公務員OBの親の確定申告で発覚 共済年金の源泉徴収票が足りない問題

公務員OBの親の確定申告で発覚した共済年金の源泉徴収票問題

やったー、源泉徴収票ゲット! と、思ったのも束の間。
源泉徴収票の金額が、通知書の額と合わない。
そこで発覚したのが、公務員OB特有の『共済組合』という伏兵でした。

年金暮らしの親の確定申告を手伝うというミッション中。
事前準備を進めてますが、今日のお話は「公的年金等の源泉徴収票」についてです。

公務員だった親の確定申告では、年金が1本ではないケースがあります。

目次

共済年金という『もう一人の年金』がいた

前回の電話やりとりのあと、父はちゃんと年金事務所で、公的年金等の源泉徴収票をもらってきました。

父:確定申告の件だけど、ちゃんと年金事務所で源泉徴収もろてきたばい。

よし、これで準備万端。
……のはずでした。
ところが、念のために記載の数字を電話口で読み上げてもらったところ、金額がどうも合わない。

市民税・県民税のお知らせに書いてあった年金額とも違うし、父が「うちの年金は月●万円」といっていたの金額ともズレているんです。

不思議に思って、あれこれ調べていくうちに、ようやく判明しました。

父は公務員OB。
年金が2か所から出ていたのです。

ひとつは日本年金機構から厚生年金。
もうひとつは共済組合から共済年金。

制度変更で年金が2本立てになると聞いた記憶がある。
そういえば前に通帳を見せてもらったとき、振込実が2つに分かれてるのを見た気が…。
でも、まさか源泉徴収票も別とは。年金事務所管轄じゃなかったんだ。

とにかく、もう1枚必要ってことなんですね。

また必要書類が増えました…。

熊本→東京→自動音声の迷宮

共済組合の窓口を調べ、まずは熊本の電話番号を父に伝えました。

私:お父さん、共済年金もらってるよね。そっちは別で源泉徴収票を出してもらう必要があるんだって。電話番号調べたから電話してみて。

父は、わかったと言って電話を切ります。

ほどなくして、折り返し電話。

父:なんか自動の声で、何々の方は何番を押してくださいって言いよるばってん、あれは聞き取れん。すまんばってん、お前から掛けなおしてくれんか?

はいはい、わかりましたよ。

娘、出動。

熊本の窓口へ電話すると、担当者から衝撃の一言が。
「お父様にも2回説明したのですが、再発行は東京一括なんです……」

父はどうやら、熊本の窓口に2回も電話して東京の番号を教えてもらったことをすっ飛ばして、私にバトンを渡したらしいです。

恐縮しながら、もう一度、東京の番号を教えてもらいました。

……たしかに自動音声でした。

父、嘘はついていない。ただ、説明を端折りすぎるだけ。
焦りすぎです。お父さん。

8594から始まる14桁を探せ

東京の窓口ははじめから自動音声、この時期、確定申告絡みの問い合わせが多いんでしょうね、
「前年度分の公的年金等の源泉徴収票の再発行については?●番」と専用の案内もありました。

番号を押して進んでいくと、源泉徴収票の再発行には共済組合の年金証書記号番号が必要らしい。
ヒントは8594から始まる14桁。(そこまで言ってくれる、親切!)

電話は私が代わりに掛けるとしても、その番号がないと進まない。
また父に電話します。

「共済の方は、8594から始まる14桁の番号が必要なんだって。
古いのでもいいから、共済関係の書類みつけたら電話ちょうだい」

父から電話。
「探してみたばってん、そんな番号の載っとる書類はなか。」

いやいや、そんなはずはない。
前回の帰省で確認しました。
父は大事な書類はちゃんとファイルしている人です。
きっとあるはず。

私「共済組合から来た古い書類、あるでしょ? 」

父「それはある」

私「とりあえず、書いてあること読んでみて」

父、スラスラと読み上げます。

「基礎年金番号:~~~~~。
 区分コード:~~~~
その次に――ハチゴーキューヨン・・・・」

お父さん、それそれそれ。

14桁の番号。
あったじゃないですか。
ないと言いながら、ちゃんと持っている。

父のないは、だいたいある

番号を手に入れ、東京の自動音声へ再挑戦。
時間外でしたが、前年度分の公的年金等の源泉徴収票の再発行については、自動音声問題なく完了。便利ですね。(耳の遠い高齢者にはちょっとハードル高かったですが)

ちなみに14桁の番号のほか、生年月日も必要でした。

書類は2種類。締切は来週。

共済の分は郵送になりますが、これで源泉徴収票は2種類、揃うはず。

問題は、帰省が来週に迫っていること。
郵送って、間に合うんでしょうか。

共済組合の源泉徴収票が郵送になった時点で、もう来週の確定申告は半分無理ゲー確定の気配…。
私は内心、かなり焦っています。
この調子だと、書類が揃わなくて、帰省中に確定申告終わらないかもしれない。

もしかして、来月も帰省?
そんな未来がちらつく中、父がひと言。

「おまえが帰ってきたら、歴史博物館に連れて行こうかね。」

……遊ぶ気満々だ、この人。

確定申告の締切をにらんでいる娘と、歴史ロマンに思いを馳せる父。
この温度差。
制度の複雑さよりも、こっちのほうが難題です。

まとめ:確定申告より難しいのは親の説明

年金制度はややこしい。
でも本当に難しいのは、そこじゃない気がしてきました。

書類を揃えることよりも、親の話を正確に聞き取ることのほうが、よほど高度なスキルなのかもしれません。

来週、ちゃんと申告までたどり着けるのでしょうか。
続きはまた、ご報告します。

【備忘録】共済年金の源泉徴収票を再発行する際のポイント

今回の格闘でわかった、共済組合(公務員OBなど)の源泉徴収票再発行の手順をまとめておきます。

  • 窓口は「東京」が基本:地方の窓口に電話しても、再発行は東京のコールセンター(自動音声)へ誘導されることが多いです。
  • 必要なもの:共済組合の「年金証書記号番号(8594から始まる14桁)」と「本人の生年月日」が必要です。
  • 自動音声は24時間対応:この時期の再発行依頼は、時間外でも自動音声で完結できる場合が多いので、夜間や早朝に娘・息子が代行して電話するのも手です。
  • 郵送期間に注意:再発行は郵送のみ。確定申告の期限が迫っている場合は、1日でも早く手続きすることをおすすめします。

書類探しに苦労させないための、親へのプレゼント(整理グッズ)

父に電話で書類の数字を読み上げてもらうときに活躍中、
父は必ず「ちょっと待ってね、虫眼鏡で見るから」って言います。
このルーペは書類を広げたまま使える卓上タイプなので、電話での番号読み上げ時も両手を使えるのが地味に便利です。

親の確定申告をサポートする連載です。
はじめから読む方はこちらからどうぞ。

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