港の見える丘公園の隠れスポット?実はすごい『日時計』を見てきました

港の見える丘公園の日時計 横浜を知る

港の見える丘公園には日時計があります

横浜を代表する観光スポットのひとつ、「港の見える丘公園」
ここにはバラ園やイングリッシュガーデン、ベイブリッジを望む展望台など、見どころがたくさんあります。そんな園内の海側の展望スペースに、置かれているのが日時計です。
かなりの大きさだけど、わたしがこの存在に気がついたのは、何度もかよったあとでした。

私が訪れたこの日は、あいにくの曇り空。
今にも雨が降り出しそうなグレーの空模様のもと、果たして日時計はどんな表情を見せてくれるのか……気になって近づいてみることにしました。

港の見える丘公園の日時計
港の見える丘公園の日時計

曇りの日の日時計はどう見える?

太陽が雲に隠れているため、影が見えず、当然ながら時刻を読み取ることはできません。
でも、近くに寄って観察してみると、思った以上に情報量が多く、しっかりと作られていることがわかりました。

曇りの日の日時計雨のあとがあります
今日は曇り 今にも雨が降り出しそうな天気です。 日時計で時間を知ることは難しそう!
日時計には世界の都市の名前も書かれています
日時計上には時間の他にも方角と世界の都市の名前、 日本各地の地名が記されていて 方角がわかるようになっています。

日時計と日本標準時のずれとは?

この日時計は、「横浜眼鏡貴金属小売商組合」の創立80周年を記念して寄贈されたもので、シチズン時計株式会社が製作したとのこと。

石造りの台座には、日本標準時との「時差」に関する説明が刻まれていました。日時計は太陽の位置によって時刻を知る古代の道具ですが、実は現代の「日本標準時」とは最大で約35分のずれが生じるそうです。このズレは季節によって変化し、たとえば11月の初めごろには標準時との差が最大35分にもなりますが、2月初旬にはわずか5分ほどに収まるとか。

これは地球の公転軌道の楕円形や自転軸の傾きなど、天体の動きによる自然な現象だそう。古代の人々はこうした天文学的な影響を肌で感じながら暮らしていたのですね。

日時計の見方

日時計の見方、日本標準時との違い
日時計と日本標準時との間には最大で35分の開きがあります。

日時計の楽しみ方|晴れた日に再訪したい理由

日時計には、時間の目盛りだけでなく、方角を示すラインや、世界各都市や日本の地名も記されていて、コンパスのように使うこともできます。

晴れた日に訪れて、スマートフォンの時計と日時計の示す時間とを見比べてみたい――そんな楽しみが湧いてきました。

日時計はどこにあるの?

この日時計は港の見える丘公園の展望台の隣の沈床花壇の海側にあります。
ベンチもあります。

港の見える丘公園の園内マップ
港の見える丘公園の園内マップに日時計の場所を書き込みました

晴れた日に再訪しました

日時計はやはり晴れた日に使うものですよね!
晴れた日に再訪。
ちゃんと時間がわかりました。

晴れた日の日時計
晴れた日の日時計

横浜の歴史と未来を感じるひととき

曇りの日ではありましたが、静かな園内で日時計を眺めながら、時の流れに思いを馳せる穏やかな時間が流れていました。
ただの観光ではない、横浜の歴史・自然・科学を感じられる「港の見える丘公園の日時計」、ぜひ一度足を運んでみてください。

→ 港の見える丘公園について詳しくはこちらの記事で紹介しています

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