この記事でわかること
- 横浜でおすすめの桜スポット5選
- アクセス・見頃・特徴を地元民視点で解説
- 桜クルーズの体験レポートもあり
春の横浜を彩る桜スポットを、地元民目線でご紹介します!
公園でのんびり、川からお花見クルーズ、静かな庭園まで、写真とともに体験レポート形式でまとめました。アクセス・特徴・見どころも含めて、次のお花見計画に役立てていただけたら嬉しいです。
横浜市民の憩い 根岸森林公園|広々とした芝生と桜が魅力
日本初の西洋式競馬場跡地を整備した公園。
日本で初めてできた西洋式競馬場の跡です。
- 見頃:3月下旬~4月上旬
- アクセス:根岸駅から徒歩20分(バス便有)
- 特徴:芝生が広く、家族連れに最適


人出は多いけど、ほとんどが家族やカップルの少人数のグループ。
横浜の桜といえば 大岡川プロムナード
横浜の桜の名所の一つに、大岡川があります。
桜の季節、大岡川はまるで“水の上の花見道”。
日ノ出町から弘明寺のあたりまで大岡川沿いに3.5キロにわたって植えられた桜(ソメイヨシノ)は約500本ともいわれています。
- 見頃:3月下旬~4月上旬
- アクセス:日ノ出町、黄金町、弘明寺各駅からすぐ
- 500本のソメイヨシノ
- 特徴:散策に最適、屋台もでる(シートを広げられる場所はない)川からボートで眺めることもできる

大岡川には、ボートタクシーや観光船、屋形船など、さまざまな船が行き交い、花見の風情を一層引き立てています。ボートタクシーを貸切っているようなのもあれば、「運河チャレンジ」で乗った観光船もあり(ベネチ号、かなもえ号)、屋形船もありました。

大岡川花見クルーズ「ベネチア号」
私はベネチア号という小さな観光船に乗って、川から満開の桜を眺めました。
橋の下すれすれをくぐったり、屋台のにぎわいを横目に進む40分間。
水面に映る桜もまた絶品で、「この春を忘れたくないな」と思える体験でした。
レポートしますね!
前々から、桜の季節にここを川船に乗ってみたいなと思っていました。
大賀川プロムナードの桜を見ようと出かけてきたら、日ノ出桟橋にテントが出ていて、ベネチア号のクルーズの受付をしてることを知りました。
天気予報など調べて、仕事が休みの日に予約。
- 乗船場所:日ノ出桟橋(大岡川沿い・横浜日ノ出町駅より徒歩5分)
- 最寄駅:京急「日ノ出町駅」またはJR「桜木町駅」から徒歩圏内
- 運行時期:毎年3月下旬〜4月上旬(桜の開花にあわせて)
- 運航会社:株式会社東京ベイガード
- 所要時間:約40分(上流→下流クルーズ)
- 料金:大人3000円、小人1500円(2025年)
- 事前予約:電話予約推奨/当日券あり(空き次第)
日ノ出桟橋で受付を済ませて、ライフジャケットを装着して乗り込みます。
お客30名でほぼ満員!

出発したらまず大岡川をさかのぼっていきます。

黄金町の先でUターン。
紅白の幕は屋台が出ているところです。
花見気分が盛り上がりますね。


みなとみらいの方までいきます。この辺はもう海です。
ロープウェイ(横浜エアキャビン)も見えます。

そして、日ノ出桟橋へもどります。
スタンドアップパドルを楽しむ人たちもいました。
こんな花見の形も楽しそうですね。
40分の船旅、とっても満足しました。
横浜は水辺の町です。横浜で船旅を楽しみたい方にはこちらの記事もおすすめ!
三渓園|横浜でしっとり静かな桜を楽しむなら
にぎやかな桜もいいけれど、私は三渓園のしっとりとした静けさも好きです。
池に映る枝垂れ桜、古建築を包み込むように咲くソメイヨシノ。
アオサギが桜の枝に舞い降りたときの、あの息を呑むような風景。
大人の花見とは、こういう時間のことかもしれません。
- 住所:横浜市中区本牧三之谷58-1
- 最寄駅:JR「根岸駅」よりバス10分「本牧」または「三溪園入口」下車、徒歩5分
- 開園時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
- 休園日:12月29日~31日
- 入園料:大人700円、小中学生200円
- 桜の見頃:例年3月下旬〜4月上旬
- 約9種類・約250本の桜
- 公式サイト:https://www.sankeien.or.jp

三渓園は桜の時期には「さくら祭り」というイベントも開かれます。
2025年は3月28日(金)~4月6日(日)に「三溪園 桜ライトアップ」が開催されました。
この期間は開園時間が21時まで延長され、夜桜や歴史的建造物のライトアップが楽しめます。
大池の水面に映る桜や、花びらが浮かぶ「花筏(はないかだ)」の景色も人気です。関東では珍しい岐阜県ゆかりの桜(淡墨桜2世、荘川桜2世、柳津高桑星桜)も鑑賞できます。
元町の日本茶カフェ「茶倉SAKURA」などの出店や、軽食・和菓子・パン・お香などの販売があります。猿まわしなどの催しも実施されます。

元町からも山手からもアクセスしやすい「元町公園」
坂の途中にある元町公園では、桜とともに横浜の「時間」を感じました。
元町側から上っていくと、洋館や外国人墓地がちらりと見え隠れし、
アメリカ山公園やラベンダー越しのみなとみらいの景色もまた格別。
歩きながら出会う桜が、まるで道案内をしてくれるようでした。
- 住所:横浜市中区元町1-77-4
- 最寄駅:みなとみらい線「元町・中華街駅」5番出口より徒歩5分
- 開園時間:常時開放
- 入園料:無料
- 見どころ:歴史的な洋館群/塗装業発祥の碑/春の桜/アメリカ山公園も近接
- 関連施設:山手234番館・エリスマン邸など
- 散策時間目安:30分〜1時間程度
元町公園は元町商店街側から山手まで高低差のある公園です。桜もダイナミックに咲いています。


シドモア桜(歴史的背景が面白い)
横浜元町にある谷戸橋のたもとにシドモア桜があります。
「シドモア桜」と聞いてピンと来た方、通ですね。
元町・谷戸橋のたもとにあるこの桜は、ワシントンD.C.の桜の“逆輸入版”。
アメリカに桜を贈った日本人と、受け取った側の想いが交錯する、
小さな桜の木に込められた物語。私は、毎年ここで少し立ち止まります。
- 場所:横浜市中区元町2丁目・谷戸橋のたもと
- 最寄駅:みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約5分
- 見学自由:24時間見学可(公共の歩道沿いに植樹)
- 特徴:「ワシントンの桜」の“里帰り”桜
- 由来:米国に桜を贈ったシドモア女史にちなむ/2009年に植樹
- 桜の見頃:例年3月下旬〜4月上旬
- 近隣スポット:元町ショッピングストリート、厳島神社、アメリカ山公園


元町ショッピングストリートへ行かれるときには、ぜひちらっとこの桜のところに立ち寄ってみてください。
元町ショッピングストリートの記事はこちら
おまけ 厳島神社境内。

まとめ|横浜の桜は「選べる」のが楽しい
横浜には、にぎやかな公園も、水辺のクルーズも、静かな庭園もあります。
その日の気分や一緒に行く人に合わせて「お花見のスタイル」を選べるのが魅力です。
ぜひ、来年の春には、あなたらしいお花見を横浜で楽しんでみてくださいね。
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