服を着てきたシャーロックに、いよいよ「高名の依頼人」からの事件内容が伝えられます。事件は「ボヘミアの醜聞」ですが。
お部屋もゴージャスで、ステキなシーンですね。
<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。
MH:I’ll be mother.
お茶を淹れよう。
SH:And there is a whole childhood in a nutshell.
そしてそこに子供時代の全てがあるんだ。かいつまんで言うと。
in a nútshell:きわめて簡潔に[要約して]言えば, 要するに.
I’ll be mother は、お茶を淹れたりするときに「私が淹れましょう」という慣用句らしいです。マイクロフトが、そう言ったところにシャーロックのこの返事。
意味がとりにくいですが、「そうやって兄はいつでも仕切り屋だったんだ」と言うことが言いたかったのでしょうか「子供時代の全てがそこにある」、というのは、「今この状態がそっくりそのまま子供時代から変わってないんだ」と言うことかな?
吹き替えでは「紆余曲折の子供時代だったんだ」となってたようです。
HARRY:My employer has a problem.
私の雇い主はある問題を抱えておられる。
MH:A matter has come to light of an extremely delicate and potentially criminal nature and in this hour of need, dear brother, your name has arisen.
問題は非常にデリケートで犯罪の可能性も秘めていることが分かってきた。そしてこの火急のときに、親愛なる弟よ、お前の名前が挙がったのだ。
come to light:明かされる、暴露される
criminal nature:犯罪(法律用語っぽい?)
arisen:arise 生じる、湧く、起る
SH:Why? We have a police force of sorts, even a marginally secret service. Why come to me?
なぜ?我々には警察権力のようなものがあるだろう、ほんのわずかの秘密情報部すらある。なぜ僕にまわって来る?
marginally:ほんのわずかばかり.
※marginally が「ほんのわずかばかり」という訳でいいのなら、ここは皮肉ですね。
「シークレットサービス」が「ほとんど秘密じゃない」という意味か、それとも「秘密情報部なんてほとんど死に体だけどね。」ってことなのかな?
HARRY:People do come to you for help, don’t they, Mr Holmes?
みんな君のところに助けを求めてくるのだろう?そうじゃないか?ホームズ君。
SH: Not to date anyone with a navy.
海軍と一緒の人とはデートしない。
※デート!?ここは「会わない」という意味でしょうね。
アポをとって会うからデートなのかな?
MH:This is a matter of the highest security and therefore of trust.
これは最高機密の事案であり、それゆえ、信頼(を要する)事案でもある。
therefore:それゆえ
matter of trust ってビリージョエルの歌があったな~
JW:You don’t trust your own secret service?
自分たちのシークレットサービスを信用してないのか?
MH:Naturally not. They all spy on people for money.
当然そうだ。奴らはみな金のために人をスパイするんだ。
HARRY:I do think we have a timetable.
我々にはタイムテーブルがあると思うが。
(=時間がないからさくさく行こう)
MH:Yes, of course. What do you know about this woman?
ああ、もちろんそうだね。
この女について何を知っている?
SH:Nothing whatsoever.
全く何一つ知らない。
whatsoever:whatever の強調形.
MH:Then you should be paying more attention. She’s been at the centre of two political scandals in the last year and recently ended the marriage of a prominent novelist, by having an affair
with both participants separately.
では、もっと注意を払うべきだな。彼女は昨年の二つの政治スキャンダルの中心にいた。そして、最近は有名小説家の結婚を終わらせた。二人の参加者と別々に関係を持つことによって。
prominent:卓越した,傑出した,有名な.
※should be payingで、「払うべきだ」と、現在形になるのかな?
should pay なら、「払うべきだった」と、過去の時制になるのかな?
SH:You know I don’t concern myself with trivia. Who is she?
僕はそんな瑣末な話は気にかけない。彼女は何者だ?
MH:Irene Adler, professionally known as The Woman.
アイリーン・アドラー。職業上は「The Woman(あの女)」として知られている。
JW:Professionally?
職業上?
MH:There are many names for what she does, she prefers Dominatrix.
