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父からのSOS、母のタッチ操作──シニアITサポート奮闘記②

親のパソコンを遠隔サポートした際に起きたトラブルと教訓を表すイメージ画像
目次

モニターを押す母と、電源の切れたキーボード

──シニアITサポートの長い一日

昨日は、ほんとうに大変な一日でした。
お昼ごろ、父から電話がかかってきました。

メールが使えん。見てくれんか?

……ああ、来た。
メールが使えないから電話。
メールが使えたら説明できるのに、メールが使えないから始まる悲劇
この時点で、すでに難易度は地獄級です。

普段、父とはメールで連絡を取り合っています。
なぜなら、父は耳が遠いから。
つまり「音声では通じない相手に、音声でサポートする」という、
ほとんど禅問答みたいな状態です。

それでも、やるしかない。
わたしは自分のパソコンを開き、
遠隔で見られるようにと クイックアシスト の設定を試みました。

以前設定した「グーグルリモートデスクトップ」は、パソコンの故障で使えなくなっています。(ああなんで、家じゅうのパソコンにリモート設定をしてこなかったんだ…)
その顛末はこちら

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まずは電話で手順を説明。
「スタートボタンを押して、“クイックアシスト”って入力して」
ここまでは何とか進みました。

YOKO

ABCから始まって…あいう…の後の「カ行」にあるでしょ?「クイックアシスト」

が、アクセスキーの入力の段になって、父が言いました。
「字が聞き取れん。もうよか!」

出た、“もういい”モード
この一言が出ると、たいていゲームオーバーです。

でも諦めきれず、次の一手。
パソコンの操作は苦手だけど耳の聞こえる母にバトンタッチ。
第二ラウンドの始まりです。

母に説明しながら、もう一度同じ手順を辿る。
──が、またも壁。

何度打っても、うんともすんとも言わないわよ‥

おかしいなと思っていたら、原因が判明。
ワイヤレスキーボードの電源が入っていなかったのでした。

それでも、やっとのことで入力でき、
「送信ボタンを押して!」と伝えると、
母が「押してるけど動かない」と言う。

「どこ押してるの?」と聞くと、
……はい、モニターの画面を指で押していました

スマホ生活の弊害って、こういうこと。
もう笑うしかない。いや、笑えない。

結局、ちゃんとキーボードのエンターキーを押してもらうことはできたのだけど、その間にクイックアシストの10分有効のセキュリティーキーは何回変わったことか…

最終的には何度やっても向こう側のクイックアシストアプリが落ちてしまうことが判明。
どうやらパソコン自体がかなり古いらしい。
ここで戦意喪失。
両親も「もう眠い」「まだ夕飯の片づけ終わってない」

というわけで、ミッション未完。
リモート接続には至りませんでした。

でも、ひとつ学びました。
トラブルそのものよりも、親との連携のほうがずっと難しい

クイックアシストという道が立たれたので、次はChromeを入れて、Googleリモートデスクトップで再挑戦するしかありません。
もう帰省したほうが早いかも。
果たして今度こそ、つながる日は来るのか──。
つづく。

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