1. はじめに|gooブログが終わるって!?
うちの親は、もう15年以上「gooブログ」で日記を書いてきた筋金入りのブロガー。
でもある日、「gooブログ終了のお知らせ」がメールで届いたそうで…パニック状態。
「これからどうしたらいいの!?」
「せっかく書いた記事が全部消えちゃうの?」
そんな風に言われたら、そりゃ放っておけないわけで。
そこから、はてなブログへの引っ越しプロジェクトが始まりました。
ブログの引っ越し自体は私がやってあげられるとして、問題はその後。
新しい管理画面の使い方が分からない…という親にどう付き合っていくか?
そのサポート方法を考える日々がはじまったのです。
2. 親のパソコンサポート|Googleデスクトップを導入しました
もともと、私が帰省するタイミングで引越し作業をしようと決めていたので、ノートPCを持参。
はてなブログの初期設定やデザイン調整もその場で済ませました。
でも、「横にいて教えられるのは今だけ」なんですよね。
帰ってしまえば、何かあっても電話で「右の上の、何か青いとこ」みたいな説明を聞くしかない…。
そこで思いついたのが、Googleリモートデスクトップ(通称:Googleデスクトップ)。
これを親のパソコンに入れておけば、家に帰ってからでも遠隔操作できる!
ネットもChromeもGoogleアカウントも、親のPCにはすでに入っていたので準備はスムーズ。
「困ったときは、ここ押してね」とショートカットも作成。これが後々大活躍しました。
3. Googleデスクトップの導入方法|親PC+自分PCそれぞれの手順
親のパソコンを遠隔でサポートするために使ったのが、Googleリモートデスクトップ。
正式には「Chromeリモートデスクトップ」っていう名前なんですが、私は「Googleデスクトップ」と勝手に呼んでます(笑)
操作に慣れてない人にも使いやすくて、設定も思ってたよりシンプルでした。
帰省中に私のノートPCを持っていってたので、親のパソコンに一緒に設定できて本当に良かった!
以下に、実際にやった手順をまとめます👇
Step 1:準備するもの
Googleアカウント(親と自分の両方)
Chromeブラウザ(親PC、自分PCの両方にインストール)
インターネット接続環境
※私は親のGoogleアカウントでログインした状態で作業しました。
Step 2:親のパソコンでの設定(ホスト側)
Chromeで「Chromeリモートデスクトップ」と検索
👉 https://remotedesktop.google.com/ へアクセス
「リモートアクセスを設定」ボタンをクリック
指示に従って、Chrome拡張機能を追加
「名前を付けてこのデバイスを登録」→わかりやすい名前に(例:母のノートPC)
6桁以上のPINコードを設定(あとで自分が接続する時に必要)
Windowsのユーザーアカウント制御(UAC)に同意して、インストール完了!
※PINコードは忘れずに控えておく!親にも「これだけは言えるようにしておいてね」と伝えました。
Step 3:自分のパソコンでの操作(接続側)
自分のPCで https://remotedesktop.google.com/ へアクセス
同じGoogleアカウントにログイン(もしくは親のアカウントにログイン)
登録したデバイス(例:母のノートPC)が表示されるのでクリック
PINコードを入力して接続!
✅ 設定を終えてみてのポイント
一度設定すれば、次からはPINだけで接続OK
セキュリティが心配なら、アクセスするたびにPINを口頭で聞く運用でも◎
高齢の親には、「デスクトップにショートカットを置く」「紙に説明を書いておく」が大事!
私は帰省中にこの設定をしておいたおかげで、後日、親からの「助けて!」にすぐ対応できました。
電話で「今そこのボタン見える?」「そこをクリックして」って話しながら一緒に操作できたのは本当に安心感ありました。
続きの章では、実際のサポートの様子やちょっとした工夫をご紹介しますね☺
4. 数日後…早くも親からのSOS
数日後、仕事の合間にスマホを見たら親からの着信履歴がずらり。
LINEには「またブログのやり方がわからなくなっちゃって…」というメッセージ。
これはもう、「電話で説明」の限界が来たなと感じました。
というわけで、Googleデスクトップの出番です。
ノートPCを開いてアクセスしてみたら、親のパソコン画面がすぐ表示されました。
「今そこに出てる『投稿』ってボタン、見える?」「あ、それそれ!」
そんな風に、画面を一緒に見ながら電話で話せるのは、やっぱりすごく便利。
親も「なるほど、そういうことか〜」と納得してくれて、こちらも一安心。
何より、「困ったらまた見てもらえる」という安心感を持ってもらえたのが良かったです。
5. 高齢の親にも優しい使い方の工夫
とはいえ、Googleデスクトップを入れたからといって全部うまくいくわけじゃありません。
親世代には、ちょっとした工夫が必要だなぁと実感しました。
たとえば:
- ショートカットをデスクトップに置いておく
→「これ押せばYOKOが見てくれるやつね!」と認識してもらえる - アイコンの名前を変えておく
→「Chrome Remote Desktop」じゃなく「パソコンサポート」みたいな名前に - 操作メモを紙に書いて貼っておく
→スマホでメモを確認…はまだハードルが高いことも
特に、「ここを押せば助けてもらえる」という逃げ道を用意してあげるのが大事。
それだけで親のストレスがぐっと減るみたいです。
6. まとめ|親の「困った」に寄り添うツールとして
今回、Googleデスクトップを使ってみて感じたのは、
離れて暮らす親のIT困った問題を助けるには、ツールの力も借りるべし!ということ。
電話だけでは伝わらない、けど実家に頻繁には帰れない…
そんな状況にいる人にとって、この仕組みはかなり頼もしい味方になると思います。
うちの親も、まだまだ「ブログ書きたい欲」は健在。
それを応援するためにも、聞いてもいいと安心できるサポート環境を整えておくのって大事だなと感じました。
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