彼女がやっていることにはたくさんの呼び名がある、彼女は「Dominatrix(SMの女王様)」というのを好んでいる。
SH:Dominatrix.
Dominatrixね。
MH:Don’t be alarmed. It’s to do with s ex.
怖がらなくていい。セックスとともに使われる名前だ。
SH:S ex doesn’t alarm me.
セックスが僕を怖がらせることはない。
MH:How would you know? She provides, shall we say, recreational scolding for those who enjoy that sort of thing and are prepared to pay for it. These are all from her website.
どうやってわかるのか?(分からないないくせに)彼女は提供する、こう言ってもいいだろう、娯楽としてのお仕置きをそういうことが好きな人々、それに対して金を払う用意のある人々に提供するのだ。これらは全て彼女のサイトからのものだ。
scolding:人を厳しく叱ること
SH:And I assume this Adler woman has some compromising photographs.
そして、思うに、そのアドラーという女が不名誉な写真を持っているんだな。
compromising:名誉を傷つけるような,疑いを招くような.
HARRY:You’re very quick, Mr Holmes.
とても速いな。ホームズ君。
SH:Hardly a difficult deduction. Photographs of whom?
簡単な推理です。誰の写真ですか?
HARRY:A person of significance to my employer. We’d prefer not to say any more at this time.
私の雇い主にとって重要な人物だ。今はこれ以上のことは言わないでおきたい。
significance:重要
JW:You can’t tell us anything?
何も言えないんですか?
MH:I can tell you it’s a young person. A young female person.
いえることは、若い人物ということだ。若い女性だ。
SH:How many photographs?
写真は何枚ある?
MH:A considerable number, apparently.
かなりの数だろう、おそらくは。
SH:Do Miss Adler and this young female person appear in these photographs together?
このアドラーさんとこの若い女性が一緒に写真に写ってるのか?
MH:Yes, they do.
その通りだ。
SH:And I assume in a number of compromising scenarios?
そして、不名誉なシナリオが幾通りもあると思うが?
scenarios:シナリオ
※ここのシナリオというのは、写真があることによって生じる今後の展開のことでしょうか?
MH:An imaginative range, we are assured.
思いつくあらゆる範囲だ、と我々は確信している。
SH:John, you might want to put that cup back in your saucer now.
ジョン、そろそろカップをソーサーにもどしたほうがいいんじゃないのか?
※mightがついてることで表現がやわらかくなってるのでしょうか?
ここの英語は全体的に、文法上難しく感じるものが多かったです。
なんとなく訳してますが、あってるかなぁ?
ごぶさたです
こんばんは!このシーンは楽しくて大好き
ですが、こうして英文でじっくり読むと、
わかりにくい部分が多いんですね。シャーロックと
マイクロフトの確執を視聴者に感じさせるために
皮肉っぽい持って回った言い方が使れているの
かな~、と思いますが、英語で読んでそれがわかるほど堪能ではないんで(汗)雰囲気だけでみてました。
SH: Not to date anyone with a navy. なんですが、
to dateで、「これまで」とか「今まで」という
意味があるので「今までの所、海軍の人間から
(要請)は無い」・・・みたいな意味かな~
とも思いますが、どうでしょうか?
ふたりのども時代。どんなだったんでしょうね。
ほんとにお兄ちゃんがお母さん役してたら
恐いですね~(笑)
ごぶさたです
こんばんは!このシーンは楽しくて大好き
ですが、こうして英文でじっくり読むと、
わかりにくい部分が多いんですね。シャーロックと
マイクロフトの確執を視聴者に感じさせるために
皮肉っぽい持って回った言い方が使れているの
かな~、と思いますが、英語で読んでそれがわかるほど堪能ではないんで(汗)雰囲気だけでみてました。
SH: Not to date anyone with a navy. なんですが、
to dateで、「これまで」とか「今まで」という
意味があるので「今までの所、海軍の人間から
(要請)は無い」・・・みたいな意味かな~
とも思いますが、どうでしょうか?
