ。
SH: Well, what do you call this then?
じゃあ、この状況をなんと呼ぶんだ?
L: It's a drugs bust.
「麻薬捜査」さ。
JW: Seriously? This guy - a junkie? Have you met him?
マジで?この男が..ヤク中?彼に会ったことないのか?
SH: John...
ジョン...
JW: You could search this flat all day, you wouldn't find anything you could call recreational.
このアパートを一日中でも探たとしても、何も見つかるはず無い。娯楽とはいえるかもね。
※you could call は「~~と言えるかもしれない/と呼んでももいい」でいいのかな?
recreational:娯楽の
SH: John, you probably want to shut up now.
ジョン、おそらく今は黙ったほうがいい。
want to do:~すべきだ。~したほうがいい
JW: But come on...No...
でも、おい...まさか..
SH: What?
何だ?
JW: You?
君が?
SH: Shut up! I'm not your sniffer dog.
黙れ!
ぼくはあんたの捜索犬じゃない。
L: No, Anderson's my sniffer dog.
そうだ。アンダースンが捜索犬だ。
SH: Anderson, what are YOU doing here on a drugs bust?
アンダースン?ここで何をしてる?麻薬捜査なんて。
A: Oh, I volunteered.
何って?志願したのさ。
L: They all did. They're not strictly speaking ON the drug squad, but they're very keen.
全員がそうだ。彼らは厳密に言えば麻薬捜査担当じゃない。でもみんな熱心だ。
strictly speaking:厳密に言えば
squad:隊、チーム
keen:鋭い、強烈な、熱心な
D: Are these human eyes?
これ人間の目玉?
※複数形です。はじめはおわんに入ってる目玉親父みたいなのを想像したんですけど・・・いったい目玉は何個あったのでしょうか?
SH: Put those back!
元に戻せ。
D: They were in the microwave.
電子レンジの中にあったわ。
SH: It's an experiment.
実験だ。
Unknown
こんばんは。YOKO先生の夜間講義、きのうは隣のはぎおもと講座に行ってしまいましたけど。。。www YOKOさんのコメントで私がマンガ描いてたって言われるまで私そのこと忘れてました。もう普段はまったく意識下の記憶です~
*Police, open her up. これ、私もなんでherなのか、まったくわかりませーん。なんでしょね?
歯と日焼けでカリフォルニア人というとこで笑った。。。!白い歯!
タクシーのルートで初めてのロンドン・・・これは、たまに料金上乗せするために道を知らない旅行者がわざと遠回りされてしまうことを言ってるのかと思ったけど、シャーロックがどうやって目的地を知ってるのかは謎です。。。
あと、ここのアメリカ人のセリフ、are you guys とか Yeah とか大人なのに知らない人にもなんとなく慣れ慣れしい感じがアメリカ人っぽさを醸し出してますね~ww
*As they go. これ・・theyって「一般には」という意味で考えられないでしょうか。They sayみたいに特定の人をさしてなくて。それでジョンのWrong country, good alibi.の台詞をさして、「ま、そういうことだな。(普通はそういうものだな)」と考えてみましたが。。。モヤモヤが残る。正解が知りたいなあ。
*you could call recreational は、前の anything を修飾して「お楽しみと言えるものが」
この文、冒頭の You could の前に I'm sure が抜けてるようです。なくても大差ないですけど。
今回のタクシーチェイスの場面、ロンドンのSOHOの通り名や交通標識が、見慣れたつまらない物だったのが、このシーンを見てからドラマチックな物になったんですよねえ!!思い出深いなあ~~
そして、次がいよいよレイチェルの謎を解くシーンですね、すごーーーい楽しみです!
ああ、もう日参してますわ。
ツイッターからのコメント
JW: ...you wouldn't find anything (that) you could call recreational.
娯楽と君が呼べるようなモノは何も見つけられないだろうね。
あ、ここのwould,couldは一応、仮定法の帰結節(主文)として使われてます。『一日中探したとしても…』がifの代わりになってて、よーこちゃんはうまく訳せてた。
callの後ろにrecreationalという形容詞があるので、『何を?』娯楽的なと呼ぶのかと、自問する癖をつけるか、この形にピンときたら関係代名詞の省略と思おうー!
しましまさん
>YOKO先生の夜間講義
あはあは!
講義じゃなくて、レポート提出日みたいな感じですか?勉強会サークル?
そうそう、実際、昨日ツイッターで「シャーロックで英語を勉強するサークル作ろう」って誘われました。定期的に勉強会開こうって・・。私の場合、非常に飽きっぽいので、いつまでこの翻訳熱が持つか不明なので、リアルでは難しいですが、ネット上でこういう風に勉強しあえるだけでもすごく楽しいのでありがたいです。
しましま先生のご指摘、とても勉強になっております。
ほんとにありがとうございます。
さて、HER これって、船とか地球が女性だというのと関係ありますか?
ラテン原語だと、名刺は全部男性女性(あと無性)って区別あるんですよね。
そういうことなのかな~と思いました。車は女性なのかな?
丸くて中に入れるようなものは、やはり母性を感じて女性なのかな?
初めてのロンドンというのは、遠回り!
なるほど!
でも目的地は・・・謎ですよね。
As they go・・難しいのですね。
>冒頭の You could の前に I'm sure が抜けてるようです。
ご指摘ありがとうございます!聞きなおしてみます!
