「あと1回間違えたら、終わりだ。」
画面に表示された非情なメッセージを前に、私は指が震えるのを感じました。親のe-Taxをサポートするために帰省したのに、ログインさえできない。しかも、再設定ができる役所は、明日の平日を逃せば閉まってしまう……。
今回は、私が直面した「マイナンバーカード暗証番号ロック寸前」のパニックと、そこから学んだ「実家のパスワード管理術」をシェアします。
「あと1回でロック」は爆弾の赤い線を切る気分
父のマイナンバーカードは問題なかった。
暗証番号の控えもきちんと保管され、マイナポータルにもすんなり入れた。
問題は母です。
父の確定申告ですが、母の医療費も計上すると医療費控除額が増えるので、母の医療費をマイナポータルで取得したいのです。
カードはある。
でも、暗証番号を書いた紙が見つからない。
母は「これだったと思う」と言う。
試す。
……違う。
「あと1回でロックされます」
空気が変わりました。
ここでロックしたら、確定申告どころではありません。
それから家中の書類探しが始まりました。
「こんなの書いた覚えない?」と父の控えを見せても、母は首をかしげるばかり。
母の性格からして、捨てるとは思えない。
でも、丸1日探しても見つかりませんでした。
母と区役所へ。暗証番号再設定の現場

仕方がない。区役所へ行くしかありません。
今回の帰省は特別に平日を用意していました。外貨預金整理のため銀行に行くはずだったんです。でも父がすでに完了していたので、平日の予定が空きました!その「空いた時間」があったからこそ、母の暗証番号問題に向き合えたのです。
神がかった連係プレーです(大げさ)
マイナンバーカード関連は特設のプレハブ会場へ。
会場には20人ほどの列。
初回申請、更新、そして暗証番号を忘れた人。
みんな、同じカードに振り回されています。

本人確認(マイナンバーカードのほかに、健康保険証を提示しました)をして、暗証番号を再設定。
所要時間は30〜40分ほど。
無事に再設定完了。
今回は控えをきちんと取り、私も番号を把握しました。
なぜ暗証番号は覚えられないのか
ここで、少し冷静になりました。
これは、母だけの問題ではない。
マイナンバーカードには暗証番号が2種類あります。
・4桁の数字(ログイン用)
・6〜16桁の英数字(電子署名用)
銀行カードなら暗証番号は1つ。
でもマイナンバーカードは2つ。
「数字4桁はまだしも、6文字以上の英数字なんて設定したっけ?」という母の戸惑い。
実は、この2種類の使い分けを理解しないまま窓口で設定させられるのが、混乱の元凶なんですよね。
言われるままに数字を決め、紙に書き、封筒に入れる。
説明を聞いた気はする。
でも、その場で一度も使わない。
記憶は薄れていく…。
数年後に突然ログインを求められる。
覚えていないのは、老化というより利用頻度の問題なのかもしれません。
母が「そんな紙もらった覚えない」と言ったとき、私は責める気にはなれませんでした。
私だって、年に1回しか使わないパスワードは怪しいのですから。
今回の学び
【1】再設定は平日しかできない自治体が多い
帰省には平日を含めるのが安全。
※ちなみに、署名用パスワード(英数字)だけならコンビニで初期化できる仕組みもありますが、4桁を忘れると結局役所行きです。
【2】暗証番号は「親が理解できる形」で保管する
安全で、かつ親が見つけられる場所に。
我が家は今回、父のマイナンバー書類に重ねて、父の「大事なもの入れ」に定位置に決めました。
【3】ログインこそ最大の難関
確定申告は計算よりも、入口が山。
マイナンバーカードは便利なはず。
でも一番の壁は「最初のログイン」かもしれません。
今すぐ、お母さんに「マイナンバーの紙、どこ?」と聞いてみてください。
返信が曖昧なら、次の帰省は平日を含めるのが正解です。

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