ふたりのども時代。どんなだったんでしょうね。
ほんとにお兄ちゃんがお母さん役してたら
恐いですね~(笑)
to date
goldenfishさん、コメントありがとうございます。
>シャーロックとマイクロフトの確執を視聴者に感じさせるために皮肉っぽい持って回った言い方が使れているのかな~
そうだと思います!確執の雰囲気が出るようにわざとそうしてるのですよね、きっと。
かなしいかな私には英語としてはあまりよく分かりませんが。マイクロフトとシャーロックの会話って、なんかよくわかんないってことから、予測するだけですけどね^^;
to date で意味があったのですね。
dateだけで辞書を引いてました。
ありがとうございます!それでよくわかりました。
「これまでのところ、海軍がついてるような人は来なかったな。」
という訳でいかがでしょう?
お茶をいれる役をすることだけで「この仕切り屋が~(辟易)」とシャーロックに思わせちゃうような何かがあったのでしょうね。
知るのが怖いような・・・(笑)
また、いつでもいらしてくださいませ。
to date
goldenfishさん、コメントありがとうございます。
>シャーロックとマイクロフトの確執を視聴者に感じさせるために皮肉っぽい持って回った言い方が使れているのかな~
そうだと思います!確執の雰囲気が出るようにわざとそうしてるのですよね、きっと。
かなしいかな私には英語としてはあまりよく分かりませんが。マイクロフトとシャーロックの会話って、なんかよくわかんないってことから、予測するだけですけどね^^;
to date で意味があったのですね。
dateだけで辞書を引いてました。
ありがとうございます!それでよくわかりました。
「これまでのところ、海軍がついてるような人は来なかったな。」
という訳でいかがでしょう?
お茶をいれる役をすることだけで「この仕切り屋が~(辟易)」とシャーロックに思わせちゃうような何かがあったのでしょうね。
知るのが怖いような・・・(笑)
また、いつでもいらしてくださいませ。
モファット節?!
YOKOさ~ん、楽しい計画、いいですね~!
旅行、ホテル、それだけで気分が上がりますね。
*mother ~ nutshell ここ、あまり深く考えずに、「お茶を入れます」と言った兄ちゃんに噛み付いたシャーロックは、子供の頃から母親のように自分を子供扱いするのが嫌だったんじゃないかな、と思いました。で、宮殿のスタッフ(宮内庁みたいな人ですね?)の目の前で、わざとその台詞を慣用句でなく言葉通りにとって嫌みを言って大人げないケンカをして見せたので、その場の空気が凍ったのかと。
*marginallyは副詞ですから、形容詞であるsecretを修飾してます。名詞は修飾しません。ですので、秘密がわずか=秘密になってないという意味でしょうね。
*should be paying は現在進行形で「払っているべきだ」
should pay なら「払うべきだ」
過去の時制にするときは、should have paid とhave+過去分詞にします
なぜ進行形かというと、彼女のスキャンダル2つなど、動向を払い続けるべき事柄を言っているから。
*scenarios その写真をとられた情況=SMシーンのことだと思います
*might そうですね!曖昧にして命令ではなく言ってますよね!
先日終わった0102に比べて、回りくどい、比喩的表現が多いですね!
確か、モファットさん?手強いですな!!
モファット節?!
YOKOさ~ん、楽しい計画、いいですね~!
旅行、ホテル、それだけで気分が上がりますね。
*mother ~ nutshell ここ、あまり深く考えずに、「お茶を入れます」と言った兄ちゃんに噛み付いたシャーロックは、子供の頃から母親のように自分を子供扱いするのが嫌だったんじゃないかな、と思いました。で、宮殿のスタッフ(宮内庁みたいな人ですね?)の目の前で、わざとその台詞を慣用句でなく言葉通りにとって嫌みを言って大人げないケンカをして見せたので、その場の空気が凍ったのかと。
*marginallyは副詞ですから、形容詞であるsecretを修飾してます。名詞は修飾しません。ですので、秘密がわずか=秘密になってないという意味でしょうね。
*should be paying は現在進行形で「払っているべきだ」
should pay なら「払うべきだ」
過去の時制にするときは、should have paid とhave+過去分詞にします
なぜ進行形かというと、彼女のスキャンダル2つなど、動向を払い続けるべき事柄を言っているから。
*scenarios その写真をとられた情況=SMシーンのことだと思います
*might そうですね!曖昧にして命令ではなく言ってますよね!
