「もう来年は確定申告せんでよかろ?」
帰省中、父が何度も繰り返しました。
怠けたいわけではありません。
税金を払いたくないわけでもない。
ただ、消耗しているようです。
書類を探し、年金を確認し、区役所へ行き、暗証番号と格闘する。
高齢の親にとって、確定申告はなかなかのハードモードです。
今回の帰省で、私は3泊4日かけて親の確定申告を終わらせました。
この記事では、その経験を
・帰省前にやるべき【準備編】
・実際に動いた【3泊4日の実録編】
の二部構成で整理します。
今まさに困っている方にも、来年を少し軽くしたい方にも使える地図としてまとめました。
帰省前にやるべき準備編

確定申告は、帰省してから考えるものではありません。
勝負は帰省前にほぼ決まります。
① そもそも申告は必要?
年金生活なら申告不要の場合もあります。
でも、
・公的年金が複数ある
・共済年金がある
・外貨預金を解約した
・医療費が多い
こうした条件が重なると、申告が必要になることも。
まずはここを整理。
▶ 年金生活の親に確定申告は必要?
https://travel-life.blog/is-tax-return-necessary-pension/
② 共済年金の確認
公務員OB家庭の場合、年金は一元化されていても
源泉徴収票は別系統で届くことがあります。
日本年金機構だけでは足りない。
▶ 共済年金の源泉徴収票が足りない問題
https://travel-life.blog/parent-tax-return-kyosai-nenkin/
ここを見落とすと、当日詰みます。
③ 外貨預金と20万円ルールの誤解
「20万円以下なら申告いらん」
これは条件付きです。
外貨預金の為替差益は雑所得扱いになるケースがあります。
▶ 外貨預金20万円ルールは誤解だった
https://travel-life.blog/oya-gaika-seiri/
▶ 解約後の整理
https://travel-life.blog/gaika-yokin-kaiyaku-zatsushotoku/
金融商品が絡むと一気に難易度が上がります。
④ 帰省前チェックリスト
今回の最大の反省。
事前確認が足りないと、
帰省時間はあっという間に消えます。
▶ 帰省前準備チェックリスト
https://travel-life.blog/parent-tax-return-preparation/
3泊4日のリアル工程表(実録編)

準備をしていても、
実際に動くと壁は現れます。
今回の3泊4日は、きれいに4段階に分かれていました。
Day1|書類発掘
新聞の山。
古い封筒。
「あった!」と言われても年度違い。
確定申告は入力より前に詰まります。
▶ 書類探しのリアル
https://travel-life.blog/parent-tax-return-documents/
▶ 地方職員共済の源泉徴収票を探す3泊4日
https://travel-life.blog/gensen-hakkutsu-ki/
まずは“発掘”。
Day2|年金と共済を整理
公的年金。
共済年金。
足りない書類の洗い出し。
公務員OB家庭の落とし穴はここ。
制度よりも「どこに何があるか」が分からないことが問題になります。
Day3|区役所と暗証番号
「あと1回でロック」
母の顔が固まりました。
高齢者にとっての確定申告は、
制度の難しさよりも“記憶の負荷”。
▶ マイナ暗証番号ロック寸前
https://travel-life.blog/mynaportal-ansho-lock-etax/
区役所で再設定。
Day4|e-Tax提出
ようやく入力。
送信。
受付完了。
▶ e-Taxで代行した3泊4日
https://travel-life.blog/jikka-digisapo-kisei/
そして父の一言。
「もう来年はせんでよかろ?」
それは怠けではなく、
工程をやり切った疲労でした。
親の確定申告がハードモードになる理由
制度が難しいからではありません。
・書類が多い
・年金が複数ある
・暗証番号を覚えられない
・毎年ゼロから始まる感覚
工程が多すぎる。
だからこそ、今年やったことは
来年の難易度を下げる準備でもあります。
来年を少し軽くするために
今回やったこと。
・書類の定位置を決める
・年金関係は一つのファイルに
・暗証番号管理を見直す
・医療費は年間でまとめる
これだけで、来年はきっと別世界になります。
高齢の親の確定申告は、一人で抱えるとしんどい。
でも工程を分解すると、対処可能な問題になります。
この記事が、その地図になればうれしいです。そして来年は、今年より少しだけ、軽くなりますように。

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