どうもこのテキスト、個人が勉強のために書き写したもののようで、ところどころ一文丸ごと抜けてたりとかしてます。勝手に使わせてもらってるので文句は言えないですが・・^^;
>you could call recreational
ツイッターでも教えてもらったのですが、recreational で終わってるからセンテンスで前を修飾してるって気がつかなきゃいけない部分だったのですね!
このセンスを磨かないと・・・
このドラマ全般、アメリカ人の描かれ方、妙に漫画的ですよね。
イギリス文化にあまりなじみがないので、イギリスにおけるアメリカの捉えられ方なんて考えてもみなかったんですが、面白いですね。
日本の道路標識もこんな風にかっこよくなるんでしょうか?
誰かにやってほしいですね。
さて、レイチェル!
の部分、アップしました。またお暇なときにのぞきに来てくださいませ。
Unknown
はい、非常勤講師のしましまです。
私もtaxi が女性名詞なの?と思いましたが、Taxiをherと呼ぶのを聞いたこともないしネットで調べても出て来ないので謎のままです。。。
>>recreational で終わってるからセンテンスで前を修飾
ははは!私はその文法は知らなかったのですけど、音で聞いて意味がわかりました。会話だと間の取り方とか抑揚で意味がわかりやすいです。文字だけだとそれがないから難しいですよね。
そう、アメリカ人の描き方が、徹底してますよね。
基本的にイギリス人はアメリカ人が嫌いです。www
でもアメリカ文化の影響はすごく受けてるんですよね。ロンドンの街中にディズニーもハリウッド映画もマイケル・ジャクソンも溢れて。ハロウィーンも浸透して。
イギリス人と日本人で「なんでアメリカ人と中国人は公共の場であんなにでかい声で話すんだ」とかおしゃべりしたりするしwww
実際はアメリカ人でも中国人でもいろいろだから、友達になる人もいるけど、ステレオタイプってのはありますから、シャーロックにはそういうアメリカ人が描かれていて、よくアメリカでもヒットしたよなあ、と思うんですけどwwww
ではレイチェルは、後ほど。。。
herについて
こんにちは~。
今読んでる英語のフレーズ集に載ってました。
満タンでお願いします。
Fill her up
.【解説】
「fill~up」は「~をいっぱいにする」という意味です。
そして不思議なことに車や船など、乗り物はよく「she/her」と言って女性扱いです。
英語では女性名詞・男性名詞はありませんが乗り物だけはヨーロッパの言葉のように必ず女性扱いです。
車は女性?!
しましまさん ゆんゆんさん
コメントありがとうございます。
タクシーというか、車が女性なのですね。
使えるようになりたいです。
こういうのは感覚だから、なれないと難しいですよね。
国によって、ステレオタイプのイメージってありますよね。
いいこととはいえないですが、でもやっぱり文化論的には面白い!
欧米文化に親しんでないと、イギリスとアメリカの区別つきにくいです。
でも、日本人、中国人、韓国人、台湾人、そして東南アジア華僑・・・
それぞれ違いがあるけど、きっと西洋の人から見たら一緒なんだろうな、というのにもつながるかな~。
Unknown
ほお~!!勉強になります!!
ゆんゆんさん、ありがとうございまーーす!
私も、ネットで調べたけど、よく考えたらダンナに聞けばよかったのか。3歩歩くと忘れてしまって!
ステレオタイプ、ロンドンで英語習った時、そういう質問を違う国籍の人相手にして答えるという授業があって面白かったです!イタリア人は働かないでコーヒー飲んでばかりいるのは本当か?と聞く中国人がいたりww
見分け方
確かに、中国人、韓国人、台湾人、東南アジアの方はなんとなく区別つきますが、西洋人は分かりにくいですね~。
でも、私のお姑さんは鼻を見れば西洋人はどこの国の人か見分けがつくと豪語されてます(笑)
映画を見まくって体得されたそうです。。。
それともう一つ区別できることがあるのですよ。
それはなんと、お尻(後ろ姿)を見れば妊娠してるか分かる!こと(爆)
これは、お姑さんのお母さん(夫の祖母)がお産婆さんでお家で産院を経営されていて、その手伝いをするうちに身につけた秘儀らしいです♪
なんか話それてしまいましたね、スミマセン。
ステレオタイプ
しましまさん、ゆんゆんさん
コメントありがとうございます。
ステレオタイプって、まじめに信じてそれが偏見につながる人がいると困りますが、だからと言って、「どこのひとでもいろんな人がいるよね。」の一言で済ませちゃうのも、芸がないですし。
いつも中国語のレッスンのときに思うんです。私の先生は台湾の人ですが
「日本人だったらどう?」「日本ではこれはどう考えられてる?」という質問が毎回飛び出します。
もちろん、先生も日本歴長いし、そんなことは人によるってことは百も承知なんだと思いますが、そこで一生懸命答えを考えていると、やっぱりなんとなく違いってあるよね~、という話になります。
最近話題になったのは、レストランなどで席にバッグを置きっぱなしにするかどうかということと、ナンパの話でした^^
ゆんゆんさんのお姑さんって、なんだかお話したら楽しそうな方ですね^^
私お姑さんと、あまりお話したことがないので、うらやましいかも。(別に仲が悪いわけじゃないんですけど・ね)
しましまさんって家庭内言語は英語ですか???