先日終わった0102に比べて、回りくどい、比喩的表現が多いですね!
確か、モファットさん?手強いですな!!
しましまさん
コメントありがとうございます。
ホテルに泊まるのなかなか楽しいです。
昨夜は中華街に泊まって来ました。泊まるだけで他には何も出来ませんが、街を歩くだけでも気分が違って楽しいです。
>mother ~ nutshell
そうか、ここも、二重の意味での展開ですね。
ほんと、シャーロックってマイクロフトには必要以上に噛み付きますよね。面白いけど、理由が知りたいなぁ。
>marginally
おお~!文法的な解釈をしていただくとすっきりですね。
「秘密はダダ漏れだけど、情報部もあるし」ってことなのかな。それとも存在が明らかなことが秘密じゃないってことかな?
ありがとうございます、解説いただきすっきり。
>should be paying
時制の説明もありがとうございます。
なんかこういうところがボロボロです。
勉強したはずなんでしょうけどね。抜け落ちてます。
よくわかりました!
>シナリオ
あ!そうでしたか。
とすると、
「いろんな状況の写真があるんだろうな?」
「想像の及ぶ範囲のものだと思うよ」
imaginative range のするところは、「想像できる程度だ(小さい)」か「思いつくあらゆる範囲だ(大きい)」どっちでしょうね?
流れからは、大きい方かなと思うのですが。
モファットさんの脚本、難しいですね。
ネイティブが見たら
面白い!なかなかこじゃれてるね。
ひねりがきいてるね。
みたいな感じなのでしょうか?売れっ子さんですからきっとそうなんでしょうね。
ふーー。手ごわいですが、がんばります。
しましまさん
コメントありがとうございます。
ホテルに泊まるのなかなか楽しいです。
昨夜は中華街に泊まって来ました。泊まるだけで他には何も出来ませんが、街を歩くだけでも気分が違って楽しいです。
>mother ~ nutshell
そうか、ここも、二重の意味での展開ですね。
ほんと、シャーロックってマイクロフトには必要以上に噛み付きますよね。面白いけど、理由が知りたいなぁ。
>marginally
おお~!文法的な解釈をしていただくとすっきりですね。
「秘密はダダ漏れだけど、情報部もあるし」ってことなのかな。それとも存在が明らかなことが秘密じゃないってことかな?
ありがとうございます、解説いただきすっきり。
>should be paying
時制の説明もありがとうございます。
なんかこういうところがボロボロです。
勉強したはずなんでしょうけどね。抜け落ちてます。
よくわかりました!
>シナリオ
あ!そうでしたか。
とすると、
「いろんな状況の写真があるんだろうな?」
「想像の及ぶ範囲のものだと思うよ」
imaginative range のするところは、「想像できる程度だ(小さい)」か「思いつくあらゆる範囲だ(大きい)」どっちでしょうね?
流れからは、大きい方かなと思うのですが。
モファットさんの脚本、難しいですね。
ネイティブが見たら
面白い!なかなかこじゃれてるね。
ひねりがきいてるね。
みたいな感じなのでしょうか?売れっ子さんですからきっとそうなんでしょうね。
ふーー。手ごわいですが、がんばります。
想像力に富むシナリオ
ホームズ兄弟の、紆余曲折の子供時代は、0203でキティが新聞にあばいたシャーロックの子供時代も含んでいるのかしら!あの新聞が読みたいです!!
ホームズ家の回想シーンだけで1エピソード作って欲しいくらいですね。
imaginative=想像力が生み出した、と辞書にありました。
「いろいろなシナリオの写真があるんだろうな」
「想像力が生み出す範囲だと確信している」
これは、SMプレイの大人の遊びに絡んだ会話なので
想像力が生み出す範囲とは、
女王様と姫から、女王様と娼婦、とか女王様と女王様とか
奴隷と監視係とか、そういう想像ができる範囲という意味でしょう www
想像力に富むシナリオ
ホームズ兄弟の、紆余曲折の子供時代は、0203でキティが新聞にあばいたシャーロックの子供時代も含んでいるのかしら!あの新聞が読みたいです!!
ホームズ家の回想シーンだけで1エピソード作って欲しいくらいですね。
imaginative=想像力が生み出した、と辞書にありました。
「いろいろなシナリオの写真があるんだろうな」
「想像力が生み出す範囲だと確信している」
これは、SMプレイの大人の遊びに絡んだ会話なので
想像力が生み出す範囲とは、
女王様と姫から、女王様と娼婦、とか女王様と女王様とか
奴隷と監視係とか、そういう想像ができる範囲という意味でしょう www
子供時代
しましまさん
imaginativeについて、解説ありがとうございます。マイクロフトはSMプレイにも詳しいのかな?
いろいろ引き出しの多そうなお方。
キティの書いた記事にはいろいろかれてるんでしょうね。読んだ本人のシャーロックが「大きなうそを信じさせるにはほかの事は真実に・・」と言うような趣旨のことを言ってたから、記事はほとんど真実だったのでしょうね。
読みたい!
新聞記事のかなりの部分はうそだと言うことを、経験上も知ってるんですけど(新聞ネタの関係者になったことが数回あるので)、ほんとなんだったら読みたいです。
子供時代
しましまさん
imaginativeについて、解説ありがとうございます。マイクロフトはSMプレイにも詳しいのかな?
いろいろ引き出しの多そうなお方。
キティの書いた記事にはいろいろかれてるんでしょうね。読んだ本人のシャーロックが「大きなうそを信じさせるにはほかの事は真実に・・」と言うような趣旨のことを言ってたから、記事はほとんど真実だったのでしょうね。
読みたい!
新聞記事のかなりの部分はうそだと言うことを、経験上も知ってるんですけど(新聞ネタの関係者になったことが数回あるので)、ほんとなんだったら読みたいです。
". . . in a nutshell" の部分について
原作の「悪魔の足」に、次のような台詞があります。
> There is the situation, Mr. Holmes, in a nutshell, (以上です、ミスター・ホームズ、ごく簡単に言えば。)
ここにひっかけてあるんじゃないですかね・・・。
". . . in a nutshell" の部分について
原作の「悪魔の足」に、次のような台詞があります。
> There is the situation, Mr. Holmes, in a nutshell, (以上です、ミスター・ホームズ、ごく簡単に言えば。)
ここにひっかけてあるんじゃないですかね・・・。
NHさま
コメントありがとうございます~~。
あのNHさんですよね?
どうもです。
悪魔の足にもこの表現が。
脚本家は、この部分を意識して書いたんでしょうか?そのくらいにはこの「in a nutshell」という表現、すこし珍しいものなのでしょうか?
英語における、この言い回しの一般度(こんな言葉ある?)がよくわからないので、こういうのとてもナゾです~。
またお時間ありましたら、いろいろ教えてくださいまし。
NHさま
コメントありがとうございます~~。
あのNHさんですよね?
どうもです。
悪魔の足にもこの表現が。
脚本家は、この部分を意識して書いたんでしょうか?そのくらいにはこの「in a nutshell」という表現、すこし珍しいものなのでしょうか?
英語における、この言い回しの一般度(こんな言葉ある?)がよくわからないので、こういうのとてもナゾです~。
またお時間ありましたら、いろいろ教えてくださいまし。
YOKOさん
どーも、そのNHですw
英語表現の「使用頻度」というのはなかなか難しい問題ですが、少なくとも私の知るかぎり、ホームズシリーズでは他に使われていないと思います。略式表現で、それほど一般的ではないと考えてもいいのではないでしょうか。
シャーロックの "And there is a whole childhood in a nutshell." という切り返しについては、海外のサイトでも話題になっているようです。次のようなコメントを見つけました。
And what of Sherlock’s response to Mycroft’s “I’ll be mother” comment? It seems far too cutting to merely be another flippant brotherly jab. I read it as literal, that Mycroft did play mother to the family when the boys were young because their Mummy was gone.
このコメントをした人は、他の場面もふまえつつ、ホームズ兄弟の母親は彼らが幼いころ亡くなっていて、兄のマイクロフトがシャーロックの母親代わりをしたのではないかと推論しています。そう考えると現在の彼らの間に存在するある種の緊張関係も腑に落ちると。上で「しましま」さんが論じておられるのと同じ線ですね。
たしかにそうかもしれないと思います。しかし考えてみると、原作では兄弟のそのような関係は明示されていないわけで、ドラマに何故そういう要素が導入されたのか興味深いですね。
ひとりひとりのキャラクターの描かれ方が面白すぎて、「事件は・・・まあいいや」と思ってしまうのがこのドラマの凄いところですw
YOKOさん
どーも、そのNHですw
英語表現の「使用頻度」というのはなかなか難しい問題ですが、少なくとも私の知るかぎり、ホームズシリーズでは他に使われていないと思います。略式表現で、それほど一般的ではないと考えてもいいのではないでしょうか。
シャーロックの "And there is a whole childhood in a nutshell." という切り返しについては、海外のサイトでも話題になっているようです。次のようなコメントを見つけました。
And what of Sherlock’s response to Mycroft’s “I’ll be mother” comment? It seems far too cutting to merely be another flippant brotherly jab. I read it as literal, that Mycroft did play mother to the family when the boys were young because their Mummy was gone.
このコメントをした人は、他の場面もふまえつつ、ホームズ兄弟の母親は彼らが幼いころ亡くなっていて、兄のマイクロフトがシャーロックの母親代わりをしたのではないかと推論しています。そう考えると現在の彼らの間に存在するある種の緊張関係も腑に落ちると。上で「しましま」さんが論じておられるのと同じ線ですね。
たしかにそうかもしれないと思います。しかし考えてみると、原作では兄弟のそのような関係は明示されていないわけで、ドラマに何故そういう要素が導入されたのか興味深いですね。
ひとりひとりのキャラクターの描かれ方が面白すぎて、「事件は・・・まあいいや」と思ってしまうのがこのドラマの凄いところですw
兄弟の母
NHさん、詳しい解説をありがとうございます。
in a nutshellっていう言葉、そんなに頻繁に使われるわけでないということなら、脚本家がわざわざ「悪魔の足」の表現をもってきたと考えられますね。
正典を原文で読んでいないので、こういう話はまったくピンと来ないです。教えてくださってありがとうございます。
兄弟の母について、海外の方のも面白い考察ですね。(英語が完全に理解出来てないですけど・・・^^;)
しましまさんと同じご意見ですね。motherを
literal~文字通りにとって、言い返してる。
マイクロフトは権力志向ですし。(彼がそうなったのも興味深いテーマですね)そんなおにーちゃんがいたら弟はたまらないんでしょうね。私自身は一番上ということもあり、下の子たちの気持ちがイマイチ分からないので、どっちかといえばマイクロフトに肩入れしたくなりますが。
ところで、兄弟の母親は、このドラマ世界ではご存命のようで、S1E1で「マミーが悲しむ」って話が出てきますよね。
でもマミーは何らかの理由で兄弟の子供時代から別居してるとかそういうことは十分ありそうですよね。(シャーロキアンの研究にあるような、不貞云々かしら?)
事件よりも、キャラクターとその関係性に惹かれる。
ほんとその通りですよね。
そんなわけで、こんな和訳なんて、めんどくさいこと始めちゃってるわけなんですよ。
このシリーズ、3、4と続くことが決まったそうですから、今後もなんとも楽しみですね~。
兄弟の母
NHさん、詳しい解説をありがとうございます。
in a nutshellっていう言葉、そんなに頻繁に使われるわけでないということなら、脚本家がわざわざ「悪魔の足」の表現をもってきたと考えられますね。
正典を原文で読んでいないので、こういう話はまったくピンと来ないです。教えてくださってありがとうございます。
兄弟の母について、海外の方のも面白い考察ですね。(英語が完全に理解出来てないですけど・・・^^;)
しましまさんと同じご意見ですね。motherを
literal~文字通りにとって、言い返してる。
マイクロフトは権力志向ですし。(彼がそうなったのも興味深いテーマですね)そんなおにーちゃんがいたら弟はたまらないんでしょうね。私自身は一番上ということもあり、下の子たちの気持ちがイマイチ分からないので、どっちかといえばマイクロフトに肩入れしたくなりますが。
ところで、兄弟の母親は、このドラマ世界ではご存命のようで、S1E1で「マミーが悲しむ」って話が出てきますよね。
でもマミーは何らかの理由で兄弟の子供時代から別居してるとかそういうことは十分ありそうですよね。(シャーロキアンの研究にあるような、不貞云々かしら?)
事件よりも、キャラクターとその関係性に惹かれる。
ほんとその通りですよね。
そんなわけで、こんな和訳なんて、めんどくさいこと始めちゃってるわけなんですよ。
このシリーズ、3、4と続くことが決まったそうですから、今後もなんとも楽しみですね~。
Re: 兄弟の母
>S1E1で「マミーが悲しむ」って話が出てきますよね。
この部分ですか?
Mycroft: We have more in common than you’d like to believe. This petty feud between us is simply childish. People will suffer. And you know how it always upset Mummy.
Sherlock: I upset her? Me? It wasn’t me that upset her, Mycroft.
じつは上記のコメントの人は、このやりとりを引いて、兄弟の母はたぶん亡くなっている、と推測しているのです。それはお母さんに言及している部分が過去時制だからです。( upset は過去形です。現在形なら upsets になるはず)。
もちろん別居している可能性もあると指摘されていますが、どちらの場合もいろいろイメージが湧きますよね。他の方もおっしゃってますが、ぜひ彼らの子ども時代を映像化してほしいもんです。
The Mystery of Sherlock’s “Mummy” というタイトルのページです。検索すればすぐ出てくると思うので、よかったらご覧になってください。
では、また。
Re: 兄弟の母
>S1E1で「マミーが悲しむ」って話が出てきますよね。
この部分ですか?
Mycroft: We have more in common than you’d like to believe. This petty feud between us is simply childish. People will suffer. And you know how it always upset Mummy.
Sherlock: I upset her? Me? It wasn’t me that upset her, Mycroft.
じつは上記のコメントの人は、このやりとりを引いて、兄弟の母はたぶん亡くなっている、と推測しているのです。それはお母さんに言及している部分が過去時制だからです。( upset は過去形です。現在形なら upsets になるはず)。
もちろん別居している可能性もあると指摘されていますが、どちらの場合もいろいろイメージが湧きますよね。他の方もおっしゃってますが、ぜひ彼らの子ども時代を映像化してほしいもんです。
The Mystery of Sherlock’s “Mummy” というタイトルのページです。検索すればすぐ出てくると思うので、よかったらご覧になってください。
では、また。
か.過去形・・・!!
NHさま
そうです。まさしくその部分です。が・・・
過去形とは、全然気がついてませんでした。
現在形で訳してました。
とほほ。
そういえば不規則動詞表に
set set set とかあった様な気が・・・。
「そのことでいつもマミーを心配させてた。」
となるのですね。
でもでも、マミーが死んだから兄が弟の世話をあれこれしてた→弟が兄に反発→ややこしい関係になってマミーがアップセット。
あれれ?
やっぱりマミーは少なくとも兄弟仲が悪くなるまでは生きてたのでは?
だとすると、お母さんが死んだから兄が母親代わりっていう線は無しかな。
もっと複雑な事情で、兄が母親代わりをしてて、弟がひねくれて(!)、もとい、兄弟仲がこじれて、久しぶりに会う母が心配する・・・
こんな感じでしょうか?
どこまでも想像がとまらないですね^^;
The Mystery of Sherlock’s “Mummy”
で検索すると、エジプトミイラ事件みたいなゲームのホームズがいっぱいヒットします。マミー違い?
か.過去形・・・!!
NHさま
そうです。まさしくその部分です。が・・・
過去形とは、全然気がついてませんでした。
現在形で訳してました。
とほほ。
そういえば不規則動詞表に
set set set とかあった様な気が・・・。
「そのことでいつもマミーを心配させてた。」
となるのですね。
でもでも、マミーが死んだから兄が弟の世話をあれこれしてた→弟が兄に反発→ややこしい関係になってマミーがアップセット。
あれれ?
やっぱりマミーは少なくとも兄弟仲が悪くなるまでは生きてたのでは?
だとすると、お母さんが死んだから兄が母親代わりっていう線は無しかな。
もっと複雑な事情で、兄が母親代わりをしてて、弟がひねくれて(!)、もとい、兄弟仲がこじれて、久しぶりに会う母が心配する・・・
こんな感じでしょうか?
どこまでも想像がとまらないですね^^;
The Mystery of Sherlock’s “Mummy”
で検索すると、エジプトミイラ事件みたいなゲームのホームズがいっぱいヒットします。マミー違い?
Mummyの謎 (?)
たんにもともとウマが合わなくて、母親が亡くなってからさらに悪化したんじゃないかという気もしますが・・・。あれだけ頭がよくて性格のキツい子ども2人が同じ屋根の下に暮らしてりゃねぇ・・・お母さんにちょっと同情。
>The Mystery of Sherlock’s “Mummy”
>で検索すると、エジプトミイラ事件みたいなゲームのホームズがいっぱいヒットします。マミー違い?
あ、すいません。
URL載せちゃいますね。こちらです。
http://notfittodig.tumblr.com/post/28021762608/the-mystery-of-sherlocks-mummy
イギリス英語では Mommy じゃなくて Mummy とつづることがけっこうあるんです。そっか・・・ふつうはミイラの方が先にヒットしますよね (^_^;
Mummyの謎 (?)
たんにもともとウマが合わなくて、母親が亡くなってからさらに悪化したんじゃないかという気もしますが・・・。あれだけ頭がよくて性格のキツい子ども2人が同じ屋根の下に暮らしてりゃねぇ・・・お母さんにちょっと同情。
>The Mystery of Sherlock’s “Mummy”
>で検索すると、エジプトミイラ事件みたいなゲームのホームズがいっぱいヒットします。マミー違い?
あ、すいません。
URL載せちゃいますね。こちらです。
http://notfittodig.tumblr.com/post/28021762608/the-mystery-of-sherlocks-mummy
イギリス英語では Mommy じゃなくて Mummy とつづることがけっこうあるんです。そっか・・・ふつうはミイラの方が先にヒットしますよね (^_^;
ミイラ
教えていただいたタンブラの記事、拝見しました。ちゃんと読めてないけど。
ありがとうございます。
ミイラのほうは、実際に「 SHERLOCK HOLMES:THE MYSTERY OF THE MUMMY」っていうゲームが存在するようで、RPGかな?
>たんにもともとウマが合わなくて、母親が亡くなってからさらに悪化したんじゃないかという気もしますが・・・。
そうですね。
S2E1のクリスマスシーンでもお互い一人でしたしね。マイクロフトは仕事だったのかもしれませんが、もう何年もクリスマスに集まるのを忘れたような雰囲気の台詞でしたよね。
SIE1には「クリスマスディナー」という言葉が出てきますし、以前はそういうこともやる家庭だったはずですよね。
ミイラ
教えていただいたタンブラの記事、拝見しました。ちゃんと読めてないけど。
ありがとうございます。
ミイラのほうは、実際に「 SHERLOCK HOLMES:THE MYSTERY OF THE MUMMY」っていうゲームが存在するようで、RPGかな?
>たんにもともとウマが合わなくて、母親が亡くなってからさらに悪化したんじゃないかという気もしますが・・・。
そうですね。
S2E1のクリスマスシーンでもお互い一人でしたしね。マイクロフトは仕事だったのかもしれませんが、もう何年もクリスマスに集まるのを忘れたような雰囲気の台詞でしたよね。
SIE1には「クリスマスディナー」という言葉が出てきますし、以前はそういうこともやる家庭だったはずですよね。